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2025/07/23 「トマリさんが暮らしていた宇宙船団は今どこにいるのか?」記事内にて、間違いがあったので訂正しておきました。 光速の99.5%で飛んでいる場合、宇宙船内で時間が6年経ったのなら、60光年弱の距離をその宇宙船は飛んだことになるみたいでございます。 制止している観測者の側が10倍の60年経っているのでございますから、光に近い速さなら約60光年は当然、なのでございますが、ややこしい話なので、混乱してしまいました。  往復でそれなら片道は30光年弱。  それだとかなり遠いですが、光速の99.5%は人間の乗る宇宙船といたしましては無理と思われるので、それはないでしょう。
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さらに「アニメック」誌を眺めておりましたら、アニメック14号
山本弘先生が、
アーケードゲーム「スペースファイヤーバード」について
書いている文章を目にいたしました。
これでございます。
 
「アニメック」誌vol.14
(昭和55(1980)年11月)
「ガンダム総論Ⅲ」p.80-81
 
「あなたもニュータイプになれる……かな?」
            山本弘
 
この文章、山本先生を知らなかったころ読んで、
知ったあとも読んでいるのですが、すっかり忘れておりました。
 


 
山本弘先生・アニメック14号
 
 
スタンピード」が
第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞したのが
1978年でございますから、その年後の作品でございますな。
 
スペースファイヤーバード
(ゲームデザイン:竹田玄洋、キャラクターデザイン:宮本茂)は、
任天堂レジャーシステム
1980年7月の発売のシューティングゲームで、
 
おそらくこれを書いたとき、
山本先生がはまっていたゲームなのでございましょう。
 
 ここにテレビゲームの話を持ってくることで、
硬い文章を糖衣で包むようにまとめております。
 
 ちなみにもちろん、
テレビゲームで高得点を出した青年が宇宙戦争にかり出される
映画『スター・ファイター』(1984)より以前でございます。
 
 
 この文章に対して、編集部の方は、
 
「肩の凝らない現代青年風のガンダム論でなかなか読ませるのうオヌシ。
 (でも5枚のところを10枚も書いてきちゃダメよ)
 難を言わせてもらえば、実際の戦闘ではGその他の影響で、
 ゲームセンターのテクニックではあまり役には立ちそうにないケド。
 マ、細かいところは気にする方がヤボですね」
 
と、冗談半分のテレビゲームの話を受けて、
軽くツッコんでおいております。
 
 ツッコミどころのスキを入れたことで、
編集部の方の返しがかなり楽になったのではないかという気がいたします。
 
 
 ところでこれ。
山本先生の科学読み物で雑誌に掲載されたものとしては、
おそらく最初になるのではないでしょうか?
 
 山本弘先生の小説以外の活動である「と学会」に通ずる作品でございますな。
 
――と申しますか、むしろ山本先生は、
奇説、珍説、トンデモ学説をもっともらしく書いて人を煙に巻くと申しますか、
信じさせちゃう方をやりたかったんじゃないかなぁ。
 
 手品を暴く側ではなく、手品を考案する側でございますな。
 
 そういった欲求が、創作の原動力の一端になっているのでございましょう。

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