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2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。 インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
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ゲームブッククイズ(159)
 
『アルテウスの復讐』ギリシャ神話ゲームブック
ギリシャ神話アドベンチャーゲームⅠ
 
J・バターフィールド 
P・パーカー
D・ホニグマン:著 
 
喜多元子:訳
 
(社会思想社現代教養文庫/1986/5)
 
 

翼を持ち、
頭から蛇がにょろにょろしている3人の女神さま、
ティシポネ、アレクト、メガイラの好物といえば何?
 


.答:甘いもの。
 

具体的には、
蜜とケーキとミルクだそうでございます。
 
君は、ケーキを手にし、その上にはちみつをかけ、ミルクをかけて
その供物を女神たちに差し出すのでございます(303)
彼女たちは、復讐の女神として知られております三姉妹でございます。
復讐の女神といえど女の子、甘い物が好きなのでございますな。
 
 
 
できれば会いたくない三人ではございますが、女神さまたち
どうもそうはいかないみたい。
 
ちゃんと調べていないので不明ですが、
遭ってしまう必然みたいでございます。
恥辱点を受けることも多く、
まぁ、災難でございますな。
答に出した捧げ物をすること自体も、
なかなかにトリッキーでございましてねぇ。
そのためにも名誉点を失い、
恥辱点を負うことになりますし……。
 
この問題を書くにあたって
つながりを調べたのでございますが、
危うくだまされて
分からないままで終わるところでございました。
 

 
ちなみに復讐の女神は、ギリシャ神話ではエリーニュス
ローマ神話ではフューリー(fury)の語源となったフリアエ
がそれに当たりますな。
 
エリーニュスの名は、
口にすることをはばかられるため、
エウメニデス(慈しみの女神たち)と呼ばれることもあるとか。
 
 
この女神さまたちとのイベントを過ぎると、
君が乗るべきクレタ島行きの船が停泊している
ピレエウスの港に着きます(167)
このあとは海での冒険となるので、
ここは必ずとおるパラグラフだと存じます。
 
で、その文章中に
 
潮の具合が悪くて、今夜は出航できない、と言う。
 それならなにもこんなに急いでアテナから駆けつける必要もなかったし、
 復讐の女神たちと出くわさなくても済んだものを
 
と書いてございますから、
彼女たちとの出会いも必ずとおるパラグラフでございますな。
 
やはり、女神さまたちを避けることは出来ないようでございます。

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