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017/12/17 ゲームブッククイズ(5) タイムマシン・アドベンチャー3『ムサシの剣』スティーヴ・ペリー、マイケル・リーヴス著/  田村源二(昭和60年6月 二見書房)。ホウゾウイン(宝蔵院)からキョウ(京)に向かう途中で出会う、盲人の按摩の名前は?
[5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15]

マンガの原作を手がけたこともあるのはご存知でしょうか?

  「ログイン」誌 1983/10 
 ●スターゲームデザイナー登場!

 によりますと
デビュー作は、以下のとおりでございます。

p.154
堀井――そうですか。実は、ボクは(劇画原作者の)小池一夫さんの主宰する劇画村塾の第3期生なんです。今度『別冊マンガアクション』で、本田一景というペンネームで原作者としてデビューしたんですよ。平野仁さんが画を描いてくれた『赤いドレス』という刑事モノなんです。

 いつのことかはわかりませんが、このインタビューが、1983.7.16と書いてございますから、それに近い時期ということはまちがいなさそうですな。
(引用の太字とか色はわたくしによります。
特に断りが入っていなければ、このブログでは基本的にそうだとお考えください。
ちなみに、インタビュアーは、塩崎剛三という方でございます)


 これ、『ポートピア連続殺人事件』もちろんパソコン版の)が出たときのインタビューですから、
当然それよりもあとの話ということになりますな。

 それがちよっと残念。

『ラブマッチテニス』で、第一回エニックス・ゲーム・ホビープログラムコンテストに入選し、
デビューする以前の話でしたら、面白いのに――。

『ジャンプ』『OUT』、『セブンティーン』などという雑誌で、
ライターとして活躍していたのでございますから、
その可能性はありそうですのに――。


 でもまあ、本田一景原作の作品として、
 ネット上に

『ゴルゴ13』(さいとうたかお)

「サギ師ラッキー」
「アイリッシュ・パディーズ」
「イリーガルの妻」
「弾道」



「探偵桃語」(作:本田 一景/画:三山 のぼる

はございましたが、
この作品については出てこないみたいですので、
ここに記しておくことにいたします。
 

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 「Role&roll」誌
vol.57 p.033 には、6月30日と書かれておりますが、あれは幻影だったようでございますな。
vol.58 p.009 には、7月31日とございますから。
まぁ、よくある事でございます(良くないけど)。

          ……。

 まっ、そういったどうでもいい話はよしといたしまして、
 
今回のラインアップは、


デモンパラサイトリプレイ
猫と悪魔の狂騒曲 ~異形たちの街角~
監修■北沢慶
作■片山泰宏/グループSNE 画■洋武


ガンドッグゼロ
ハーフ・ボイルド・ディテクティブ
作■狩岡源/アークライト 画■桃タイ


迷宮デイズ リプレイ
血と因果のタイトライン
作■斉藤高吉(冒険企画局) 画■菊地且典

といったところでございますな。



「猫と悪魔の狂騒曲 ~異形たちの街角~」
は、

リプレイ
『異形たちの街角~インヒューマンズ』
(著:片山泰宏/グループSNE 新紀元社 1260円)の、
1話と2話に挟まれる番外編だとか。

 最初からいる
「悪魔憑き」 と、
サプリメントで追加された 
「AAS」、
「ミュータント」
「サイボーグ」

という種族の異なるPCが、
主人公チームを組んでいるのが、ポイントの作品でございますな。


「ハーフ・ボイルド・ディテクティブ」
は、
『バイト・ザ・パレット』を使用したものだそうでございます。

 これは、 民間保安企業(PSC)に属するという
『ガンドッグ』の立場を離れて、
香港ノワールやハードボイルド、クライムアクションとなど、
幅広いアクションものを楽しむためのサプリメントでございますな。

 で、この作品、イラストをみると、コミカルなものになっておりますよ。
 そう、『ガンドッグ』って、このように
けっこう幅の広いことができるシステムだと思うのですよね。

 ですから、これに限らず、
いろいろなジャンルでの展開を期待したいものでございます。
(わたくしといたしましては、もちろんコメディを希望いたしますが)


「血と因果のタイトライン」
は、
斉藤高吉先生らしいでございますなぁ。

 キャラクターシートを10枚用意してのスタート。
 で、その10枚が終わったらゲームオーバー。
「神官」はなし。とりあえず、最初のキャラクターでは、なし。

 ……。

 殺す気満々でございます。
 


 さてさて。

リプレイ以外の記事
としては
『デモンパラサイト』リプレイのあとに、

『デモンパラサイト』
リプレイライター座談会(文:片山泰宏)

というものが載っております。
参加者は、

北沢慶先生
力造先生
藤澤さなえ先生
友野詳先生
片山泰宏先生。

そうした方々が、それぞれのリプレイ作品について、
語ったり、感想を述べたりしているわけですな。

 こういう制作者サイドの話を、タップリ読めるのはうれしい限りにございます。

(なにか、『デモンパラサイト』は、手塚治虫先生の『火の鳥』よろしく、
あらゆる時代を目指すそうでございますよ??)


