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2025/10/19 『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』!~2話を見ました。テレビ「仮面ライダー」シリーズに狂った、人生を狂わされた人たちとその周辺を描く作品。米国ではリアルにあるみたいですな。コミックのヒーローの格好をした人が、悪いヤツをやっつけるようなの。何十年も前の記事で見たことがございます。アニメに関しては、テレビ画面で元映像をアニメに落とし込んでいたり、声や動きにこだわりがあったり、テレビ版「仮面ライダー」愛が非常に感じられる作品でございます。 
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 きのうタイトル下に書きましたので、
 詐欺に遭ったくだりについて書いてまいろうと思います。
 
 前書きを書いておりましたら長くなりすぎましたので、
まず遭ったことから始めることといたします。
 
 なお、メモをちゃんとと取っていなかったため、
話の端々はかなり曖昧でございます。
 タイトルに170億と書きましたが、
それも7億だったか、70億だたか、700億だったかというていたらく。
 
話の筋だけ分かれば程度で目を大きくして見てください。
 
 また、二人称の部分には、わたくしの名前が入ります。
 
 ということで……
  
 まぁ、
 みなさまにおかれましては、
「ざまあ」とか「メシウマ」、「ザーコ」という態度で
お読みいただくとよろしいかと……。
 
    ☆     ☆    ☆
 
 ことの始まりは、水曜日の午後3時半頃だったと思います。
買い物に出かけようとしたところ、電話のベルが鳴ったのでございます。
 
 取ってみますと、長野の南郵便局の女性の方から、
 あなたの名前で10枚でキャッシュカードが発送準備中ですが、
心当たりありますか、と訊かれます。
 
 もちろん寝耳に水。
 そんなカード存じ上げませんし、長野なんて行ったこともございません。
 
 その旨を伝えると、
これは事件性があるかもしれないので、こちらから長野南警察に連絡します。
 なので長野南警察にあなたも連絡していただきたいのですが、
それともこちらから警察に言って、警察から電話してもらうようにしますか?
 と訊かれましたから、警察から電話してくださいとお願いします。
 
 事件の内容・伝票番号・発送日付・今の会話を録音したファイルのナンバー
などを教えられ、
警察から電話がかかってきたらあなたのほうからも
それらを伝えて欲しいと言われ、電話を待ちます。


 数分の後に長野南警察署の担当と名乗る方から電話がまいりました。
 その方がおっしゃいますに、
上司に訊くとこの件はさらに大きな事件に関係していそうだ。
ついては、長野南警察署まで来て、
事情聴取を受けてもらわなければならない、と
 
 えっ、となりました。
 長野なんて行ったことございません。
 夕刻ですし、これから何時間かかることか。
 そのことを申し上げますと、
 ああ、付近の方ではないのですね、
でしたら上司に変わりますので、相談してください。
 
 と数分後、北川正盛捜査課長という方が電話の向こうに登場いたします。
 なんでも特殊詐欺の主任とのこと。
 今、公表されれば世間を揺るがすような
非常に重大な詐欺事件捜査の指揮を執っているということでございます。
 
 その事件にわたくしが関わっているらしい──。
 なんですか、長野南警察管轄のとある銀行に、
投資詐欺のお金が300通の通帳に170億円入れられており、
その通帳のうち一通がわたくしの名義になっているというのでございますな。
 
 なので、事情聴取を行わなければならない。
 
 長野に来てもらわなければならない、とそのようにおっしゃるわけでございます。
 
 さらに続けて、
あなたの地域の方も、通帳に名義があったことで取り調べを受けている。
 
 その方は、ローンを組もうとしたときに
ブラックリストに載っていることが発覚したのだが、
詐欺のお金の一部を、知らずに使ってしまったか、
その方の本来の口座に入れられていたかだかで、
長野で20日間の勾留を受けているというのでございますな。
 
 わたくしもちろん長野なんて行ったことございません。
ルートも分かりませんが、
交通機関を使うと意外と遠回りなことぐらいなことは存じております。
 
 しかも、20日の勾留かもしれない……。
 いきなりそんな……。
 戸惑っておりますと、北川さんがおっしゃいます。
 あなたの場合は、まったく身に覚えがないということだし、
こちらに来てもらうのも大変そうだから、ビデオでの事情聴取で良くなるように、
上にかけあって特別措置の許可をもらってくる──と。
 
 2~3分もすると、ビデオの許可が下りたということ。
 ビデオでの事情聴取は、LINEで行うので、スマホの番号を教えて欲しい。
 そうおっしゃいます。
 
 携帯の番号? 警察はLINE使わないとか聞いたことがあるけれど、
今回のような場合は極めて特殊な事例なので使うのかなぁ。
LINEは普及率高いし、ビデオ機能があるので使い勝手がいいのかなぁ?
  
