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2024/04/25 『最強最悪の信長軍を倒せ!』。フローチャートのズレた部分を修正いたしました。いえね、全角のなかに半角が混じっていると、ブラウザで表示されたときにズレが起こるのでございますよ。作業中は大した違いないので、それにちょっと気づきにくいのでございます。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
ゲームブック「ふしぎ探検キミ&ユメ」 きみが決めるストーリーブック
『ふしぎ探検キミ&ユメ 消えた人形事件』
著:藤浪智之
絵:佐々木亮
(大創出版/2023/5)
 
 キミは普通の小学生。
 少しちがうのは妖怪やユーレイが見えるところ。
 町の時計台から人形がいなくなった話を聞いたキミは、
町の調査に乗り出した。
 でも、どうやら消えた人形は、
ほかにもいっぱいいるみたいで……?
 
  
 というわけで『ドラゴンカリバー』と同時発売のダイソー出版のゲームブック
ふしぎ探検キミ&ユメ 消えた人形事件』にございます。
書店では売られていない、DAISOでのみ買うことができるご本でございますな。
 
 ゲームブック「ふしぎ探検キミ&ユメ」ドラゴンカリバー』が
  一方向移動型のゲームブックだったのに対し、
  こちらは多方向移動型にございまして、
  
  マップを見て場所を選択、
  手がかりやヒントを得て最終局面に挑む、

  最後は一方向移動型という
  オーソドックスな造りとなっております。
  
 
 
 

 (以後、ネタバレを盛大に含みます

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☆ 昨日買ってきましたけれど、正直いつ発売されたか分かりませんでした。
サイトでは6/18となっておりましたが、Amazonとかは6/13発売。
うーむ。
 
☆ 21世紀のTRPGを支え、バラエティ豊かにしてきたのは、
確かにこの雑誌のおかげと申してよろしいかと存じます。
 
☆ vol.225からは隔月刊になるそうでございますな。
絵を投稿している身としては、
2ヶ月に1回のですと他のことにも時間を回せるので歓迎。
まっ、これは「ウォーロック」誌のころから思っていたことでございますが。
 
☆ 隔月ならば記事も濃くなることでございましょう。
  そうなることを期待しております。
 
やはりね、いつのころからか習い性と申しますかパターンと申しますか、
読み応えや新しさがなくなった気がいたしますもの。
 
わたくしといたしましては、
作品の紹介やシナリオ、サポート以外の記事の充実も見てみたいものでございます。
  
ゲームのメカニクスでも何でもよろしいと申しますか
何がいいのかは分かりませんが、
パラパラッとめくっていてパッと目を惹く目新しい記事が欲しいところでございます。
 
 隔月刊ともなりますと、ページが増えるのでございますかねぇ。
文字級数は今より小さくてもよろしいかと。
TRPGは若い世代のものでございますからな。
老眼が──、とかいうご意見は考慮に入れなくてよろしゅうございましょう。
 
 
 
 
 気がついたのでございますが、
ソードワールド2.5」がえておりますな。
ボードゲームのコーナーも姿を消している……。
 
と申しますことは、
SNEは「GMウォーロック」に完全移行するということでございますな。
GMウォーロック」の公式ツイッターにも
グループSNE関連ゲームすべてをサポートする定期刊行誌
と書かれておりますので、そういうことなのでございましょう。
  
むかし「コンプティーク」誌を読んでいた身としては、
ふとよぎるのは角川のお家騒動……。
まぁ、そういうことではございませんでしょう。
これからも、連携してやっていくはず──
でないとTRPG自体の存続にも関わってきちゃう。
  
にしてもSNEがいなくなるとすれば、
その穴をいかに埋めるのか? 
期待できるところでございますな。
 
☆ いずれにせよ隔月刊化は、
TRPGの不振とかそういうわけでは無いようでございます。
TRPGは単に出版だけではないあたりが強みなのでございましょうな
(それが難しい点でもあるような気もいたしますが)
隔月刊化に先だって、
セッションデイズ」という新雑誌が創刊され、
これが年3回の発売になるとか。
ツインエンジンとしてTRPGを牽引していくことに期待しております。

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ゲームブッククイズ(166)
 
ふしぎ探偵キミ&ユメ』。
 
夢乃神社のかみさま、「ユメ」の愛読書はなんでしょう?

