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2024/05/10 きのう、寝ようと思ったら『プロフェッショナル仕事の流儀特別編・宮崎駿と青サギと』をやっていたので見ました。NHK-BSで。後半一時間ぐらいかな。最初は普通に宮崎先生のドキュメンタリーとして見ていたのでございますが、次第にその構成・演出に目が行くようになりました。きっかけは、先生が鉛筆を落とすシーン。普通に横から捕らえた後、下から鉛筆が落ちてくるシーンを入れているのですが、これって多分別撮りした演出ですよね。そんなところに常にカメラ置いているはずございませんもの。で、それに気がつくと、構図とかエピソードの入れ方とか、制作者の意図みたいなものがどんどん気になってまいります。やはりこういうドキュメンタリーを手がける方なので、そうした演出には知悉した方なのでしょう。そう思いつつ見ておりますと、番組としてしっかりまとまっておりますだけに、カットされた部分も見てみたくなる気がいたします。
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まとめましょう。
 
 第一世代から第六世代までのRPGは、こんな感じだとわたくしは考えます。
  
第一世代 ルール中心・データ中心のTRPG。
 
第二世代 世界設定中心のTRPG。
 
第三世代 コンセプト中心のTRPG。
 
 
で、第四世代から第六世代は、
従来型のTRPGと大規模メールゲームや読者参加企画のようなものに分かれます。
 

  
 大規模参加ゲームのほうは、
今扱うテーマではないので考慮しなくてもいいのですが、書いておきましょう。
 

 
大規模参加ゲーム
 
第四世代 コンセプト中心。主催者が用意した物語を達成することが目的の作品。
 
第五世代 ルール中心。
     バトルものなどの読者参加ゲームや、ナゾトキイベントなど、
     ルールで処断できるプレイヤーの実力が試されるゲーム。
 
第六世代 世界設定中心。
     『2つの川の物語』のように、プレイヤーキャラクターの行動や、
     プレイヤーから送られてきた設定により、
     世界を充実させていくタイプのもの。
  
 
従来型TRPG
 
第四世代 公式が存在しない、
     マスター自身が用意したルール、物語を遊ぶゲーム。
     もしくは、即興的なTRPG。
 
第五世代 ルール中心だが、
     第一世代のルールが主に世界のために存在するのに対し、
     こちらはゲームとしての面白さのために存在する。
     与えられたルールに従うというよりも、
     プレイヤーがいかにそのルールを使うかに力点が置かれたゲーム。
     ボードゲームやカードゲームに近づく可能性も。
 
第六世代 プレイヤーに近い世界を遊ぶゲーム。
     世界の細部はプレイヤーによって発信される。
 
 とまぁ、こんな感じでございましょうか。
 
 ちょっとややこしいですが、
 
 第一世代と第五世代、
 第二世代と第六世代
 第三世代と第四世代が、
 
 それぞれになっております。
 
 第一世代から第三世代が公式中心なのに対して、
 第四から第六はマスター、ゲームプレイヤー、ロールプレイヤーが中心
 という形で対応を見せておりますが、
 
 そのため第四、第六世代あたりは、詳細な公式ルールは難しい気がいたします。
 第五世代はそうでもございませんが、
 やはり、プレイヤーが能動的でなければ、真価を発揮しないでしょう。
 
 疑問に思う点は、前の記事をごらんください。
 大規模参加ゲームの第五世代が考慮されておりませんが、
 こんな感じできれいに収まると思うのですよね。
 
 さてでは、
 第七世代はどんなものになるか、という話になると思いますが、
 わたくしは第七世代はないと考えます。
 
 以前 2020/06/12 世界の3つの貌(かお)
    2020/06/18 世界を見る3つの視点
 
 で書いたとおり、世界を記述する方法は、ルール、設定、コンセプトの三つであり、
 その世界を見る視点としては、
 マスターの視点、PCの視点、そしてプレイヤーの視点の三つ
 だと思うのでございます。
 
 で、第六世代まででその六つがきれいに対応しているので、
 それ以上の世代というのはないのではと思うのでございます。
 
 
 
 
 
 でもあるとすれば?
 
 あるとすれば、これとは別の方向に伸びていく可能性はござましょう。
 
 第四世代のところで書いた、プレイヤー支援・マスター支援は、
 それが期待できますな。
 
 技術的なレベルが上がっていけば、
その技術にあわせてこの方向は伸びていく可能性ございますから。  
 
 TRPG各社が独自のオンライン用ツールを出すようになれば、
作品の内容よりも、オンラインでの遊びやすさや動画サイトでの見栄えなんかで
選ばれるようになるかもしれません。
 
 あるいはカラオケボックスみたいなところで、
実感あふれる設備が用意されたりして──。
 
 まぁ、そうなるためには、TRPGのプレイ人口がカラオケ並とはいかないまでも、
その何割かぐらいにはならないとダメでしょうが。

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