 などと思ったので、訊いても詐欺犯だったらまともなこと言うはずないし、
無駄だなぁと思いつつ、これ、詐欺てはないのですね? と訊いてみます。
 
 そうすると、われわれが普段から指導しているなんちやらかんちやらと、
お話しなさるわけでございます。
 
 それで、スキミング対策として身分証明書の周りに、
自分の名前と日時、複製不可という字を書くという方法を教えて下さいます。
そんな方法で防げるような気がしないなぁ、
でもそういうのだからそうなのかもと思って聞いておりました
 
(あとでもう一度その話が出たので訊いてみたら、
 銀行員などがコピーを取った紙にそれを書いて渡すのだとか、
 それでもダメな気がしたのですが、
 警察官がおっしゃるのでしたら、と聞いてしまうのですな)。
  
 そして、LINEの機能を利用してビデオによる事情聴取なのですが。
 その前に、この事情聴取は一対一で行わなければいけないのでと、
まず周りに誰もいないこと、来訪者の予定がないことを確認させられます。
 
 さらに玄関などの鍵もかけるようにと言われます。
 そうして始まるわけですが、
住所・氏名・年齢・職業・勤務先など、
まず個人情報をつぎつぎと訊かれるわけでございますな。
 
 ついこの前国勢調査があったばかりだから、そこら辺、正確にサクサク答えちゃう。
 
 さらに相手は、運転免許証の番号を言い、それを確認させます。
 それ今の今まで、相手がどこかで運転免許証の情報を手に入れて
持っていたのかと思ったのでございますが、
これってスキミング防止の話をしたとき、
忘れないようにそれをカメラで撮ってくださいと言われましたので、
その時、相手にその写真が行っちゃったのかもしれませんな。
 
違うのかなぁ。
 
LINEやスマホの知識全然ございませんので分かりませんが
だとしたら……
ああ……。
それだから、あんな嘘くさいスキミング防止手段をご教授してくださったわけですが……。
まったく思いもよりませんでした。
(今、「#9110」に、
 運転免許証の写真をLINEで送ってしまった可能性があると相談したら、
 特に何もすることは無いとのことでございました。
 今は審査が厳しいので,それで銀行口座作れたりは無いそうでございます……)
 
 で、次に運転免許証・保険証などを紛失したことはないか、
ということを訊かれます。
 
 自動車なんて、
2度ほどバッテリー切れを起こしてバッテリーを買い換えておりますし、
そのあとバッテリーのコードを抜くという方法を
自動車屋さんに教えてもらったぐらいでございますから、滅多に乗りません。
 
 お医者さんも、
この前コロナにかかったときに行った前は、いつだったか──、
なので紛失などほぼ考えられません。
 
 するとスキミングの可能性があるということで、
銀行・役所など運転免許証を身分証明書として提出した場所を訊かれます。
 
 それでしたら何回もございますので、
つたない記憶をたどりながら、思い当たる場所を口にいたします。
  
 何でもこのたびの事件はものすごく大がかりな事件らしいのですな。
 
 主犯の男(名前忘れました)は、すでに逮捕されているそう。
 
 現在は退職している(と言っていたと思います)のですが、
みずほ銀行を最後にさまざまな銀行を渡り歩いた人物で、
各地に銀行員だけではなく警官の仲間も多数いるという話でございます。
 
 そうした銀行員がカードをスキミングしたり、
警官が被害届をもみ消したりしているとおっしゃるのでございます。
 
 それをひそかに調査中だというのです。
 
 こちらとしては、
なにか『名探偵コナン』にでも出てきそうな大がかりな話だなぁ、
と思いつつ聞いております。
でもあり得そうにない話だからこそ、もしかするとあるのかも──という感じで。
 
 そういう話をされた後、オウム真理教の時の話を持ちだしてきまして、
あれは警察官の中に内通者がいて、
一斉捜査の日時をリークされたために
地下鉄サリン事件を阻止できなかったってなことをおっしゃるわけでございます。
 
