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2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。 インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
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vol.211の読者欄に載せていただいた絵でございます。
「Role&Roll」vol.209 「あやびと」シナリオ
「老舗麺麭屋の甘い罠」の封印期間1年未満の後日譚でございますな。
 
Role&Rollマメタ
 


店の跡取り息子である功吉郎さんは、
従業員で妖怪小豆洗いマメタさんを嫌っております。
 
真面目に働くため、従業員みんなから自分よりも信頼されていることに
焦りを感じているのでございますな。
 
そんなこんなで功吉郎さんはと化してしまい、
あやびとたちに封印されてしまうのでございます。
で、その封印期間が1年未満の場合、
 
功吉郎さんは心を入れ替え、本町屋の工場長として真面目に働くこととなり、
一方のマメタの方は、のれん分けした店舗をまかされるようになるそうですが。
功吉郎さんってマメタの働きぶりを苦々しく思っていたということは、
自分ではそこまで一生懸命働けないのですよね、多分。
 
ですから、最初のどのくらい窯ではがんばって働いたとしても、
マラソンで最初にダッシュしてしまう人みたいに、
長続きしないんじゃないかと思うのですよね。
 
一方のマメタさんは、根が真面目な方だから、
誰がどうしようが一生懸命働くことでございましょう。
 
いいものができるでしょうし、
信用もついて自然と客が集まってくると思うのでございますよね。
そうなりますと、自然客もマメタさんの店のほうに流れるかもしれませんな。
マメタさんにしてみれば普通のことをやっているので、
屈託なく本店のあるじにほほえむのですが、
自分の所は儲かっていないのに、支店のマメタのところが儲かっているものだから、
功吉郎さんは怒髪天で鬼が再発してしまい──。
 
というわけでこんな感じに、と言う次第でございます。
まめって漢字で書くと忠実っていうのもあるんですよねぇ。
 
変換でそれを見つけたのは、
看板を書くにあたってのポイントでございました。
 
あずきあきずあきないという看板のフレーズも、
それがあったために思いついたものでございます、確か。
マメタさんについては、
水木先生のあずきとぎにも、アンパンマンにも、
パスファインダーのゴブリンにもならないようにと、こんな感じに。
看板に関しましては、うっかり左から右に書いていたので、最後にあわてて直しました。
ところで、描いていて気がついたのでございますが、
本町屋っていう屋号は、木村屋のモジリなのでございましょうなぁ、
やっぱり。

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