 こうした打ち明け話などは、できましたら、
定番化して他の作品についてもやっていただきたいところでございます。

 特に、興味あるのは、「ガンドッグ」シリーズかな?

 そうした話が、
この作品にはあまり出てきていないような気がいたしますので。
 

7/1 ユキさまのブログ「アドベンチャーゲーム研究処」
      の2009-06-30 20:20:00の記事
   「テキストアドベンチャーゲーム、変容の歴史。」
   http://ameblo.jp/adoventure-kenkyu/day-20090630.html
   のコメント欄に書き込みをさせていただきました。
   ゲームブックのルーツ部分に関することなのでございますが、あれでいいのかなあ……。
   ここら辺のことは、このブログでものちほど書くつもりでございます。大して変化はない予定。

7/3 エコポイントって、うちわとかじゃもらえないのかなぁ……。
   よっぽどエコだと思うんだけど。

7/5 七夕見に行ってきました。
   急ぎ足だったので、あまりちゃんと見ることはできなかったけれど。
   それと、リンクに、 "ゲームブック"-Google検索 を追加しておきました。
   う~む、情報源をばらしてしまうハメに……。

7/6 ふと思い出して、七夕のことについて書こうと思ったのでございますが、
   取っておいた資料がどこかにまぎれてしまいました。
   まあ、一年前の七夕くらいのときに見つけたものですからねぇ。
   でも、残念。
   またの機会に紹介することにいたします。 (となると、来年? 忘れそう……)

7/7 さ~さのは さらさら
   や~ねぇま~で とんだ
   や~ねぇまぁで とんで こわ~れ~て き~え~た
   アッホイ アッホイ アッホイホイ!
   だ~れに おみやげ や~るのかなぁ?
   おほしさま キ~ラキラ きんぎん すなご

7/10 ごめんなさい。今日はおやすみにいたします。

7/12  きのうは疲れて体調不良。パソコンを起動する気にもなりませんでした。

7/13  シャープ社のカラー電子辞書「ブレイン」は、ネットで調べてみると、

    辞書との連動機能なし
    キーは電子辞書のもので使いにくい
    特殊なキーの使い方をしているところもある、のだそうですな。

    というわけで、今回は保留してみる予定。

7/15 「Role&roll vol.58」買ってまいりました。
    「ボードゲームジャンクション」
    「今月の注目作」(文:江川晃 p.111)にございます
    「カットスロート:裏切りの洞窟」という作品、
    「第3弾ではゲームブックのような冊子を使い、
    まさにRPGのような遊び方ができるようになります(詳しくは次号ででも)。」
    とのことでございます。
    「ゲームブックのような」?
    その言葉に期待いたしましたが、ソロプレイではなさそうな感じ ですな……。
    いずれにせよ、次号待ち というところございますか。

7/16 今日の20時アクセス数19って何でしよ? 謎。

    次なる記事は、「ランダムダンジョン」について、
    少し雑談の予定でございます。これって、
    「ドンキーコマンド」の欄外コメントのはずだったのですけど

(追記:17日の訪問者数40と18日の94はホントに謎。カウンターの故障?
 いづれにせよ、ぬか喜びしないで淡々とまいりましょう)

7/19
 1番   やめてケレ やめてケレ やめてケ~レ エヴァエヴァ(……)
          おお、か~みさま 神さま 助けて パパ~ヤ~!

    3番   やめてケレ やめてケレ やめてケ~レ 使徒使徒(……)
          おお、か~みさま 神さま 助けて パパ~ヤ~!……。

    いえ、 「エヴァンゲリオン」の映像をバックに、
     「老人と子供のポルカ」が流れたら楽しいかな、
    と思っただけでございます。

    ネット上に置かれている映像は、ちょっと?
    ずびずぶぁ~、とか、左卜全先生、もっと迫力ある発声していたと思うのですが……。

7/21 こうゲームブックが出ないと、
    実はどこかの本屋さんに、
    サプライズでひっそりと置かれているんじゃ……、
    などと考えて探してしまいますよね!
    えっ、そんなことないって?

