2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。
インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
(上に書ききれなかったのでこっちへ)
ホトトギスというのは6月頃鳴く鳥なのだそうでございますな。
存じませんした。
ウグイスとあまり変わらないころ鳴くのかと思っておりました。
存じませんした。
ウグイスとあまり変わらないころ鳴くのかと思っておりました。
ウグイスとの関係はホトトギスはウグイスの巣に托卵をするのだとか。
それも知らなかったなぁ。聞いたことはあったかもしれませんが。
それも知らなかったなぁ。聞いたことはあったかもしれませんが。
このホトトギス、織田・豊臣・徳川の三天下人を詠んだ川柳で有名でございます。
ちなみに本人たちが詠んだのではないことはご存じのとおり。
江戸時代後期の随筆『甲子夜話』巻53に見える句でございます。
作者は不明らしく同じ方がみんな作ったかも知りません。
作者は不明らしく同じ方がみんな作ったかも知りません。
「鳴かぬなら──」と始まる句でございますが、
それにしても偉い方が待ち焦がれているのになぜ鳴かないでございましょうか。
それにしても偉い方が待ち焦がれているのになぜ鳴かないでございましょうか。
実は、梅の木に止まって鳴くウグイス対し、
ホトトギスは空を飛んでいるときに鳴く鳥なのだそうでございます。
ですからカゴに閉じ込められ状態では
「鳴かぬなら──」となってしまうのだそうでございます。
ホトトギスは空を飛んでいるときに鳴く鳥なのだそうでございます。
ですからカゴに閉じ込められ状態では
「鳴かぬなら──」となってしまうのだそうでございます。
実はウグイスなど他の鳥だったのでは、という説もあるみたいですが、
この話からするとやはりホトトギスで間違いないのでございましょう。
この話からするとやはりホトトギスで間違いないのでございましょう。
おそらくお江戸の人たちが
カゴの中に入れたホトトギスを前に
その声を聞く会を開いたのでございましょう。
でも鳴かない。
そこで「信長だったら殺せっていうレベルだぞ、おい」
などと話し合っていたのでございましょう。
いえ、レベルとは言わないでしょうけどね。
カゴの中に入れたホトトギスを前に
その声を聞く会を開いたのでございましょう。
でも鳴かない。
そこで「信長だったら殺せっていうレベルだぞ、おい」
などと話し合っていたのでございましょう。
いえ、レベルとは言わないでしょうけどね。
あと、ホトトギスは渡り鳥で、日本にいるのは6月から8月の間だとか。
鳴くまで待っていると、
中国南部に帰らなければならない時分になってしまうため、権現様の
「鳴くまで待とう」はホトトギスにとっても酷な話なのかも知れません。
中国南部に帰らなければならない時分になってしまうため、権現様の
「鳴くまで待とう」はホトトギスにとっても酷な話なのかも知れません。
(参考:静岡新聞6/2 「野菜が好きになる話 生物多様性」大角昌巳:著)
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面白そうだったのでちょい調べてみました
「耳嚢」のほうが早いみたいで、しかもそれも聞き書きみたいですね。誰が最初に思いついたんだろう。
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000225924&page=ref_view
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000225924&page=ref_view
フォローありがとうございます。
わたくしのソースは安易にWikipediaにございます。
指摘されて深掘りしたら、Wikipediaの方にも耳袋の記述がございました。
そういえば昔、なにかで知っていた気がするなぁ。
時期につきましては、川柳という言葉が定着したのが「誹風柳多留」(1765)あたりからなのでそれ以降ということになりましょう。
「耳袋」は、1780年代から書かれ、1814年まで続いたそうで、そのうちこの記事は8巻目だそうでございますからな。「耳袋」の構成は存じませんが、昔からある有名な話でございましたらもっと早い巻に書かれておりましたでしょうし、こういうネタは古いと採用され無さそうですので、やはりそのあたりで出来た句なのでございましょうな。
指摘されて深掘りしたら、Wikipediaの方にも耳袋の記述がございました。
そういえば昔、なにかで知っていた気がするなぁ。
時期につきましては、川柳という言葉が定着したのが「誹風柳多留」(1765)あたりからなのでそれ以降ということになりましょう。
「耳袋」は、1780年代から書かれ、1814年まで続いたそうで、そのうちこの記事は8巻目だそうでございますからな。「耳袋」の構成は存じませんが、昔からある有名な話でございましたらもっと早い巻に書かれておりましたでしょうし、こういうネタは古いと採用され無さそうですので、やはりそのあたりで出来た句なのでございましょうな。
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