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025/07/28 あと、『パンダコパンダ』のぬいぐるみボールチェーンガチャでハパンダとパンちゃんが一種ずつ。 『パンダコパンダ』みたいな子供のために作られたただ楽しいだけ(でも思いがある)作品ってよろしゅうございますよね。時代や、高畑勲先生・宮崎駿先生に要求されるもの、長編映画であることなどから、ジブリになってからは影を潜めた気がいたしますが。そういうものを含めて作りたいものを作るためにジブリ美術館・土星座は作られたのでございましょうな。ざっと作品紹介を見たところ、ただ単純に面白いだけというのはあまりないように感じられましたが。
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(長くなったのでこちらへ)

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』
青柳碧人:著(2019/4/双葉社)
 
を読みました。
 
 タイトルどおりの文体で、あっけらかんとした短い話が続くのかと思いましたら
さにあらず
 
 『本当はこわいおとぎ話』と申しますか、
文豪の書いたおとぎ話パロディってございますでしょう。
あんな感じでございます。
 
元作品では心優しい女性が闇をかかえていたり、
主人公が実は心正しくなかったりといった
サタイアをふくむ作品でございます。
 
 全5話。
アリバイ、ダイイングメッセージ、倒叙……と
各話違うミステリ的テーマを扱っておりまして、
 
さらに打ち出の小槌でございますとか、鶴の織った反物など、
昔話にふさわしい特殊アイテムが各話に出てまいります。
それが事件に関わったりそうでもなかったりするわけでございますな。
 
で、最終話ではそれらが集められた絶海の鬼ヶ島にて、
惨劇が起きるわけでございます。
 
 そのような昔話要素を入れることで、トリックに新味も加えておりますし、
ミステリテーマ的にも新たな視点を入れているように思いますが。
 
 わたくしといたしましては……、ざっと読んでしまいしまいました。


 なお、ネタバレになってしまいますが、「鶴の倒叙返し」は、
いくつかの章を抜き出してみるとそこに真相が現れる
をやっております。
 
 そこはゲームブック的でございますな。

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