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2025/06/14 待合室みたいなところで耳に挟んだ話。妊娠中はタバコを喫(す)ってはいけないということを知らなくて、喫煙を続けていたら、乳がヤニ臭くなってきたのでタバコをやめた、とか。本当だといたしますと、やはりタバコの成分は全身を回るものなのでございますな。
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 宇宙刑事 茶番

 
冒頭、ポンスティンさんとポン子さんのが登場いたします。
タマ子さん。
 
タヌキ星人には姓がないみたいですが、
狸口(たぬこう)が増えればつくようになるかもしれません。
 
その際は、韓国籍の金さんとは結婚していただきたくないですな。
夫婦別姓でしたら問題はございませんが──。
 
彼女は変装が得意なようで、
他のタヌキ星人がアバターのように1つの姿しか持たないのとは別格でございます。
他の方も出来るのかもしれませんが、
とにかく彼女はそれが得意なのでございましょう。
 
わたくしは、オバケのQ太郎のO次郎を思い出しました。
 
にしても、このムジナさんのお墓が話のラストにつながるとは思ってもおりませんでした。


 一方、このお墓参りにフグリさんは参加しておりません
 一体どうしたのか。
 あとから分かりますが、どうやら工房をもって、陶芸家として活動しておられるよう。
 家族とは別住まいなのでございましょう。
 
 その爺むさくなった姿にはだれもが驚かれたことかと。
 声優さんも驚かれたのではないかと思われます。
  
  
 タヌキ星人なので置きものでも作っているのかと思いますれば、
花瓶とか食器など実用的な作品をものにしているようでございますな。
  
 でもおそらくこれは、
タヌキ→信楽焼の置きもの→陶磁器→陶芸家 
といった発想なのでございましょうな。
 
 この作品、ホテルと言えば、タヌキと言えばといったように、
そんな感じであるあるでネタを作っているが気がいたします。
 
 
 オープニングも終わり、盛況なホテルに一人の宿泊客が訪れます。
 この宇宙人、チュル・チュルチュルさん、何か訳ありなご様子。
 シャッター光がすれば顔を隠し、
誰に訊かれても自分の名前は出さないようにと念を押し、
食事は部屋でする、
荷物も自分で運ぶとおっしゃっておりまして、
怪しいことこの上ございません。
 
 翌日、このお客さまが倒れた状態で発見されます。
 
 吐瀉物に汚れ、肌は斑点が浮かび上がりひび割れたような模様が──。
 ポン子さんは死体と認定いたしますが、これ判断が早すぎですよね。
 
 お医者さまであるだんな様を呼んで検死をしてもらうか、
ヤチヨさんを呼んで調査していただくかすべきだったでしょう。
 
ヤチヨさんなら吐瀉物から何か分かったかもしれません。
「ペロッ、これは青酸カリ!」
をやっても永久休職しないでしょうし──。
  
 まぁ、ポン子さんはすぐさま気絶してしまったので、
致し方のないことではございますが。
 
 というわけで、ヤチヨさんが探偵となって捜査開始。
昔の推理小説なんぞを読んでおりますと、ホテル探偵って出てまいりますよね。
 
 ただヤチヨさんの探偵ぶりはクールながらもポンコツでございます。
 
 第一発見タヌを即犯人と断じるあたり、ドーヴァー警部なみ。
 違うとわかるとあっさり考えをくつがえすのは、この場合いいところ。
 
 窓から侵入説、従業ロボットたちの犯行説、
料理の黒ニンジンが毒となった説、蚊に食われたため説……。
 
料理は手を付けていないからシロ。蚊は刺していないからシロ、なので迷宮入り……。
 
あっさり考えを捨てすぎている気もいたしますが……。
 
 急に本当に暗雲が立ちこめるホテル。
殺人事件が起こったホテルは客足が遠のいてしまう」──
 ここで回想シーン入れるのズルいですな。
 ヤチヨさんの出した答は……
隠しましょう
 ロボット3原則的にこれは正しい
 
1. 第一原則:
ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、何もしないことによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
 
2. 第二原則:
ロボットは、人間に与えられた命令に服従しなければならない。
ただし、その命令が第一原則に反する場合は除く。
 
3. 第三原則:
ロボットは、自己の存在を保護しなければならない。
ただし、それが第一原則や第二原則に反する場合は除く。
 
人間には宇宙人も含まれるでしょうが、
それ以上にヤチヨさんにとっては、ホテルオーナーもふくまれます。
  
ということは、銀河楼もです。
ヤチヨさんは、宇宙人を殺したわけではありませんし、
看過もしておりません。
 
第1項には抵触していないので、
ホテルを守るという命令遵守と自己保身の第2項と第3項を
実行することになるのでございます。
 
ロボット3原則に
嘘をついてはいけない」という項目がないのがネックでございましたな。
  
 ロボット3原則は機械の安全に関する原則みたいなものでございますから、
原則を作ったときは機械が嘘をつくなんて想定はなかったのでございましょう。
(アシモフのロボットものでも
 ロボットが嘘をつくようなことがあったような気はいたしますが、
 昔読んだことゆえ、忘れてしまいました)
  
