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2025/12/07 「ベンジャミン・フランクリンはアメリカ合衆国の国鳥として最後までハクトウワシに反対し、シチメンチョウを推していた。娘宛の手紙にてハクトウワシは死んだ魚を漁る、他の鳥から獲物を横取りするなどの不品行で横着な鳥で道徳的観念からふさわしくないとこき下ろし、野生のシチメンチョウこそ生粋のアメリカ人を象徴するにふさわしい勇気と正義感を兼ね備えた鳥だとした。ただ文面からは冗談、皮肉であるとも受けとれ、本気で推薦していたのかは定かではない」(Wikipedia「七面鳥」の項目より)
[26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36]
などと書いたら、「いかがなものか」と、切り返されそう。
 

というわけで、双葉社ルパン三世ゲームブックシリーズの最終巻、
戒厳令のトルネード』でございます。
 
ルパン三世19『戒厳令のトルネード』富沢義彦
(双葉文庫ゲームブックシリーズ/1991/12)
 
戒厳令のトルネード
 
 
 
 

 双葉社ゲームブックの最後から2番目
 掉尾となりました『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』と同じく、
 作者は富沢義彦先生。

 今も現役のマンガ原作&シナリオライターでございますな。
ツィッターとかもやっておられるみたいでございます。
 
 双葉社のゲームブックは、末期に良作が多くございますか、
 この2作品は、もう傑作!! 
 富沢先生にはもっとゲームブックを書いていただきたかった
 わたくしの思うところでございます。
 
ゼルダの伝説』のほうは、前にも書いたかもしれませんが、
バグまみれで普通の人にはお勧めできません
(が、いい作品なのでそれを直していく作業が楽しく、
 個人的には好きな作品なのでございます。
 そういうパズルが好きな方にはオススメ!!)。
 
 ですが、『戒厳令のトルネード』は、そういうことはございませんし、
ルール的には太字のアイテムや情報をメモしていくだけの、
いわゆるパラグラフ小説型でございますから、どなたでも楽しめるものと思います。
 
(ちなみに『ゼルダ~』のほうは、
 判定がある、ゲームよりに振ったものになっております)。
 
 全体の移動型は一方向で、
 途中のスイスとクライマックスのマンハッタン双方向移動型
 ゲームブックの迷路的な面白さも楽しめるようになっているのでございますな。
 
 ルールにしろ移動型にしろ、システム的にはそれほど複雑ではございません。
フローチャートを描いてみると、意外と素直
 
 ただし、手抜きというわけではございません。
 太字のアイテムや情報の配置、
それに物語のつながりなどが丁寧に作られていて、
それがこの作品を面白くしているのでございます。
 
 主人公は次元
 物語の半分までは、彼がルパンを探すハードボイルドアクション。
 
 後半、ルパンと合流してからも基本的に雰囲気は変わらないのでございますが、
ルパンのやんちゃな性格が乗り移ったかのように行動や口調が派手になってまいります。
 
 きわめて自然なのですが、ときにはルパン視点なんじゃないの? 
というはっちゃけた言葉も飛び出すような……。
 
 どのパラグラフかは忘れましたが、次元はルパンを評して、
何を考えているかわからないけど頼りになる、と言うようなことをおっしゃっております。
 
 そうした何を考えているかわからないルパンを表現するためもあって、
次元を主人公にしたのでございましょうな。
 
 実際、ルパン
トリッキーな手段や秘密道具を使って敵をやっつけたりやり過ごしたりするシーンもあり、
それがルパンらしさ、このゲームブックの面白さにもなっているのでございます。
 
 五右衛門は、情報提供役として1シーンのみ登場。
 ルートによっては登場しないことも。
 五右衛門出ずっぱりだと、ピンチがピンチでなくなってしまいますからな。
 妥当なところでございましょう。

 不二子は、敵か味方かの謎ポジション。
 
 意外に重要な役割を果たすのが、銭形
共闘などはないものの、ピンチのときに重要な役を果たします。
 
 総じて、よく分かってる配置でございますな。
 
今回の敵はICPO
それも、いつもは先頭に立つはずの銭形が、今回はハブられる形で、
かわりにとある二つの組織が……。
 
 ルパン三世ゲームブックシリーズの最後を飾る、
巨大な敵と申してよろしゅうございましょう。
  

『ルパン三世』が007シリーズから発想されたということは、
ご存じの方も多いと思いますが、
 まさにスパイ映画よろしく、このゲームブックでは、
世界各地をめまぐるしく移動することになります。

  
物語は、ボリビアのラパスからスタート。
場末の酒場で情報屋とポーカーで勝負し、
パラグアイへ。
 
 そこの工場か邸宅で一悶着あったあと、情報を得てベルリンへ。
空港で敵に追われたあと、町中を走るタクシーにルパンを発見。
ベルリン駅で五右衛門に会えれば、
彼のすすめで銭形に会いに日本へ行くことになります。
  そうでなければルパンを追ってスイスはジュネーブへ。
途中、列車内で殺されかけますな。
 
 ジュネーブに行った場合はルパンと合流し、ICPOのジュネーブ本部へ。
2人は、銭形と私服警官に扮して潜入いたします。
  
 その後、次元はルパンとともに行動するか、日本へ銭形に会いに行くか。
 
 日本で銭形とあった場合は、ICPO別働隊とやり合ったあと、
スイスでルパンと合流でございますな。
 
 日本へ行かなかった場合は、アルプスで双方向移動型のチェイスが発生。
山小屋までたどり着くと、今度はスキーアクションでございます。
こちらのルートですと、次元にとっての今回の敵、
ユーリ・ゴドノフとの因縁が語られますな。
 彼の妹・ソーニャと次元の悲恋は、アニメの第一シリーズあたりにありそうな感じ
(調べてみましたが、よく分かりませんでした)。
 
 まぁ、そんなこんなでルートは合流し、モスクワへ。
ここで、時代がゴルバチョフ失脚後のクーデターのあとだということがわかります。
 
 これは、1991年8月19日~22日に起こったという
ソ連8月のクーデターのことでございましょう。
このゲームブックの出版が1991年の12月でございますから、
執筆時のリアルタイムという感じでございましょうな。
 
 モスクワでは、不二子さんの紹介でKGBのロマノフ氏に会うことになります。
西側のマフィアに紹介してくれればICPOの作戦の裏をかいてくれるとか?
 
