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2009/9/2  パソコンの調子がちょっとわるいので、ブログの更新が何日とか何十日とか止まったら、そのせいだと思ってください。                        まあ、めんどくさくなっておやすみということもありえますが。
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『まほらば』(8) 初回限定特装版付録
パラグラフ数 177
2005/1


追加しておきました。

このあたりなら、誰かが書き込んでくれるんじゃないかなぁ~、と思ったのですが、
一向にその気配がないので、入れておきましたよ。

 みなさ~ん、この際どんなことでもよろしゅうございますから、
 書き込んでくださ~い!
 
 と呼びかけてみたりして。
(えっ、「どんなことでもよろしゅうございますから」じゃダメ?)

  それはさておき、閑話休題。
原作の『まほらば』については、わたくしはよく存じておりません。
 ですが、ゲームブックの裏表紙に英語で書いてあるとおり、
 原作とは関係がほとんどございませんので、何にも問題ナシでございます。

 物語は、コンピュータRPGのパロディですな。

 むすめがさらわれた。
 3つのアイテムをとって、
 大魔王の城をめざせ!

ってな感じの。

 なにか、投げやりで、いい加減で、
 パラグラフ構成は、みごとなまでのつるぺったん。
 一直線で、クイズ型と申しますか、
選択を間違えるとすぐにデッドエンドになってしまうような展開が
よくあるのでございます。

 ……。
 そこまでひどくはないかな?
 
 ですが、デッドエンドが多いのは確かでございますよ。
 なにしろ「あそびかた」の次のページには、
「バッドエンドコレクター」なる、一種の記録紙がございまして、
すべてのバッドエンドをチェックするとそこに何かがあらわれる、
という仕掛けになっているのでございますから。

 というわけで、こう書くと、
粗製乱造なつまらない作品に思えるでしょうが、
けっこう面白いのでございますよ、これが。

 投げやりな文章は
凝ってない分短いので、
デッドエンドになって何度も読み返す羽目になっても苦にならないですし、

 いい加減な展開は、
コンピュータRPGの王道をはずしたパロディとして面白いですし、

 パラグラフ構成が単純でも、
展開が起伏に富んでいれば問題なし。
 究極の単純構成である小説だって、
そこに盛り込まれているプロットが面白いものであれば、充分面白いのだから。
 などと引き合いに出すといい過ぎでございますが、
まあ、面白いことは面白いですよ。

 ラストはパラグラフを少し展開させて、
クライマックスを盛り上げてもいますしね。
 
 バッドエンドも、
バッドエンドが多い作品だとはじめからわかっているので問題なし、と申しますか
バッドエンドが、単純に「きみは死んだ」といったワンパターンではないので、飽きないのですな。
 バッドエンドを楽しむゲームブックとさえ申してよろしいかもしれません。

 異論はございましょう。
 と申しますか、筆がすべってちょっと持ち上げすぎですな。
 まぁ、気軽に楽しめる作品でございます。

 最後に、
 特に面白かったのは「はどうほう」かなぁ。
 クライマックスだけに、扱い方がよろしいですな。

 あとは、「あそびかた」のゲームブックについての説明。

 ゲームブックとは、選択肢を選ぶことにより結末が変わる
 ちょっとステキでちょっとめんどくさい本です。

 いいなぁ、この表現。
 作者のゲームブック好きがうかがえる一言、
と申してよろしいのではございませんでしょうか

PR

「RPGマガジン」No.1(TACTICS別冊) p47-70,
 Matthew J.Costell:作 中山てい子訳
パラグラフ数 182
『クトゥルフの呼び声』ソロシナリオ

 


 

追加しておきました。

 一応、『クトゥルフTRPG』以外のシステムでも遊べるらしいです。
 まあ、パーセントロールなので、
 最初の「“闇の中の怪物”をプレイするために」を読んでおけば、
 別に特定のシステムを選ばなくても、何とかなるんじゃないでしょうか。

 システムは、地図で移動し、時間を管理し……といったもので、
似ているのは、『送り雛は瑠璃色の』ですかな。
 他にもそういうシステムを使っているものはございますが、
真っ先に思いついたのが『送り雛~』でございました。

 今日が「○曜日であるならば」という分岐があったり、
 ○○するならば1時間を費やす、など時間の減らし方が似ている感じだったり、
 調査が主な行動だったり、
 調査にかかわり、減っていく数値(SAN値、霊力点)があったり、
 ホラー系だったり、

 と、何となく似ている部分が多い気がするのです。
『送り雛~』の作者である思緒雄二先生は、
『クトゥルフ神話TRPG』とかプレイしていそうでございますしね。

 実を申しますとこのゲームブック、わたくしは、まだちゃんとはプレイしておりません。
182パラグラフとけっこうちゃんとした作品でございますし……。
 ちゃんとやれば面白いのでございましょうが。

