2025/05/29 『ボツ』鳥嶋和彦:著 天野龍:聞き手・構成(2025/5/小学館・集英社プロダクション)。面白くて一気読みでした。
インタビュアーがちゃんとした下調べをしており、ちゃんとエピソードを拾っているのがまずよろしゅうございますな。この内容、このまんま脚本化して、すぐにでもドラマ化出来そう。半沢直樹さんのシリーズとかが一番近いかな? ただ、ドラマ化すると、イケメン俳優が何かカッコいいこといいながらつぎつぎと問題を解決していくような話になりそうな感もございまして、それは違うかな、と。その場合は鳥嶋氏が『ボツ』を出してくることでございましょう。いや、それ以前に企画そのものを止めさせそうな気もいたしますが。
『山本弘 ウォーロック大全』
山本弘:著
安田均 近藤功司 友野詳 水野良 清松みゆき 高山浩
菊池たけし こいでたく 北川直 Nikov:寄稿
安田均 友野詳:コラム
(グループSNE/2024/10)
山本弘:著
安田均 近藤功司 友野詳 水野良 清松みゆき 高山浩
菊池たけし こいでたく 北川直 Nikov:寄稿
安田均 友野詳:コラム
(グループSNE/2024/10)
2024年3月に天に召されたじゃない……
鬼籍に入られたじゃない……
彼岸に旅立たれたじゃない……
お亡くなりになられた山本弘先生追悼の書
鬼籍に入られたじゃない……
彼岸に旅立たれたじゃない……
お亡くなりになられた山本弘先生追悼の書
先生の多大なる業績のうち、
「ウォーロック」誌に掲載された主な作品を集め、
それに先生に近しい方々の追悼の言葉・解説、
ゲーム関連書籍などのリストを収録した一冊
にございます。
「ウォーロック」誌に掲載された主な作品を集め、
それに先生に近しい方々の追悼の言葉・解説、
ゲーム関連書籍などのリストを収録した一冊
にございます。
安田均先生の「山本弘さんとの40年」という文章が巻頭を飾ります。
山本先生の活動の最初期からを身近からの視点で、
エピソードを交えつつ、的確にまとめておりますな。
山本先生の活動の最初期からを身近からの視点で、
エピソードを交えつつ、的確にまとめておりますな。
さらに関係各氏によるエピソード。
山本弘先生という個性が、いろいろな視点から語られております。
そしてメイン。
「ウォーロック」誌に掲載された先生の作品から、
ゲームブック枠として
「暗黒の3つの顔」
コラム枠として
「RPGシナリオ創作講座」
コミック枠として
「私はこうしてパルサスした」
「放課後のサイコロキネシス」
「どこでもT&T」
を、それぞれ掲載しております。
加えて「RPGシナリオ創作講座」では、
「アップデート」とタイトルして
「RPG創作講座」から三十数年が経っていることをかんがみ、
その間に生まれた作品などを踏まえて補足説明を友野詳先生が行っておりますな。
「アップデート」とタイトルして
「RPG創作講座」から三十数年が経っていることをかんがみ、
その間に生まれた作品などを踏まえて補足説明を友野詳先生が行っておりますな。
このうち、ゲームブックについては項を改めますといたしまして、
「RPGシナリオ創作講座」はしっかり読み込めば十分ためになるものかと存じます。
「RPGシナリオ創作講座」はしっかり読み込めば十分ためになるものかと存じます。
以前ひととおり読んだという方も、
真剣に読めば新しい発見が得られるのではございませんでしょうか。
文章を理解するということは、作者の力量や深さはもちろんでございますが、
読む方の経験も重要になってくるものでございますからな。
まぁ、本質的なお話の作り方ということに関しましては、
昔も今も変わるものではないと思います。
もちろん人によってやり方はさまざまでございますから、
方法論が自分と違うという場合はございましょうが、
それでも人のやり方を知るのはためになることだと存じます。
マンガに関しましては、意外と──は失礼でございますか──
真剣に取り組んでおられますな。
ページ数が少ないにもかかわらず書きたいこと・描きたいことが多いため、
コマ数多く、それゆえ一コマ一コマが必然的に小さくナッいるのでございますが、
その中で構図を考え、全身を描こうとしているのでございますよねぇ。
真剣に取り組んでおられますな。
ページ数が少ないにもかかわらず書きたいこと・描きたいことが多いため、
コマ数多く、それゆえ一コマ一コマが必然的に小さくナッいるのでございますが、
その中で構図を考え、全身を描こうとしているのでございますよねぇ。
ファンロードネタとか、当時もののパロディは意外に少なめ。
カモノハシとかヨシヲとかニコニコ顔(BA-90)ぐらいかな?
本に書かれたタイトルから士郎正宗先生の作品を推していたことが分かりますな。
そんなこんなで
山本弘先生を呼んだことがある方にもない方も、
社会思想社「ウォーロック」を知る方も知らない方も、
読んで損はないご本だと思います。
特に、小説は読んでいるけどとか、少しは知っているけど、
という方のほうが読む価値あるのかもしれません。
そして、
今回収録から落ちてしまった記事もたくさんございますので、
「~大全2」の刊行が待たれるところでございます。
「~大全2」の刊行が待たれるところでございます。
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