メディアに優劣はないと思います

2025流行語大賞・トップテンの中にはオールドメディアもございました。
　
まぁ、去年はいろいろとございましたからねぇ。
　 
ただこの言葉は、SNSの発信者が自分の説が正しいことを主張するとき、
よく使われる気もいたします。
　 
どのメディアが正しいとか頭から思いこまずにいろいろと見比べ、
さらにはその源(ソース)を探ることが大切だと思います。

　
オールドメディアと言われるのは、主に報道が正しいかでございますな。

　
　

　ネットでは、本もテレビ番組も見ることができるから
ネットのほうが優秀と主張する方もおられまして、
それですとまぁ、勝ち目はございません。

　
　ですが、そこまで含めますとオールドメディアがかなり限られたものになりますし、
旧来の仕組みで作られた新聞やテレビなどに対し、
ネットの情報をニューメディアと呼ぶのでございますから、
オールドメディアはパソコンで見ることができてもオールドメディアということにして、
上記のような主張はここでは無視させていただくことにいたします。

　

　

　報道以外で考えますと、わたくし個人といたしましては、
出版物がメインで、テレビとネットは同等ぐらいかなぁ。

　
　これは主に検索性によるものでございます。

　
　紙の本の場合は、本屋さんでだらだら～っと見て、
気になったタイトルならパラパラッと中を見て決めることができる。
(まぁ、かなり前から中を見ることができないようになっていることも増えておりますが)

　
　テレビについては、
チャンネル数が少なくいっぺんのチャンネルめぐりで
その時間に見ることができるすべての番組を見ることができる
のがいいのでございますよね。
　
なので意外なものに出会うことがある。
その上、一つの番組の中で色々なことをやっていたりするので、
知らなかった知識に巡り会うことができる。

　
　
　そういう本やテレビで出会った単語から検索するのに
ネットは有効なのでございますが、
そうではなくYouTubeのお勧めでございますね、問題なのは。
　
今までの履歴から関連してくるものを出してきますし、
人気のあるもの、多くの人が見ているものが中心になりますから、
どんどんいくつかの方向にまとまってくる。
　
わたくしといたしましては長いのも短いのもいろいろ見たいのに、
短いのに片寄ってくる。
それに一つの動画ならたいてい一つのテーマで作られているので、
意外な発見というものもあまりない。
　

　要するに色々なものを見てみたいという
わたくしには合っていないということでございます。

　わたくしのネットの使い方が下手ということもございましょう。

　いづれにいたしましても、一般論ではございません。
わたくしといたしましては、ということでございます。

　
　

　ただ、そういう風な仕組みでございますから、
興味や嗜好が片寄りがちになるのでは、と一般論的に申せるかもしれません。
オールドメディアの報道が偏向的といわれますが、
検索は志向を偏向させる可能性があるように存じます。

　
　　

　テレビはですが、このまま通販番組がはびこれば、先はない気がいたしますな。

　
　ただ、ネットに移行いたしましても、
小説や映画、ドキュメンタリーなど、一つのパッケージとしての形式は、
そのまま残るのではございませんでしょうか。
そう思います。
　
　
　

追記：ネット動画の場合、動画自体が間違っていても
　　　コメント欄でまちがいを訂正してくれる人がいるから公正だ
　　　とおっしゃる方もございますが、
　　　これはケースバイケースでございますよねぇ。

　

　　　コメント欄にいる方にその動画と意を同じくする方が多ければ、
　　　間違った主張でもそれが賛同され、嘘が強化されてしまいますし、

　　　
　　　いいねもたくさんのスマホを連動させた装置で
　　　簡単に量産する業者もあるみたいでございますから、
　
　　　多くの賛成意見やいいねがあったとしても、
　　　正しいとは限らないのでございますな。