忍者ブログ
2018/09/24 今日はお月見とか。おおかみさんが月にむかって吠えるというのは、月にはうさぎさんがいるからなのかなぁ……。      ところで、おはぎとか月見だんごとかは、牛乳と食べるのもおいしいかと思います。クリーム大福とか、クリームを入れたバリエーションが    あるお菓子は、牛乳にも合うのですな。ふだん牛乳不足の御仁は、試してみるとよろしいかと。
[1] [2] [3] [4] [5] [6]
『クトゥルー神話・ダークナビゲーション』クトゥルー神話ダークナビゲーション

企画・編集 森瀬繚(クロノスケープ)
(ぶんか社/2006/9)には、

友野詳先生のインタビューが載っております。
p.71~76 聞き手:森瀬繚)。


ホラーやクトゥルー神話に関する
先生の遍歴を語った後、
暗闇に一直線」という作品について
話題がおよびました。


 これは、日本人作家によるクトゥルー神話『秘神界』
東京創元社)の現代編に収められた
先生の短編だそうですな(すみません。読んでません)。

 で、この作品について友野先生は、
次のようにおっしゃっているのでございます。


p.74 下段

「(……)オレの役目はゲーム的なセンスってやつだろう」(……)じゃあ、ギャルゲーと横スクロール格闘アクションで行くかー、みたいな(笑)。(……)実はあの時、もうひとつネタを出していたんですよ。酷いネタで、「あたしクトゥルフちゃん、10万と16歳。大宇宙高校の2年生」って書き出しで、って言いだしたら編集担当さんにスルーされました(笑)」
(……)
「わりと真面目に、ライバルのハスター子ちゃんと嫌がらせをしあいながら、憧れのニャルちゃんと恋愛をするという」

……。


 これはもう、這いよれ! ニャル子さん
 
第一回GA文庫大賞の優秀賞受賞作
『夢見るままに待ちいたり』

――『這いよれ! ニャル子さん』逢空万太
(ソフトバンククリエイティブGA文庫)
シリーズの一作目でございますな――
 
ヒントとなったと考えて、
まず間違いないのではないでしょうか。





「クトゥルー神話」について興味を持っている方、
ましてや小説を書くほどのかたならば、この本は持っているでしょうし、
でしたらこのインタビュー記事も読んでいるはず。
 
 キャラクターの配置こそ違うものの
(『ニャル子ちゃん』では、ハス太くんは4巻で登場いたします)、

ニャルちゃんと恋愛」というあたりや、
ギャルゲーと横スクロール格闘アクション」という感じが、

直接の影響を感じるわけでございますな。


 時期的にも、

『クトゥルー神話・ダークナビゲーション』が2006年9月

第一回GA文庫大賞が 2008年2月15日だそうでございますから、

執筆時間などを考えて、
間がなさ過ぎるわけでもなく、離れすぎているわけでもなく、
ちょうどいい感じなのではないかと思うのでございます。

 
 ちなみに、友野先生がこのアイデアを思いついたのは、
矢野健太郎先生の『クトゥルフの呼び出し』という作品が
頭にあったからだそうでございます。


 にしても、

 これが正しいとしてではございますが、


 もしも、編集担当の方の変な気まぐれで、友野先生が
このギャルゲー+横スクロール格闘ゲーム的なクトゥルフちゃんの学園ものを
書いていたとしたら――。
 
 その場合、「秘神界ー現代編―」の短編として書かれたでしょうし、
そうなると、「クトゥルー」信者の間で話題にはなったでしょうが、
それ以上にはならなかったでしょう。
 
『ニャル子さん』のほうは、書かれなかったかも。

『ニャル子さん』でクトゥルー神話を知った方も多いみたいですし、
この作品が神話のイメージを変えた部分もございましょう。
 
そう考えると、
運命の気まぐれと申しますか、分岐と申しますか、
そんなものを感じてしまいます。

拍手[0回]

PR
ゲームブッククイズ(118) 

「愛する女を取り戻すため、男は旅立つ」

これは、何というゲームブックに使われたキャッチコピー?

拍手[0回]

ゲームブッククイズ(117) 

小さくなったメスロンが元の姿に戻るために唱える呪文は?


