2025/06/14 待合室みたいなところで耳に挟んだ話。妊娠中はタバコを喫(す)ってはいけないということを知らなくて、喫煙を続けていたら、乳がヤニ臭くなってきたのでタバコをやめた、とか。本当だといたしますと、やはりタバコの成分は全身を回るものなのでございますな。
うらやまにたぬきがおんねん
さて、今回のお話で一番気になるのは、
宇宙人たちの死因は何か。ひいては誰が犯人か、
あるいは誰のせいか、
ということでございましょう。
宇宙人たちの死因は何か。ひいては誰が犯人か、
あるいは誰のせいか、
ということでございましょう。
ネットでは、
タヌキ星人アレルギーですとか、
パンデミックウィルスがまだ残存していたのだ、
という説が主流でございますが、
タマ子さんは服の上から宇宙人に触れていて、
直接肌に触れているわけではございません。
タヌキ星人アレルギーですとか、
パンデミックウィルスがまだ残存していたのだ、
という説が主流でございますが、
タマ子さんは服の上から宇宙人に触れていて、
直接肌に触れているわけではございません。
ウィルスにいたしましても、
500年以上(それ以上ですか)前のウィルスでございますから、どうですかねぇ。
それにそれでは作中で語られていることが少ない気がいたします。
アレルギー説は、そのあと宇宙人たちが肌を搔いている描写がございますから、
それなりの説得力ございますが、
ウィルス説は今後のお話次第でございます。
それなりの説得力ございますが、
ウィルス説は今後のお話次第でございます。
もちろん今後の伏線として大いにあり得ることではございますが。
まぁ、真実はいつも一つではございません。
というわけで、
道化の真実なりの真相を2つほどここに掲げてみることにいたしましょう。
道化の真実なりの真相を2つほどここに掲げてみることにいたしましょう。
☆ ☆ ☆
まず1つ目は、名前に注目いたします。
最初に宿泊したのが、チュル・チュルチュルさん。
刑事の名前がニュル・ニュルニュルさん。
刑事の名前がニュル・ニュルニュルさん。
写真の人物がチョロ・チョロチョロさん。
誰もが
チュル・チュルチュルさんとはチョロ・チョロチョロさんの偽名だろう
と思うところでございますが、実はそうではなかったとしたら──。
チュル・チュルチュルも本名ではないかも知れませんが、
その正体がチョロ・チョロチョロさんとは限りません。
態度で判断するのはいけませんが、
チュル・チュルチュルさん、凶悪そうに見えませんですしね。
チュル・チュルチュルさん、凶悪そうに見えませんですしね。
ではチュル・チュルチュルさんがこの事件に無関係かと言えば、
そうではないものと思われます。
そうではないものと思われます。
というわけで、ここから大胆な仮説に入ります。
チュル・チュルチュルさんは女性で
(この宇宙人の性に関しては分かりませんが、
分かりやすいように仮にそうしておきます)、
チョロ・チョロチョロさんとは恋人の関係にあった。
コズミック刑事はそれを突き止め、何とかして彼女と接触しようとする。
そのやり取りの中で、
チュル・チュルチュルさんは
ニュル・ニュルニュルさんと恋に落ちていたのかもしれません。
2人は、銀河楼での密会を計画いたします。
証人として保護するためか、決定的な証拠を入手するために。
ダブルの部屋を取ったのも、2人で遭うためでございますな。
ところが、常々怪しいとは感じていたのでございましょうな。
チョロ・チョロチョロさんに気づかれてしまいます。
チョロ・チョロチョロさんはチュル・チュルチュルさんのあとをつけ、
ついに犯行に及んだというわけでございます。
犯行方法は窓からガスの詰まった砲弾を撃ちこんだのでございましょう。
ホテルのどこに泊まったかは、
GPSタグみたいなものを付けていたのではございませんでしょうか
(衛星が稼働していない、もしくは撃ち友人の危機には対応していないのでしたら
ほかの方法かもしれません)。
おそらく彼らの種族のみに有効な毒ガスで、
残留する度合いの高いものなのでございましょう。
翌日行ったコズミック刑事が死亡したのは、
まだガスが残っていたからに違いございません。
どちらも一泊とおっしゃっておりますから、
刑事が一日遅れてきたのは、どちらかが日を間違えたのでございましょう。
刑事が一日遅れてきたのは、どちらかが日を間違えたのでございましょう。
あるいは、
チュル・チュルチュルさんが証拠の品だけダブルの部屋に残して立ち去る予定
だったのかもしれません。
それでしたら、わざと一日ずらしたということになります。
刑事が部屋の片付けが終わっていなくても構わないと言ったのも、
むしろ掃除をされてその品物を見つけられたら
厄介なことになるからだろうと思われます。
と、これが1つ目の説。
両方がダブルの部屋を取っていて、
誰か来ていないかを訊かないのはおかしいかもしれませんが、
両方とも自分が先に来たはずと思っていたのでございましょう。
誰か来ていないかを訊かないのはおかしいかもしれませんが、
両方とも自分が先に来たはずと思っていたのでございましょう。
あと、「窓もポン子が開けた」というセリフがちょっと問題。
カーテンを開けている描写はあれど窓はないのですよね。
ですから窓は前の晩に開けたのかも──。
でも、異臭がこもっていたということはおかしいような。
カーテンを開けている描写はあれど窓はないのですよね。
ですから窓は前の晩に開けたのかも──。
でも、異臭がこもっていたということはおかしいような。
まぁ、一流のテロリストなら何らかの方法で出来たのでございましょう!!