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理屈ぬきに面白いっていうけれど、
話から理屈を抜けば面白いんじゃないかなぁ

手塚真先生の言葉でございます。
 
ただ、出典が分からないのでございますよね。
何しろ見たのが、「バラエティ」という雑誌の
書評コーナーでございますから(※)
  
 
(※) 「バラエティ」誌は、角川書店から1977年~1986年まで刊行された月刊誌
表向き角川映画のお追従雑誌なのでございますが、
第1特集をのぞけばサブカル系が充実しておりましてね。
なかなか濃い雑誌でございました。
 
このアイドルとサブカルっていう図式は、
お家騒動以前の{コンプティーク}誌などに受け継がれておりますな。
  
  
 
つまりは、40年ぐらい前の話で、
それも先生の著作をちゃんと紹介していたわけではなく、
この言葉だけを引っ張り出していたと記憶しております。
バラエティ」誌を引っ張り出してきてみたのでございますが、
分かりませんでした。
まぁ、そのころ手塚真先生の著作によるものでございましょう。
 
ウィキペディアに拠りますと
 『青いドラキュラ赤いドラキュラ』北宋社が1983年10月なので、そのあたりかな?)
 
 
 

 まぁ、この言葉には論理のすり替えがございます。
理屈ぬきに面白いという言葉は、
見た人が紹介をするときに説明が要らない、あれこれ言わずともとにかく面白い、
という意味でございますが、
理屈を抜けばの方は、
制作者が作品を作る際、そこで起こっている事件や行動などの説明を
作品内でするかどうかということでございますから。
 ですがその点は、眉根をひそめる点ではございませんな。
レトリックの範疇にございます。
  
   
 
    
 思い当たる節はございましょう。
例えば『シン・仮面ライダー』などもそうでございますな。
 説明を加えなくても、という点が、ままあった気がいたします。
 
 
 理屈をぬきにするメリットの一つは、展開のスピードと自然さにございます。
理屈自体が物語の進行と同ベクトルならばよろしいのでございますが、
そうでないと話が停滞してしまう。
下手をうつとその軸がずれてしまうことにもなりかねません。
 
 そして、作者のこだわりがなければ、
どうしても必要な理屈の説明というものは案外少ないものでございます。
なんか訳の分からないことやものが出てまいりましても、
作品の核がしっかりとしておりますれば、
読者・視聴者はついてきてくれるものでございます。

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(なぞのまとめ 5月~6月の記事のうち、サイボーグ009関連は
 なぞのまとめ サイボーグ009
に移動しました)
 
令和五年5月
 
2023/05/01 ゴールデンウィーク9連勤
の方、お疲れさまでございます。
こちらはいつも通り、祝日なしの通常ですが、
正直疲れちゃいますよね。
 メーデーとあまり関係ない話ではございますがちなみに、
遭難信号のメーデーは「ヴネ・メデ(venez m'aider)」、
フランスの言葉で助けに来て、という意味だそうでございます。
 
 
 
2023/05/01 なんか甘いもの買いすぎた気がする……。
 小腹がすいた→間食→おやつ→甘いものという発想の連鎖が
いけないのでございますよね。
 
小腹を満たすためならシュウマイとか豆腐とか、
そんなものでもいいのでございます。
でも甘いものっておいしいんですよね~。
 
 
 
2023/05/02 昔とんねるずの「した」という番組で
「食わず嫌い王選手権」というのをやっておりました。
嫌いな食べ物をあてるコーナーにございます。
 
あれ簡単なところがございまして、
好きな理由が「体にいいから」だと、たいていそれが食わず嫌い、
という名の本当に嫌いな食べ物ということがままございました。
 
なので、なんで当たらないんだろうと見ていたものでございます。
やっぱり体にいい=好きな食べ物とはならないものでございすな。
 

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ドラゴンカリバー遭遇記録紙
 
 
こんな感じにございます。
 
 この作品って、色が重要になっているところが多くございますよね。
 なので、このような記録紙とあいなりました。
 
 色以外がヒントのところもありますが、例えば味などでしたら、
自分がその味に対してイメージする色を塗ることで覚えていられますでしょうし、
それ以外でも、色を塗ることでそこに書かれた文章をちゃんと読むわけですから、
自分が色を塗った絵を手がかりに正しい選択を導くことができると思います。
 
