2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。
インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
(上に収まりきらなかったのでこちらへ)
きのう『ゴーストバスターズ/アフターライフ』をテレビで見ました。
ミニ・マシュマロマンがワンサカあらわれるあたりから。
かわいらしいキャラクターなのに知らなかったなぁ。
ミニのグッズは見かけたことない。
どうしてだろう。
と思いましたら、
そいつらが仲たがいと申しますか、無邪気ないじめあいをするのですな。
相手を火にあぶったり、ミキサーにかけたり
──残酷なシーンになる手前で止まっているのは
レーティングとかの関係なのでございましょう。
『グレムリン』を思い起こさせました。
さらにクライマックスでは主人公たちの邪魔をしたりもいたします。
これじゃあ人気にならない。グッズなんか作ったとしても売れるはずございません。
日本でしたらこういうかわいいキャラクターは、
何匹かは分かりませんが、主人公たちについてきて協力してくれたり、
そうでなくても何もしないで見まもっていたりするのでございますが、
そうでないところがアチャラ流なのでございましょうな。
第一作の巨大マシュマロマンはただ巨大化しただけなので
それほど悪意は感じられず、それゆえに愛すべき余地はございましたが、
ミニマシュマロマンは明らかに悪童として描かれております。
かわいらしい存在が悪いことやるというギャップが狙いなのでございましょうが、
これではマスコットキャラにはなりませんな。
悪魔の眷属はあくまで悪魔的存在であるという、
一神教的二元論なのでございましょうな。
日本に対する海外の反応動画で
日本の多神教について語られたものをしばしば目にいたしますからそう感じます。
で、一方、魔的存在に体を乗っ取られた主要人物は、
その魔が捕らえられた後、元のままの人間に戻るわけでございます。
人間には魂があるからということなのでございましょう。
娯楽作品のハッピーエンドだからと申せますが、
絶対神に対する信仰もその背後にはあるように感じます。
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