なので、絶対に口外しないように。
警察官にも銀行員にも仲間がいるので、
警察や銀行に相談に行っては絶対にいけないし、
どこで漏れるか分からないので身内にも相談してはならない。
 
 守秘義務は絶対に守るように──。
 
 そうして、そのことをが書かれた誓約書を宣誓──
朗読させられるされるわけでございます。
 
 そのようにしてビデオ通話が終わり、
これで解放かと思いきや、そうではございませんでした。
 
 あなたはまったく身に覚えがないということだし、
捜査に協力的なのでこちらに来て20日の勾留を受ける必要はない。
 
 そのかわり、その20日の間、日に3回の連絡をする必要がある。
 仕事の合間の休憩時間に2回は
周囲に人もいることだろうから文字のメッセージで、
家に帰ったあとは音声で1回。
 なので、まず今日夜8時にその1回目の報告が欲しい。
 と、そんな感じで、事情聴取は終わりました。
 
 時間を見るとすでに午後6時。
 わたくしがLINEほとんど使わない上に、
向こうはiPhoneのほうが分かるみたいで、操作にやたらと手間取ったこともあり、
大分時間が経ってしまいました。
  
 買い物はあきらめて、お風呂と食事。
 過去の書類などを探し出してきて先ほど曖昧だった点を明確にし、
8時にそれを報告いたしました。
 真面目だなぁ()
 
 
 翌2日目。
 会社での2度の報告は、
文字ですので『特に報告することはありません」程度の簡単なもの。
 その返信で相手から今日の3回目は8時ではなく、
家に帰って落ち着いたらでお願いしますと来たので、
家に着くとLINEで音声通話をいたします。
 
 向こうからは、明日主犯の男と話すとのこと。
彼は銀行通帳をあなたから買ったと主張しているが、
あなたが提供してくれた情報を突きつけてみればはっきりするだろう。
 
捜査に協力してくれたのであなたにかけられた疑いは晴れると思うとか何とか。
 こちらからは、さらに探し出したものを報告。
  
 以上な感じでございます。
  
 まぁね、特に2日目ですが、ず~っと一対一のやり取りでございましょう。
 とにかくセカンドオピニオンが欲しいとずっと感じておりましたね。
 
 とは申せ、守秘義務に宣誓してしまった身。
 誰にうち明けることも出来ません。
 しかしながら、初日は色々あって出来ませんでしたが、
2日目には検索する余裕が生まれます。
  
 でまず、検索してみたのが相手の芳名。
 しかしパッと見、北川正盛という文字は出てまいりません
(細かい名簿みたいなものまでは見ませんでしたが)。
 
 まあ、そんなこともあるかもしれないと、
次に LINE 警察 で検索かけてみますと、
やはり、警察がLINEを使うことはないようです。
 
 しかも絶対と書かれております。
 
 もうここで、一気に疑心はボルテージアップ。
 
 次に、 警察官 詐欺 などいくつかの言葉で検索したところ、
警察相談専用電話「#9110」が出てまいりました。
  
 近くの警察官に相談するのはいけないのかもしれないけれど、
詐欺の相談窓口に犯罪に加担しているような人間がいたら警察終わりだろう。
 もしもこれで守秘義務を破ったとか言われても、そういう窓口なのだから弁解できる、
 
 静岡県ではさいわいでは24時間利用可能とのこと。
 さっそくかけてみますと、時間は午前1時半ぐらいだと思いましたが、
さっそく女の方が応対して下さいました。
 
 警察がLINEを使うことはないのですか、と訊くと、ないですね。
 いきさつを話させてもらうと、はっきり詐欺ですね、と言われました。
 
 最近、増えているのだそうでございます。
 
 金銭的な損害はないと答えると、あとは、
 あっさりとブロック・削除の方法を教えていただいて、北川正盛さんとはおさらば。
 
 この後どうすればいいでしょう? とお訊きしたら、
個人情報を盗られた以上、
今後詐欺電話が増えるかもしれないので注意して対応してください
との言葉をいただきました。
 
ああ……。
  
 で、 
 その後かかってきませんでしたので、やはり詐欺ということでございましょう。
 (夕方ごろ +から始まる電話があったみたいでございますが、
  受けていないのでそれが何だったかは存じません)
 以上が顛末(てんまつ)にございます。
 