 というわけで、第3弾も色が重要な要素となるのでございましたら、
このようなものをつけていただきたいと思う次第でございます。
 
 
追記:本のサイズでプリントアウトしてみたのでございますが、
   色を塗るには小さすぎでございますな。
   
大きさを倍にすると、大体描いたときと同じぐらいなのでございますが、
縮小などしたため、その大きさでプリントすると
ちょっとぼやっとした感じになると思います。

線は黒だと強すぎるので、もう少しうすくした方がいいかもしれません。
そういえば塗り絵って線が黒ではなくて灰色な感じだったかも? 

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きみが決めるストーリーブック
『ドラゴンカリバー とりもどせ! 巨人の宝物』ドラゴンカリバー
著:藤浪智之
絵:佐々木亮
(大創出版/2023/5)
 
 ここは冒険と魔法の世界。
 相棒のドラゴン「ソー」と旅立ったきみは、
 ある町で話を聞いた。
 おそろしい巨人が、
 町の大事な像をうばいさったというのだ!
 森や山をこえて、
 きみは「宝物」をとりもどすことができるだろうか?
  
 127ページ
 パラグラフ数:130
   
  
 
 値段のことは書きたくはないのですが、
子供向けのゲームブックが昨今、1000円以上でございますから、
100円と申しますのは、それに一石を投じるものでございますな。
 
 一方向移動型。ステージ制のような構成。小学生向きの謎とストーリー。
 戦闘など数値的な要素はなし
 ストーリーもドラゴンを連れて冒険し、巨人に奪われた宝をとりもどす、と、
王道のストーリーでございます。
  
 小学生を想定年齢にしているため、
お話も構成も、非常に分かりやすい形になっています。
  
 ここを見ていらっしゃる方でしたら、
簡単に1回でクリアできてしまうことでございましょう。
 でも、それがワナ。
  
 クリアして、終わった、面白かった。
 NPCのキャラクター性もあり、謎など考える要素もあり、
100円でこれは大満足~、
 で十分によろしいのでございますが、
これ14ではないエンディングが3つあるマルチエンディングでございますよ。
  
 1つのエンディングに達したら、
まぁ少なくとも残り2つのエンディングも見てくださいませ。
  
 その関係性、単純な優劣の違いではなく、
行動によって見えてくる世界の違い、
そこから変わっていく世界の違いなどがあるところがいいのでございますな。

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『シン・仮面ライダー デザインワークス』シン・仮面ライダー デザインワークス
 カラー(2023/4)
 

 パンフレットには一般書店でも販売するようなこと
書いてございましたが、売っていないみたいなので
映画館へ行って買ってまいりました。
首都圏や特別なお店では売っているのかな?
 
『シン・仮面ライダー』を好きな方もそうではない方も、
興味ない方も、
買うとよいと思いますよー。
 
 映画とは関係なく、
デザインとして、アイデアとして、企画の変遷として楽しめると思います。
 
シン・ウルトラマン』のときもこのようなものあったそうですが、
映画見なかったおかげで存在を知らなかったものなぁ。
その後そういう書物が出ておりませんので、買わなかったことが悔やまれます。
 
 
 やはり興味深いのは企画の変遷でございますな。
 
 サソリは当初原作テレビと同じようにだったそうでございますし、
チョウだったそうな。
なんか話がかなり違うものになりそうでございますな。

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君が決めるストーリーブック」の
裏表紙に、ゲームブックなにやらアルファベットが
書かれておりますよね。
ブラジルとか書いてございます。
 
どうもポルトガル語らしゅうございます。
ドラゴンカリバー』の方を
ぐーぐるさんに訳していただくと、
 
「ドラゴンキャリバー
 チョイス ストーリーブック

 ブラジルへの輸入元:」
 
あとは訳してくれませんでしたが、住所とかそんな感じでございます。
 最初、ブラジルで印刷製本しているのかな、などと思ったのでございますが、
そうではなくてきっとおそらく、
向こうで販売されているのでございましょうな
(違ったらごめ~ん)。
 