 彼の話にのるかそるかで分岐が発生。
 のる場合でも、彼のいうルートで変装していくか、
自分たちのプランで飛行機で行くかでまた話が分かれます。
 変装の場合、どんな格好をするかじゃんけんで決めることになりますが、
まぁ、けっきょくバレてしまいます。
生きていればイタリアへ。ここでも追われて、死ななければニューヨークへ。
 
 飛行機で行く場合、飛行場に着くとカウンターでもめごと。
どうやらICPOが飛行機を借り切って待ち構えているご様子。
かまわず乗って死ななければニューヨークへ直行。
乗らなかった場合には、ほかに日本へ行って銭形に会うという選択が発生いたします。
 
 日本では演説中の銭形が、銃で撃たれる場面に遭遇。
 その後ニューヨークへ。
 
 分岐がすべて集まり、ここで一瞬(パラグラフ129)、
敵の状況を表すシーンが差し込まれます。

「戒厳令作戦」のスタートでございます。
「この巨大な街にもトルネイドが吹き荒れようとしているのだ」と、
タイトルの言葉を入れておりますな。
 
 というわけで、このあとパラグラフ292からは双方向移動型。
 ゲーム性のより強い方式に移動型を変えて、
ルパンたちは夜のマンハッタンを自由の女神のあるリバティ島へ行く方法を求めて、
自動車で移動とあいなります。
 
 とりあえずの目標といたしましてはバッテリーパーク。
 そこにルパンがボートを用意しているのでございますな。
 ただし、それが唯一の方法というわけでも、まぁございません。
 
  最初のほうのページに、方眼のマッピングシートが用意してございますとおり、
途中のイベントをそこにどう書き込むかはともかくとして、
地図は四角に描いていけば無理なく描けるようになっております。
マス目といたしましては、だいたい9×9を想定しておけばよろしいでしょう。
 
戒厳令のトルネード マップ  
 
 スタート地点であるホテルヒルトンは、左から5マス、上から4か5マス
だいたい中央に描いておけばよろしゅうございましょう。
 
 文中には、だいたいにおいてどこにいるのかの描写があり、
付属のマンハッタンの地図と照らし合わせれば、
マッピングに苦労することはございません。
 
 いい作品と申すのは、そこら辺もプレイヤーの気持ちを分かっておりますな。
 
 で、目的地までは車で行けるかと思いきや、途中で移動手段の変更が発生。
車がやられて歩きになったり、ヘリで行くことになったり……。
 
 ここら辺の一筋縄でいかないところも、物語を面白くしている部分でございます。
  
 で、いよいよリバティアイランドへ。
クライマックスでは、ユンカースを相手に次元が……。
 さらに、ここまで倒していなければ、ユーリ・ゴドノフとの対決も。

 ゲームブックですから選択次第ではございますが、かっこよく決めて締めてくれます。
 ニューヨーク市警やルパンの手柄になってしまうこともございますが、それもまた
ちょっと苦みのあるいい終わり方には違いございません。
 
 そこら辺のたたみ方も、この作品の優れたところでございますな。
 
 エピローグは軽いコミックリリーフ
ハードボイルドな雰囲気を軽くまとめて結んでおります。
 
ルパン作品らしい。
 

やつの相棒はやめられない」という最後の言葉が、
この作品を言い表しておりますな。
 
                   (たぶん続きます)

 

 

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らくがき~~。令和は女性の時代
 
 説明しなくてもわかるとは思いますが、
 
 0と+で、♀。
 ということで、令和は女性の時代!


 令を0(零)にするのはともかくとして、
和(足し算の答)を+(プラス)
に置きかえるのは、 ちょっと無理があるかなぁ。
 
 まっ、気にしない気にしない。

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2019/04/01 明けましておめでとうございます。
 
新元号元年がようやく始まりました。

農事暦は、春分から数えるのが普通と申しますかわかりやすいので、
黄道十二宮も牡羊座が始まりとなっておりますな。
 
星占いの各星座の人の性格というのも、
星霊(アストラル)の導きといったものではなくて、
種まきであるとか収穫であるとかいった農事カレンダーからの類推だと思います。
 
寒暖に対する人の耐性と申しますのは、
生まれてから2ヶ月ぐらいで決まるそうでございますから、
暖かい時期に生まれた人はこんな性格、
寒いときに生まれた人はあんな性格、
といった程度のものだと存じますよ。
 
今の赤ちゃんは、温度管理された部屋にいたりするので、関係ないかも。
 
 
 
2019/04/02 ええっ~。新元号って五月一日からなの~!!
 
ひどい。

だまされた!! 
 
誰にだまされたかっていうと、強いて言えば自分自身。
自分の思い込みにだけど、なにかすごくくやしい~。
 
 

2019/04/03 桜の季節になりましたな。
ところで、
 
花は桜木、人は武士、柱は桧、魚は鯛、小袖はもみじ、花はみよしの」。
 
一休宗純のお言葉とされておりますが、
どういう意味合いでいった言葉なのかが気になるところでございます。
 
意味合いと申しますか、雰囲気ですとか話の流れでございますな。 

最初のふた言がよく、
いさぎよさ、かっこよさのキャッチフレーズみたいに
使われる言葉でございますが、
全体を見ますとそんなことを考えずに
もっと軽い気持ちでシャレのめしておっしゃった言葉ではないか
と思うのでございますが。
 
 
 
2019/04/07 四月八日と申しますれば、
聖☆お兄さん』でよくネタにされる花まつりでございますな。

 仏教がまじめに信仰されている以上、
あれがクリスマスみたいにイベント化するというのはやはり難しいでしょうなぁ。
仏教関係者の方も望んでいないと思われますし。

ところで、「お釈迦になる」という言葉は、この日にちなんでいるそうで――。
江戸なまりでは「」が「」になるので、
火が強かった」が「しがつよーかだ」、「四月八日だ」と地口になり、
火事で焼け出されるだったか、火入れした金物が使い物にならなくなるだったか、
そんな意味合いで「ダメになる」意味に使われるようになったのだとか。
 
 ありそうななさそうな話でございますなぁ。
仏さまの誕生日をそんな風にあつかうかなぁ、と思う一方、
江戸っ子だったらそんなシャレ使いそう、思いついたらいっちゃうかもとも思えます。
落語のサゲにありそうでございますしねぇ、
 
 ただ、もし語源として当たっていたとしても、
人が死んだことを意味する「お陀仏」とか、「仏になる」も
かかっているような気が、わたくしはいたします。
 
 
 
2019/04/08 二十四節気で、今ごろのことを清明と申すのだそうでございますな。
天文学的には、太陽が黄経15度に来たとき
今年は四月五日だったそうで。
そこから次の節季である穀雨(今年は四月二十日)の前日までが
清明の期間なのだそうでございます。
 
 

2019/04/09 『ブラマタリの供物』にも登場したピュタゴラス派ですが、
彼らには、「星は生き物なので指さしてはいけない
という禁忌もあったそうでございます。(星の文化事典p.352)
 
 
 
2019/04/10 ゲームブックの場合、
貴重な情報や面白い話はむかしのサイトに埋まっていたりすることがあるので、
現在のものしかチェックしていない方は、過去にも目を向けた方が良いと思いますよー。
 
☆ はっ、賢者さまの『野望の王国』のミラーサイトが、
  入り口だけ残して消えてしまった。
  ……。
  こういうこともございます。
  いつまでもあると思って、安心していてはいけませんな
 
 
  
2019/04/11 ☆「令和」について中国の方の反応に、
出典部分のさらに元は中国にあるというものがございましたが、
わたくしの考えは、
四月三日の「令和 」の記事の「追記」に書いたとおりでございますので、
このご意見はあまり意味のないことと存じます。
 
☆ 令は零に通じるので平和がゼロだ、
  とおっしゃった方もいらっしゃるようでございますが、ホントですかねぇ。
 
  とすると、その方は
  「零戦(ゼロセン)」をどう思っておられるのでございましょう? 
  戦いをゼロにする? 
  もしも中国の方がそうおっしゃっているのなら皮肉すぎますな。
  そんなことはございませんでしょう。
 
 
2019/04/13 フーゴ・ハル先生の次の作品は、警察の広報紙に載るのかなぁ?
      「きみならどうする 突然の電話」とか?
 
