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2024/04/28 「オタク用語は非日常の世界を描くためか、そこにはまりこむためか、日常生活にかかわる用語(たとえば衣食住・乗り物。店など)がないのが大きな特徴である。その他、表記を変えた当て字が多い」(『俗語百科事典』米川明彦:著(朝倉書店/2021/7)。うーん、確かに。って思ったけれど、あたりまえのような気も……。
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ゲームブッククイズ(165)
 
ザゴールとアズール卿の共通点は何?


答:領主になった年が同じ。
 
ザゴールのほうはシナリオブック01『火吹山の魔法使い』p.064
「紀元254年、山中にあったドワーフの集落を掃討します。
 そして火吹山の主を名乗り(……)」。
 
アズール卿のほうはソースブック『ポート・ブラックサンド』p.039、
254ACの記述よりにございます。
 
ホントはですねぇ、
『火吹山の魔法使いふたたび』が何年に起こった出来事か、
という問題が出来ないかなぁ、と思って調べ始めたのでございますよ。
 
『~ふたたび』は10年後の話でございますから、
整合性や矛盾点を積み重ねれば、何か分かるかな、と思いまして。
 
ですが、その作業はみなさまにおまかせいたします。
ただ、その助けになりそうなブログは見つけてまいりました。
 
海外のサイトで、
「Trolltooth: Adventuring in the Fighting Fantasy world of Titan」
「Titan's Timeline」
という記事にございます。

(http://trolltooth.blogspot.com/2014/12/titans-timeline.html)
 
日本語に機械翻訳してもらって読みますと、
アスタリスクのついたものは、年号が明らかか推測できるもの、
あとはそれと整合性をあわせながら発表順という感じみたいでございます
(そこら辺はご自身で確認してください)。
 
 自動翻訳だと分かりませんでしたが、
どうも1986年というのは『タイタン』が発表された年のことのようでございますな。
その年をタイタン世界の284ACと考え、起点にしているようでございます。
 
 その周辺が非常に多いのはそのためでございましょう。
 
 そのあたり、ちょいと眉にツバをつける必要があるかもしれません。
 
(アスタリスクのものも、年号が確定しているものはいいといたしまして、
 推測がどの程度のものか、わたくしには分かりかねますし) 
 
 ですが、あまり年号が離れていても今度は主要NPCがどうしているか
って問題にもなりますので、近づいている方がいいのかもしれません。
 
 事件が近ければ、TRPGのとき、うわさ話として登場させたり、
事件を絡めたり出来てよろしいかも。
 
 とは申せ、アランシアとクールという風に離れておりますと、
まゆつば度は上がりますなぁ。
 
そもそも年号の遠近に意味はない気も。
 
 船乗りの噂として流れてくるとか、雰囲気作りとしてはいいかもしれませんが。
 
 
 まぁ、TRPGは自由でございますから、
都合のいいときに使うのがよろしいかと存じます。
 
 この方が整合性があるというアイデアがあれば、
ご自身の考えで年表を作り直すのもよろしいかと存じます。
 
 
 これによるとどうやら
『火吹山の魔法使い』も『ポートブラックサンド』も285ACの出来事。
 領主となったのが254年でございますから、まる30年が経過している
ということでございますな。
 
 その間に何があったか、それを想像してみるのも、楽しいことかと存じます。
 それこそ、他のゲームブックの事件と絡めてみると面白いかも──。

 と思ったのでございますが、
 
この年表だと、254AC~278ACの事件がないんですよねぇ。
 
 やはりこの年表、再考の要があるかもしれません。
 
 
☆ 追記:ネタバレを含みます。
『火吹山の魔法使いふたたび』で審問官の人が30年間ザゴールさんに仕えた、
とおっしゃってますね。
 
この方のお年が90ということは、
ザゴールさんの死後も仕えた分に含んでいるということでございますから、
生前は20一緒にいたということになります。
 
 もちろん火吹山以前からザゴールさんに仕えていたという可能性もございますが、
そのころってザゴールさん、そんなに有名ではなかった気がするんですよね。
 
 この問題の答の典拠としたページによりますと、
 
ザゴールさんが父親を殺してその財産を奪い、
火吹山に着いたのが紀元294年、
そこでオークやトロールと手を組んで火吹山のドワーフを掃討した
 
と書いてございますから、
それ以前はそんなに知られていなかったのではないかと。
 
 一方、この審問官の方は有名な死霊術師に学び、
60の時にザゴールさんに仕えたとおっしゃっております。
 
 となると、
ある程度身分の高い人を仕官の先に選ぶと考えるのが普通でございましょう。
  
 ですから、この方が仕えたのは、
ザゴールさんが火吹山の領主となってある程度名が知れ渡ってから
ということになります。
 
 つまりおそらくザゴールさんは、『火吹山の魔法使い』の前20年は、
火吹山に領主として君臨していたのは確実と思われるのでございます。
 
 まぁ、この審問官の方『トロール牙戦争』にも『火吹山の魔法使い』にも
出ていなかったような気もいたしますが……。
 
 たまたま出会わなかったのか、外にご用があったのか、
あるいは死霊術師として儀式かなんかで別世界に行っていたとか、
なんかその辺でございましょう。
 
 それとも、別人みたいな顔して、どっかに登場していたとか?
 
 とりあえず、ザゴールさんのお役目を果たしていたのでございましょう。
 
 
 ヘルムーンという方がどんな方かが分かれば、
もう少し年代的なことも分かるかもしれませんが。
 
 
追記:2
『火吹山の魔法使い』の出来事が、
ザゴールさんが領主に収まってから20年以上経ってからの出来事とするのには、
傍証がございます。
 
 シナリオブック『火吹山の魔法使い』の作成済キャラクターの1人、
エリオン・ガーラクさんのところをごらんください。
彼女は「ポート・ブラックサンドのギャングの中で育ちました」
と書かれてございます。
 
ポート・ブラックサンドは
アズール卿以前もポート・ブラックサンドでございましたが、
アズール卿の事件に触れていないということは、
それ以降のことでございましょう。
 
「育ちました」で生まれはどうか分かりませんが、
相当幼い頃からいたということでしょう。
生まれもここでよろしいのではございませんでしょうか。
 
 シナリオブックの時点で、彼女は22歳。
 おそらく、アズール卿がポート・ブラックサンドの領主となってからも、
それ以上の年月が経っております。
 
ザゴールさんが火吹山の領主となったのも同じ年でございますから、
やはり20年以上が経っていると推測できるのでございます。
 
 
 
 他のプレPC、NPCについても調べてみれば、
さらに分かることがあるかもしれません、
が、そのあたりはおまかせいたします。 

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