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2025/12/07 「ベンジャミン・フランクリンはアメリカ合衆国の国鳥として最後までハクトウワシに反対し、シチメンチョウを推していた。娘宛の手紙にてハクトウワシは死んだ魚を漁る、他の鳥から獲物を横取りするなどの不品行で横着な鳥で道徳的観念からふさわしくないとこき下ろし、野生のシチメンチョウこそ生粋のアメリカ人を象徴するにふさわしい勇気と正義感を兼ね備えた鳥だとした。ただ文面からは冗談、皮肉であるとも受けとれ、本気で推薦していたのかは定かではない」(Wikipedia「七面鳥」の項目より)
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(タイトル下に書こうと思ったのですが、長くなったのでこちらへ)

NHKスペシャル「東京裁判 Tokyo Trial」見てしまった。
東京裁判の内実を明らかにするドキュメンタリーフィクションとして
の意義があるのだろうけれども、それ以上にドラマとして面白い。
  
 まず、インドのバル判事が「平和に対する罪」と「人道に対する罪」について、
この法律は事後法なので適用するのは間違っている、
それ以前からあった「残虐行為に対する罪」のみ適用すべきだと主張。
会議は混乱を極める。
 
 ニュルンベルク裁判で決定したナチスドイツの判決を
正当なものとしたいヨーロッパ勢。
 ヨーロッパ主導に疑念を抱く植民地経験のある東南アジア勢。
さまざまな立場とキャラクターが絡み合い、物語は二転三転をしていく……。
 
 単に人を裁くのだったら、これほどまでに混迷することはなかったろう。
そうではなく、法律が戦争をどう裁くか、どう向き合うか。
あるかもしれない次の大戦を未然に防ぐために、法は何が出来るのか……。
 そこまで踏み込んだからこそ、結論までこれほど長引いた。
  
 結果、判決は十一ヶ国中七ヶ国賛成の多数決によって決まったものの、
一つの同意意見と四つの反対意見書が提出される。
それほどこの裁判は重要かつ論の割れる問題を含んでおり、
それに対して各判事たちが真摯に取り組んでいたということだ。
 
 裁判に関わる判事たちをはじめ、登場人物は個性的で配置もバランスが取れている。
 彼らの葛藤が、ドラマとして実に活きていた。
 

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