2024/04/27 ゴールデンウイーク、なるものが存在するそうでございますね。インタビューで10連休などと答えていらっしゃる方がおられました。いいなぁ。うらやましいなぁ。むしろゴールデンウィークは死にそうに忙しくて休むひま無いですって人にインタビューすればいいのに。でもニュースっていうのは珍しいから報道する価値があるんですよね。ゴールデンウイークは忙しいのが当然。休みっていう人は、きっと珍しいのでござましょう。……うらやましいなぁ。
..
(タイトル下に書くつもりだったのですが、またもや長くなったのでこちらへ)
『火星ノンストップ』
山本弘:編
(早川書房ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇/2005/7/1)の
「時の脇道」冬川亘・訳 の解説によりますと、
パラレルワールドの概念は
1934年にアスタウンディング誌に発表された
マレイ・ランスターの
「時の脇道」("Sidewise in Time")
が最初だそうでございますな。
それまでにも、
異世界ものや、オルタネート・ワールド(歴史のifをえがくやつですな)はあったものの、
無数に異なる世界が平行して存在するというアイデアは、彼が最初だったそうでございます。
で、それが、SFのアイデアから物理学の仮説に格上げされるのが1957年。
量子力学上の問題を解消するためには無数の世界が同時に存在していると解釈すべき
だという「多世界解釈」を物理学者のヒュー・エバレット三世が提唱してから、
なのだそうでございます。
この「時の脇道」、
無数の未来について、どこかへ行く場合のルートに例えて説明しております。
「地上にあるそれらの道が二つの異なった都市へ通じている可能性があるのと同様に、
未来にあるそれらの道は二つのまったく違った運命へと通じている可能性がある。」
「可能な未来は不特定多数あるのであって、適切な時間の“分かれ道″さえ選べば、
われわれはそのどれとも遭遇することができるだろう。」
一般的なたとえではございますが、
やはり、なにかゲームブックを紹介する説明文みたいでございますな。
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