 でも、バッドじゃないエンドが多くなりそうだし、
冷静な判断での選択だったらひどく簡単なゲームブックになってしまいそう。
普通じゃない精神状態を再現するシステムを実装できれば
面白くなりそうではございますがのですが……。
 
 
 
2019/04/14 ゲームブックじゃないクイズ。
 
揚羽の蝶。曙。梓弓。一ノ谷。一流。稲妻。
 
隠居。栄冠。織姫。記念。金獅子。
 
黒雲。黒光。古城。日月。世界の図。冬至。
 
虎の尾。北斗星。満月。竜門。etc……。
 
これらの種類がある植物の名前は?
 
 

 
2019/04/15 答:梅。
 
今話題になるだろう植物といえば……、
という予想で当たった方もいるかもしれませんな。
 
梅に結びつきにくいものを選びましたが、
もちろんそれ以外にも多くの品種名がございます。
 
それにしても、さすがに風雅なものが多ございますな。
料理とか和菓子の名前みたい。
 
(参考:『ウメの品種図鑑』梅田操著(誠文堂新光社/2009/2)
 
令和」という名前のウメも、そのうちできるかも知れません。
 
 
 

2019/04/16 NHKBSアナザーストーリー「ノストラダムスの予言」
前半だけ見る。
 
『ノストラダムスの大予言』五島勉(祥伝社)
ベストセラーの出版事情とその影響の部分。
 
当時祥伝社は、ある本の出版がつぶれて、その代理としてこの本にゴーが出た。
 五島勉先生はフリーのルポライターだった。
 
『日本沈没』(小松左京)や公害などの社会問題に、
あやかる形で出版された。
 
出版が2ヶ月遅れたおかげで中東戦争が勃発し、
それが世相をあおりブームをさらに後押しした。
 
戦争によるオイルショックで紙不足が発生。
それが品不足を生み出し、ブームがさらに加速した――。
 
影響としては、オウムをはじめとする新興宗教のブーム。
女子中学生や高校生に
人類が滅亡してしまうなら子供は欲しくないという人が増えたこと
――少子化に影響与えているんじゃないかなぁ。
などなど。
 

未来のことは予想できなかったとはいえ、いろいろ罪深いですよねぇ。
 
☆ 追記:ちなみに、こうした世界滅亡予言は、
  むかしからしばしばあったそうでございます。
 
  明治14年9月『報知新聞』で世界が転覆して滅亡するという
 西洋のとある説を紹介したところ、その後あることないこと書きまくった本が、
 さまざまな出版社から出て、滅亡大予言ブームになったのだとか。
 このときは警察が動き、最も悪質な平野伝吉出版の『世界顚覆奇譚』という本が
 差し押さえられたのだそうでございます。
      (『雑学おもしろ百科』(1) 小松左京編 (角川文庫/昭和57年7月)
 
 
 
2019/04/17 今月(vol.175)の『ラビリンストーリー』、取材費かかっているなぁ。
女性が登場するのはあまり知らないけれど、テとして新しいのかなぁ? 
読んだ感じでは見ず知らずの他人だったらここまではできないんじゃあ……
とか思っちゃったけど、どうなんだろ?
 
 
2019/04/18 モンキー・パンチ先生がお亡くなりになったそうでございますな。
 
『ルパン三世』、
原作はハードボイルドにスラップスティックギャグをプラスした感じで、
ドライでナンセンス。
 
キャラクターはコマに近く情感などはないに等しい。
 
ストーリーを主体とするアニメが原作とまったく異なるものとなったのも、
ある意味当然と申せましょう。
わたくしといたしましては両方好き。
でも、絵は原作のほうかな?
 
 
2019/04/21 今日は復活祭とか。
 
タマゴとかウサギとかおっしゃられましても、いまひとつピンとこない。
 
キリストの要素を除いてしまうと、
サンタクロースやハロウィンの魔女みたいな
キャラクター要素がないせいかもしれませんな。
 
このお祭りも、
それ以前の時代の大地母神や穀物神の祝祭と関係があるようでございます。
 
 

2019/04/22 それにしても、「万葉集」限定にしたって、
「令和」よりももっといい字の並びはあるんじゃないですかねぇ。
たとえば……。

恋妹」とか?
 
「万葉集」と申しますれば相聞歌ですものね!
  
外国人の方にも日本人らしいと評価され、日本でもウケがよさそう。
いろいろイジる……じゃなくって「萌え年号」とかいって応用できて、
経済効果も期待できそうですしね。
 
日本の「妹」が肉親とはかぎらず、
恋人にも使われることを知らしめる機会にもなりますし。
 
「れんまい」と読めば、Rが頭文字にもなりますし……。
 
日本独自を強調したければ、「いもこい」とか読ませてもよろしゅうございますな。
 
 
 
2019/04/24 2019 第58回静岡ホビーショー、一般入場は五月十一日と十二日。
新製品を見ていると、
女性のフィギュアつきの模型が増えてきたような気がいたします。
ハセガワとか。
 
置いておいて壊してしまうのが目に見えているので、
わたくしといたしましては、正直作らないし要らないなぁ。
 
ところで、アオシマの「未来少年コナン」シリーズは、
フライングマシーンⅠ&Ⅱ」が新商品として紹介されております。
ロボノイド」はどうなったんでしょ?
 
 
 
2019/04/27 ゲームブックじゃないクイズ(雑学)
 
新しい一万円札の顔としても知られる渋沢栄一さんですが、
彼が慶応三(1867)年に徳川慶喜の弟、徳川昭武のお供としてフランスへ行ったとき、
ホテルでいちばん悪い部屋を用意されたのだそうでございます。
 食事の際に案内されたのも、食堂ではなくホテルの台所……。
  
一体なぜでございましょう? 
 
2019/04/28 答:着ていたのがコック服だったから

 外国行くに際して、彼が横浜じゅうを探し回って手に入れた洋服というのが、
コック服だったのでございます。
 (『雑学おもしろ百科』(4) 小松左京編 (角川文庫/昭和57年12月)
 
 シャレておりますし他の服とは違っているということで、これだと思って購入し、
得々としてフランスへ乗り込んだのでございましょうな。
 
 なにか『ウミガメのスープ』に問題として出て来そうな話でございますな。 
 
 
2019/04/29 NHKでアニメ『ガンダム オリジン1話を見る。
ジオン・ダイクンってこんな人? ってちょっとびっくりしたけど、
あの語り口調とか、けっこうキャスバルさんに受け継がれているなぁ。
本人気づいてなさそうだけど。
 
 
 
2019/04/30 きのう、ウォーロックマガジンvol.4
ウォーロックマガジンvol.4
買えました。
土曜日雨だったので
月曜日にしたのだけれど、
けっきょく降られてしまった……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 「平成」も今日で最後。
 「平成」も今日で最後。
 今月は新元号ネタでいろいろと遊べたなぁ。
 
 実際に元号が使われるようになる明日以降だと、
こういうネタとかやっても面白くはございませんものね。
期間限定ということでございますな。
 


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2019/04/28 ゲームブッククイズ(132)

1990年に発売されたゲームブックで、
スライム同士が重なり合うと消滅する
というパズルを採用した作品は?

