2025/07/07 『エンディミオン」9章まで読了。まさにスペースオペラ。なのだけれど、それを成立させるためにぶちまかれた数々のアイデア、それを練りこんだ設定が地の文にこれでもかと入るため、軽快に読み飛ばせるものではない。じっくりと読むものになっている。物理的知識はほぼ必要ない。むしろ描かれたイメージを受け入れることが肝心に思う。
(上に書ききれなかったのでこちらへ)
ちなみに、アイリッシュの『夜は千の目を持つ』は、
ヒロインの父親の死を予言した青年の言葉が、
本当に超常的な力なのか、それとも犯罪性のある企みなのか、
予言は成立してしまうのか、それとも阻止できるのか、
という謎で読者を引っ張るサスペンスでございます。
予言などあるはずはない。
でも、それまでに成立した予言を考えると、
よほど綿密な計画と組織、それに偶然がなければ不可能としか考えられない。
はたして、真相は──。
といった感じですな。
本文の2/5でしたか、かなりの部分をヒロインの独白が占め、
しかも彼女が1回だけ、ミス・リードって表記されるんですよね。
そのため、叙述トリックもあるかな、って考えなければならないのが悩ましいところ。
アイリッシュの作品でもございますし。
捜査側は警察ですが、ボランティアみたいな立場で任に当たっております。
その行動──と申しますか、途中のエピソードのほうかな、もう少し緊密な
感じがあった方が良いようにわたくしには思われました。
事件と捜査が交互に展開するのですが、
そのせいか淡々とした印象を受けたのでございますよね。
とは申せ、最後まで緊張感をもって読ませてくれる作品でした。
(もう少し書きたいのですが、結末に触れることになりますのでこの辺で)
ちなみに、予言に出てきたライオンは、
早い段階でだいたいどこのものか分かりました。
都筑道夫先生が書いておられたことで、
大して重要そうでもないところで、不必要なほど描写が細かい場合、
そこがあやしいっていうのがあるんですよね。
この場合も、それに当てはまるかと存じます。
ちなみに、アイリッシュの『夜は千の目を持つ』は、
ヒロインの父親の死を予言した青年の言葉が、
本当に超常的な力なのか、それとも犯罪性のある企みなのか、
予言は成立してしまうのか、それとも阻止できるのか、
という謎で読者を引っ張るサスペンスでございます。
予言などあるはずはない。
でも、それまでに成立した予言を考えると、
よほど綿密な計画と組織、それに偶然がなければ不可能としか考えられない。
はたして、真相は──。
といった感じですな。
本文の2/5でしたか、かなりの部分をヒロインの独白が占め、
しかも彼女が1回だけ、ミス・リードって表記されるんですよね。
そのため、叙述トリックもあるかな、って考えなければならないのが悩ましいところ。
アイリッシュの作品でもございますし。
捜査側は警察ですが、ボランティアみたいな立場で任に当たっております。
その行動──と申しますか、途中のエピソードのほうかな、もう少し緊密な
感じがあった方が良いようにわたくしには思われました。
事件と捜査が交互に展開するのですが、
そのせいか淡々とした印象を受けたのでございますよね。
とは申せ、最後まで緊張感をもって読ませてくれる作品でした。
(もう少し書きたいのですが、結末に触れることになりますのでこの辺で)
ちなみに、予言に出てきたライオンは、
早い段階でだいたいどこのものか分かりました。
都筑道夫先生が書いておられたことで、
大して重要そうでもないところで、不必要なほど描写が細かい場合、
そこがあやしいっていうのがあるんですよね。
この場合も、それに当てはまるかと存じます。
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