2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。
インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
『ムツゴロウ麻雀物語』
畑正憲:著
(中公文庫/2024/3)
畑正憲:著
(中公文庫/2024/3)
ムツゴロウ先生1年前に
お亡くなりになっておられたのですか……。
2023年〈令和5年〉4月5日とか。
お亡くなりになっておられたのですか……。
2023年〈令和5年〉4月5日とか。
知らなかったなぁ。
ムツゴロウ先生が動物王国に転がり込んできた若者を
カモにしていたなんてウワサは
昔聞いたことがあるので、麻雀が強いことは知っておりました。
カモにしていたなんてウワサは
昔聞いたことがあるので、麻雀が強いことは知っておりました。
ですが、それと
テレビなどで見たことがある温和なお顔とはどうにも結びつかない──。
テレビなどで見たことがある温和なお顔とはどうにも結びつかない──。
というわけで、このご本を手に取ってみたのでございます。
読むと印象が全然違う。文章がうまい。
読みやすくしっかりしております。
そして麻雀が強いというのもよく分かります。
おりおり麻雀の解説が入るわけでございますが、それが本当に専門的。
わたくしのような擁護も指して覚えていない人間にとってはちんぷんかんぷん。
ですが、ちゃんと分かっている方の説明だということは分かります。
わたくしのような擁護も指して覚えていない人間にとってはちんぷんかんぷん。
ですが、ちゃんと分かっている方の説明だということは分かります。
著者紹介を見ますと「日本プロ麻雀連盟最高顧問、初代十段位」ですとか。
調べてみますと、もともと麻雀には九段までしかなかったのを、
その九段の人たちをつぎつぎと倒してしまったため、
十段が与えられたそうですな。
その九段の人たちをつぎつぎと倒してしまったため、
十段が与えられたそうですな。
すごい。
囲碁はアマチュア五段。棋譜を覚える要領で牌譜を覚えていて、
前の日の半荘ならすぐに思い出せるのだとか。
麻雀雑誌に寄稿していたころは、
1つの牌譜の分析に20時間をかけていたとか。
そうしないと勝因・敗因は見えてこないのだとか。
麻雀雑誌をよく読み込んでいて、
その雑誌の編集者や担当者よりも、内容をよく記憶していたとか。
そんなエピソードだけでも麻雀強かったことが分かりますな。
東大出で頭もよく、徹夜もぜんぜん平気なタフ、
いろいろや場所で麻雀を打ってきたために経験も豊富。
理論一辺倒ではなく臨機応変な対応もできるという、
それは強いわけでございます。
このご本もまさにそうした経験豊富に裏打ちされた書でございまして、
まぁ面白い。
まぁ面白い。
最初の有名人との交流はまぁ普通でのエッセイといった感じでございますが、
第四話の山谷に逃げ込んだときの話が素晴らしい。
小説でございますな、これは。
とくにムツゴロウ先生の奥さんが、いいですよね。
麻雀について詳しい人ならもっと楽しめましょうが、
そうでなくても存分に面白うございました。
そうでなくても存分に面白うございました。
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