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令和五年4月
 
 
2023/04/02 パソコン付属のマウスが壊れました。
劣化かゴミが詰まったか、左クリックが利かなくなってしまったのでございます。
というわけで、新しいの買ってきました。有線レーザーセンサーのものを。
これで、どこかへ行ってしまうこともなくなるでしょうし、
雑なところで動かしても反応してくれるでしょう。
  
  
 
2023/04/03 トミカホワイトベース買ってきました。
箱絵見たときはデフォルメされているのかなとも思ったのですが、
そんなことはなし。
羽根やアンテナが少し厚いのは仕方ないでしょう。
 
トミカってダルな感じかと思っておりましたが、昔の話なのでしょうな。
ボディは亜鉛合金というからダイカストなのかな。
がっしりしていて適度に重量もあり、いい感じ。
たとえ同じサイズのプラスティック製がもっと安い価格であったとしても、
こちらの方がよろしゅうございましょう。
  

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(上に書ききれなかったのでこちらへ。
 
 
シン・仮面ライダー』、本郷猛を演ずる池松 壮亮さんは、
1990年7月9日生まれの32歳だそうでございます。
 
 なんか、仮面ライダーをやるのには、
年齢的に高いのではみたいなことを自分でおっしゃっておりましたが、
城北か城南大学の研究員でございますし、
庵野監督の中ではけっこう妥当な年齢なのだと思います。
 
 ですから、もっと恋愛にふってもよかったのかなぁと思います。
 
 たとえば、セーフハウスのところで、
ルリ子さんが「変なことしないでよ」みたいなこというじゃないですか
(セリフ忘れましたが)。
 
 あそこにこんな場面を入れてもよかったと思うのでございます。
 
ルリ子「本郷さん」
   「裸になって」
   「あなたの体をみてみたい……」
(スーツを脱ぎ、上半身裸になる本郷。
 そこには、オーグメント化による痛々しい疵痕が無数に走っている)
(本郷の体を指で触り、その痕を確かめるルリ子)
ルリ子「これが、父の最高傑作……」
   
本郷 「……そんな……目で……
    見ないで欲しい……」
    
ルリ子「……ごめんなさい……」
  
 なんて場面を挟めば、本郷がどんな怪物化を遂げたかも描けるし、
それを起点にルリ子との距離も少しだけ近づくと思うのでございますが。
  

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前回(承前)の続き。

 岡本喜八監督の『殺人狂時代』を視ることができたので、
『シン・仮面ライダー』をダシにそれを語っていきたいと存じます。
 
 どうやって視たかは秘密。
 
 Satsujin kyôjidai だったか The Age of Assassins 、
「日本語で」ではなく「すべてのサイト」で動画検索しますとですねぇ……。
 
……
 

 予告編がございましたので、それを貼っておきましょう。
(どうもYouTubeとニコニコしか貼れないみたい……)
 
 リンクってあまり、貼りたくないのでございますけれどね。
 
 
 https://youtu.be/JmT1qMEnV9k
  
※ 予告編からイメージする派手さと本編の面白さは
ずれたところにあると存じますので、それはご承知おきを。 
 
 
  ☆    ☆   ☆
   
 というわけで、『殺人狂時代
 
 
 まずは、原作とされている都筑道夫先生の『なめくじに聞いてみろ』と
殺人狂時代』の関連でございます。

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 岡本喜八監督『殺人狂時代』見ました~。
 というわけで、
2023/03/22の「死神グループとは何か」続きともうしますか、
答あわせでございます。
 
 こういうのって、気を持たせてなーんだというのはガッカリいたしますので、
先にわたくしの答えを書いておきますと、
死神グループとの関係はほぼ無いともうしてよろしゅうございましょう。
 ただし『殺人狂時代』、視る価値は十分ある作品だと存じます。
 
 というわけで、近ごろは結論だけでいいという方も多いみたいなので、
そういう方はここまででございますね。
 
 いやぁ、親切だなぁ。
 
 さてまぁ、
 今回は前回のおさらいにございます。
 
 詳しくは前回の記事を読んで、でよろしいのでございますが、
そう言ってもどうせ読まないでございましょうからここに書いておきます。
 あれから付け加わったこともあるでしょうし──。
 
 というわけでまず、
 
 ショッカー死神グループ
深い絶望を帯びた人間が幹部に選ばれるって話でございますよね。
 それ聞いて、そんな幹部の絶望を映画ではどう表現するのか、
と思ったのでございます。
 もしかするとやたらと深刻な怪人ばかりが出てくる話? 
そう思って映画を見に行ったのでございますね。
 
 でも、そんなことない。
 見た方は賛同いただけると思うのですが、むしろ怪人たち
みんななんか楽しげでございましょ?
 