7/25 ゲームブックなチャット、参加中。
    ということで、今日の更新はおやすみです。

7/26  疲れてしまってダウン中。ふぁ~。

7/28 予告:次回は、藤子・F・不二雄大全集の『オバケのQ太郎』(1)を買ったのでその話を。
    ゲームブックの話じゃなけりゃいらない、という方は寝ていてください。

7/29 引用が必要なものは、資料探したり調べたり引用したりで時間かかってしまうなぁ……。

7/30 「八岐の園」は、分類として「幻想小説」に入れましたが、
    内容的には「文学部ゲームブック科」でもよかったかも。
    まあ、そういうことありますよね。
 

『伝奇集』
J.L.ボルヘス作
鼓直訳
岩波文庫 (1993)
“FICCIONES” 1944
 Jorge Luis Borges


文学部ゲームブック科の必読書。

 

『幻獣辞典』のほうを紹介してしまったが、
本当はこちらが先の予定だった。

 ボルヘスについては、作品を読んだことかなくても、
名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。

 南米を代表する幻想文学の作家で、
代表作としては、「バベルの図書館」が挙げられるだろうか。

 過去そしておそらく未来を含む、世界、いや、宇宙のすべて、
無限であるはずのものを、
有限であるはずの書物の中に封じ込めた図書館の幻想は、
ボルヘスの作品を象徴するイメージであり、
まさに物語の迷宮・迷宮の物語という言葉にふさわしい。

「八岐の園」もやはりそのような作品だ。
 そのイメージは「バベルの図書館」に勝るとも劣らないのだが、
惜しむらくは作品が、その「八岐の園」のイメージだけを語っているのではない点だ。

 物語は、

 スパイである主人公が、敵である大尉に追われて逃げ、
スティーヴン・アルバート博士の家に入りこむ。
 そこには、主人公の曽祖父、崔奔(サイペン)の作った
「八岐の園」があった……。

 そこから、
アルバート博士の「八岐の園」に関する長い挿話が始まるのだが、
これは、全体の物語とあまり関係ない。

 枠の物語は枠の物語として完結しているし、
「八岐の園」のイメージはそれだけで成立している。
 両者がかかわりあって存在していれば、
それはそれでひとつの傑作となったろうが、
そのつながりが弱いのだ。

 とはいえ、「八岐の園」のイメージは、
そうした作品としての欠点を補って余りあるものだ。

 どういう内容かは……。

 まあ、この「文学部ゲームブック科」で絶賛しているのだから、いうまでもあるまい。

 ここに描かれているのは、理想状態の分岐小説だ。

「分岐し、収斂し、並行する時間のめまぐるしく拡散する」(p.136)物語――。

 崔奔(サイペン)が13年の歳月をかけて作った、
迷宮でもあり、混沌とした小説でもある『八岐の園』とは、
まさにそのような物語だった……。

 と、言葉を尽くしても、あまり伝わらないと思う。
 やはり、実際に読んでそのイメージを感じてほしい。

 短編だから、読むのにそんなに苦ではないはずだし、
大きな本屋さんや図書館なら置いてあると思う。
手に取るのも、そんなに難しくないだろう。

 ぜひとも、読んでみてほしい。
 そして、出来得るなら、同じ本に収録されている他の作品も読んでみてほしい。

 それらもまた、
物語の迷宮と、
言葉の中に世界のすべてを押し込めようというボルヘスの幻想が
読み取れる作品であり、
ゲームブックを含む分岐小説のイメージを、
大いに広げてくれるものだと思う。


 ちなみに、山口雅也先生もこの作品を評価しておられるようで、
『生ける屍の死』『奇偶』で言及されている。

 『13人目の名探偵』も、
この作品の影響下に書かれたようだ。

「ミステリマガジン」早川書房 No.629 2008,July

「迷宮解体新書 第七回 山口雅也」
             文・村上貴史

p.9  この年(1987)にはまた、ゲームブック『13人目の名探偵』を刊行した。
 「当時は既に作家になろうと決意していたんですが、自分の作風は江戸川乱歩賞向きじゃないと思い込んでいたし、受け皿がなかったんですね。だから投稿とかも全くしていなかった。そんななかで、これは小説依頼に最も近い仕事でした。自分としてはボルヘスの『八岐の園』を意識して、時間の並行分岐的な趣向と本格ミステリの骨格をゲームという形式のなかでやったら前代未聞で面白いだろうと考えました」