☆ ☆ ☆
さて2つ目の真相でございますが、
犯人はフグリさん。
ただし殺意はございません。
メタな話から入ります。
ホテルに行っていない彼が犯人?
と首を傾(かし)げるかもしれませんが、逆におかしいと思いませんか?
ホテルに行ってもいないし、物語にも関わっていない彼の出番が、
話のかなりの位置を占めることを。
と首を傾(かし)げるかもしれませんが、逆におかしいと思いませんか?
ホテルに行ってもいないし、物語にも関わっていない彼の出番が、
話のかなりの位置を占めることを。
もちろん、変わり果てた姿のお披露目という役割はございましょう。
彼が何をしているかを知らしめるということもあると存じます。
しかし、それでしたらもっと別の話にすることだって出来たでしょうに──。
特に最後のシーン。ここはフグリさん一人の登場でございます。
最後のシーンをフグリさんで締めるということは、
この作品において彼が重要だということでございます。
この作品において彼が重要だということでございます。
彼とホテルを結びつけるものと申しますれば食器。
あのシッポを出したお皿などと、
廊下に置いてございました花瓶もそうでございますな。
あのシッポを出したお皿などと、
廊下に置いてございました花瓶もそうでございますな。
その花瓶に顔を近づけ、チュル・チュルチュルさんはおっしゃっております。
「この壺、いいねぇ」
「こういう強い念がこもったものは、よからぬものを引き寄せちゃうんだよねぇ」
そしてフグリさんのセリフ。
「歪んでいく……。すべてが歪んでいく……」
さらにコズミック刑事さんも、
ポンスティンさんにこの壺で殴られたあとに発症しております。
ポンスティンさんにこの壺で殴られたあとに発症しております。
そしてラストシーン。
フグリさんはおばあさんのお墓に、自分の作ったお皿を供え、
フグリさんはおばあさんのお墓に、自分の作ったお皿を供え、
「おばあちゃん、最っ高の器が出来たよ」
さわやかに言っている……。
つまり、それまで作った陶器は、彼の鬱屈した念がこもったものだったのでございます。
その念が思いっきり詰まった花瓶に、
チュル・チュルチュルさんは顔を近づけ、
ニュル・ニュルニュルさんは、頭に叩きつけられて、その破片を浴びている。
チュル・チュルチュルさんは顔を近づけ、
ニュル・ニュルニュルさんは、頭に叩きつけられて、その破片を浴びている。
おそらく彼らの種族は念に対して敏感だったのでございましょう。
そのために死に到ったというわけでございます。
SFと申しますよりもホラーでございますな。
今回はサスペンス要素もりもりなので、
真相がホラーというのは、正しいかと存じます。
真相がホラーというのは、正しいかと存じます。
まぁ、ホラー要素無しならば、
土に毒が含まれていたのかもしれません。
あるいはタヌキ星人のことでございますから、
燃料としてタメフンを使っていて、
それが宇宙人の身体に悪影響を及ぼしたのかも──。
土に毒が含まれていたのかもしれません。
あるいはタヌキ星人のことでございますから、
燃料としてタメフンを使っていて、
それが宇宙人の身体に悪影響を及ぼしたのかも──。
でも、やっぱり怨念かな?
サスペンス回でございますし、ラストで怨念が消え、
花瓶も壊れて無くなったのでしたら、
今後、このような事態が起こらず都合がよろしいですし──。
花瓶も壊れて無くなったのでしたら、
今後、このような事態が起こらず都合がよろしいですし──。
というわけで結論。
2人の宇宙人は、フグリさんの怨念にやられた。
どういうわけか、ジークアクスと被るこの作品でございますもの、
念の力で人死にが起こっても、それは不思議ではございません!
、
念の力で人死にが起こっても、それは不思議ではございません!
、
ですから、「シーツの白さは心の白さ」というタイトルも、
ムジナおばあちゃんのお墓に供えられたお皿のことを指しているのでございましょう。
ムジナおばあちゃんのお墓に供えられたお皿のことを指しているのでございましょう。
最高の白いお皿、それがフグリさんの一点も曇りのない今の心なのでございます。
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