 ちなみに、
ラストを見ますとゲームは、
 怪物の巣穴をすべて封印することで、
終了するようでございますな。
 もちろんクトゥルフでございますから、当然失敗エンドもございますが。

「RPGマガジン」MAY.1993/No.37 p.63-69
神室陣:作 相沢美良:イラスト
パラグラフ数 60+2(0,エピローグ)
『メタルヘッド』用ソロシナリオ


追加しておきました。

 この作品も、以前旧ゲームブックなチャットで書き込ませていただきましたな。
 
ただ、あの時は、買ってきたばかりで内容には触れておりませんでしたから、これについては目新しくない、ということもございますまい。

 さて、
上でも書かれておりますとおり、これは、『メタルヘッド』というTRPG用のシナリオでございます。
『メタルヘッド』は、タイトルからイメージできますとおり、サイバーパンク系のゲームでございますな。
 サイバーパンクと申しましても、広義の、でございますが。
 このゲームではプレイヤーはハンターというキャラクターを受け持つことになります。
 まぁ、冒険者ですな。
 ハンターは、
 
 ブローカー      (マネージャー)
 ハスラー        (トレジャーハンター、賞金稼ぎ)
 ランドブラスター  (運び屋)
 ネットライナー    (情報屋)
 ブロックバスター  (飛行可能なコンバットシェル乗り)
 バウンサー     (戦闘指揮官)
 
 といった、まあ職業に分かれているのでございますが、
 
 この「雪のデトロイト」は、
そのうち、ハスラー向けのシナリオとなっております。

 プレイするにあたっては、『メタルヘッド』のルールブックが必要となるわけですが、
まあ、戦闘と判定部分で複雑な分岐とかを行なっているわけではないので、
バランスに注意さえすれば、他のシステムを使っても問題はございませんでしょう。

 戦闘とか判定とかを無視して、
「勝ったことにして」、「負けたことにして」
ですすめてしまっても、楽しめると思います。

 作者は、「あとがき」で、

「こういった形のシナリオは初めてのことですので、右も左もわからない、手探り状態の作業でした」

とお書きになっておりますが(p.69)、
そんなことは言わなくてもいいといえるほど、まともな出来でございました。

 特にラストで、対立する二つのグループのどちらかの加勢をする場面があるのですな。
 そのどちらに与(くみ)するかによって展開が異なるわけですが、
どちらにしても、その二つのグループは、反体制的な組織の派閥
--ハンターにとっては、まあ敵なわけでございます。
 ですから、彼らに賛同して変節者となる以外は、
加勢したグループとも戦うのでございますが……。

 苦い結末がなかなかいい味を出しております。

 ちょっと気になったのは、パラグラフ33
 33→57→48→33
と進んだ場合、2回目の選択は、
 「アントニアたち」に加勢を選ぶのでございましょうが……。

 死んではいないとしても、
一度倒してしまった相手に加勢するというのは、何か変。
 結果的に加勢なのかもしれませんが、
もう少し表現を変えるとか、別パラグラフを用意したほうが良いように感じました。

 まぁ、ささいな事ですな。
 全体としてよくまとまっている、
というのがわたくしの感想でございます。
 

(藤原萌実・著 山田真哉・監修 角川書店 1200円)


追加しておきました。

 この書については、以前旧ゲームブックなチャットで書き込ませていただきましたので
目新しさがないとおっしゃる方もおられましょう。
 でもゲームブック倉庫番のデータとしては必要でございますから、
そのあたりはご勘弁のほどを。
 今回書くことも大して変わりはございませぬが、それも悪しからずでございます。

 さてさて、この本。
 何でも『女子大生会計士の事件簿』というミステリ作品の
スピンオフ作品なのだそうでございます。
 ウィキペディアで見ますと、けっこうシリーズ出ておりますな。
 マンガやテレビにもなっている。
 ただ、いわゆる本格的なミステリ小説、というわけではなさそうですな。

 まっ、小説に関してはここでは脇役。
 ゲームブックの話に参りましょう。
 とは申せ、
ゲームブックとしても本格的なものではございません。

 注釈する必要もないかもしれませぬが、
 作者の藤原萌実は、『女子大生会計士の事件簿』の主人公でございます。
その彼女がはじめて書いたのがこの作品……、ということですが、
実際にお書きになったのは、
上掲書の作者でもありこの作品の監修の山田真哉先生なのでございましょう。

(道化の真実といたしましては、こういう解説はスルーして続けたいのでございますが、
一応正確を期したいところでございますからな)

