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2024/04/25 『最強最悪の信長軍を倒せ!』。フローチャートのズレた部分を修正いたしました。いえね、全角のなかに半角が混じっていると、ブラウザで表示されたときにズレが起こるのでございますよ。作業中は大した違いないので、それにちょっと気づきにくいのでございます。
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『火吹山の魔法使い』(社会思想社版)の表紙ですが、
もしかすると、これが、マジ夫さん!?

火吹山の魔法使い    



てっきり、
本文と表紙イラストの挿絵画家が違うために起こったしめしあわせの不備で、
表紙の絵もザゴールさまかと思っていました。
もしくは、タイトルのイメージに合わせて、魔法使いの典型を描いたのかとーー。

 ですが、
「龍火の作り方と投じ方」を晩年になって完成させた魔法使い
(パラグラフ二九六)となりますと、ファリーゴ・ディ・マジオ師に
間違いないということになりますなぁ。

 そのタイトルにもかかわらず、
龍のはき出そうとする火の玉をとどめる魔法の効果(パラグラフ二六)も、
表紙の絵に合っているように思います。


 それに、FFシリーズの表紙絵って、初期は特にそうですが、
ラスボスとかあまり描いておりませぬものな。

(味方するキャラも描いていない? 
まぁ、それはそうなのですが、
味方するキャラは、表紙に描いても面白くない場合が多いですし、
そもそも少ないということで……)

 となりますと、『火吹山の魔法使い』って、
ザゴールさまではなくって、このディ・マジオさまのこと~!?

 その可能性もないではないかと。

 ただ、そのあたりがまぎらわしいので、
新しい表紙は、扶桑社版もそうですが、
わかりやすくザゴールさまが表紙になったのでございましょう。

 でしたら、
本文イラストにマジ夫さまのご尊顔も加えてくださればいいのに、と思いますが、
そういうことをする気はなかったのでしょうな。

過去の方ですから、
入れるにしても扱いが微妙な感じになるような気がいたしますしーー。





コメントに対する気まずい 追記:


 ドロシー!ん、 吉里川べお]さん、
コメントをありがとうございました。

 本来ならば、顧みるはずのなかったこの記事を見直す機会を与えていただき、
感謝しております。

 というわけで、コメントに対するコメントを得意がって書いていたのでございますが、

そのうちに……。


 えっと、ですねぇ。


 まず、記事を書いたとき、原作でもザゴールが、
最初老人の姿で現れることをすっかり忘れていた、というのがひとつ。

 あれ、シナリオブックのあとづけの設定だとばかり思っていたのでございます。

 老人というのは、原作では「噂」のところだけの話かと思っていたのですな。

 ですから、表紙の絵がザゴールということはないだろうと思っていたのですが、
それを知って、可能性があるということを知りました。

 もう一つは、念のために検索して、原書のイラストを見てみたのでございます。

 すると、あちらの本は日本の文庫よりも背が高いですし、
イラストが裏表紙にまでおよんでいる……。

 それを見ますと、
本の背が高い分、魔法使いが龍を召喚している図に見える……、と。


となると、龍のはき出そうとする火の玉をとどめる魔法を発揮している
という考えは、怪しくなりますな。

 そんなわけで、マジ夫さんの確率は低くはなりますが、
強がってゼロではないと申しましょう!


 マジ夫さんが龍を召喚しても不思議ではないですし、

ザゴールさんが作中に龍を召喚する記述はございませんからな。

 とは申せ、この説が苦しくなってきたのは確かでございます。



 というわけで、表紙の魔法使いはザゴールさんかもしれません。

 顔が違う、とか書こうと思ったのですが、
鼻の形などは似ておりますし、違う作家が描いている以上、許容範囲といえますし――。


 ですが、往生際悪く申しますが、そういうことよりもここは、

 龍と魔法使いというファンタジーの典型をアイコンとして

表紙に入れておきたかったからこういう形の絵になった、

ということが重要なのだと思います。

 何しろ第一作でございます。
 単独作品と何ら変わることはございません。

 作者は新人だし、新しいスタイルの作品でございます。 
 何もかもが冒険でございますが、


 それゆえに表紙は誰でもそれとわかる、

龍と魔法使いという、
直球ストライクなファンタジーに

決めたのではございませんでしょうか。



 というよりも物語自体、オーソドックスなファンタジーとして、

龍と魔法使いが登場することを、まず決めていたのかもしれませんな。



 表紙の人物がザゴール様であるのでしたら、

 老人ザゴールをゲーム中に出したのも、

表紙にこの魔法使いのおじいさんを出したかったからかも?


 パラグラフ358のようなイラストがいきなり表紙に来ても、
魔法使いと気づいてくれない方もおられそうですからな。




 そのようなわけで、存外つまらない結果となってしまい、すみませんでした。

 こんなこともございます。

 これ以上の発見がない限り、わたくしといたしましては、
そのあたりで保留ということで。

 そして、ありがとうございました。

 コメントをいただかなければ、
このことについてこれ以上考えることはほとんどなかったでございましょう。
 それについて再考する機会を与えてくださったことに感謝いたします。

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なるほど!
だから龍とセットなんですね。
この説、すごく好きです。
ドロシー! 2018/06/10(Sun)08:10:24 編集
はじめまして
はじめまして、突然すみません。こちらの「火吹き山の表紙絵はディマジオ説」、あまりに納得したので思わずツイートしてしまいました。文面は以下の通りです。

“『バルサス』のアレはよくネタになりますが、表紙の話題でもうひとつ。「道化の真実」さんはご自身のブログで、この人はファリーゴ・ディ・マジオではないかという説を提唱しておられます。なるほど……。”

事後報告で申し訳ありません。
短いですが、それでは。
吉里川べお 2018/06/10(Sun)08:29:52 編集
ドロシー! さま、 コメントありがとうございます。

 このことに関する気まずい回答は、本文中に追記しておくことにいたします。

 ただ、龍がメインで魔法使いのほうがそれとセットなのだと思いますよ。
 日本の本だと、魔法使いの場所はオビで隠れてしまう部分なのでそれが言いやすいのですが、洋書でもやはり上に書かれた方がメインなのだと思います。

 で、怪物と戦うということは洋書の場合、表紙とか裏に書いてあるので、ああ、最終的に龍をやっつけるゲームなんだな、と思わせるのが、この表紙の目的なのでは、と思う次第にございます。
道化の真実 2018/06/13(Wed)08:54:05 編集
吉里川べおさま、はじめまして。
 コメントありがとうございます。

 事後報告なんて……。
 ごていねいにありがとうございます。

 しっかりした方だなぁ~。

 この記事に関する気まずい回答は、本文中に追記の形で書いておきました。

 名前さえ添えていただけるのでございましたら、わたくしごときの拙文など、いかさまにもたこさまにもお使いくださいませ。

悪用は困りますが(どう悪用するかは存じません)。


「短いですが」に関しては、コメント欄で記事本文よりも長く書かれても困りますので、謝る必要はございません。
 といいつつ、わたくしはそういうことやりがちではございますけどね。
道化の真実 2018/06/13(Wed)09:03:49 編集
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