拍手[0回]

 XakⅢ ゲームブッククイズ(116)

  パソコンゲーム
  『Xak[サーク]Ⅲ』
  (マイクロキャビン)に登場する、

  このキャラクターの名前は?








拍手[0回]


「COMIC BOX 1989/3・4」(才谷遼(株)フュージョンプロダクト)


p.82
 
「『無茶の猫丸』を連載していた徳間『わんぱくコミック』がつぶれてしまった!
 もう猫丸は書けないかもしれない。
 そのかわり、ポプラ社で猫丸のゲームブックがシリーズ化したのだ」

                             田森庸介


検索してみると、『無茶の猫丸』は、
一巻が1988年にわんぱっくコミックスから出ていたみたいです。

ウィキペディアによると
ゲームブックとは
スターシステムでキャラクターは同じものの、世界設定など違うみたい。

わたくしは、このゲームブックシリーズ、
持っていないので知識はございませんが、興味のある方は……。

でも、ヤフーとか見ると高いなぁ……。

拍手[0回]

ゲームブッククイズ(115)

「グレイルクエスト(ドラゴンファンタジー)」シリーズ。

シリーズタイトルでもある聖杯を、ピップが手にする可能性が一番早い場所はどこ?

拍手[1回]

ゲームブッククイズ(114)

『暗黒城の魔術師』J・H・ブレナンで、
自分が骨だけなのをいいことに、
ギネヴィア王妃になりすまそうとした骸骨の名前は?


拍手[0回]

きのう、2018/09/11 の記事
「『キャプテン・フューチャー』の日本への影響(1)」の続きでございます。

というわけで次に、
アニメマンガの世界に目を移すことにいたしましょう。

 まず、1966年4月~1967年3月に渡って放映された、
レインボー戦隊ロビン』でございます。

 復刻版『レインボー戦隊ロビン』
スタジオ=ゼロ原作 風田朗(大都社/昭和54年7月)

――ちなみに、風田朗(かぜたろう)は鈴木伸一先生のペンネームですが、
ここではスタジオ・ゼロ(藤子不二雄・石森章太郎・鈴木伸一・長谷邦夫
の先生の合作ペンネームとして使われております――

によりますと、

安孫子素雄先生は、『七人の侍』、藤本弘先生は『八犬伝』などと
申しておりますが、石森先生ははっきりと、

あれにはネタ本があるんだよ。
『キャプテン・フューチャー』というね……」(p.201)と、
おっしゃっております。

で、その石森先生が原型を作っておられるのですから、
影響は間違いのないところでございますな。


 キャラクターの配置といたしましては、

ヒカル…… キャプテン・フューチャー
教授……  サイモン・ライト
ベンケイ……グラッグ
ウルフ…… オットー
      
(マンガ版では見せませんでしたが、アニメではウルフは
       一般人になって行動する
       変身能力があるようです(←ウィキペディア))
ペガサス……コメット号

 メンバーはあと、
索敵担当のレーダー(アニメではネコ型のロボット・ベル)と
看護ロボットリリがおります。

情報収集を女性キャラクターにしなかったのは、
『サイボーグ009』の003とカブってしまうからかも知れませんな。


 というわけで、次は『サイボーグ009』。
 
『レインボー戦隊ロビン』で
『キャプテン・フューチャー』に言及しているのなら、
その数年前に連載開始された『サイボーグ009』1964年~
にも、当然のごとくその影響はございます。

 前回書きましたたとおり、『キャプテン・フューチャー』が
初めて取り上げられたのが、
「SFマガジン」誌196311月の
「SF英雄群像」第三回目(野田昌宏)でございますから、

1964年の中ほどに『少年キング』で連載が開始されたということは、
「SF英雄群像」を読んですぐぐらいということになりましょうか。

もっとも、サイボーグという言葉は、「LIFE」の記事から取った
と本人がお書きになっておりますから、洋書に目を通していて
キャプテン・フューチャー』のことは当然知っていたでしょうし、
決断は早い方でしょうから、
時期的に早すぎる、ということはございませんでしょう。


というわけで、『サイボーグ009』のキャラクターの配置でございますが、
『レインボー戦隊』とくらべて、むしろこちらの方がわかりやすい。


001……サイモン・ライト
005……グラッグ
007……オットー
009……キャプテン・フューチャー

という形でございますな。
残りのメンバーについては、

002……空中
006……地中
008……水中

と、どんな状況にも対応できるようにして、
(水中や地中からの単独の潜入や脱出を考えていたのかな?)