     ☆    ☆     ☆ 
 
  スマホにかかってきたのなら絶対に取らなかったのになぁ。
 郵便局の方に警察の方から架けてもらうようにお願いしておきますか、
と訊かれたときに、こちらからかけますといえば……。
 
 でも、まだその時点では疑っていなかったからなぁ。
  
     ☆    ☆     ☆   
 
 あらためて見てみますに、格段特別な話というわけでもございませんですな。
 以前新聞記事に書かれていたのと同じ。
 
 警察とは関係ないところで話が始まり、
 それが警察の手に移り、
 さらにその上司が登場する──。
  
 そんな3行で書かれると、
そんなことあったんだで読み飛ばしてしまいますが、
実際にはね。
  
 そこにストーリーやシチュエーションで肉づけされ、人物と演技が加わりますと──。
 やはり表現というものは大事でございますな。
 そこに公権力たる警察と個人、罪を被るか勾留
されるかもという不安がのしかかります。
 さらに1対1、電話を通しての閉鎖空間でございますし──。
 
 まぁ、詐欺ではないかという不審が
脳の中にはたえず渦巻いているわけではございますよ。
 
 ですが、現実で起こっていること、自分の身に起こっていることという中で、
そんなことありそうにないけれど、
実際に起こっていることなのだからそういうこともあるのかー、
と思わされてしまう。
 
 疑いがそれにかき消されていくわけでございます。
 
 常日頃からゲームマスターをやっている方とか、
論破が得意の人などはそんなことはございませのでしょうね。
  
 まじめで優しい人、積極的ではなく受け身な人ほど犠牲になりやすい。
 
 ブラック企業で辞めたいと思いながらも、
毎日定時に帰れないような人などは格好の標的と思います。
  
 ではそういう人がこんな事態になったらどうすればいいか。
 
 ネットで調べていないのでわたくしの考えでございますが、
他にもいい方法があるのでございましょうが、
少しでも怪しいと思った段階でとにかく電話切っちゃってください。
 
 急用がありますでも、あとでこちらからかけますでも何でもいいので、
とにかくすぐ。
正直に詐欺の可能性があるので調べますでも、よろしいかと存じます。

ものすごく口べたなら、何も言わずに切ってしまっても構わないと思います。
 
すぐにかかってくるかも知れませんが、無視。
 
まぁ、何も言わずに切るとあとで不安になると思いますので、
何か言った方がいいとは思いますが、言葉が出ないのなら仕方がございません。
 
 本物の警察ならば、その辺理解して下さると思います。
 景観なりすまし詐欺が増えているのは、重々承知のはずでございますから。
 褒めてくれることでございましょう。
 
 とにかく一旦切ることが大事。
 それで自分のペースを取り戻すことでございます。
 
 今ちょっと「警察官が電話に出たら切る」で検索してみたら、
AIさんも「詐欺への注意喚起として使われるキャッチフレーズです」
とおっしゃってくれておりました。
 
 で切ったら不審に思ったたことを検索したり、
警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」に相談いたしましょう。
 
 こういうところはたくさんの詐欺の実例を持っているので、
少しの話だけで、詐欺かどうかすぐに断定してくださると思います。
 
     ☆     ☆     ☆
 
 まぁね、詐欺として疑ってかかれば、おかしなところはいくつもございます。
 
 まず段取りがよすぎる。
 あらかじめ告知が回っていたとしても、
郵便局から警察への流れなど、こうもうまく回らないと思います。
 
 ですがこのあれよあれよという感じが最初のつかみとなって、
対象者を呑み込むわけですな。
 このテンポが必要なわけでございます。
   
 捜査統括を務める人が、1人で対象者に当たるというのも不自然な話。
 他にもやることがあるのですし、
いくら重要人物だったとしても部下に任せたりするのではございませんでしょうか。
 
 長野まで出頭しろというのも無体な話。
そして勾留されるかもというのも。
法律知りませんが、そんなに簡単にできないと思うのですが。
 ですが変でも自分の身に起こる危険ですと、そんなはずないと思っても、
もしかしたらが支配するものでございます。
 
 LINEを使っての事情聴取は書いたとおり。
 
 教えられたスキミング防止策なんかも、
書いたようにそんなのでホントに意味があるのでしょうか?
 