 こりゃまた、どういうわけだ!?
 でございますよ。
 
 で、考えたのが、
この方々の抱いているのは、絶望ではないのではないか、だとすれば何か
ということなのでございます。
 

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 前回の続きともうしますか、でございます。
 
 最初の仮面ライダーらしいアクションと、
真に迫った戦いの間で、監督は揺れ動いていたようでございますな。
 
 では、どうすればよかったのか。
 後出し岡目、リスクを伴わないと三拍子そろった狡さで考えてみたいと存じます。
 
    ☆    ☆     ☆
    
 物理法則はそれほど気にしなくていいと思うのでございますよね。
そこはリアルでなくても、派手に派手にやっていいと思うのでございます。
 
 重要なのは、やられた側の痛みでございますな。
 
 ……と書き始めたのでございますが、
ワイヤーアクションってダメなのはホントダメみたいな話を耳にいたしました。
 
 そうなのかー。
 
映画あまり見ないからそこら辺よく分かりません。
 
 
    ☆    ☆     ☆
 
 最初の仮面ライダーアクションの特徴は、
改造されているとはいえ、主に己の肉体のみで戦うことでございます。
 
 昨今のシリーズのように、
アイテムや装備で強い状態になって敵を倒していくようなヒーローではございません。
 
 そのような主人公を際立たせるための条件として、弱くなければなりません。
 
 いや、逆でございますな。
 ヒーローは確かに強いのでございますが、
敵がそれを上回る圧倒的な強さを持っていなければなりません。
 
 それが攻められて攻められて攻められて、
最後の最後に逆転するというのが、この手の主人公でございます。
 
 スポ根ものとかプロレスとか健さんとか……。
 
 昭和の感覚かもしれませんが、今でも感動の一条件でございますよね。
 
 ではそれは何か。の圧倒的な優位性とは何か。
 
 それは空中移動だと存じます。
 
 今回の怪人たち、サソリをのぞいて元の生物が、
ある程度自由な空中移動が可能なのでございますよね。
昆虫モチーフが多いので当然とは申せ。
 
 それに対して、バッタ怪人はジャンプのみ。
 空中での移動は、直線的である程度制限されます。
(まぁ、テレビでは空中前転から空中後転といった
 滝沢キックの元ネタみたいなことはやっておりますが、
 それでもジャンプのみが動きが制限されることは言うまでもなきことかと存じます)
 
 空を自由に飛べる敵に対して不利。
 
 なので、空中戦を主体に戦闘を組み立てていけばいいと思うのでございます。
 
 そうすれば画面が立体的になりますし、
一概に飛べるともうしましても、それぞれの怪人の飛び方はまちまちでございますから、
 差別化できて、いろいろと違った戦いを見せられると思うのでございます。
 
    ☆    ☆     ☆
 
 具体的に見てまいりましょう。

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 ドキュメント『シン・仮面ライダー』(NHK-Bs3/2023/03/31)
ご覧になられたでしょうか。
 
(って、もはや今さら感がございますやもしれませんが、
 書いた当初のまま進めてゆく所存でございます)
 