003……索敵・情報収集
004……攻撃

この2人は、もしかすると宇宙船コメットの能力を、
二人に振り分けたということかも知れません。

いずれにいたしましても、巨大な敵と直面するためには、
両方とも必要な能力でございますな。

 このように、あらゆる局面に対応できるようにと考えられたのが
サイボーグ戦士の能力だと思いますが、
その結果、006や特に008あたりがあまり活躍できない結果になっておりますな。


 まぁ、人間が一度に覚えていられるのは七つぐらいで、
主要登場人物も、それ以上になると影が薄くなるのだとか。


p.52 池谷 
 (……)私たち専門家は「マジカルナンバー7」と呼んでいます。映画やドラマ、物語に出てくる登場人物もたいてい七人以内に押さえられているでしょう。それ以上になると人間の頭が混乱してしまう。瞬時に把握できるのが七個までなんですね。そこには個人差はない。

『経験を盗め』糸井重里(2002/7 中央公論新社)
 「記憶のお話」 糸井重里×池谷裕二×樋口清美


ところで、この『サイボーグ009』ですが、
名前からして明らかに「007」シリーズの影響を受けていると思われますのに、
石ノ森先生は、野球から思いついた、とお書きになっておられますな。
これは、後づけで無難なことを書いておられると思われるのでございますが、

ただ、役割分担という点は、野球からヒントを得たのかもーー。
「007」シリーズはチームで行動とか、
00ナンバー間の役割分担は、あまりございませんからなぁ。
……。
スパイ大作戦』(1966年~)にはございましたが、時期的にはあとですし……。

まぁ、作品のヒントやそれを描いた動機などは、
わかりやすくひとつに決まるということは、まずないものでございます。
というわけで、アイデアを形にするまでには、
いくつかの発想の源があったのでございましょう。



さて、もうひとつ
やはり『キャプテン・フューチャー』の影響を受けた
と思われる日本のマンガがございます。
 それは、横山光輝先生の『バビル二世1971年~


キャラクターの相関は、
バビル二世……キャプテン・フューチャー
コンピューター……サイモン・ライト
ロデム……オットー
ポセイドン……グラッグ
ロプロス……コメット号

 ロデム何にでも変形できることを起点にできるからいいのですが、
『鉄人28号』の作者らしく巨大化したロボット・ポセイドンや、
正体はロボットらしいのですが、翼竜となったロプロスなど、

元が『キャプテン・フューチャー』だとは、
ちょっとわかりにくいですな(この仮説があっていたとしてでございますが)。



 それに、どの作品もそうでございますが、変身能力、ロボットの怪力など、
機能だけを引用してそれ以上の要素は取り込まない
性格やその他の設定は自分で用意することによって、自分のものにしてしまう。


 ヘタにやると、元の作品が透けて見えてしまったり、
パロディやマネになってしまうのですが、
一流の作家の方々は、そういうことなしに、
完全に自分のキャラクター、自分のストーリーにしてしまうところが、
さすがなのでございますな。


「『仮面ライダー』はなぜバッタ男か」のところでも書きましたが、
ほとんどの人が気づかない形で自分のものにしてしまう……。
一流の方は、この能力が本当に高いと思うのでございます。

拍手[0回]

前回9月10日の「パルプフィクション」の記事は、まぁ、前フリみたいなもの。

 というわけで、パルプフィクションと言えばスペースオペラ

 この言葉に、みなさまはどんなイメージを描くことでしょうか。

スターウォーズ以降、この言葉は積極的にとらえられていて、
宇宙冒険もののかなり広い範囲にまで用いられているようでございますが、
もともとのパルプフィクション的なスペースオペラと申しますと……。

