2025/10/21 『我孫子武丸犯人当て全集』我孫子武丸:著(星海社/2025/8)を読みました。ゲーム機やテレビなど、ちょっと変わったメディアで発表した作品集。問題編と解決編に分かれ、参加者(読者)が犯人や動機などの答を出したのちに作者の用意した結末を読むように作られております。が、ちょっと疲れた気分で読んだので推理する気はなく、だらだらと読んだのみ。犯人当てなのでそれなりに難しく書いてあるため、特に後半の話などあまり理解なく読んでいたのでございますが、凝って書いているなぁ、ぐらいのことは感じました。各編に解説がついているのがポイント。参考になる方もおられると思います。
『古代エジプトサバイバル
ミイラの地下墓地から大脱出
生死をめぐる130の分かれ道』
フィリップ・スティール:著
岡本由香子:訳
(ライツ社/2022/4)
ミイラの地下墓地から大脱出
生死をめぐる130の分かれ道』
フィリップ・スティール:著
岡本由香子:訳
(ライツ社/2022/4)
店頭で見かけ、パラパラとページをめくり、
パラグラフ分岐を確認してすぐに買いました。
パラグラフ分岐を確認してすぐに買いました。
SCRAPのゲームブックやナゾトレ本などと
いっしょに並んでおりましたし、
オビに「むずかしすぎて7回死にました」とございましたので、
難易度が高いものと身構えて始めたのでございますが、
ち~ともそんなことはございませんでした。
むしろ滞ることなくサクサク進み、
この選択肢選んだらダメだろうなというところをチラ見した以外で
ゲームオーバーを見たのは一回。
この選択肢選んだらダメだろうなというところをチラ見した以外で
ゲームオーバーを見たのは一回。
その一回とはゴールのページでございます。
では面白くないのか、価値がないのかというと、そうでもございません。
タイトルから分かるとおり、
ピラミッドの中を右往左往するわけでございますが、
ピンチが次々と用意されていて、飽きさせないのでございます。
ピラミッドの中を右往左往するわけでございますが、
ピンチが次々と用意されていて、飽きさせないのでございます。
君のするべきことは財宝を手に入れることではなくて、
この墳墓から脱出することだということを肝に銘じ、
それを踏みはずさないように跳び先を選んでいけば致命的なことはございません。
この墳墓から脱出することだということを肝に銘じ、
それを踏みはずさないように跳び先を選んでいけば致命的なことはございません。
専門知識が必要なところや運やカンが必要な、君の力では確実ではないところは、
ちゃんとヒント、あるいは答が用意されております。
巻頭にある「ホルスの目のお告げ」の図から指示された絵文字を探し
そこに書かれたパラグラフに跳べば、
そこにヒントが書いてあったり、次につながっていたりするわけでございます。
そのワンクッションにパズルを解く面白さがあり、
飽きずに進めることができる要素になっているのでございますな。
巻末には、正解マップとルートまでついており、いたれりつくせり。
煎じつめれば、知育・教養を目的とした児童書……なのですが、
墳墓の出土品の写真がふんだんに使われていて、
子供向けの安っぽさはございません。
墳墓の出土品の写真がふんだんに使われていて、
子供向けの安っぽさはございません。
難しそう、と感じたのも、
手に取ったときに児童書の感じがなかったためでもございます。
手に取ったときに児童書の感じがなかったためでもございます。
というわけで、なかなか楽しいご本でございました。
☆ しかし、130の分かれ道というのは、偽りありでございますな。
パラグラフ数は130でございますが、
そのすべてに分岐があるというわけでございませんので。
そのすべてに分岐があるというわけでございませんので。
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