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2025/07/23 「トマリさんが暮らしていた宇宙船団は今どこにいるのか?」記事内にて、間違いがあったので訂正しておきました。 光速の99.5%で飛んでいる場合、宇宙船内で時間が6年経ったのなら、60光年弱の距離をその宇宙船は飛んだことになるみたいでございます。 制止している観測者の側が10倍の60年経っているのでございますから、光に近い速さなら約60光年は当然、なのでございますが、ややこしい話なので、混乱してしまいました。  往復でそれなら片道は30光年弱。  それだとかなり遠いですが、光速の99.5%は人間の乗る宇宙船といたしましては無理と思われるので、それはないでしょう。
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『ムツゴロウ麻雀物語』
畑正憲:著
(中公文庫/2024/3)ムツゴロウ麻雀物語
 
 ムツゴロウ先生1年前に
お亡くなりになっておられたのですか……。
2023年〈令和5年〉4月5日とか。
 知らなかったなぁ。
 
 ムツゴロウ先生が動物王国に転がり込んできた若者を
カモにしていたなんてウワサは
昔聞いたことがあるので、麻雀が強いことは知っておりました。
 
 ですが、それと
テレビなどで見たことがある温和なお顔とはどうにも結びつかない──。
 というわけで、このご本を手に取ってみたのでございます。
 
 読むと印象が全然違う。文章がうまい。
 読みやすくしっかりしております。
 
 そして麻雀が強いというのもよく分かります。
 
 おりおり麻雀の解説が入るわけでございますが、それが本当に専門的。
わたくしのような擁護も指して覚えていない人間にとってはちんぷんかんぷん。
ですが、ちゃんと分かっている方の説明だということは分かります。


 著者紹介を見ますと「日本プロ麻雀連盟最高顧問、初代十段位」ですとか。
 調べてみますと、もともと麻雀には九段までしかなかったのを、
その九段の人たちをつぎつぎと倒してしまったため、
十段が与えられたそうですな。
 
 すごい。
 
 囲碁はアマチュア五段。棋譜を覚える要領で牌譜を覚えていて、
前の日の半荘ならすぐに思い出せるのだとか。
 
 麻雀雑誌に寄稿していたころは、
1つの牌譜の分析に20時間をかけていたとか。
そうしないと勝因・敗因は見えてこないのだとか。
 
 麻雀雑誌をよく読み込んでいて、
その雑誌の編集者や担当者よりも、内容をよく記憶していたとか。
 
 そんなエピソードだけでも麻雀強かったことが分かりますな。
 
 東大出で頭もよく、徹夜もぜんぜん平気なタフ、
いろいろや場所で麻雀を打ってきたために経験も豊富。
理論一辺倒ではなく臨機応変な対応もできるという、
それは強いわけでございます。
 
  
 このご本もまさにそうした経験豊富に裏打ちされた書でございまして、
まぁ面白い。
 
 最初の有名人との交流はまぁ普通でのエッセイといった感じでございますが、
第四話の山谷に逃げ込んだときの話が素晴らしい。
 
 小説でございますな、これは。
 
 とくにムツゴロウ先生の奥さんが、いいですよね。
 
 麻雀について詳しい人ならもっと楽しめましょうが、
そうでなくても存分に面白うございました。

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