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2025/07/23 「トマリさんが暮らしていた宇宙船団は今どこにいるのか?」記事内にて、間違いがあったので訂正しておきました。 光速の99.5%で飛んでいる場合、宇宙船内で時間が6年経ったのなら、60光年弱の距離をその宇宙船は飛んだことになるみたいでございます。 制止している観測者の側が10倍の60年経っているのでございますから、光に近い速さなら約60光年は当然、なのでございますが、ややこしい話なので、混乱してしまいました。  往復でそれなら片道は30光年弱。  それだとかなり遠いですが、光速の99.5%は人間の乗る宇宙船といたしましては無理と思われるので、それはないでしょう。
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『真の安らぎはこの世になくシン・仮面ライダーショッカーサイド
 シン・仮面ライダー ショッカーサイド』8巻
 
山田胡瓜:漫画脚本
藤村緋二:作画
原作:石ノ森章太郎
映画『シン・仮面ライダー』
脚本:庵野秀明
監修:八手三郎

(集英社 ヤングジャンプコミックス/2025/6)
 
読了。
 
サソリオーグとハチオーグ篇。
 
映画前の物語で2人の過去は十分描かれていたのですが、
どうも彼女たちの心に寄り添えませんでした。
 
なぜパリピッぽくなったのか、
人を支配することに喜びを感じるのかがよく分からない。
 
2人の痛みや喜びがあまり伝わってこないのでございます。
 
何か独りよがりな感じ。
 
幸福の追求というショッカーの目的は現代的で面白いのですが、
それぞれのオーグメント個人の物語になるせいか、
ショッカーとしての統一感に欠けるようにも思います。
 
イチローさんのプラーナに物語が収斂していけばいいのでございますが、
そっちはまたそれという感じで、敵側の関係性が薄いように思います。
 
かといって、
本郷猛さんや緑川ルリ子さんとの関連性が強いかと申しますれば、
強く書こうとしているのかもしれませんが、それほどのものには感じられません。
 
 お互いがお互いのことをやっている感じでございます。
 そのあたりも現代的といえばそうなのでございますが。


 どうも、やはり、セカイ系というのは苦手でございます。
 巨大な敵にただ1人立ち向かうヒーローという構図が好きなので。
 
 このマンガ、映画の流れになったこともあって、
全体像としてのショッカーがすっかり姿を見せない。
と申しますか、本郷さんが登場したあたりからそうでございますな。
 
 いや、そもそもの始まりから、巨大な組織として描かれていながら、
その存在感が世界の脅威と感じられませんでした。
 むしろ、企業として描かれたために得体の知れなさが無くなった感もございます。
 
 

 コマの流れや構図に関しましては、
映画の流れに入ってからそれに倣って良くなった感ございます
(わたくしがそう思っているだけで以前からかもしれませんが)。
 
 ただ、わたくしといたしましては、やはり、
石ノ森先生のマンガ版のようなものを期待していたので満足まいりません。
ここにいたって変えられるべくもないのでございますが。
 
航空機からダイブのシーンなど、
マンガの蝙蝠男に空中から墜とされる場面と重なる部分でございましょう。
なのでどうしても、惜しいと思う所存でございます。
 
 映画がテレビシリーズの再現を心がけたのでしたら、
マンガの方は石ノ森先生そっくりでもいいと思うのでございますけれどねぇ。
 
 マンガ家の作家性とかいろいろございますでしょうけれど、
そう思ってしまいます。
 
 
 
 次回最終9巻。2025年7月17日発売予定……。
 明日なの?

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