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 ゲームブッククイズ(131)
 
『ファイナルファンタジー勇者に光あれ!』
井上尚美/RECCA社
(双葉社ファミコン冒険ゲームブックシリーズ/昭和63年4月)。
 
 
 ファイナルファンタジー
 
 
 
 
 魔女の面接係である、三つ首の魔犬。グリゴアック
 
 彼の出す2番目の問題の答はずばり何?
  
 
 グリゴアック
 
 
 
 
ヒント:問題は
 

 「ミュアを連れてステップ2の旅にでかけたのは次のなかのだれだ?」

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高寺彰彦先生が喜籍に入られたようでございますな。
 
 信じられない思いでございますが、ご冥福をお祈りいたします。

 

 大友克洋先生のアシスタントとして、
またご本人の手がけられました数々のマンガやイラスト作品をとおして、
知っていらっしゃる方も多くおられると思いますが、
ゲームブックファンといたしましては、これ。
 
 『妖魔ハンター』小林秀敏(飛鳥新書/1986/1)。
 
 妖魔ハンター
 

 これのイラストをお描きになっていらっしゃるのが高寺彰彦先生でございます。
 
 作者の小林秀敏先生と申しますれば、
ゲームブックファンにけっこう評価の高い、
光文社の『縄文伝説』(1985/12)という作品を知っておられる方もおりましょう。
 
 ん? 今気がついたのでございますが、1986/1と1985/12。
この2作品って同じ時期に書かれているのでございますな。
 
ちょっと、いやかなりすごい。
 
妖魔ハンター』のストーリーは、
こんな感じでございます。

199X年の東京大地震を皮切りに起こった世界的な「大災厄」は、
この世界に妖魔をもたらした。
 
 あなたは、妖魔ハンター明神タカシ。
 
 新宿シティに、同じ妖魔ハンターであり、
あなたの恋人でもあるジニーを探しにやって来た。
 
警士隊・傭兵隊・住民グループ・妖魔、そして盗賊団、暗黒教団。
これらの勢力が対立する魔都新宿であなたはジニーを見つけることができるか、
 
 
 ヒントによりますと、これら対立する勢力の中に、
ゲームのカギを握る人物が2人いるのだそうでございます。
 
 
「上級者用」と銘打ってございまして、 
サイコロを2個使う戦闘あり、魔法ありの
ゲームブックといたしましては本格的な部類に属します。
 

選択肢も多く、たぶん上級者用の名はダテではないと思います
 
……
  
 
いや、ちゃんとやってはいないのでございます。
すみません。

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ゲームブッククイズ(130)
 
 新元号まで、あと約一週間とあいなりました。
 そこでクイズ。

 その新元号、「令和」と関連のあるゲームといえば、何?
 
☆ 過去のゲームでございますから、
  その関連は、もちろんその作品が意図したものではございませんが。

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ゲームブッククイズ(128)
  
『夜の馬』『暗黒の聖地』の本文イラスト、
『カイの冒険』の表紙イラストなどをお描きになった
渡辺正久先生の作品がはじめて載ったのは、

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 文武両道という言葉がございます。
 
わたくしなどは、
スポーツができて勉強ができて……ぐらい、
もともとは格闘技や剣術など武道と、小説や詩歌音楽絵画などの芸術的才能、
その両面において優れていることぐらいの意味かと思っておりました。
 
 日本ではおおよそそんな受け取り方でございましょう。
 
 ところが、中国でのもともとの意味は、それとはニュアンスが違うようなのでございますな。
 
 漢和辞典(『新字源』角川書店)を見ておりましたら、
」は、外交・政治・教化・学問など、広くを含む言葉だそうでございます。
 
 ウィキペディアなどを見ますと、いわゆる小説といったものはその主流ではなくて、
 君主が国家や政治に対する志を書いた大説や、
 君主の命などを受けて編纂された国史に分類される伝統的な物語や説話が
「文」といった場合のメインのようででございます。

 そういえば中国には、そのたぐいの本がたくさんございますものな。
 
 ですから、「武」はともかく、「文」に関して申しますれば、
戦略とか兵法―戦術みたいなことを指すようなのでございます。
 
 いくつもの国が興り、戦の絶えなかった中国らしい言葉と申せましょうな。
 
 和をもって尊しとなすお国とは、考え方が違うようでございます。

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 vol.174 パンジャンドラム
 
ソードワールド2.5リプレイ『ドレイントラベース! 2』
ベーテ・有理・黒崎/グループSNE
(富士見書房)


「ソードワールド2.5」は、魔域とか魔動機文明とかのおかけで、
本当にいろいろなことができる世界になりましたよね。

 世界観的にそれでいいのかと思うこともしばしばでございますが
(たとえば連載中の「継承される物語」とか)、
マスターやプレイヤーの欲求に答えるという点では、非常に正しいと思われますし、
「ソードワールド」の路線と思われます、ラノベのTRPG化という点におきましては、
その変遷に対応しているようにも思われます。
 
 まぁ、そんなこと関係あるのかないのかわかりませんがパンジャンドラム。
 
 史実ですと、これ1943年からの開発なのでございますよね。
 こんな形のものが発展して戦車になったのかと思ったら、
戦車はもういろいろとできている時代の産物。
 
 ノルマンディ攻略ならほかに使えそうな兵器がありそうなものでございますのに、なぜ? 
 と申しますか、
 波を乗り越え、砂浜を越えて、敵の砲弾にむかって行くことを考えると、
 普通の車両でも難しい。
  
 イラストで描かれていた架空兵器を見て、
 どんなところでも踏破できると思ったのでございましょうかねぇ。
 
 これでしたら、ロケットをそのまま飛ばすほうが効果的な気がいたします。
 
 欺瞞作戦の一環という説もございますが、
 だとするとこれに関わった人って、大した人ではない……のかなぁ。
 
 まぁ、さすがあの「Top Gear [トップ ギア]」のお国でございますな。
 条件さえあえば、あの番組で何かおバカな企画に使われていたんじゃないかなぁ……。
 
 というわけで、
 

 トレイントラベラーズ2
 
 ザーレイ砲とパンジャンドラムで強化した、スティールバッファローにございます。

 絵は、コメントではレールから外れないかを心配されておりましたが、
むしろレールに支えられているからまっすぐに進むと思ったのでございます。
 常に前方を走っているわけではなく必要に応じて射出するだけですし、ヨーヨーの
ようにひも付きで一定の長さまでいったら巻き戻されるようになっておりますから、
カーブで使わなければ脱輪もないかと。
まぁ、
アメリカ開拓時代の機関車についていた牛よけを能動的にしたようなものでございますな。
 
 通常時は車体前面の両サイドに格納。そのカバーがぱかっと開き、射出されるわけですな。レールに乗る瞬間に脱線の心配がございますが、そこは魔動機でございますもの、
上手いこといきましょう。
 
 ザーレイ砲とあわせまして、
 改造前とはずいぶん前方の外観が異なるものになると存じます。
 
 ちなみに、パンジャンドラムと九柱戯との関連は……、たぶんないでしょうなぁ。

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ゲームブッククイズ(127)

 マーリンがそう呼ばれることを嫌っている、自分自身に対する呼び名はなに?

