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2024/05/05 國學院大學博物館を紹介した番組(Bs-12)で、縄文時代の火炎土器について、「土器のガラパゴス化」とおっしゃっておりました。なるほどー。日本人って先史のむかしから、独自の発展をさせることに長けていたのでございますな。
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 樹形図・系統樹と申しますのは、説明せずともご存じでございましょう。生物の分類、進化の系譜、歴史の興亡、家系、神々の階梯など、さまざまな関係性を基本的には枝分かれする木の形で図示した代物でございます。
 系統樹曼荼羅
 それらについて解説したのが、この
 

 『系統樹曼荼羅 チェイン・ツリー・ネットワーク』
三中信宏(文)+杉山久仁彦(図版)
(2012/11/NTT出版)
 
 にございます。
 
 本当にさまざまなものがございまして、
見ているだけで楽しい。
まぁ、本文読まないで眺めていただけなりでございますけれどね。
 セフィロトの樹や、易経の図なども本書には掲載されておりました。
 
 基本樹形と書きましたが、形態にも様々なものがございまして、円形やらCGを駆使した3D画像やら──。
 そう、この書は書が書かれた時点での最新の樹形図まであつかっているのでございますな。
 例えば、「少年週刊ジャンプアシスタント系統樹」なんて言うものも取り上げられておりまして、これはネットで見ることができます(最終更新が2017/8 だそうでございます)
 
 まぁ、そういうわけで、見ていて楽しい本でございました。
 
 このような系統樹を見て、何が出来るかを考えてみるのも面白いかもしれません。
 
 例えば国の興亡とか、主人公を何千年も生きる長命種族にし、国を渡り歩いて何とか生き残るゲームですとか、そういう長いスパンのゲームも面白そうにございます。
 
             ☆      ☆     



 さて、系統樹ということでもう一つ。
 
『分離・合併事典』合併・分離事典
 これは買ってきたのでございますが、失敗でした。
 図書館にもございましたしね。
 
 国や会社の浮沈だけではなく、
生物の進化、宗教の系統、
野球やプロレスなどの団体の変遷、
歌舞伎や柔道など流派、ゲームや映画のシリーズ、
キン肉マンの超人属性、ガンダム宇宙世紀の勢力など、
取り扱っている範囲は多岐にわたるのでございますが、
その多くが解説一ページ、系統樹一ページの見開き構成でございましてね。
内容がとにかく薄い。
 
 例えば、ライトノベルやゲーム会社。
 
ゲーム会社   ライトノベル
 これだけで語っていいのか、って思ってしまいます。
 
 程度の差こそあれこんな感じなのでございましょうから、これを足がかりに、ちゃんと調べるという使い方をすればいいのでございましょうが、それにしてもこれだけでは、正確な流れをつかめないだろうという感がございます。
 
 まぁ、歴史の授業で学ぶ文化史なんかもこんなものなのかもしれませんが……。

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