 主にそのアクションに関する密着取材だったので、まず安心しました。
『シン・仮面ライダー』の問題点ともうしますのは、
主にドラマ部分でございますからな。
 
 きっと特に問題もなく、庵野監督のこだわりと、
アクション班の技術が連携していい画(え)が撮れました、という流れなのかと。
 
 ですが、ご覧になった方はご存じでしょうが、全然違いました。
 
 はじめ監督は、『仮面ライダー』のアクションチーム
大野剣友会の動きを現代風にアレンジしたものを想定したようでございます。
 
 そこにアクションチームのアイデアも採り入れていくという方向性でございますな。
 絵コンテは使わない
 現場で実際にやりながら映像を決めていく。
 
 殺陣担当の方々も自分たちのやり方が採り入れられるのならと、
それに納得したようでございます。
 
 ところが。
 
 実際にやってみたところ、最初のクモオーグ戦の段で監督の表情に苦渋が走ります。
 
 ワイヤーアクションは派手だか嘘っぽい。
 使わないことにしよう。
 もっと物理的に正しいものをやろうと。
 
 番組中、アメコミ映画と同じにしたくないとおっしゃっておられましたが、
他にも『仮面ライダー The First』ですとかね。
そういうものと似通ったものになってはならない。
 まったく別の映像を、と庵野監督は思し召されていたに違いございません。
 
 シン・シリーズでは常にそのような映像を出してきたわけでございますから。
 
 そこでお出ししてきたのが、泥臭い格闘。
 本気で殺しにかかっているような、真に迫った映像という演技方針でございますな。
 
 血なまぐさい演出ともうしますれば、エヴァンゲリオンでございます。
 ストーリーに加えアクションもエヴァンゲリオンの方法論と聞きますと、
何だか仮面ライダー愛はないのか、
仮面ライダーをネタにして、エヴァンゲリオンをやりたいのかと、
言いたくなるところでございますが、ここはぐっと抑えて。
 
 むしろここは、それほど同質化しているのだと考えるべきでございましょう。
自分の血肉となるほど愛しているので、
それを進化させるには、自分の方法論でやるしかない。
 
 そのように考えることにいたしましょう。
 
 むしろすごく愛しているのでございます。
 
 シン・仮面ライダー
 
(ドキュメンタリー内でアクションする人が、
 感情を表現すると言っても仮面だとなかなか難しいみたいなことを
 言っておりましたので、クラッシャーを開けてみました、
 なんか叫んでいる感じで、ちょっとエヴァっぽくなりますよね?)
 

 てなわけで、
 
 庵野監督は段取りをなくせば真に迫ったアクションシーンが撮れると思ったのかも
しれませんが、しかしそれは難しいところ。
 本当に殺しあいをしているような迫真の映像作品って、
ちょっと思い浮かべても、映画の賞が獲れるような作品ですよね。
 
 それって、むしろちゃんと計算して計画してでないと撮れないように存じます。
 
 ドキュメンタリーで撮っていた、
仮面ライダー同士の格闘シーンが映画ではまるまるカットされていたとか……。
 あそこら辺、映画を見ていても確かにつながりが変な気がいたしましたが、
尺が足りないなどの現実的な問題の他に、
もしかすると『仮面ライダー The First』あたりの映像と
差別化を図れなかったなどという問題があったのかもしれませんな。
 
 いずれにせよ、監督もかなり悩んでいた部分なのだと思います。
方針が自分でも明文化できなかったのではございませんでしょうか。
現場が困惑しているのも、海図無きがゆえでございますな。
 
 
 
 思いますに、やりたかったのは黒澤明監督ではございますまいか。
 
 黒澤明監督は、時代劇を
それまでの歌舞伎をルーツとした様式的な立ち回りから
血のにおいがするリアルな殺陣に変え、
時代劇に革新を起こしたことで知られておりましょう。
 
 そんな感じを『仮面ライダー』に持ち込みたかったのかと思われます。
 
 ただね、だとしたらむしろ絵コンテは必須だったと思われます。
 だって、黒澤明監督ともうしますれば、その絵コンテが有名でございましょう。
画として評価されるぐらいに。 
  
 一般にいう絵コンテとは少し違って、
宮崎駿先生などがおっしゃるところの
ストーリーボード、イメージボードでございますが、
リアルなアクションを創り出すために、
やはりそうしたものが必要だったのではないかと存じます。
 
 詳細な絵コンテはイメージを限定されてしまうとしても、
イメージの起点となるイメージボードは、監督自らの意図を明確にし、
スタッフにそれを伝えるためにも、役に立つと思うのでございます。
 
