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2024/03/27 「サイボーグ009」が舞台化されるそうですな。キャストで登場人物を見るに、0010をやるみたい。加速装置に電撃と派手な戦いとなりそうですな。以前には出来なかった技術が駆使された演出となるのでございましょう。ラストの愁嘆はクサくなりそうな気もいたしますが、それもまた舞台に向いていると申してよろしゅうございましょう。
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7月7日タイトル下に書いた
第一次世界大戦ことを日本ではなんと言った」のソースがこれ。
たまたまうちで見つけました。
 
『中學百科寶典』大日本國民中學會:編
(國民書院/明治45年6月初版/大正10年11月30版)
 
中學百科寶典
 

 大正十年は、西暦で申しますれば1921年。
 
 言ってみれば、当時の中学の教科書ガイドでございますな。
それを総合的に1冊にまとめたようなもの。

目次のうち、
 
地文學と申すのは、天文と気象、
圖畫は図画、
三角は三角関数
 
について書かれております。
 
 日本史のはじめが、高皇産霊尊と神皇産霊尊の国産みから始まっていたり、
修身に皇位皇室や至誠奉公などという項目があるほかは、けっこうまとも。
世界史や理科、数学や英語など、まんべんなく教えられていたようでございます。
 
 富国強兵・和魂洋才の時代でございますからな。
とにかく外国の技術を把握したり、世界情勢を理解するために、
外国と同じレベルの教養が求められていたのでございましょう。
  
 修身に関しましても、
第二次大戦中の極端な軍国調をイメージしていたのですが、
そこまでではございませんでした。
体育会系ではございますけれどね。
 
 国際性の重要が解かれていたり、
共同の精神とともに、自主独立の精神が尊重されていたりしております。
 
 まぁ、読み方にもよりましょうが。
 
 それにしても、
「大正ロマン」とか「大正モダン」と呼ばれる、ハイカラで華やかさと、
「大日本帝国」の語感から印象される、軍国調。
 
 まさに「和魂洋才」。
 都会と地方でも違ったでしょうし、
モザイク的だったり対立的だったりすることもございましょう。
 
 個人的には、ちょっとわかりにくい時代でございます。 
 
 
 

 さて本論。
 
日獨戰争」に関する記事はこれ。
 
日獨戰争

「日本歴史」の最後のページに書かれておりますのが
「日獨戰争」に関することにございます。
 中学の教科書(ガイド)がそう言っているのですから、
こと日本ではこれが一般的だったのではないかと思われます。
 何しろ当事者性もございますし。
 
 
 と、結論づけようと思っていたのでございますが、
「西洋史」のほうでは「世界大戦役」なる文字が。
また、「日獨戰争」のところにも「欧州大戦乱」なる言葉がございますかな。
となると、場合に応じて使い分けていたのでございましょう。
 
世界大戦役
 
 
 

 ついでですので、「日本地理」のところから「台湾」、「朝鮮」あたりを。
 
 地理の教科書に載っているようなことなのでたいしたことは書かれてはおりません。
興味のある方限定でございますな。
 
 クトゥルフとかやる人には参考になるのかなあ?
 
台湾・朝鮮   

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