 ストーリーとしては、講義に行った大学の教室に閉じ込められて、
閉じ込めた何者かの出す会計に関する質問に、次々と答えていくという無理やりな設定。

 大体2択で、まちがった答えを選ぶとゲームオーバーという理不尽な展開でございます。

 一応、問題の出題者は誰かという推理要素もあるのでございますが、これがなんとも……。

 確かに、女子大生がはじめて書いたミステリという設定にはあっている、ということは申せます。

 こういう「意外な犯人」は、ついついやってみたくなるものでございますし、こんなことを思いついたのは自分が初めてじゃ、と思いたくなるのもわかりますが、ベテランの作家ならあけすけにこんなことはやらないものですからな。

 オビの
「99.7%犯人はわからない!」
というのも、正しいかもしれません。
 ただ、犯人がわかっても納得いかないという方もかなりいるのでは、と推測されるのですが。
 たとえば、ENDの結末を犯人が望むのか? とか、
 犯人だけで(作者の関与なしに)こんなことできるのか? ですとかね。

 おっと、ネタバレぎみですな。
 こんなことを書くと、犯人がわかってしまいそうです。
 消しておきましょう。

 まっ、クイズタイプのゲームブックですな。
 
 クイズとしては、ストーリーがあって面白いかな? という感じでございます。
 ただそれは、ゲームブックとしての面白さではない気がいたしますが。

 会計入門書とオビに書かれておりますから、問題は初歩的なもの。

 会計に関する知識ではなく、
 その考え方を問うクイズが中心で、
 おそらく
 会計についてまったく知らなかったり、
 原作や“監修者”の他作品を読んでなかったりするほうが、
 より楽しめると存じます。 

 そういう意味では、わたくしは楽しめましたな。

 それと、映画などで、いやな会計士とか出てまいりますが、
なるほど、こういう考え方を極端にするとヤな性格になるんだ、
とわかったような気がいたしました。

 いえ、もちろん、
 あわてて申しそえますが、
会計士の方がいやな性格と申しているわけではございませんよ。
そのあたり、賢明なゲームブックファンのお歴々でしたら、
言わないまでも充分承知していただけると、存じている次第でございます。
 

 

九葉真(85/11,ナツメ社)


紹介文を追加しておきました。

作者の九葉真先生は、『ザース』(1984/08)
『ライーザ』
(1985/10 ファミコンタイトル「銀河の三人」(1987))
などの
パーソナルコンピューター用の
アドヴェンチャー、ロールプレイングゲームを作った方だそうでございます。

『ザース』は高校生が作った
ということございますから、
このゲームブックもそのぐらいの年で作ったということになりますな。

 ナツメ社と申せば、コンピュータ関連や生活実用書が主軸で、
ゲームブックはおろか、フィクションを出しているイメージはございません。

 ただ、FMやPCのゲームプログラミングの本を出しているので、
その関係で作者とつながりがあったのでしょう。

 コンピュータのアドベンチャーゲームの作者らしく、
このゲームブック、だいたいにおいてその方法論で作ってあるのですな。

 章立てで13stageまであり、
マップで移動したり、カレンダーで日を管理したりもありますが、
それも最初のほうだけで、あとのステージではあまり関係なかったような。

 ルート構成も
ステージごとの選択肢はそれほど多くはないので、
必然的に必要なルートを通るものだったり、
そうでなければゲームオーバーになってしまったり、
とけっこう単純でございます。

 特に問題なのは、2点。
 主人公が完全には君ではない、ということ。
 まあ、選択肢ではだいたいにおいて主人公の行動を選択できるのですが、
パラグラフ中で主人公がかってに行動してしまうのですな。
 だから話が進むのでございますが。

 さらに問題なのは、パラグラフの並び。
 TRPGのパラグラフ分岐型のシナリオでも時おり見られますが、
パラグラフがシャッフルされていないのですな。


[4]C4 →[4]C5
     →[4]C6

[4]C5  [GAME OVER]

[4]C6 →[4]C7
     →[4]C8


 てな感じでございまして、
 たしかに、ここからアドベンチャーゲームのプログラミングをするのならこれでいいのでしょうが、
ゲームブックとしてみれば失格ですな。
 
 ストーリーにつきましては、紹介文から類推ください、としか申せません。
 いまパラパラとめくってみた感じでは、初見のときよりは、印象がよくなってはおりますが……、
まあ、あの当時のSFという感じでございますなぁ。

 ラストもありがちと申せましょう。

 そんなわけで、悪いですが、粗製乱造期の一作品、
というのがわたくしの評価でございます。

 あっ、そうそう、もう一つ書き忘れておりました。
 
 イラストのことでございます、
 
 この作品、表紙は佐藤道明先生--魔法使いディノンのイラストをお描きになった方ですな--なのですな。
(ただ、作品と関係があまりなさそうなので、何かで使ったイラストの流用なのかも、という気も……)
 しかし、本文の挿絵は別の方がお描きになっております。
 それが、ちよっと残念な出来なのでございます。
 もしそれが良かったら、もう少し評価は上がっていたかもしれません。
 

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