 わたくしとしては、具体的な作品名が挙げられないのですよね。

レンズマン』とか『キャプテンフューチャー』が代表としてあげられますが、
それでは高級すぎるような気がいたしまして……。

 スペースオペラという言葉には、個人的にもっと安っぽいイメージがあるのですな、

 どういう感じかと申しますと……。
 それはあとで出てまいります。
 まぁ、そうはいっても『キャプテン・フューチャー』でございましょう。

創元SF文庫の全集三巻の解説(山本孝一)によりますと、
もともと編集部の企画があり、それを変えていくことで、
あの設定になったそうでございます。

コミックでもそうみたいですから、この編集部の企画主導というのは、
アメリカのパルプ雑誌の進行としては普通なのでしょう。


p.487
 
「どの話も一話完結で、
 そこには犯罪と、顔を隠した正体不明の悪党が不可欠だった。
 また、ファントムを呼ぶのに摩天楼の赤いシグナルが点灯するのを真似て、
 キャプテン・フューチャーの出動を要請するための信号灯台を考えた。
 そしてキャプテン・フューチャーがつけている
 いくつもの仕掛けがついたベルトをはじめ、
 魅力的な女性キャラクターや惑星パトロール指令のエズラ・ガーニーを
 はじめとする多くの脇役たちを登場させるように強いられたんだ」

ちなみに「ファントム」というのは、全集2巻 p.568 によりますと、

「主人公のリチャード・カーティス・ヴァン・ローンは
 大金持ちのプレイボーイだったが、自分の才能にめざめて、
 正義の味方、ファントム・ディテクティヴとなった。
 彼は変装の名人で、秘密研究所で悪と闘うための道具を発明している。
 物語はかなり定型化されており、殺人事件が起こると、
 摩天楼の赤いシグナルが点灯し、ファントム・ディテクティヴが呼ばれる。」


うーむ。なにか聞いたことのあるような設定でございますな。

 このような決まりきった話が並ぶために
「なんとかオペラ」と呼ばれたのでございましょうか……。
それは、確かに理解できる気がいたします。

 さて、


 要するに、キャプテン・フューチャーは、
よくあるパルプやコミックヒーローの宇宙版として予定されていたのでしょうな。

英語のニュアンスというのはわかりませんが、
キャプテン・フューチャーという名前も、絵空事的なと申しますか、
スーパーヒーローっぽい名前なのかも知れません。

 そこらへん、特にその影響の強い第一話『恐怖の宇宙帝王』あたりに
「スペース・オペラ」らしさがあるのでございましょう。

 先ほど申しましたとおり、ちょっと高級な感じはございますが。

 この『キャプテン・フューチャー』は、まず、
「SFマガジン」誌196311月の
「SF英雄群像」第三回目(野田昌宏)で取り上げられ
(前掲全集一巻p.579(「ついに――夢か現か幻か――
  キャプテン・フューチャーの半世紀(野田昌宏))、

1966年から1967年にかけて
「太陽系七つの秘宝」「謎の宇宙船強奪団」「時のロスト・ワールド」
の3冊が、ハヤカワ・SF・シリーズ(いわゆる銀背)より刊行。

1970年より、長編作品がハヤカワ文庫SFより各1冊で刊行
(訳書の刊行順は、原著の刊行順と異なっている)されたそうでございます
(ウィキペディア)。

主人公キャプテン・フューチャー」と
生きている脳サイモン・ライト」、
ロボットグラッグ」と、
変装の得意な合成樹脂製のアンドロイドオットー」という

フューチャーメンのチームは、
『西遊記』や『オズの魔法使い』と並ぶ、特徴的なチームと言ってよろしいでしょう。
 というわけで本題。

 このチーム構成に影響を受けたヒーローチームを、
日本のマンガやトクサツの中から探していくことにいたしましょう。
☆ まず、分かりやすいものとして、

ウルトラQ』、『ウルトラマン』に続くウルトラシリーズ第三弾
がそうでございますな。

ご存じでしょう。

そう

『キャプテン・ウルトラ』でございます。

配置は

キャプテン・ウルトラ……キャプテン・フューチャー
ロボット・ハック……グラッグ
キケロ星人・ジョー…オット
シュピーゲル号……コメット号

といった感じで、

グラッグ担当のハックは旧式わかりやすいロボットに変えられ、

オットー相当のジョーは、トクサツ的にやりやすく、
視覚的にわかりやすいという理由からでございましょう。
変装の代わりに岩に変形する能力を与えられて……。

サイモンがおりませんが、
宇宙基地シルバースターのムナトモ長官がその役を担っているのでしょう。
 ほぼそのまんまでございますな。


キャプテン・ウルトラ』はウルトラシリーズで唯一東映が作ったこともあり、
人によっては無かったものとしている方もおられるかもしれません。


 ゲームブックで言えば、

双葉社のルパン三世のゲームブックの中に、
ただひとつ紛れ込んでシリーズの番号を狂わせていた
(過去形。後のほうのルパン三世のゲームブックを見ますと、
 無かったものとされております)、
ガバリン』みたいなものでございましょうか、