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なにやら、新しい日本銀行券のデザインが発表になったそうでございますな。
 使われるのは2024年? 5年後でございますか。
 それまでに環境を整備するということでございますな。
 
 お札の顔となる人物は、
 
 渋沢栄一さんと津田梅子さんと北里柴三郎さんでございますか……。
 
 近代的な日本のイメージを作ろうと、
近ごろは明治以降文化的社会的な貢献のあった人物を選ぶ方針のようでございますな。
 
 でも明治以降ですから、写真をもとに肖像が描かれているのですよねぇ。
 それがたぶん、最近の紙幣の面白みのなさにつながっているような気がいたします。
 とくに技術の向上からか、今度の紙幣は写真そのものといった感じで
それが逆にお札の価値を下げているような気がいたします。
          (画像だけからの判断でございますが)。
 
 まぁ、聖徳太子や源頼朝など、以前はその人物だと教科書にも載った肖像が、
今ではそうじゃないかもと言われている以上、しかたがないことなのかも知れません。
 
 でも、写真を元にしても、
紙幣に似つかわしい肖像画に仕立て上げるということはできると思うのでございます。
 
 準備期間はあるみたいなので、実際はそこら辺を考慮したものになるやもしれませんが。
     (もしかすると画像は見本ということで、
               単に写真をそのまま使っているだけなのかも?)
 
 
 
 それにしても、一万円札が1種類である必要はないんじゃないかなぁ。
 
 一万枚に1枚ぐらい、渋沢栄一さんのかわりに沢村栄治さんが入っていても
いいんじゃないかと思うのでございますが……。
 
 
 トレーディング性コレクション性を持たせても良いと思うのでございますよね。
 
 お札の裏側風景が入るところをフリースペースにして、
ときどきデザインを変えてやるとか。
 
 桜の絵のお札で払った人には1割引とか、
松竹梅を揃えて払ったら――といった具合に、
お金を使う楽しさが増えてくると思うのでございます。
 
 ポケモンコラボとか、サンリオコラボとかがあったら、
外国の方の好感度もアップして、
日本のお金を使ってくださるようになるんじゃないかなぁ。
 
 
 
 政府としてはキャッシュレスの方向に持っていきたいみたいですが、
紙幣にこういう楽しさがあっても良いと思うのでございますよね。

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(上に書き切れなかったので、こっちで) 
 
『涙香迷宮』
竹本健治(講談社/2016/3)
 
読了。
 
旅館で起こった殺人事件を皮切りに、
前半は黒岩涙香の多才ぶりを、
涙香の隠れ屋敷に場所を移してからは、
創作いろは歌の暗号解明を中心に、連珠の解法などが試みられる。
 
 50以上の創作いろは歌を用意したりするなど、非常に労作ではあるものの、
 羅列的で冗長にさえ感じられる。
 
 タイトルが『涙香迷宮』である以上、
読む方としては、涙香が密接に関わってきて欲しいところだが、その点では薄い。
 
 その事跡については詳しく書かれているものの、それも並べただけであり、
創作いろはや連珠を導き出すための、マクラになってしまっている。
 
 作者がそういうものをやりたかったことは、非常によく分かるのだが……。
 
  
 
 
 ☆ それにしても……。
  黒岩涙香先生が『鉄仮面』や『噫無情』、『巌窟王』などの翻案小説の作者であり、
 「萬朝報」社長だったことは知っておりましたが、
  連珠のルールを制定したり、競技カルタを創始したり、
  都々逸にも関わっていたり……。
 「萬朝報」では宝探しも企画し、自分で宝を隠していたというのだから、
  ほんとうにそういうことが好きだったのでございますなぁ。
 
☆ ところで、
  黒岩涙香が、「黒い悪い子」に読めるっていうのは、
  西尾維新先生が『化物語』でお書きになっているそうで。
  その程度のことは、まぁ思いつくよなぁ~。

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と申しますれば、

石ノ森章太郎先生のファンとしては、『ジュン』の「春の宵」でございますよね~。
 
 『ジュン』という作品は、マンガでこんな表現ができるんだ、
と、当時非常に衝撃を受けたものでございます。
 
 大人になって冷静に読んでみますと、ちゃんと筋があって、
それを追うだけならばそれほどでもなかったりするのでございますが。

 感性で読むんだ。そこから広がるイメージをとらえるんだ。

 というわけでございますな。
 

 内容的には、全編にわたって桜の花びらが舞い散る中、
桜の精が舞い、屍が現在と過去を結びつけ、そしてすべては桜吹雪となって……。
 散る花の美しさと死のイメージ。
 桜吹雪の見せる夢幻でございますな。
 こういう作品を説明するというのは、難しいものでございますが。
 
 黒澤明監督の『羅生門』や、
梶井基次郎先生のの『櫻の樹の下には』ですとか、
坂口安吾先生の『桜の森の満開の下』など、
イメージの基にあったのかとも思われます。
  
 ちなみに、古本屋さんで買った『COM』誌1968年4月号
たまたまこの「春の宵」が載っていたのでございますが
 
(この号には、永井豪先生の『豪ちゃんのふあんたじーわらうど バン』や、
石ノ森先生の「『墨汁一滴』の周辺」という一ページエッセイも載っておりました)、
 
 雑誌掲載時朝日ソノラマ版(昭和50年)では、
15ページ目のコマの並びが違っていることはご存じだったでしょうか。
 
 わたくしは、この記事を書くにあたり、両者を見比べてみてはじめて気がつきました。
 
春の宵 雑誌掲載時
 
                        (「COM」 1968/4)
               ⇩
 
春の宵 朝日ソノラマ

                        (朝日ソノラマ)
 
 
とまぁ、こんな感じ。
実は、朝日ソノラマ版の15ページは、2ページ目とまったく同じなのですな。

 16ページ目は、桜の花びらが舞い散る中、ジュンの全身像の1枚絵。
 両側に余白を残し、少し縦長の画面となっております。
 これは1ページ目と同じ絵。
 (雑誌のほうは、「RENSAI ⑯/章太郎のファンタジイワールド ジュン/
       (春の宵) 石森章太郎 と入ります)
 
 ですから、循環するイメージを狙ったものでございましょう。
 いや、はじまり、そして終わる、と言ったたほうが正しいですか……。
 
 とすると、雑誌連載時と本になったものではどちらがいいか……。
 流れから、雑誌時のほうが自然かなとも思えますが、
 実際に比較してみますと、朝日ソノラマ版のほうが効果的なのでございますな。
 目のアップから、ポンと全体を見せるのがリズムになっている。
 
 変えただけのことはある、と思うのでございます。

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新元号が決まりましたな。
 

 令和

 小学生でも書ける簡単な漢字で、良い意味で差しさわりがなく
元号にふさわしいおめでたい言葉、それていて今までに使われたことがないもの――。
 
 いろいろな条件をクリアすることは、非常に大変なことだと存じます。
 悪くおっしゃる方もおられるようでございますが、これ以上を求めると、
さらにハードルが上がることになり、何も選べなくなるような気もいたします。
 
 使いつづければ些細なことは問題視されなくなりましょう。
 
 ただ、今後は選択基準をもう少し緩めても良いような気はいたしますな。
 これはダメという減点法もある程度はよろしゅうございますが、
それよりもしっかりと良い言葉を選んだ方がよいのでは? と。
 
 それにしても、ちゃんと調べたわけではございませんが、
ラ行が最初に来る元号って、珍しいのではございませんでしょうか? 
もしかすると、ラ行は面倒くさそうだから、先に使っちゃおうという意識が働いたのかも?
 

