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2024/05/05 國學院大學博物館を紹介した番組(Bs-12)で、縄文時代の火炎土器について、「土器のガラパゴス化」とおっしゃっておりました。なるほどー。日本人って先史のむかしから、独自の発展をさせることに長けていたのでございますな。
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アニメック」誌vol.19をパラパラッとめくっていたら、アニメックvol.19
大山のぶ代さんのインタビューがございました(p.52-55)。
 
 お金がなくって(女優の)富士真奈美さんと
同じ釜一つ布団の生活をしていたとか、
若いころは黒くてやせていたとか、
そんなエピソードも面白うございましたが、
やはり伝わってくるのは俳優魂でございます。
 
 声だけの仕事なんてありえない。
ものを表現するのにはからだ全体が必要と、
声優志望者に対して熱く語っておられます。
 
 で、その中で出てくるのが、ドラえもんの演技プランなのですよね。
 
「こういう手にしてみよう、こういう作りでいってみようって。
 声だけの場合でもそうするわけですよね。
 ドラえもんの場合は、未来からきたロボットである――
 ロボットだから組み込まれたコンピューターの中に日本語が入っている
 ――その言葉は決してスラングではないだろうと思うんです。
  そうすると“やい、てめえ”なんて決して使わないはずです。
 “俺”なんか言わないんです。
 “そうです”“いいえ、違います”的にきちっとした言葉を使う。
  そして年齢をだいたい五、六才にしぼる。
 かつ、幼いんだけど未来に生きてるんだから、
 未来では当り前のような、今の人間から見ればすごく難しい言葉なんかは、
 ペラペラッと言えるわけです
 ――でも、少しドジだ。
 そのドジな所をどこで表すか、私なりに考える……
 そうやって考えてね。」
 
 言葉づかいはほとんど原作や脚本で決まってくると思われますから、
 違うところがあったら
 「こんな言い方はしない」
 と指摘するという感じでございましょうか。
 
 ――と書いて気がついた……というか思いました。
 
 もしかするとこれは、
日本テレビ動画で制作された第一作目の『ドラえもん』があるせいかもしれません。
原作のイメージを損なったとされるドラえもんですな。
 
 シンエイ動画の第2作は、それを反面教師として作られたのでございましょう。
 前述の言葉は、そうした制作スタッフの意図を汲んだ上での
 キャラクター設計なのだと思われます。

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