 最後の『シン・エヴァンゲリオン』でも
絵コンテは使わなかったそうでございますが、
第三村の模型作ったそうでそれが意思合わせや設計になったでございましょうし、
絵を描くのと演ずるのではまた違うのだと存じます。
  
 
 もっとも、石ノ森先生のファンといたしましては、
イメージボードだけではなく、
ちゃんとした絵コンテが欲しいところでございますけれどね。
 
 だって、
わたくしが『シン・仮面ライダー』を見に行った理由の8割ぐらいが、
石ノ森先生のマンガ版のコマ割りを始めとした映像技法を
庵野監督がどう映画で表現するのかを見届けたい、でございましたもの。
 
 そのためには、絵コンテは必須となりましょう。
 
 映像技法を使えば役者の感情表現は要らない。なくてもそれは表現できる
みたいなことをおっしゃっておりましたのって誰でしたっけ?
ヒッチコック?
忘れました。まぁいいや。
 
 仮面なんて無表情の最たるものでございますから……、いやもとい。
 
 そんなこと関係なく、
わたくしは映像表現が見てみたかったのでございます。

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(長くなってしまったので、タイトル下からこちらへ、
 タイトルつけるつもりなかったから、変かもですがご勘弁)
 

ChatGPTというものが話題となっているようでございますな。
高度に発達した人工無脳という感じでございましょうか。
去年話題になった絵画生成AIに続いて、一種の革新でございますな。
 
 ネットの記事などを見ましてもねぇ、
なんかすごく面白そうだったり新しいことを
言ってそうなあおりタイトルなので読んでみますと、
延々どこにでも書いてあるような一般的な説明が続いて、
最後にたわいもない結論っていうの、ございますでしょ。
 
 こんなので広告収入とか得ているのかって感じの。
 
 そんなのなんか、こんなので書いているんじゃないか、いや
こういうので書いたら、もう少しまともな内容になるんじゃないかっていうの、
ございますよね。
 恐いのは、
そういうことに本当にふつうに使われる可能性が大きいということでございます。
 
そうなった場合、ネット上に同じような記事があふれまくって、
自分に必要な記事にたどり着けないという可能性もあるということでございます。
  
 まぁ、それは今でも同じことでございますけどね。
検索にくだらない時間を費やして、
結局何も得られないということは、よくございますもの。
 
 そういう場合はこうしたものに質問するということになるんでしょうかね。
一般的ではない説を探してください、とでも。
 それでも必要なものは見つからない気がするなぁ。
 
 わたくしは、こういうもの様子見する性格(たち)でございますから、
自分が使うということは当分ないのでございますが。

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令和五年3月
 
2023/03/01 1979年のアニメ『サイボーグ009』の主題歌
『誰がために……』に幻の2番があった(本来3番までの構成だった)
ということは、ネットに書いている人がおりますが、
その歌詞が載った「アニメージュ」誌1980/5月号によりますと、
自体もA,Bの2パターンが作られていて、
そのうち採用されたのはの曲、
のほうは曲、歌詞ともにボツになったのだそうでございます。
 
うーん、そんなこと読んじゃうと、そのAの曲も聴いてみたくなるなぁ。
 
 
 
2023/03/02 月刊「pen 2023 Apr.」を買ってくる。
表紙を見ると、やはりこれだけ盛大に後ろ髪が出ているのは
仮面ライダーとして違和感があるなぁ。
何か他のキャラクターのイメージがあるが、思い出せない。
ヘルメット、特にクラッシャー部分が、これだと柔らかそうに見えるなぁ。
 
 特集は「シン・仮面ライダー徹底研究」、
だが映画のストーリーに関する情報はそれほど無し
緑川ルリ子さんが緑川博士の娘でショッカーの一員だったこと、
仮面ライダーは彼女に助け出されてその後彼女と行動を共にするということが、
確認できたぐらいか。
デザインなどのインタビューもあり、それらも貴重だが。
 シンではない『仮面ライダー』に関しては、
石ノ森先生の怪人デザインの絵は見たことなかったかも?
特にサソリ男は自分は初見。
まぁ、他に載っているのでしょう。
それに、
クモ男はともかくとして、コウモリ、サソリは他でも出てきたデザインのような……。
 石ノ森先生の軌跡については、
ページの都合で書き足りてないなぁ、と感じてしまう。
仕方のないことだけど。