 涼しげな(場合によっては冷たい)感じも受けますが、
明治・大正・昭和・平成・令和と続けますと、
音の響きがハッキリと変わりまして、その点でも良いのではないでしょうか。
 
 まぁ、令和18年R18になってかわいそうというのは、わたくしも思いましたけれどね。
 取りあえず
しりとりを専門としている方には、言葉の少ないラ行の単語が一つ増えたことは、
朗報でございましょう。
パズル関係者の方も、かな?
 
 ところでこの元号、2016年7月13日に当てた方もいらしたようですな。

「れいわ」という読みだけでしたら、占い師の方が当てても不思議ではない感じがいたしますが、漢字までぴたりと当てるとなると、ちょっとできない相談という気がいたします。 
 どういう思いつきで「令和」なんて漢字になると考えたんだろう。
 気になるところでございますな。
 それを明かしてくださればこういうときによく出てくる捏造や未来人疑惑は
なくなると思うのでございますが……。やっぱ差しさわりのある人の名前なのかなぁ。
 
 それと、中国のお酒でも「令和」という商標が、2017年に申請されていたとか。
こっちも偶然ではございますが、どういう意味でこの単語を申請したんだろ? 
自社のお酒につけるつもりなのでしょうから、悪い意味ではございませんでしょうけれど……。気になるところでございます。
 
  そうそう。そうした過去の元号当てにどのような言葉が出てくるか見ておりましたら、
宇宙世紀」がけっこう出て来て悔しい思いをいたしました。
 
 同じこと考える人はたくさんいるんだなぁ……。
 
 
 
 
追記
なんとなく気になったので、近くにあった『万葉集』で確認。
 
「令和」は、
巻第五、八一五番から始まる梅の歌の序文から採ったということですが、
ホントは、巻第一、二番の舒明天皇の国見の歌、
 
山常庭 村山有等 取與呂布 天乃香具山 騰立 國見乎爲者 國原波 烟立龍 海原波 加萬目立多都
怜(可)國曽 蜻嶋 八間跡能國者 (カッコは、りっしんべんに可)

 [大和には 群山あれど とりよろふ 天香具山 登りたち
  国見をすれば 国原は 煙たち立つ 海原は カモメたち立つ
  うまし国ぞ 秋津島 大和の国は]
 
 (可)(うましくに)から採りたかったのではないかと……。
 
 大和国を賛美する歌ですし、天皇御製歌。
 万葉集の中でも特に知られた歌でもあり、

 新元号として、これほどふさわしいものはまずないだろう。
 
 というわけで、元号を考える人たちとしてはこれにしたかったのだと思います。
 
 ですが、
 対外的なことを考えると、まさにそのあたりがまずい。
 
 というわけで、意味的にはそうも取れ、
しかも出典が梅の花を愛でるという無難な内容のところを選んだのではないかと……。
 
(令和のそれぞれの文字の左に「小大」をつけると「怜大和」……。
  とまぁ、これは言葉遊びでございますが) 
  
  
 単なる憶測。
 ここだけの話でございますが。
 
 
 

(何かあってもいやなので、
 この記事だけコメントを受けないことにします。ご了承ください)

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ゲームブッククイズ(126)
 
『ティーンズパンタクル』
鈴木直人(創元推理文庫/1990/3)
 



Tパン
 
(1) メスロンのうしろにいる、なぞの怪物の名前は?
 
(2) (1)の怪物の宝物とは何?

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『根付 NETSUKE』根付 

駒田牧子 渡邊正憲・監修
(ジャパノロジー・コレクション 
  角川文庫/平成27年2月)

 
 根付っていいですよね。
精緻で味があってユーモラスで魅力的で。
 
まぁ、実際に入手することはしなくって、
写真を見て楽しんでいるだけでございますが……。
 
 
 
 
これなんかもそう。
 

あらよっと

あらよっ
 
 タイトルが「逆立ちしたカバ」でも、そのものずばりの「○○」でもなくって、
あらよっ」なのが、シャレておりましょう?
 わかる人にわかればいいっていう感覚がイキなのでございますな。
 
 とは申せわたくしも、下の説明の「逆立ちしたカバ」という言葉がなければ、
そのことに気づかなかったでございましょうが。
 
 姿形も愛らしくてユーモラス、それでいて造形的にもしっかりしておりますな。
 
 
 

 ところで、カバと申しますのは、今年の干支であるイノシシの仲間だそうでございます。
イノシシ亜目のなかに、イノシシ科カバ科ペッカリー科があるのだそうな。
 
 カバとイノシシ、両者とも好きなのは泥遊び。
体型的にかゆいところに脚やしっぽが届かないので、
泥をつけて虫よけにするのだそうでございます。
 
 カバは、ふだんは温和ですが、いったん怒り出すと、
地上ではサイのように突進するとのこと。
しかも見かけによらず機敏で、
サイとは違って方向を変えることもできるそうでございますな。
 (参考:「太陽」 NO.244 臨時増刊 決定版亥年年賀状図案集
     (平凡社/昭和57年11月)p.43-50)
 
 基本人間を避けるそうなので、
路上で遭ってもケンカをふっかけないことが肝要でございましょう。



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2019/03/02 March 1
 古代ローマの暦法では一年は10ヶ月で、1月と2月は「死の季節」として除いた。
12月が最後の月、3月が最初の月である。
3月という名称は農業と戦争の神マルスMarsにちなんでつけられた。
(『イメージ・シンボル事典』アト・ド・フリース著 山下主一郎主幹
  "Dictionary of Symbols and Imagery" by Ad de Vries 1974/大修館/1984/3)
 

2019/03/06「ファイティングファンタジー」旧モンスター事典「小人」
新訳(と申しますか原書)では「ピクシー」でございますか……。
トンネルズ&トロールズ」の「ピクシー」とは、だいぶ性格が違うなぁ。
 

2019/03/09 おだまき花言葉「愚劣」「たわけ」
       ザクロの花言葉は「馬鹿」だとか。
4月1日のオール・フールズ・デイぐらいにしか贈れない花でございますな
(その時期にこの花があるかは存じませんが)。
それにしても、花言葉にはいろいろとございます。
キンギョソウは「出しゃばり」「貪欲」とか。
贈るときには、気をつけなければなりませんな。
(参考:『花の文化史』松田修(東京選書/昭和52年8月)
 
 

