2024/09/21 ところで「豹」は訓読みで何と読むかご存じですか? 答は「なかつかみ」。まぁ、読めっこない。
なんでも陰陽道で方位を司る八将神(はっしょうじん)という神さまたちがおられるのでございますが、その中の一柱が計都星を司る豹尾神(ひょうびしん)。この神さまが八将神の中央に位置するため「なかつかみ」というのだそうな。どうまん中かと調べてみますと、八柱を円に並ばせた場合の真下みたいですな。
ただし方角的には常に変わっているので、別に南と結びついているわけではないようでございます
(そもそも北を上とするようになったのは、大航海時代みたいでございますしね)。「なかつかみ」は『日本書紀』にも登場する古い言葉でございます。もっとも、尾とあわせて出てきているので、当時の方はこの八将神からしか豹のことを知らなかったかもしれませんし、尻尾しか見たことなかったのかも。
(上に収まらなかったので、ここで)
イチジクの受粉方法ってご存じですか?
イチジクは無花果と書き、パッと見、花がございませんが、
実は実に見える花托
(かたく=普通の花でいうと花の下の膨らんだ部分のことでございます)、
中に花があるのでございます。
イチジクは無花果と書き、パッと見、花がございませんが、
実は実に見える花托
(かたく=普通の花でいうと花の下の膨らんだ部分のことでございます)、
中に花があるのでございます。
野生のイチジクはオスの木とメスの木がある雌雄異株なので、
単体では受粉できません。
花粉を媒介するのはイチジクコバチという小さな虫なのですな。
このイチジクコバチ、イチジクの中に卵を産み付け、
羽化後は実の中で交尾し、卵を持ったメスだけが実の外に出て行きます。
オスの方は中で死んでしまうのだとか。
で、飛び立ったメスは、イチジクに卵を産み付けるのでございますが、
雄花か雌花かの区別はつきません。
で、雌花にたどり着けばイチジクの受粉成功、
ですがコバチは雌花が邪魔をして産卵できず、子孫繁栄失敗。
雄花にたどり着いた場合、コバチの卵はその中で成長し、
先ほども書いたとおり、コバチは次の世代に命を繋ぐことが出来るのですが、
イチジクは受粉しないという……。
何とも妙な共生関係でございますな。
これを読んで、イチジクって中にハチが死んでいるんだ……って心配した方、
ご安心を。
ご安心を。
イチジクのうち実を食べるのは雌株だけ。
それに、イチジクコバチを必要とするイチジクは
カプリ種とスミルナ種(カプリ種の雄花から受粉)。
カプリ種とスミルナ種(カプリ種の雄花から受粉)。
日本で栽培されているイチジクはほとんど「桝井ドーフィン」という種類で。
これは単為結果性(たんいけっかせい)=受粉しなくても実がなるタイプ
なのだそうでございます。
これは単為結果性(たんいけっかせい)=受粉しなくても実がなるタイプ
なのだそうでございます。
そもそもイチジクコバチは寒さに弱く、日本の冬に耐えられないのだとか。
ちゃんと調べられなかったのですが、
種ではなく、木を植え付けて育てて行くみたいですな。
種ではなく、木を植え付けて育てて行くみたいですな。
(*) 輸入されたドライフルーツのイチジクの場合、
稀にコバチが入っていることがあるそうでございます。
食べても問題ないのだとか。
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