2024/09/21 ところで「豹」は訓読みで何と読むかご存じですか? 答は「なかつかみ」。まぁ、読めっこない。
なんでも陰陽道で方位を司る八将神(はっしょうじん)という神さまたちがおられるのでございますが、その中の一柱が計都星を司る豹尾神(ひょうびしん)。この神さまが八将神の中央に位置するため「なかつかみ」というのだそうな。どうまん中かと調べてみますと、八柱を円に並ばせた場合の真下みたいですな。
ただし方角的には常に変わっているので、別に南と結びついているわけではないようでございます
(そもそも北を上とするようになったのは、大航海時代みたいでございますしね)。「なかつかみ」は『日本書紀』にも登場する古い言葉でございます。もっとも、尾とあわせて出てきているので、当時の方はこの八将神からしか豹のことを知らなかったかもしれませんし、尻尾しか見たことなかったのかも。
『手塚治虫キャラクター名鑑』
手塚治虫:著
濱田高志:編
二階堂黎人
黒沢哲哉
田中創
濱田高志:執筆
幻光社(2024/4)
手塚治虫:著
濱田高志:編
二階堂黎人
黒沢哲哉
田中創
濱田高志:執筆
幻光社(2024/4)
手塚先生のキャラクターを集めた本というのは
これまでもいくつもございますが、
簡単なものしか持っていなかったので
買ってみることにいたしました。
これまでもいくつもございますが、
簡単なものしか持っていなかったので
買ってみることにいたしました。
人名辞典のような構成かと思いましたら、
そうではございませんでした。
そうではございませんでした。
手塚先生と申しますればスターシステム。
それに倣って、劇団俳優、主人公と次第に幅を広げながら
紹介していく方法を採っております。
紹介していく方法を採っております。
手塚先生のキャラクターを紹介する本としては順当なやり方ではございますが、
すべてのキャラクターを網羅しているわけではございません。
すべてのキャラクターを網羅しているわけではございません。
それと残念なのは、索引がついていないことでございます。
そのため、
気になったキャラクターを調べるというのがちょっと面倒なのでございます。
そのため、
気になったキャラクターを調べるというのがちょっと面倒なのでございます。
一方で、いいカットを拾ってきているのはいいところ。
それに貴重な資料が掲載されているのもうれしいとところでございます。
たとえば1章の「創作ノート」から。
まだ時間に余裕のあったころに書かれたのでございましょう。
単純なメモではない、そのまま出しておかしくないような、
遊び心あるていねいな表と解説が掲載されております。
もう一つは5章の「秘蔵作品集」。
ここの最初には「伴俊作まかり通る」という
ヒゲオヤジのマンガが載っているのでございますが、
その表紙が二丁拳銃を構えてカッコつけている若き手塚先生の写真
なのでございますな。
それが楽しゅうございます。
☆ ☆ ☆
さて、ここいらで
タイトル回収をいたしましょう。
009と手塚作品との関係はこれ。
『白いパイロット』
という作品にございます。
ねっ、コスチュームがそっくりでしょ?
特に白黒アニメ用のカラーイラストにそっくり。
むかし、『白いパイロット』
読んだ時は気づかなかったなぁ。
読んだ時は気づかなかったなぁ。
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