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2024/04/20 細胞の表面にはブドウ糖などの糖で出来た鎖状の化合物が生えている。これを糖鎖といい、いくつかの違う結合がある。この結合の違いが血液型の違いになるらしい。細胞はこの糖鎖によって他の細胞と関わりを持つのだが、病原体、ウィルスなどもこの糖鎖をとおして感染するようだ。 で、血液型が違うと抗体が攻撃するというのは、ウィルスの蔓延を抑止するためという説が21世紀になって発表されたそうだ。ウィルスは細胞から外に出るとき、細胞の表面構造を真似るのだが、これが血液型の違う人の体に入った場合、抗体反応が起こって攻撃するので、感染しにくいのだそうだ。つまり、血液型が違うと感染しにくいってことか。ホント?
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(4) 無方向移動型
 
 無方向とは、行く先がないのではなく、
どこに向かうのか分からないことを意味します。
 
 前回書いた3つの移動型――時間・場所・対象物――とは別の法則
よって進行するのが、このスタイルです。
 
 法則というのは、例えばシミュレーションですが、一番多いのはランダム
法則性がないのが法則、というのが、無方向移動型のスタイルです。
 
 例としては、『ウィザーズ・クエスト』のイラスト(場面移動)部分や、
「R・P・G」に掲載されたエッセイ「Hugo-Hallの虚しい口」が挙げられるでしよう。
 
 シミュレーションとしては、検証していないので違うかもしれませんが
「Lost World」(クイーンズ・ブレード)シリーズなどが
それにあたると思います。
 
 特徴としてはループ
いくつかのパラグラフを経たのち、元のパラグラフに戻ってしまうことが多いのが、
無方向移動型です。
 
 流れに法則性がなく、しかもループするため、フローチャートにはとても描きにくい。
 
 線が何本も重なってしまうため、
立体的に書くか、別の表を使って表した方がいいかもしれません。
 
 また、一方向移動型だと思ってフローを描いていて、
やけに前のパラグラフに戻ることが多いなと感じたら、
この無方向移動型を疑った方がいいでしょう。
 
 このスタイルは、前後のパラグラフのつながりだけを考えれば、
そこに因果はあるのですが、
ループがあるので、全体としては1つの時間、つまり止まった状態です。
 
 
 無方向移動型のゲームブックをもっとも多く発表しているといえば
若桜木虔先生です。
 
 先生の、おそらくすべての作品に、このスタイルが使われています。
 
 というわけで、次回は、先生の作品について触れてみたいと思います。

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