 ビデオでの守秘義務の宣誓もね、
これでいいのかとうすうす思いながらも
今はデジタルの時代だからとか
自分に言い聞かせている自分がいるのですよね。
あと宣誓書を読み上げることでそれが自分を縛ることになります。
そこら辺は心理学なのでしょうな。
 
 犯人の仲間が身近にいるというのもね。
 それだったら広域犯罪ですから、
このあたりで捜査している捜査官もいらっしゃるでしょう。
だったらそういう人に対象者を担当させればいいのに、と思ってしまいます。
犯罪者の仲間がどこにいるか分からないから? 
でもそれを捕まえるための捜査も必要でございます。
 
 『名探偵コナン』みたいと感じたことも、でございます。
でもフィクションは現実を模倣しているものでございますし、
わたくしどもはフィクションで脳をある程度おかされているため、
かえって、そのような話もあるかもと思ってしまうのですな。
 
 等々……。
 
 他にも違和感はございましたが、
先ほども書きましたとおり、
もしかしたらそんなこともあるかもしれない。
警察の極秘調査なら……という考えや、
現在いる状況などによってかき消されてしまうのでございますよね。
  
 注意しても詮ないので、困ったことにございます。
 
     ☆     ☆     ☆
 
 さて、わたくしの場合はここで退場いたしましたが、
このままつき合っていたらどのような展開になったことでございましょう。
 
 最後の会話で、北川捜査官は、
 明日、主犯の人に会いに行く。
 彼はあなたの通帳をあなたから買ったと言っているが、
あなたが提供してくれた証言などがあるので、
きっとあなたの疑いは晴れるだろう、などとおっしゃっております。
  
 ここは上げて落とすパターンだと思うのですよね。
 
 こう安心させておいて、
 主犯格の男と面会したら事件は急展開した。
 新たな証言によって、あなたへの容疑は深まった。
 あなたが無実を証明するためには、やってもらわなければならないことがある、
 とかなんとか言うわけでございますよ。
 
 それで、新聞記事の例を参照にいたしますれば、
暗証番号を聞き出されたり、
試しにATMからこの口座にお金を振り込んでみてくれないか、
お金はあとで戻すから──。
少ない金額だと分からないから100万円。
 
 みたいなことになるのだと思います。
 
 相手も時間は早い方がいいわけでございますから、
20日なんてことをおっしゃっていても、
実際にはこの辺で切り上げると思うのでございますよねぇ。
まぁ、1週間ぐらいでございましょうか。
銀行にお金を振り込んだら、相手はとっととずらかって、
あとは対象者はぽかーんとなるのだと思います。
 
  
 新聞記事ですと単に、
暗証番号を教えてしまったりお金を振り込んでしまったするケースもある
みたいな書き方なので、
認知症とかで理解が足りない人がそうなるんだろうな、
普通の人はここまで行かないよなぁ、
などと思っていたのでございますが、きっとそうではないのですな。
 
 今までのような
適度に派手でそれていてリアリティのあるシナリオが
用意されているのだと思います。
 
 それで不安を煽りつつ、
誰にも話してはいけないという孤独な状況を作り出して、
自分だけが味方だ、
自分の言うことだけに従っていればいいという感じを
作り出すのでございましょうな。
  
 そこら辺非常にうまくやるのでございましょう。
 怖ろしいことでございます。
 
     ☆    ☆     ☆
 
 でも不謹慎ではございますが、
one on oneのTRPGシナリオとして見ると、これは面白い。
 
 現実によくありそうな一本の電話から始まって、
それがみるみるうちに拡大し、
自分が巨大犯罪に巻き込まれていることに気づく……。
 
 最初は事件の一関係者に過ぎなかったものが、
あることをきっかけにその中心人物とされてしまい、
どんどん追い込まれていく──。
  
 個人情報を抜いたり、現金を盗ろうというのでございますから、
よく出来たシナリオを練っているのは当然でございますな。
 
 ただ、これをそのままTRPGでやろうとすると
リアリティがなくなってしまいます。
 
 やはり、現実とフィクションは違いますし、
何も知らない一個人と、フィクションだと分かっているプレイヤーでは
違いますものな。
 
 ですが、これをシナリオの背景として使うのはありだと思うのです。
 銀行員や警察官が何人も配下にいる犯罪組織。
 
 フィクションとしてはありがちかな?
 
 ですが、今見てきたように肉づけされていれば、
面白い事件や状況を思いつくかと思うのでございます。
 
     ☆    ☆    ☆
 
 以上でございます。
 最後は脱線に思える方もございましょうが、
そういう見方をしても面白いということでございます。

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