 作者は、『13人目の~』のあとがきで、
ゲームブックには興味がない、というようなことをお書きになっているが、
それは、「八岐の園」のような理想状態には達していないゲームブックに対して
興味がない、ということなのだろう。

 さらにいえば、
現存のジャンル化、定型化されたゲームブックに対して
興味がない、ということなのかもしれない。
 

藤子・F・不二雄大全集

藤子・F・不二雄
藤子不二雄(A) 著
小学館 2009/7

 




 オ~ボケなんだ
 オ~ボケなんだ
 オ~ボケなんだけれど~


というわけで買ってまいりましたよ~。

藤子・F・不二雄大全集版の
『オバケのQ太郎』[1]。

編集方式が読者に優しいですな

掲載誌別

しかも学年誌に関しては、

小学生のころ自分の読んだところだけ読めるようにと、
学年繰り上がり方式
を採用しているのだそうで。

  まっ、その方式はともかくとして、 ご主人さまは、
少年サンデー版だけ読みたかったので、
この配慮は大変うれしかったとのこと。


『オバケのQ太郎』は、
読んだこと、もしくは見たことがある方ならわかると思いますが、
『ドラえもん』とは全く異なります。

『ドラえもん』が、基本的に

のび太がボケ、ドラえもんがツッコミなのに対し、

『オバケのQ太郎』は、

オバQがボケで、正太がツッコミですかな、役割としては。

 ドラえもんは友達であるとともに保護者的な部分も持ち合わせておりますが

オバQと正太の関係は対等…。

そのため、
ドラえもんに比べオバQの方が、
独立独歩な感じがいたします。

 あと申すまでもございませんが、
のび太は消極的で正太は積極的。

 オバQは、
失敗してもあまり気にしない、
憎めないおおらかさがございますな。

 人物構成について申しますれば、
あとからできた『ドラえもん』の方がまとまっておりますな。

 オバQの方は、最初からいるのはゴジラぐらい。
あとの友達は固定されていないのですな。
 友達との関わりの重要性と申すのは、
この作品などで徐々に気づき始めたのでございましょう。

 作品的には、このあたり、
まとまっていなくて、と申したらよろしいでしょうか? 
けっこう楽しい

 コロコロコミックに載ったものなども読んでみたのでございますが、
あとで描かれた作品は、
コマ割りも『ドラえもん』のように落ち着いて、
キャラクターも安定している分、
作品的にも落ち着いた感がするのでございますな。

 その点、このあたりは、
まだまとまりがなくて、
破天荒な感じがいいのでございます。

 特に、「初期9作品」と書かれている、
連載が一度打ち切られる前の作品が、
それ以降の作品と違って面白い。


『二人で少年漫画ばかり描いてきた 戦後児童漫画史』
(藤子不二雄 文春文庫 1980/9 初出:昭和52年)によりますと、

p.232 スタゼロ雑誌部としては少年マガジンの『わかとの』で手がいっぱいだったので、今度はやむなく藤子不二雄個人で描くことにした。別に個人名義にしたからというわけではないが、再開後の『オバQ』は前回にくらべて丁寧に描いた。

とありますから、つまり
その前は「藤子不二雄とスタジオゼロ」名義だったというわけでございますな。
 その「~スタジオゼロ」名義のあたりが、その後の『オバQ』とは違うのでございます。
 
 当時「週刊少年サンデー」誌は、
赤塚不二夫先生の『おそ松くん』がギャグの看板として存在していたのだそうですが、

 連載再開後はその、

「奇人変人・狂童怪童が入り乱れてのナンセンスな大混戦のオカシサ」や、
「奇抜な言葉とギャグを機関銃のように乱射する」
といった特徴を意識し、それに対して、

「普通の子供たち」と「ごく日常的な事件」、
「ふつうの言葉をしゃべり、ギャグにしたってノンビリ、オットリムード」
にしたのだそうでございます。

「赤塚不二夫と藤子不二雄との個性、本質の違いからくるものだが、
これなら両立、共存はできる……と思った。」(以上p.232-233)
ということで。

 逆に申しますと、連載再開前のほうは、
『おそ松くん』に影響されて藤子作品らしくないドタバタな感じになってしまった、
ということなのでございましょうな。

 実際、それ以降の『オバQ』では見られないスラップスティックなギャグがあったりいたします。

でも、それがいいのでございます。

と申しますか、このあたり、スタジオゼロ作品ということで、
かなりそのメンバーの手が入っていたのではないか
と思うのでございます。

 特に2話の石ノ森章太郎先生の当時の自画キャラがたくさん出てくる
「まとめてめんどうみてよ!!」は、

(同じキャラクターが何人も出てくるというところが
『おそ松くん』に影響されたのかもという気がするのはともかくとして)