『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』といえば、
ホラータッチの映像も多く、時としてシリアスなテーマを含んでおりますからな。

毛並みがまったく違うこの作品は、軽く見られるのも当然と言えば当然。
なにしろ、勧善懲悪・明朗快活な時代劇を宇宙に移し替えたような作品ですからな。

 ただ、だからこそこのシリーズが怖くて見られなかったお子さまには、
よかったのでは――とも思います。

 監修に都筑道夫、光瀬龍、音楽に冨田勲と豪華でございますし、

エリンギとか言われておりますけれど
パイラ星人の逆? とも個人的に感じてはおりますが)、
バンデル星人は、宇宙人のデザインとして屈指と言っていい物
だと思うのですけれどねぇ
(ただし、状態のいい物。悪いのは、くたんとして見る影もございませんからな)。

 一作で終わった路線なので、そのいう口も虚しいですが。


 で、考えてみますと、これをパルプ雑誌のSF絵と置き換えて脳内再生すると、
わたくしのイメージするパルプSFな感じなのでございますな。

(なぜか長くなってしまったので、続きます)

拍手[0回]

パルプフィクションと申しますと、粗雑で安っぽいというイメージがございますな。

 確かにその表紙絵を見ると、そんな感じですが、

キャプテン・フューチャー」や、「火星シリーズ」、
コナン」、「クトゥルー」などを読んでも、

そんなに安っぽいといった感じはしない……。

 もちろん訳者が優れているためということはございましょうが、
やはり内容がなければそうはいきませんでしょう。

 実際、ウィキペディアで
「パルプ・マガジンに書いたことのある著名な作家」を見てみると、
けっこう有名な作家の方々が名を連ねているのですよねぇ。

有名になるまえとか、落ち目になったときということなのかもしれませんが、
それにしても、「安っぽい雑誌」というだけでは片付けられない気もいたします。

 時として、パルプ雑誌はライトノベルと比されたりもいたしますが、
ラノベがそうであるように、
時代によっても、ある程度変化とか進化をしていったのでございましょうか。

 まぁね、ラノベでも(そうではない小説でも)、そうでございますが、
本を読んでいてよかったという作品と、
最初の数行でイライラし、途中で壁に投げつけたくなり、
読み終わったときには「時間を返せ~!」と叫びたくなるものとがございますよね。

 シオドア・スタージョン先生が、
「あらゆるものの90%はクズである」とか申したそうでございますが、
ジャンルを形成するぐらいある一定量の作品が出てくれば、
傑作・駄作は必然的に出てくるのでございましょう。

 まぁ、厳しい選評眼を持たないわたくしなどは、90%は大げさだと思いますが。


 ゲームブックに関しましても、
よく粗製濫造がたたって衰退したと書かれたりしますが、
(まえにも申しましたとおり)ゲームブック上陸から最初の一年は
確かに訳も分からずに出版されたひどいものもございましたが、
それ以降は、そこまでひどくはなかったのではないかと存じます。



 閑話休題。

 翻訳されたパルプ由来と言われる作品を読むと、
けっこう表現に凝っているものが見受けられるように思えます。
 もっと荒っぽいものかと思っておりましたのに――。

 これは、そういう力量ある作家だけが訳されているのか。

 当時の小説の作法なのか。

 それとも翻訳者の力?

あるいは、しばしば凝った表現よりも、リーダビリティが重視される
昨今の作品を読み慣れているためにそう思うのか……。


 リーダビリティと申しますか、小説のスピード感については、
日本語と英語の違いということもあるように存じます。

 アニメなども、英語に翻訳されたものを見ると、
非常に歯切れよく、スピーディに感じると申しますからな。

日本語にすることで、そのスピード感がそがれてしまうのでございましょう。

拍手[0回]

カレンダー
08 2018/09 10
S M T W T F S
1
4
20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
プロフィール
HN:
道化の真実
性別:
男性
趣味:
ゲームブック
ブログ内検索
フリーエリア
バーコード
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]