 こういう判断にヤチヨさんが到ったのは、
ヤチヨさんをプログラムした技術者が悪いのか、
その後の経験が大切なのだと学習機能をつけさせたオーナーが悪いのか……。
  
 と思ったのでございますがホテリエという人間を相手にした仕事上、
こうした機能は必要なのでございましょう。
 
 これまでも事実と異なる言動はあったような気が。思い出せませんが……。
  
まぁ、ですがとまれ隠蔽は悪手でございます。
  
「殺人事件が起こったホテルは客足が遠のいてしまう」というのも、
短期ではそうかもしれませんが、長い目でみれば問題ございませんでしょう。
 
実際、皆さん、殺人が起きたホテルで知っているところございます?
 よほど身近だったりする以外ではないかと存じます。
 そんなものでございます。
 
 
 さて、そのようにヤチヨさんが隠蔽を決意したその時、新たなるお客さまご到着。
 タマ子ちゃんが生き返ったと言うほどの瓜ふたつ。
ヤチヨさんをしてもチュル・チュルチュルさんと判別がつかないほどの宇宙人。
 ですが、本人はまったく違うと激昂いたします。
 
 部屋はダブルをご注文。
 そして、おもむろに1枚の写真をヤチヨさんたちに見せ、
見覚えがないかと訊いてまいります。
 
 写真の男の名はチョロ・チョロチョロ
 数々の星でたくさんの犠牲者を出している、
宇宙史上最悪のシリアルボンバーテロリストだそう。
 
 その男を追うこのお方は、コズミック刑事
ニュル・ニュルニュルさん。
 
 ヤチヨさんは、チョロ・チョロチョロ。さんのことは知りませんし、
チュル・チュルチュルさんには口止めをされているので、
 
チョロ・チョロチョロさんのことはぞんじません
と、正しい回答をいたします。
 
お部屋の掃除が終わっていないというヤチヨさんの言葉を無視して、
ニュル・ニュルニュルさんはお部屋に向かいます。
 そんなことも知らずに、ポン子さんは死体の洗身にご専心。
 
 このあたりから、死体隠しのスラップスティックギャグが始まります。
 
 ヤチヨさんは靴のヒモ戦術という遅延行為をして
何とか部屋にたどり着くのを送らせようといたしますが、
牛歩の歩みとはならず虚しい悪あがき。
なんか臭う」部屋にとうとう到着してしまいます。
 間一髪のところをティータイムでごまかしたものの、コズミック刑事の疑念は晴れず。
 
 
 椅子、食肉冷蔵(凍?)庫、花瓶、スクリーン裏……
とどこかで見たような隠し場所を実践。
ついにポン子さんが屋上からの投棄も試みますが、
ヤチヨさんにとある理由で止められます。
 
 そこでヤチヨさんが一喝。
逃げ切ることから逃げ切りましょう!」
なんかいいこと言っている風だけど犯罪行為。でもここまで来たらそれも是かも?
 ですがポン子さんのおっしゃった
逃げるがカチカチ山」はどろ舟まっしぐらなのでは?
 
 カートに死体を乗せ逃げる一体と1匹。それを追う刑事。
 
 そのラストは3人にとって意外な形で終わります。
 
 ポン子さんの夫であるポンスティンさんが
ホテルの廊下にあった大きな花瓶で
コズミック刑事の頭を殴打してしまったのでございます。
 
理由はさかのぼること少し前、ホテルを訪れた彼に、タマ子さんが
おかあさんは男の人と一緒にお風呂にいると言ったせいでございます。
それをどう勘違いしたか悪いように取ってしまい、
殺意を抱くようになったのでございます。
 
にしても、洗われていた宇宙人とこの刑事とは不倶戴天のアカの他人。
それを殴り倒してしまうとは──。
  
 ただし、刑事はそれが元で死んだのではございません。
 殴打されたあとも起き上がり、発砲し、しゃべることまでしております。
 
 彼が死を迎えたのはその後、
チュル・チュルチュルさんと同様の症状で斃(たお)れておりますから、
おそらく同じ死因なのでございましょう。
 
宇宙史上最悪のシリアルボンバーテロリストがキ
ャンディに偽装して持っていたという「ちきゅうはかいばくだーん」は、
タマ子さんがもぐもぐして事なきを得た模様。
 
ニトログリセリンは甘いと聞きますので、
成分は存じ上げませんがこれも甘かったのでございましょう。
 
  
 最後は最初と同じムジナおばあちゃんのお墓。
 今度はフグリさん独りが参拝しております。
おばあちゃん、最っ高の器が出来たよ
 顔に似合わないさわやかな声でおしまい。
 
 カメラが引くと、お墓の横には、そっくり宇宙人の2遺体が。
 空には、おばあちゃんと、2人の宇宙人のお姿が──。
 
 それで、いいのか。
 これで、いいのだ。
 という終わり方でございました。
 
 あとでコズミック刑事の同僚が調査に来るのでは? と気にはなりますが、
このまま終わりみたいなので、それも無さそうでございますな。
 
 第一来られたといたしましても、
ヤチヨさんたちにはやましいところなど一点もございません。
  
殺人を犯したわけでもございませんし、雑とは申せ、埋葬もしたのでございますから。
 
ところで、お葬式の時ちょっと気になっておりましたが、
2人のうち友人が土に埋められたということは、
おばあちゃんも土葬なのでございましょうな。
 
 
 
      ☆      ☆      ☆
  
 
次回第11話は「穴は掘っても空けるなシフト!
ヤチヨさんが有給休暇を取る回みたいでございます。
 
とりあえず、予告編のYouTubeには、
 
休んで!ヤチヨちゃん! 
ということは、結局休めないって話になるのですかねぇ…。
 
それにいたしましても、11話がこれですと最終回、
ポン子さんがたぬき星の戦争を終わらせ、
コスモクリ……空気清浄機と大型掃除機を使ってたぬき星をきれいにし、
第二の銀河楼をオープンさせるという話にはなりそうにないですな。
 
と書き込んでおきました。
 
ですがこのタイトル。
ポン子さんの10則でございますから、
ポン子さんの奮闘する回なのでございましょう。
  
楽しみにございます。

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