アイデア・作画ともにかなり石ノ森先生が加わっているのではないか
と思うのでございます。

 だいたい1話が完成したのは、 「〆切りギリギリ」(p.230)だったそうですし、
週刊連載でございますからな、
2話目もかなり切羽詰った状況で描かれたもの だと、
想像に難(かた)くはございませぬ。

 ですから、手の早い石ノ森先生が多くかかわったということは、充分に考えられることでございます。

 また、
「この仕事を僕たちは、スタゼロ雑誌部のためのピンチヒッターと思っていたので、そう期待をしていなかった」 (p.230)
ので、当初
「『オバQ』にアンマリ力を入れていなかった」(同、1行前)
との記述にも、それを感じますな。

 で、ご主人さまは、石ノ森章太郎先生のファンでございますから、
そういうスタジオゼロ作品としての部分が読みたかったのだと申すのでございます。

 ご主人さまは、虫コミックス版の『オバケのQ太郎』の9巻だけ
持っているのでございますが。

 その中に、「超能力入門の巻」という作品が収められているのですな。

 で、その作中作として、 「ぼくはエスパー」石林正太郎作 というのが登場するのでございますが、
そのキャラクターが完全に石ノ森先生の『ミュータントサブ』なのでございます。

 その作品を偶然どこかで目にしたので、後で古本屋さんで見つけたときに買ったみたいでございますが、

 一番最初に読んだときは、ご主人さま、

 藤子不二雄先生って、いつもはあんな絵を描いているけど、他人の絵も描けるんだ。

と、素直に感心したとか。
いや、少しは疑念を挟んだみたいでけどね。

 今にして思えば、石ノ森先生が描いているわけですな。

 道理で似ているわけでございます。

 さらに若いみぎり、はじめてマンガに接せられたころには、

藤子作品や石ノ森作品の脇役・端役に同じようなキャラクターがいること、
 それに手塚先生が、スターシステムで、同じキャラクターをいくつもの作品で登場させていたこと。
 さらに、手塚フォロワーの先生方も、
手塚先生のキャラクターに似たキャラクターを脇役・端役で使っていたこと、などから、

 脇役・端役のキャラクターは、みんなで使っているんだ。

 などと思っていたということ。
 その当時はそのような言葉は知りませんでしたか、共有ということですな。

 実際にそのような側面がないではございませんが、

ウィキペディアやファンサイトによりますと、

『オバケのQ太郎』の場合は、脇キャラを石ノ森先生がお描きになっている
そうでございますから、

そういう印象が特に強いのも当然ということでございます。

 で、やはり、そうした
藤子不二雄先生以外の方が描いた部分を探すのが、
この作品の楽しみの一つ
 と申せましょう。

 それにしても、Qちゃんが動物語をしゃべれるとか、意外に怪力
だという設定などは忘れておりました。


 あと、この巻で印象に残ったのは、

p.91 「名画を描こう」

5コマ目 Q太郎の中身下半分が見えますが、
     どことなくドラえもんに似ている……!


p.166 「オバケットに協力しよう!」

     タケコプターの前身とでもいうべきギャグが……。


p.304 「正ちゃんは名選手」

4コマ目 『ドカベン』の殿馬の秘打、
     「白鳥の湖」の前身がここに……。
     っていうことでいいのか?

     この話では、草野球の実況と解説の子供と
     プロ野球の実況と解説が、年が違うだけで
     顔は同じというギャグをやっておりますな。

     それにしても、Qキャッチング能力のすごいこと。
     プロの投球をホームランにするということは、
     まず、そのピッチャーの投げた球を、
     捕らなければならないのですから……。

 というあたりでございますか。

 それにしても、
後発であったために藤子・F・不二雄先生の作品集は立派なものになってしまって。
 藤子不二雄(A)先生のものも同じような装丁で出さないと釣り合いが取れないのでは? 
と余計な心配をしてしまいます。
 

 いずれにせよ、
これで『オバケのQ太郎』何度目かの再アニメ化への道も期待が開けると申すもの。

 いまの時代にどういう作品になるかはわかりませんが、楽しみでございます。  




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