2019/03/10 NHK「映像の世紀 アメリカの秘密と暗黒の物語」を見ました。
☆『市民ケーン』のモデルともなった、新聞王、ウィリアム・ランドルフ・ハーストが、
アメリカ・ファースト」と申しておりました。
トランプ大統領も使うこの言葉、
第二次大戦以前、世界恐慌のころからあった言葉なのでございますな……。 
 
ケネディ暗殺が行われたのは、アメリカダラスエルム街
 ホラー映画の『エルム街の悪夢』は、
 これに引っかけてつけられたタイトルなのでございましょうなぁ……。
 
 

2019/03/13 周五郎少年文庫『少年間諜X13号』冒険小説集 山本周五郎 末國善己編
(新潮文庫/新元号元年元日)
 
p.321 「アメリカは、列国の経済、制度、道徳、国防、あらゆるものを
    アメリカ主義によって破壊しつつある。
    全世界は、まさに星条旗下に圧挫(おしひし)がれているのだ

これが書かれたのが1932年。
3/10に書いた「ハーストが「アメリカ・ファースト」と言っていた」のと同じころのこと。
国威高揚傾向のある小説とはいえ、この見方、的外れではないでしょう。
今も昔も、アメリカのやることって、そんなに変わっていないのでございますなぁ。
 
 
2019/03/15しょんないTV」終わっちゃいましたねぇ。
いつ終わっても不思議ではない感じの番組ではあったけど……。
4月からゴールデンの予定もあったって、ホント? 
 しょんないなぁ……。

 
019/03/17 GameSpark(https://www.gamespark.jp/)の
【不良ゲームブック】『翔が征く!―春のクーデター編』第一話 
  クイズありパズルありチキンレースあり……
  何でもありのゲームブックが始まった!
」つて、

ホントにクイズとパズルとチキンレースだけのゲームブックだなぁ。
面白いからいいけど。
移動型の分類としては、直線型で可不可型ね。

一応45パラグラフを使っているけれど水増し感が……。
 

 
2019/03/21
 中国には十六進のソロバンがあったのだとか。
計算を分かりにくくすることで、
庶民に税金のことで文句を言わせないようにしていた、のだそうでございます。
 
 

2019/03/23 タブンサリンは、ヒトラーは大量に持っていたが、使わなかった
 ドイツのみが持っていて、他の国は持っていなかったので、
使えばヨーロッパ中を絶大な被害を与えることもできたのに。なぜか。
 
 推測
 (1) 他の国も持っているのではないかという危惧があった。
 (2) 第一次世界大戦末期にヒトラーは、イペリットを浴びている。
     → 毒ガスの脅威が彼にサリンを使うことをためらわせたのではないか。
     → ヒトラーはBC兵器の使用に積極的ではなかった。
                         【NHK教育テレビ】
      (ちなみに、かなり前にみたものです)
 
 

2019/03/26 SDSは「シブヤ・ディフェンス・サービス」(1・p.168)で、
      SFSが「シブヤ・フューチャーサポーターズ」(3・p.218)。

読んでて忘れてしまったのでちょっとメモ。
というわけで、『リヴィジョンズ3』読了。
なんか、「道化」とか「真実」とかいう言葉が出てくると、ぞわぞわする~。
こんなところ木村航先生がご覧になっているわけございませんのに。
 
 

2019/03/29 昭和までの元号は皇室でお決めになっていらっしゃったようで、
平成以降の元号が、いろいろとあたふたしているのはそのせいのようでございますな。
今、元号なんていうものを使っているのは、日本しかないそうで、
その点でも大事にしていただきたいものでございます。
 
 ところで、新元号の発表って4月1日だそうでございますな。ホント? 
 だったら新元号、「宇宙世紀」もありうるかも?
 
 
 
2019/03/31 源頼朝って、けっこうヤな性格だったみたいですね。
      悪口は平気で言うし、酒の席でのうわさ話で部下の処分決めたり……。
義経のエピソードもそういうことを聞くと理解できるなぁ。
 
 
  
(※ 平成最後がこんなのでいいのかなどと思いましたが、そういうことを考えていると
   何も書けなくなるので、気にしない気にしない!!)    
 

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リヴィジョンズ3』
木村航 原作:S・F・S
(2019/3/ハヤカワ文庫JA)
 

リヴィジョンズ 

 

 多元世界的な時間ものなのでしかたがないのでございますが、
最後の方話が大きくなり過ぎちゃって苦手~。
 
 ウビークェ……、えっと汎在者でしたっけ? 氾在者?

 悟らないまま解脱しちゃったような感じで、どういうわけか
むかしのすごろくゲーム「たんば」が浮かんでまいりました。
 
 やったことはございませんがあのゲーム、
あがりまでいったプレイヤーが、ほかのプレイヤーにほどこしができますでしょ? 
 あれは、悟って解脱でございますし、こっちは施しではなくトラブルのタネ。
まったくの逆ではございますが、それが思い浮かんできてしまって……。
 
 ロボットものといたしましては、
敵陣営の内部分裂はある種のお約束ではございますが。
 ニコラス・慶作さんがシャア・アズナブルさんに思えてきたりしたのは、
わたくしだけでございましょうか?
生まれながらの運命によって踏みにじられるしかなかった一生を
 自分の手の中に奪い返すための戦い」(p.352)と……
 目の上のこぶとなったものに対する心情……。
 完全に同じとはまいりませんが、まぁ、似ておりますな。
 ニュータイプ能力を手に入れていたらシャアさんも、
あんな感じで戦っていたんじゃないかなぁ。
(アニメのほうではぜんぜんそんな感じはいたしませんでしたが)
 
 p.192の「外見が異なる(醜さ)」のあたりでは、
マンガ『エヴァンゲリオン』のラストを思い出しました。
あれも、シンジ君が理性的に選び取ったというよりも、
外見で決めたような気がいたしますものねぇ。
もっとも、あれはシンジ君の選択を心情的にわかりやすいように描いた
マンガ的な手法とも言えなくはございませんが。
 
 クライマックスは人称がややこしい……
 ただしこれは、小説だからこそ。
アニメイションでは、違った表現になるでしょう。
小説でなければできない表現でございます。
 
SFマガジン」2019/4 vol.60 no.732の書評には『リヴィジョンズ1』について、
「本編のストーリーに沿ったのヴェライズの第一弾。
 先に読んでもあとに読んでも楽しめる」と書かれておりました(p.150)。
 
 一巻の時点では。まぁそう書く以外にはございませんでしょう。
 
 ですが、これは小説なのでございますから、むしろそれとは逆、
アニメでは描くことのできない部分を味わうべきでございましょうな。
 
 におい でございますとか、空気感でございますとか、
描写の妙、表現の美しさ、画面には現れない登場人物の細かな心理……、
まぁ、そんな部分でございましょうか。
 
 アニメの脚本を担当なさっている茗荷屋甚六先生が、
そのあたりをどう扱っているかは、わたくしのあづかり知らぬところではございますが。
 
 
 それを含めまして、この作品、
ノベライズではありながら、木村航先生の集大成という感がございます。
 
  と申し上げたら、先生は気分を悪くするのかなぁ……。
 
 わたくしの読ませていただいたかぎりは、
『しおかぜ荘の震災』(2013/双葉社)、
『パラプラ学園』(2015/スニーカー文庫)あたりまででございますが、
今回の『リヴィジョンズ』は、外枠を他の人が? あるいは共同で
作ったことによって、
その中で思いっきりの実力を発揮できたという感じがするのでございますよね。
 
