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025/07/28 あと、『パンダコパンダ』のぬいぐるみボールチェーンガチャでハパンダとパンちゃんが一種ずつ。 『パンダコパンダ』みたいな子供のために作られたただ楽しいだけ(でも思いがある)作品ってよろしゅうございますよね。時代や、高畑勲先生・宮崎駿先生に要求されるもの、長編映画であることなどから、ジブリになってからは影を潜めた気がいたしますが。そういうものを含めて作りたいものを作るためにジブリ美術館・土星座は作られたのでございましょうな。ざっと作品紹介を見たところ、ただ単純に面白いだけというのはあまりないように感じられましたが。
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2025/03/31。NHKで。
後半25分「鉄腕アトム 地球最後の日」の部分だけでございますが。
もとは、テレビシリーズを再構成した劇場版。
パートカラーだったものをAIによってフルカラーにしたものだそうでございます。
 
太陽を破壊する実験のため
宇宙人が持ち込んだ冷蔵庫みたいな爆弾のスイッチロボット、ベム
その実験で死ぬのがイヤで彼は地球に逃げ込み、
アトムと出会うのでございますな。
 
ビキニ環礁などの核実験がヒントになった物語でございましょう。
 
 ドラえもんのちきゅうはかいばくだんもこのパロディでございましょうし、
手塚先生の『W3』や横山光輝先生の『マーズ』など、
地球を破壊するかどうかの決定権が主人公側にある作品
のルーツとも申せますな
 
(海外の映画にもヒントはあったように思いますが、今回は調べておりません)
 
 ストーリーはともかく、
アニメ、動きとして宮崎駿先生がなぜ手塚先生を嫌っていたかを、
見ていて確認できたような気がいたしました。
 
 アニメとしてみた場合この作品、
手抜きできるところはとにかく手抜きをしているのでございますな。


 空を飛んでいるところは背景を左右か上下に動かしているだけでございますし、
同じ動きのパターンはなるべく同じセルを使うなどやっております。
 
 ただし、それで停滞しないような工夫も同時にしております。
セルを上下左右に動かす、3枚ぐらいのセルを交互に見せるなど、
少ない枚数でありながら、どこかしら動いているようにしているのでございます。
 
 この作品について言えば、シナリオもよろしいですな。
シナリオがしっかりしているからこそ、絵も動きやすいし、飽きさせない。
 
 さらに音楽や効果音も加わり、ダレさせることがございません。
停滞する部分がなく、テンポよく進んでいきます。
 
 ですからね、
手塚先生の描くマンガの手法をそのまま落とし込んだのが
手塚先生のテレビまんがなのでございますよ。
 
 省略、記号化、デフォルメ、らくがき、テンポよく、
ダレないように、面白くするためならばなんでもアリ
 
 まぁ、だからこそ、宮崎先生に嫌われたのでございますな。
絵や動きの美しさではなく、
ストーリーを説明するための言語として絵が使われているのでございますから。
 
 それとね、やはりこの手法は
『鉄腕アトム』をアニメ化するために考えられた手法であるため、
手塚先生の、特に当時のマンガにはフィットいたしますが、
それ以外には十全と機能はいたしません。
 
 省略、記号化、デフォルメ、らくがきなどは、
劇画など物語がリアルになるにつれ、
使えなくなってくるテクニックだからでございます。
 
 そうした手法が使えなくなった分止め絵が増えてきて、
テレビ紙芝居、などと揶揄されるようになったのでございましょうし、
 逆にその止め絵が、テクニックとして使われるようになったのでございましょう。
 
 動きのリアリティが重視されるようになったのも、
物語に丁寧さが求められるようになってきたからだと存じます。
 

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