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 パスティーシュという言葉を誤解しておりました。
シン・仮面ライダー
 この言葉をはじめて知ったのが、
シャーロック・ホームズ』を扱った本だったため
でございましょう。
 なので、作品に敬意を表して作者の意図を曲げずに書くのが
パスティーシュと、思っていたのでございます。
 
 ですが、そうでもないようでごさいますな。
 視点や意図を変えたものも、パスティーシュのようでございます。
 
 ですから、『シン・仮面ライダー』も
『仮面ライダー』のパスティーシュとなりますな。
 
 元作者の意図とは違うものは、パロディかと思っておりました
 
 まぁ、言葉だけの問題でございます。
 言葉はどうあれ、『シン・仮面ライダー』は庵野先生の意図の元に
『仮面ライダー』を組み替えたものにございます。
 
 しかし、パンフレットではお書きになっておられるのですな。
『僕の考えた仮面ライダーを作りたい』ではなく
 『仮面ライダーという作品に恩返しをしたい』
 
と──。
 
 そういうわりには、庵野節全開じゃないか。
 そう思うわけでございます。
 
『仮面ライダー』をはじめ、
様々な作品に対して好きだと公言しているわけですが、
本当に作品が好きなのだろうか? 
とまぁ、そう思ってしまうわけでございます。
 
 いや、確かに好きなのでございましょうが……。

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シン・仮面ライダー』、シン・仮面ライダー 
石ノ森先生のマンガ版のファンとして一番違和感を覚えたのが、
感情が画面に出てこないという点でございます。
 
 怒り、叫び、訴える……。
 
スカルマン』や『仮面ライダー』のイラストでも、
クラッシャー部分を開いたり透視や画面を半分に割るなどして、
主人公の叫びを見せていたりいたしますとおり、
仮面ライダーと申しますか、
石ノ森先生の作品にとって感情・感性は重要でございます。
 
 でも、それが
シン・仮面ライダー』ではあまり描かれていない。
  
 主人公があまり感情を出さない性格だからでございましょうが、
それにしても、
例えばクモオーグメントのネットにかかったときなどもあまり反応がない。
 
「プラーナを放出するとは愚かだったな」みたいなことを
クモさんがおっしゃって理に落ちておりますが、
それにしてももがいたりあがいたりはあってもいいと思うのでございます。
 
無口なので「ルリ子さんに手を出すな」と言うまでは無理だといたしましても。
 
 
 これは作品全体をとおしてでございまして、
他の登場人物についてもそうなのですよね。

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 いろいろ考えてみたところ、2つだけ、シン・仮面ライダー
とにかく書きたいことができましたので、
それだけ書いておこうと思います。
 
一緒にしちゃいましたが、
2つは別の話でございます。
 
それと「書きかけの感想」でも書いたとおり、
わたくしの感想は、
 
 いやぁ、面白かった。
 でも全然、『仮面ライダー』じゃねぇ!
 
 でございます。
 
 
 
 

1、『シン・仮面ライダー』は何がダメなのか。

 
「シン」シリーズとは何か、と申しますと、
庵野先生のなりきり劇場だと思うのでございますよね。
 
 原作が大好きだ。
なりたい。なろう。なったらどうする、どうなるんだという、
そういうなろう系ではないなろうで作っているのだと
思うのでございます。
 
 そこが普通のリメイク作品とは違うところでございますな。
 
 そういたしますとね、
 
 ゴジラの対策チームは、別にどんなキャラでもいい。
 ウルトラマンのハヤタ隊員も、大してキャラクター性は強くない。
 エヴァンゲリオンは始めから自分の作品だからまったく問題ない。
 
 でも、本郷猛は違います
 
 時代劇の主人公、水戸黄門ですとか暴れん坊将軍のように
明確なキャラクター性を持っております。
 
 それを変えると成立しない。
 ニセ黄門様やニセ将軍様になってしまう。
 
 とにかく、
仮面ライダーの世界と庵野先生の世界では同じように見えるかもしれませんが、
圧倒的に違うのでございますよ。
 
 何が違うのかというと、
『仮面ライダー』は物語の世界、
庵野作品はフィクションの世界なのでございますな。

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