2025/07/05 町田庸先生の『口訳 古事記』(講談社/2023/4)半分ぐらいまで読みました。出来事などは原典に忠実に、セリフや表現などは現代風にした大胆で分かりやすい訳でございます。ラノベというよりも講談や漫才、一番近いのは手塚治虫先生の『火の鳥』の感じかも。古事記は有名なところだけ読んで後は飛ばしちゃったから助かる。たとえば、天孫降臨の前あたりとか。読みやすいのもあるけれど、元々『古事記』は大ざっぱ──大胆で面白いんですよね。えらい方のことだから小声で申しますけれど、変な人が多い、もとい、キャラクター性が豊かでございますから。そこら辺、マンガやラノベの原点を感じます。
『西洋アンティーク・ボードゲーム
19世紀に愛された遊びの世界』
エイドリアン・セビル:著
鎌倉僚介:訳
"Vintage Board Games" by Adrian Seville
(日経ナショナルジオグラフィックス/2021/1)
タイトルどおり、
19世紀のボードゲームを紹介した本にございます。
19世紀のボードゲームを紹介した本にございます。
ザッと見たかぎりでは、
p.128-9の『襲撃(アサルト)』というチェッカーのようなゲームや、
『ふくろうのゲーム』の章であつかっているギャンブルゲーム以外の大部分は、
スゴロクのバリエーションのようでございますな。
スゴロクのバリエーションのようでございますな。
スゴロクと申しますと子供の遊びのように思われますし、
確かに子供を対象に作られたものも多いのですが、
マスの指示に「チップを○○枚払う」などもあり、
賭け事のように楽しまれていたものもあったようでございます。
マスの指示に「チップを○○枚払う」などもあり、
賭け事のように楽しまれていたものもあったようでございます。
色々なタイプがございますが、
絵的に面白かったり美しかったりするものが多ございますな。
絵的に面白かったり美しかったりするものが多ございますな。
マスに描かれている絵はさし絵のようで、それだけで物語を感じさせてくれます。
しかも、マスには番号がふってあるので、
何だかゲームブックを感じさせてくれるのですな。
何だかゲームブックを感じさせてくれるのですな。
ボード自体の絵が鳥瞰図や地図になっているものなどは、
順路などにしたがって番号がふられていたりするため、
点つなぎのようにあっちこっちにマスが散らばっていて、
それがまたゲームブックを感じさせてくれるのでございます。
順路などにしたがって番号がふられていたりするため、
点つなぎのようにあっちこっちにマスが散らばっていて、
それがまたゲームブックを感じさせてくれるのでございます。
ルールもチップを払うほかは、1回休みとかスタートに戻るなど、
スゴロクの域を出ないようでございますが、
それでもそれなりに面白いアイデアがございます。
スゴロクの域を出ないようでございますが、
それでもそれなりに面白いアイデアがございます。
例えばこの『騎士のゲーム』。
これなどは単純ながら戦闘ルールがあるのですな。
中央62の下に描かれた24のマスがそれで、
どちらか骸骨のマスに止まってしまった方が負けになるのだとか。
19世紀にこのような戦闘ルールを含んだゲームがあったのか、
とワクワクした……のですが、
決戦をするのは62、ゴールに着いた1着と2着の2人のみ。
つまり、まったくスゴロクの域を出ていないのですな。
とワクワクした……のですが、
決戦をするのは62、ゴールに着いた1着と2着の2人のみ。
つまり、まったくスゴロクの域を出ていないのですな。
しかも1番手は2番手が到着するまで待たないとならないというあたり、
なんとももっさりした感じ。
ですが、
こうしたスゴロクはゲームブックのヒントになるのではございませんでしょうか。
こうしたスゴロクはゲームブックのヒントになるのではございませんでしょうか。
そうでなくても、変わったスゴロクを作りたい気にはさせてくれます。
昨今は、さまざまなボードゲームが出ており、
スゴロクと申しますと時代遅れと思われるかもしれませんが、
それでも工夫次第で面白いものになると思います。
スゴロクと申しますと時代遅れと思われるかもしれませんが、
それでも工夫次第で面白いものになると思います。
第一、ルールが分かりやすいですしね。
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