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2024/04/20 細胞の表面にはブドウ糖などの糖で出来た鎖状の化合物が生えている。これを糖鎖といい、いくつかの違う結合がある。この結合の違いが血液型の違いになるらしい。細胞はこの糖鎖によって他の細胞と関わりを持つのだが、病原体、ウィルスなどもこの糖鎖をとおして感染するようだ。 で、血液型が違うと抗体が攻撃するというのは、ウィルスの蔓延を抑止するためという説が21世紀になって発表されたそうだ。ウィルスは細胞から外に出るとき、細胞の表面構造を真似るのだが、これが血液型の違う人の体に入った場合、抗体反応が起こって攻撃するので、感染しにくいのだそうだ。つまり、血液型が違うと感染しにくいってことか。ホント?
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(上に書き切れなかったので、こっちで) 
 
『涙香迷宮』
竹本健治(講談社/2016/3)
 
読了。
 
旅館で起こった殺人事件を皮切りに、
前半は黒岩涙香の多才ぶりを、
涙香の隠れ屋敷に場所を移してからは、
創作いろは歌の暗号解明を中心に、連珠の解法などが試みられる。
 
 50以上の創作いろは歌を用意したりするなど、非常に労作ではあるものの、
 羅列的で冗長にさえ感じられる。
 
 タイトルが『涙香迷宮』である以上、
読む方としては、涙香が密接に関わってきて欲しいところだが、その点では薄い。
 
 その事跡については詳しく書かれているものの、それも並べただけであり、
創作いろはや連珠を導き出すための、マクラになってしまっている。
 
 作者がそういうものをやりたかったことは、非常によく分かるのだが……。
 
  
 
 
 ☆ それにしても……。
  黒岩涙香先生が『鉄仮面』や『噫無情』、『巌窟王』などの翻案小説の作者であり、
 「萬朝報」社長だったことは知っておりましたが、
  連珠のルールを制定したり、競技カルタを創始したり、
  都々逸にも関わっていたり……。
 「萬朝報」では宝探しも企画し、自分で宝を隠していたというのだから、
  ほんとうにそういうことが好きだったのでございますなぁ。
 
☆ ところで、
  黒岩涙香が、「黒い悪い子」に読めるっていうのは、
  西尾維新先生が『化物語』でお書きになっているそうで。
  その程度のことは、まぁ思いつくよなぁ~。

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