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2024/04/20 細胞の表面にはブドウ糖などの糖で出来た鎖状の化合物が生えている。これを糖鎖といい、いくつかの違う結合がある。この結合の違いが血液型の違いになるらしい。細胞はこの糖鎖によって他の細胞と関わりを持つのだが、病原体、ウィルスなどもこの糖鎖をとおして感染するようだ。 で、血液型が違うと抗体が攻撃するというのは、ウィルスの蔓延を抑止するためという説が21世紀になって発表されたそうだ。ウィルスは細胞から外に出るとき、細胞の表面構造を真似るのだが、これが血液型の違う人の体に入った場合、抗体反応が起こって攻撃するので、感染しにくいのだそうだ。つまり、血液型が違うと感染しにくいってことか。ホント?
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「ファミ通」No.1538 2018 6/7号(Gzぶれいん)


アドベンチャーゲームクロニクル(p.60-75)。

「志倉千代丸氏が選ぶ“歴史を変えたADV”10選」

ネットで紹介があり、ゲームブックのことも書かれているようでしたので
買ってみることにいたしました。


 ちらっと読んだときには、
コンピューターのアドベンチャーゲームよりも、
「ペーパーアドベンチャー」とか『ソーサリー』が前のように
言っているかに見えたので、明らかな間違いかと思ったのでございます。
ですが、それはカン違いでございました。

よくよく読んでみますと、
マイコンを持っていなかったから、ゲームブックをやっていた、
という話でございますな。

 ですが、

「テキストアドベンチャーって、
1980年代前半のPCが[マイコン]が登場する以前に遊ばれていた、
“ゲームブック”がおそらく元祖なんです」

「ゲームブックをプログラム上で動かし、PCゲームになった瞬間。
これこそがまさに“アドベンチャーゲームにおけるビッグバン”だと思っています。
 
 あたりの発言はなんとも微妙。
 
 おそらく、自らのゲームブック体験の印象からの発言なのでしょう。
インタビューなので仕方ございませんが、おそらく資料に依った発言ではござませんな。


 アドベンチャーゲームの歴史となると、海外に目を向けなければなりません。

「アドベンチャーゲームサイド」vol.1(マイクロマガジン/2013)p.1によれば、

世界初のアドベンチャーゲームは

『Colossal Cave Adventure(コロッサル・ケイヴ・アドベンチャー)』
(1975)で、

「ロールプレイングゲームサイド」vol.1(同/2014)p.86には、

それ以前のものとして
『モンスター・メイズ』という、迷路探索ゲームがあり
(ただし成立年1973年9月(OSのリリース)以降という以外不明)、

これも原始的なアドベンチャーゲームということでございます。

 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』1974年でございますから、
その発売からすぐに作られたことになりますな。

 ウィキペディアによりますと、

「トンネルズ&トロールズ」の「Buffalo Castle」が1976年、
バンタム・ブックスの『きみならどうする?』(Choose Your Own Adventure,)の
一作目が1979年だそうですので、

アドベンチャーゲームがゲームブックの影響下に書かれたというのは、
あたらないことになります。

だいたい、
ゲームブックとコンピューターのアドベンチャーゲームとは、
基本的にかなりスタイルが違います。

 ゲームブックは基本的に、一方向移動選択肢を選ぶ方式です
双方向移動は、確かコンピューターのアドベンチャーゲームの
影響で作られたものでございます)。

 もしも、
コンピューターのアドベンチャーゲームがゲームブックから作られたのでしたら、
その初期から、場所移動中心ではなく、
サウンドノベルのような物語の流れが中心のゲームだったでしょうし、
最初から選択肢方式の入力になっていたでしょう。

 そんなわけで、
コンピューターのアドベンチャーゲームとロールプレイングゲームは、
ともにTRPGから発生した兄弟、あるいは双子のようなもの
だったみたいなのでございます。

考えてみれば
テキストの段階では、
東西南北に移動し、見たり、取ったり、使ったりというのは、
ロールプレイングゲームもアドベンチャーゲームも
あまり変わりはございませんものなぁ。

 ただ、証拠などあるわけではないので気にしなくてもいいのですが、
アドベンチャーゲームには、もうひとつのルーツがあると個人的には思っております。

 それは、コンピューターのプログラミングそのもの。

 アドベンチャーゲームは、
コマンドを打ち込み、移動したり何かを見たりして、アイテムを入手し、
それを正しい位置に当てはめる、時には特殊なキーワードを入力する
というのが基本ですな。

 そういった一連のパズルが、
コンピューターのプログラミングやバグ取りとあい通ずるものがある
と思うのでございます。

 もっともわたくしは、プログラミングとかは門外漢ではございますけどね――。




役に立たないかもしれないけれど、一応追記:

わたくしの持っております、講談社のアドベンチャーブックス
――バンタム社のゲームブックの翻訳ですな――
の中で、一番古いものは、

『殺人犯はだれだ』エドワード・バッカード 訳:大出健

原作は、1981年だそうですが、
それの前書きには、

「あたまのいいきみにはわかるだろう。
 そう、アドベンチャーゲームが本になっているんだ。」

と書かれてございます。
これを根拠にすれば、そしてアドベンチャーゲームというのが、
コンピューターのアドベンチャーゲームのことだとすれば、
どちらが先かはともかくとして、
少なくとも1981年の時点では、

コンピューターのアドベンチャーゲームに対する
子供たちのあこがれに応える形でアドベンチャーブックスは存在した

ということは、言えるのではないかと思うのでございます。


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