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025/07/28 あと、『パンダコパンダ』のぬいぐるみボールチェーンガチャでハパンダとパンちゃんが一種ずつ。 『パンダコパンダ』みたいな子供のために作られたただ楽しいだけ(でも思いがある)作品ってよろしゅうございますよね。時代や、高畑勲先生・宮崎駿先生に要求されるもの、長編映画であることなどから、ジブリになってからは影を潜めた気がいたしますが。そういうものを含めて作りたいものを作るためにジブリ美術館・土星座は作られたのでございましょうな。ざっと作品紹介を見たところ、ただ単純に面白いだけというのはあまりないように感じられましたが。
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『8マンvsサイボーグ009』
平井和正 / 桑田二郎 / 石ノ森章太郎:著 
七月鏡一:脚本 
早瀬マサト/石森プロ:作画
( 2023/7/チャンピオンREDコミックス)
 8マン009
高速戦闘を得意とする2人の対決
(は少し、ほとんど共闘)の作品でございます。
 
 相性はよさそうですよね。
デビルマンとよりはよほど性能が拮抗しておりますから。
 
 ただ、だからこそ他の00ナンバーズと絡むことは少なそうだなぁ。
 と思ったのでございますが、大体そうでございました。
 
 003はパートナーとして出てまいります。
 002がその次ぐらい。
 他は、クライマックスで登場という感じでございますか。
 
 まぁ、集団ヒーローものではそういうことってよくありますよね。
 009でもそうですので、問題ないと申せます。
 
 この作品、悩ましいのが時系列でございます。


 ヨミ篇ラストから直接つながるようなでございますから、
それから数年後としたほうがきれいなのでございますけれど、
背景メカなどを見ると現代のよう。
 
 特に記録装置の問題でございますな。
 そこから考えると数十年が経っているのでございますが、
登場人物を見るとそうでもなさそう。
 
 ですからこのマンガの世界は、
おそらくサザエさん時空とかコナン君時空なのだと存じます。
 
 人物的には時間は経過していないのですが、
文明は数十年の時を経ているという感じでございますな。
 
 物語は黒い幽霊の復活、
そこに『8マン』のデーモン博士が作りあげた超兵器が絡むというもの。
 
 読む前に『8マン』を通読しておきますとよろしゅうございます。
 あるエピソードトリックにかかわりますので、
読んでいた方が楽しめると思う次第にございます。
 
 前述のように年数的な問題はございますものの、
 009側のストーリーは手なれたもので問題なし、
 8マン側のエピソートも丁寧に拾っております。
 
 衝撃こそないものの安定した作品と申してよろしゅうございましょう。
 
 個人的には『太平洋の亡霊』同様、
新たにつけ加えられたセリフなどで
微妙にこういうことは言わないんじゃないか、
という部分はございますのですが──。
 
 
 それとですねぇ。
 
 001がテレポート能力で00ナンバーズを敵地に送り込むのでございますが、
これは仮死状態を伴うので、
なるべくでしたら使わないようにして欲しいというのはございますな。
 
 話が安易になりますし、
安易に使うとヨミ篇ラストの感動が薄れてしまうというものでございます。
 
 多分他の手を使うことは出来たと思うのでございますよね。
 
 それをしなかったのは、
脚本的にサイボーグ戦士すべてに
活躍の機会を与えてやりたいというのがございましょう。
 
 何に使うにせよ、001の能力は安易におちいる危険性がございますからな。
戦闘などには直接関係しない
このような使い方をしたということなのでございましょうが──。

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