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2024/04/28 「オタク用語は非日常の世界を描くためか、そこにはまりこむためか、日常生活にかかわる用語(たとえば衣食住・乗り物。店など)がないのが大きな特徴である。その他、表記を変えた当て字が多い」(『俗語百科事典』米川明彦:著(朝倉書店/2021/7)。うーん、確かに。って思ったけれど、あたりまえのような気も……。
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ゲームブックDS『アクエリアンエイジ』 ついでなので、
アクエリアンエイジ』のほうも
日記をもとに書いておきましょう。

 気がついてみれば両方とも
ブログを再開した時に書いている
のでございますよね。
 
前回の記事を書いたあとで
気がつきました。
書いたことは
わかっていたのでございますが、
もっと簡単にすませていたとゲームブックDSアクエリアンエイジ
思ったのでございますよ。
 まぁでも、そんなにはタブって
ないんじゃないかな??
 ということであらためて書いて
まいります。
 
     ☆    ☆     ☆
 
 
 ゲームブック味は薄れ、
恋愛アドベンチャー風。
 部分的に女性のボイスも入る。
 ホントは女性はフルボイスに
したかったのではという勢いで。ゲームブックDSアクエリアンエイジ
 
 サイコロなどの要素はなし。
「アクエリアンエイジ」なのだから、
カードによる戦闘とかありそうなものだが、
そういうものは一切ナシ。
 
 面倒なことはやめたということか……。
 
 そのかわりキャラクター紹介が増え、
それがこのゲームの性格を象徴している。
 
 一画面の文章量は、
シリーズが進むにつれて少なくなっている。
 文章は、恋愛アドベンチャーのそれ。
 キャラクターも
恋愛アドベンチャーの典型だ。
 
 授業をサボって屋上で寝ている主人公。
「お兄ちゃん」と呼んだり
料理を作ってくれる姉妹。
 無口で謎めいた図書委員――。
 こうしないとダメなのか
というぐらいベタ設定だ。
 ゲームブックDSアクエリアンエイジ
 それにしても声優の方はすごいな。
「はわわ~」とか、
ふだん一秒たりとて使わない言葉を
ちゃんとしゃべるんだから。
普通に違和感あるけど、
声優の人も苦労なさっているのだろう。
 
 そんななかに、
妖精の少女が転がり込む。
 妖精を、動物は感知できるが、
ほとんどの人間にはそれができない。
 主人公は、その稀有な人間で、
かわいそうだからと
彼女にえさを与えたのが運の尽き、
ご主人さま、
とつきまとわれることになる。
 
 妖精は、ドジで力だけはあるは 
 大食いだわで、
 しかも人間にとって不可視。       ↑ おまけの藤真拓哉先生の画集。
 そのため、               21枚あるそうだが、開封してないので
主人公はおかしくなったと思われ、     わからない。裏は、ポストカード仕様。
苦労することに――。           B5なので120円切手を貼れと書いてある。
                       パッケージが大きいのはこのため。
 などとプレイしていたら、        ソフトだけ必要な人には、パッケージの
 まさかのループもの。          梱包材(←失礼)。逆にCDやカード・ 
                     それにこのイラストが目当てで買った人に
  まぁ、                とっては、ゲームカートリッジのほうが
「運命の七日間はまだ終わらない」     食玩のガムみたいな存在なのだろうけど。
 などとあったので、
 少しは予想はしていたものの、
 ループする意味が分からない。
 危機的状況があるのならまだしも、
そういうのが全然ないんだもの……。
 
 
 
      ☆    ☆     ☆
 
 
 
『鋼殻のレギオス』には大きなバグがあったから、
さすがに反省してこっちにはないだろう、と思ったが、甘かった。
 
 全くもって甘かった。
 
 1つ目は、本文からオプション画面にうつると、
基本的なアイコンは出るもののメイン画面が消えてしまい、
そこでの操作ができなくなってしまうというもの。
 
 端的に言えばセーブできなくなるということだ。
 
 これには困った。
 
 とにかくセーブせずにやり続けるしかない。
 
 文章戻しの機能をつかって前の文を読み、そこの用語から用語解説画面に跳び、
メイン画面に戻ってきたらセーフ画面が開いてくれたので、
なんとかセーブする。
 
 ただ、少し進めセーブしようとしたら、やはり先ほどと同じ症状におちいってしまう。
 
 同じようにやれば何とかなるかと思ったのだが、
戻り画面の表示が次第に遅くなる。
ついには数分待ってもブラックアウトのままなのでやめてしまった。
 
 これは、自動送りの速度を初期設定に戻すことで解消されるようだ(今のところ)。
 
 それにしても、
普通にプレイしていて発生するバグがそのままというのは、どういうことだろう。
 
 
 さて、内容についてだが――。
 うすい感じがする。
 マンガの連載1回目をえんえん繰り返している感じだ。
 超能力ものらしいから、超能力者でも怪物でもドンドン出せばいいと思う。
これは、『鋼殻のレギオス』のときにも感じたことだが。
 
 七日間のループだが、七日目に悲劇が訪れるというわけでもない。
いや、始まってさえいないという感じだ。
 
 
 
      ☆    ☆     ☆
 
 
 
 原作があるせいなのだろうか。展開に無駄がある気がする。
 異世界との関係とかいろいろと謎が残るけれど、
そういうのは原作ゲーム中で分かっていることなのだろうか?
 
 恋愛アドベンチャーにしようとしたのは、いつ頃からなのだろう。
 元の構想としては、もっと大きい話だったような気がする。
 
 というのは、「エクストラ」にある「サウンド」だ。
 
 そのタイトルが
「太古の真珠」「極星帝国襲来」「蹂躙されたロンドン」「恐怖の行軍」
「ハンニバル軍の猛攻」「アルカードと夜羽子の別れ」「皇帝登場」と、
もう本編とはまったく関係のないタイトルで埋まっている。
 
(シナリオも何もぜんぜんできていない状態で、
 原作の「アクエリアン・エイジ」のイメージでタイトルをつけたようにも思えるが、
 そうは考えないことにして)
 
 だからもう、全然別のストーリーだったのだと思うのだ。
 戦闘システムも、原作準拠のカードバトルでという構想があったのではないか。
 
 それが戦闘ルールもなく、美少女アドベンチャー的なループものになったのは、
やはり制作に必要ないろいろなものが足りなくて、
作りやすくてウケやすい――ある一定の購買数を見込めそうな――
形へと変わったのだろう。
 
 とにかく、いろいろと不足していたことがうかがえる。
 
 前のほうで書いた、セーブが出来なくなるバグもそうだが、
途中から音ズレもヒドいし、
キャラクターの片方が、もう一人に隠れるように重なることも。
バッドエンドでギャラリーに収められるはずの「美月一人」も獲得できないようだ。
 

 最後までプレイできるだけ『鋼殻のレギオス』よりマシ、とは言えるが……。

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