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2024/04/27 ゴールデンウイーク、なるものが存在するそうでございますね。インタビューで10連休などと答えていらっしゃる方がおられました。いいなぁ。うらやましいなぁ。むしろゴールデンウィークは死にそうに忙しくて休むひま無いですって人にインタビューすればいいのに。でもニュースっていうのは珍しいから報道する価値があるんですよね。ゴールデンウイークは忙しいのが当然。休みっていう人は、きっと珍しいのでござましょう。……うらやましいなぁ。 ..
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というわけで、
Role&Roll」誌、vol.171読者欄に載せていただいた絵でございます。
 
ブラマタリの供物
 
 
  
 これを描いた月は、ゲームブック月間
フェアリーテイルゲームブック 夢幻島の怪物』につづき、
ブラマタリの供物』をプレイしていたのは、このブログでご承知のとおり。
というわけで、「Role&Rollvol.169って
ほとんど読んでいなかったり……。
 
 そのため、
描く絵は選択の余地なく『ブラマタリの供物』に相成った次第でございます。
 
 クライマックスのシーンなのでございますが、
原作の描写に忠実に行くと、この場面に写っていることって、
時間の隔たりがあるのでございますよね。
ですから、映画のポスターのように、
いくつかを一つの画面に収めたものと考えてください。
 

 木も、ホントはバオバブなのですが、
バオバブって正直面白みのない木なのでございますよね。
太い幹がまっすぐに立っているだけで。
 
 なので、そのあたりも樫とか栗とか桜の古木のように、
ゴツゴツと曲がりくねったものを参考にいたしました。
 
 触手の描写も、細く狂ったムチのよう(p.232)とあり、
もっとぬるっとしたものなのでございましょうが、
つまらないので曲がりくねった枝や根のような描写に。
 
 真ん中あたりの背景は、
もっとベタを増やして、奥行きを出すつもりでございましたが、
ついつい根か枝を増やしてしまいました。
 
 木の上方は、
ホントは、幹が上向きに大きく口を開いてそこから無数の触手があふれ、
ヨグ・ソトースさんの球体をつかむような感じにするつもりだったのでございますが、
めくれた樹皮を描いているあたりで、これアフリカ大陸っぽい……となったので、
こんな感じに。
 
 ですからアフリカ大陸の上のあたりは穴で、
そこから触手が這いうねる予定だったのですよね。
 ここだけの話でございますが。
 

 正面に立っているのは、マウロンさん。
その腕にかかえているのは、ネルソンさんの頭でございます。
 このあたりももっと効果的で、わかりやすくしたかったのでございますが、
こんな形になりました。
 

 
 ちなみに、バオバブは、大きく卵形の果実をつけるのだとか。
それが彼の地では重要な栄養源なのだそうでございます。
 樹皮種子解熱用として、
また、には大量の水を含んでおり、水資源としても欠くことのできないものだとか。
 
 作品では「悪魔の木」と呼ばれておりましたが、
彼らにとっては「命の木」なのでございますな。

 まぁ、一つのものが立場の違いによって逆の意味を持つことは、
よくあることではございます。

 水源として枯渇したバオバブの木のうろは、
シャーマンや呪医、詩人や音楽家など、
重要人物の遺体を安置するお墓として使う風習もあるそうで、
そのあたりは『ブラマタリの供物』にも似た描写がございましたな。
 
 バオバブの木は、死者の住む霊界との通路として信じられているのでございます。
 
(参考:『木々の恵み』フレッド・ハーゲネーダー著 玉置悟訳(毎日新聞社/2009/1)

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