 前掲2作は、後期宮崎アニメ的と申しますのかな、
構築を薄くして登場人物にゆだね、
それでいて作者のまなざしが感じられるものだったと思うのでございますが
(航先生が見ていないと思って勝手なこと言っているなー)、
今回は、かなり構築的。
 
 それが、つまり次々と起きる内的外的な事件が、
登場人物の性格や行動をくっきりと際立たせ、
先生の筆力、これまでにつちかった持つべき力を
存分に発揮していると思うのでございます。
 
 ラスト

 実は、最後のページは、後書きでも書いてあるんじゃないかなぁ、
と、最初に見てしまったのでございます。
 
 で、なるほど、最後はこう締めるのか……。
 と、独り合点をしたのでございますが……、
読了したら、その意味は、全然違っておりました。
 
 でも、これはどういうこと?
 破滅がやってくるということなのでございましょうが、
 小説内で起こった出来事によって、また違った未来の可能性ができたということ?

 どうなるのでございましょう?
 

 ジャンル分けは、あまり意味がないかもしれませんが、
 系統といたしましては、
 ライトノベルではなく、ジュヴナイルでございましょうな。
 「お前ならどうする」と、テーマを突きつけてくる感じが、そう。

 それを緻密にし、進化させた形、と思う次第でございます。
 


 長々と書いてしまいましたが、本当に言いたいのは一つだけ。
 あらすじをなぞっただけのような、
 単なるアニメのノベライズではないということでございます。
 それたけは心に留めておいてくださいませ。
 
 
 
 
追記:アニメ11話はこれを書いたあとで見ました。
   読み落としていた部分などございましたので、
   その後本文修正を加えた箇所もございます。
 
   アニメはわかりやすいように
   セリフや表現を変えてあるような気がいたしますな。
   で、見落としていたところに気づかされたり……。
   両方で違いを比べてみるのもよろしいかと……。

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周五郎少年文庫
『少年間諜(スパイ)X13号』
冒険小説集 
山本周五郎 末國善己編 
(新潮文庫/新元号元年元日)
 
 
 山本周五郎先生の戦前の少年少女向けの作品を集めた文庫が
昨今何冊か発売されております。
探偵小説怪奇小説も気になるところではございますが、
冒険小説集である本作を買ってみました。
周五郎先生の冒険小説ってどんなのだろう?
 
 読後思ったのは、これ、執筆年代順にしたほうがよかったのでは?
 ということでございました。
あとの時代の作品のほうが面白いんですもの……。
 
 連載、つまり多少長めの作品は、
 
『少年間諜X13号』1932/4~12月号
『決死ケルレン城』1934/1~12月号
『獅子王旗の下に』1935/12~1936/4月号
 
 なのですが、
 最初の『少年間諜X13号』は、
もっとも国策小説の色合いが濃く
しかも日米対戦をテーマにしているだけございまして、
なんともうすら寒い感じがしてくるのでございます。
 
 太平洋戦争という言葉も出てまいりますし、
主人公は決死隊として飛行船に特攻をかけるし
(特攻という言葉自体は出てまいりませんが)、
なによりも主人公の大和八郎
日本のためなら死をいとわない忠国の精神にあふれておりまして、
それが彼の果敢な行動のもととなっているのでございます。
 
 これは太平洋戦争を予言していたのては、と思ってしまいがちですが、
おそらく逆なのでございましょうな。
 
 こういった傾向の小説を十代のはじめころに読んで影響を受けた少年が、
成人するにおよんで、御國の為と進んで命を差し出していったのでございましょう。
 
 みなさんの中にも、
ロウティーンと呼ばれるころに読んだ本に影響を受けて道を踏み外し……いやいや、
た方もいらっしゃるのではないでしょうか? 
そういうことが、この時代にもあったのではないかと思うのでございます。
 
 特攻も、この作品に出てくるように、
水素ガスを充填している飛行船なら有効でしょうが、ねぇ。
 というか、
飛行船ならパラシュートで脱出してもよかったのではないかと思いますし、
ほかの方法もあり得たような……。
 御国の為に身を挺することが美学としてもてはやされたのでございましょうな。
 
 こうした主人公の性格からか、
ご都合主義が目立つところも、この小説の欠点でございますな。
いや、もしかするとそれは、現代の目で見ての、なのかもしれません。
 父親や八幡菩薩の加護で助かるというのは、
当時としては意味のあることだったのかもしれません。
 
 でもなぁ……。
 特攻よりも危険なことをやろうとして、大和八郎助かっちゃうんですよ。
 パラシュートで脱出ですよ。
 こういうのを読んで特攻に命を捧げた方のことを思うと、なんとも……。
 
 とはいえ、オビ
ジェームズ・ボンドより、イーサン・ハントより、すごいスパイがいた!
と書かれているのはちょっと言い過ぎな気はするものの
(そこら辺は人それぞれでございましょうが)、
スパイものとしては、それらの作品を先駆けております。
 
 主人公は快活豪胆でフェアプレイ精神もあり心地よいですし、
三つの秘密兵器を携え、小型潜航艇、戦闘機をあやつり、敵艦隊をやっつけたり、
秘密要塞に潜入したり、敵の飛行船に乗り込んだり、
活躍だけ取り出してみると縦横無尽でございます。
 
 ただ、軍事色が強いのと、国策にあった主人公の性格が、
今の目で娯楽小説としてみると、困ってしまうのでございますな。
 
 
 もっとも、こういうのは作者としてもあまりやりたくなかったのでは、と思います。
 
 と申しますのも、『決死ケルレン城』、『獅子王旗の下に』では、
そうした印象が少なくなっているからでございます。
 
 この2つの作品は、日本が当事国とはなってはおりません
 
 前者は内モンゴルがモデルと思われる架空のケルレン王国でございますし、
後者はエチオピア

国策的な意味はあったのかもしれませんが、
日本人が義勇にかられて他国を助けるという形をとっており、
忠国的なセリフはあまり出てまいりません。
 
 かつて大英帝国の植民地であった国におもむいて、
ジェームズ・ボンドが活躍するようなものでございますな。
      (敵や現地の女性に助けられたりもいたしますし)
 
 そのため、御国の為という感じは少なく軍事色も薄まって、
純粋に冒険小説として楽しめるのでございます。
 
 多少のご都合主義はございますが、少なくなっておりますし、
誰それ、何それの加護、ということがなくなったのがよござんすな。
 
 ピンチを切り抜ける機転も利いている。
 ということは、作者が頭がいい証左なのでございますが
 
 キャラクターもいい。
 特に、『決死ケルレン城』の
ふだんは頼りない少年だけど実は、の少年と、
浮浪児栗鼠公のコンビはいいなぁ。
 
 こういうのって、
後世の少年冒険マンガなんかに影響を与えているんじゃないのかなぁ……。
 門外漢なのでそう思うだけでございますが。
 
 純粋に娯楽小説として面白い物語に仕上がっていると思います。

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