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2024/03/27 「サイボーグ009」が舞台化されるそうですな。キャストで登場人物を見るに、0010をやるみたい。加速装置に電撃と派手な戦いとなりそうですな。以前には出来なかった技術が駆使された演出となるのでございましょう。ラストの愁嘆はクサくなりそうな気もいたしますが、それもまた舞台に向いていると申してよろしゅうございましょう。
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 このタイトルですと、
『カーウォーズ』みたいな車同士が戦うゲームブックみたいな感じですが、
実際はプロレスのゲームなのですな。

 構成は3部。

 まず国内で、対馳川敬一戦。

 そこで勝利すると、ロンドンで対ダイナマイト・スミス戦。

 そこでも勝つと、ゴッチ道場で鍛えるか、
 ブラッシングと組んでNWA世界王座を狙うか、

 という選択になります。

 まあ、どちらを選んでも、能力値上昇とかイベントとかはなく、
数パラグラフを挟んですぐ次の試合になるわけですが。

 しかも、どちらを選んでも、覆面レスラーにさせられてしまいます。

 違うのは、対戦相手。
 ゴッチ道場の場合は、     テリー・アドキッセンと、
 ブラッシングと組んだ場合は、ビッグ・テキサンと、
 それぞれ戦うことになるのでございます。
 
 で、それに勝ったら、メキシコでブロディと、……ということになるのですが、
そのメキシコに飛び立つ飛行機でエンド、ということになっております。

 システムとしては、2択のクイーンズ・ブレイドと申しましょうか、
若桜木虔先生のゲームブックの格闘部分に数値変化を加えたような、と申しましょうか、

 技を選んでいって、
それが正しい選択だったらポイントプラス、
間違っていたらダメージ、
というものでございます。

 だから、一試合一試合が長くなるのですな。
 そのような欠点はあるとはいえ、
プロレスを表現するのには適していることは確かでございましょう。

 全編技の掛け合いですしマンガですから、内容的には薄い……。
 まっそこらへんは『クイーンズ・ブレイド』などから類推していただけば、お分かりいただけましょう。

 ただ、マンガでございますから、技がいちいちわかりやすいのは確かでございます。

 ところどころに技の解説もあって、
 
 たとえば、

スコーピオン・デスロック
 当代人気最高の技、ご存じ長州力のサソリ固め。K・ゴッチのアドバイスを得て完成した理想的な殺し技。ヒザ、足首、腰と下半身を完全に極めてしまう。いろんなレスラーが使うようになったが長州を越えることは不可能。」
(パラグラフ13)

ハイスピード・バックドロップ
 極限まで筋肉をビルドアップさせたD・キッドだからこそ可能なグレードアップ殺法。信じられないスピードで一呼吸で相手を叩きつける。おそるべき瞬発力と集中力なくしては真似しようにも不可能な技だ。」
(パラグラフ140)

 などと、いちいちアツいのでございます。

 これはまさに、当時のプロレスのアツさでございますな。

 巻末には、「技インデックス」という索引もあって、そこから技を引くこともできます。

 わたくしには、
ビッグ・テキサンっていうのは、これはスタン・ハンセンだよなぁ、
ぐらいしかわかりませんが、
当時のプロレスが好きな方ならば、楽しめるのではないでしょうか。

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