『山本弘 ウォーロック大全』なるものが発売されるとか。

「GMウォーロック」vol.14を読んでおりましたら、
『山本弘 ウォーロック大全（仮)』が発売されるそうでございますな。
10月を予定しておられるとか。

　
　山本弘先生のご逝去、傷み入りますとともに、
このご本に関しては期待するところでございますな。

　
　とは申せ、タイトルどおりこれは、
「ウォーロック」誌での先生の著述をまとめたもの。

　ですから、
「コンプティーク」版の『ロードス島戦記』とかは無いのでございますよね。
残念ながら。
　
もっとも山本弘先生の多岐にわたる活動を網羅するともなれば、
とんでもないことになります手性から、とてもじゃないことになりそうでございますが。

　
　全集なんかが出た日にゃ、どうするのでございましょうねぇ。

　とは申せこの本には、先生の書籍から雑誌の記事にいたるまで、
ゲーム関連のリストが掲載されるとのことでございます。

　
　文庫に挟みこまれた情報チラシなどが追い切れていません、
と書かれておりますから、本当にすべてを網羅するものとなりそうでございますな。

　
　グループSNEでなければ出来ない仕事だと申せましょう。

　ところでこのご書物、
記事では「暗黒の３つの顔」を収録の目玉としておりますな。

　
他の作品も収録されるんだろうなぁ、と思いつつ検索しておりますと、
　
RANDIAさんという方が、
　
「今回の『山本弘　ウォーロック大全(仮)』には未収録ですが、
ゲームブック『ロストワールドからの脱出』（ウォーロック誌Vol.39所収）も
いつか復刻してほしいです。」

　
と、Ｘにて書いてございました。

　Ｘ不参加なので、この記事しか読めませんが……。

　
　

　え～～～、ホント!?

「ロストワールドからの脱出」未掲載なの～!?
この作品こそ山本弘先生らしい作品でございますのに!!
　

（美少）女ターザンものですし、超古代文明ものでございますし、
暗号要素もございますし。戦闘システムはＦＦ準拠でございますが、
拳銃とショットガンのルールあり。
世界も現代に存在する最後の秘境と、独自でございます。

　

　これ一応、前号に告知はございましたものの、
雑誌の流れと関係なく、いきなり掲載された感がございました。

　ですから、
山本先生が本当に書きたいものを独自に書いたという感じがするのでございますよねぇ。

　

　「暗黒の３つの顔」のようなＦＦシリーズでございましたら、
以前にも書きましたとおり、
日本人作家によるＦＦシリーズということで
ファイティングファンタジーコレクションの特別編
でも作ればいいところでございますが、
「ロストワールドからの脱出」はこういう機会でもなければ、
今の世に日の目を見ることもないのでは、という気がいたします。

　

　なので是非とも収録していただきたいところでございます。