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017/12/17 ゲームブッククイズ(5) タイムマシン・アドベンチャー3『ムサシの剣』スティーヴ・ペリー、マイケル・リーヴス著/  田村源二(昭和60年6月 二見書房)。ホウゾウイン(宝蔵院)からキョウ(京)に向かう途中で出会う、盲人の按摩の名前は?
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「コンプRPG」(角川書店)1994,12(p.26-34)に収録されたものでございますな。

 タイトルのとおり、聖戦士が主人公でございます。
 聖戦士と申すのは、身分的には人々に信用されているものの、それゆえに悪いことはできない。
 そこら辺が、このゲームブックでもキモになっております。
 主人公は、モラルという値を持っているのでございますな。
 (初期値:10)
 不法侵入したり、カケをしたりという、モラルに反することをすればそれが減じていくわけでございます。
 まあ、『サムライソード』の名誉点みたいなものでございます。
 ただ、『サムライソード』の場合、
名誉点を減らさなければ先に進めないという状況はあまりなかったと記憶しておりますが、
この作品のモラルは、
それを減ずるような行為をあえてすることにより、先に進むような場面がいくつかあり、
それがゲーム的な葛藤を生み出してしているのでございます。

 28パラグラフ+エンディングという短い作品ながら、そのあたりが楽しいところでございますな。

 そうそう、「倉庫番」にも書いておきましたが、わたくしはこの号しか持っておりませんので、
それ以降をお持ちの方は、追加情報よろしくお願いいたします。

 

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 CDからの聞き取りですから、表記などが間違っていたらごめんなさい、でございます。
 まあ、パラグラフ(トラック)数が33で、そのうち、2つは主題歌とエンディングでございますから、内容は推して知るべしというものでございます。
 戦闘も、じゃんけんとかクイズとかで、しかも何度もやり直せるのがデフォルトでございますから、
難易度とかいうものに意味はございませぬな。

 一応、キャストも書き込んで置きました。
 声優の方とか詳しくはないのですが、それでもムダに豪華な感じが……。

 まあ、内容を見ることができない以上、そういうことが購入の基準となるのでしようから、
売り方として正しい方法論ではございますな
 

「BUG NEWS」誌1986年4月号に載った作品でございます。
 死んだ黒人の最期の言葉をたよりに、東京を彷徨(さまよ)う私立探偵の話にございます。
 別に依頼を受けたわけでもないのに調査するのですな。
 登場人物のセリフの一部はアナグラムになっていて、それが次に行くべき場所を示しており、
 そこがパズル性になっているのでございます。
 で、そのアナグラムを解き明かし、町を転々としながら事件の核心に迫っていく、というわけでございます。
 ただし、アナグラムが解けないとにっちもさっちも行かないというのではなく、
主人公がかってに解いてしまうことが多いので、
パラグラフジャンプ前に考え、ジャンプ後のパラグラフで答えを見る
という感じだと思えばよろしいでしょう。
 パラグラフ数がもっと多ければ、そこらへん違ったものになっていたのかもしれませぬ。

 で、そのアナグラムでございますが、
 
 「ウン コクラエ」
 「うちでまんこよ」
 
 とか、下ネタが多ございますな、
 まぁ、それは作者のアジなのでございましょう。
(何という地名のアナグラムかは、ご自身でお考え遊ばされまし)

 なお、「バグニュース」誌のこの(1986年4月)号は、
この作品と申しますよりも、これが含まれます特集、
ゲームブック145冊」全体に注目なのでございます。
「ウォーロック」誌以前の、ゲームブックの絶頂期とでもいえる時期を知る資料として。

 特集末の「ゲームブックカタログ」には、

 特上・松・竹・梅・並

の五段階で評価が付されております。

 社会思想社・東京創元社・二見書房あたりを中心に評価が高いのは、現在と同じでございますな。

 ただ、この評価、評価があまりにも紋切り型すぎて、わたくしなど反発を覚えるものでございます。
「並」に評価されてものなどは、読んでもいないんじゃないかというぐらいに。

 確かに、そういう作品は、粗製乱造の産物といわれても仕方のない作品も多ございますが、
こういう作品を排除することは、ゲームブックとはこういうものだという観念を固定化してしまい、
結果的にその可能性を狭める結果となったと思うのでございます。

 上記の三社の作品が好きな方にとっては、それでいいのでは? なのでございましょうが、
わたくしといたしましては、もっといろいろな可能性がゲームブックにはあると思うのでございます。
 それはくだらないものかもしれませんが、
それでもとにかく、そう思うのでございます。
 

 

ぴあ」誌の「パノラマ館」より、no.56パノラマオリエンテーリング第2弾新宿編、でございます。
「ぴあ」のパノラマ館と申せば、おおやちき先生の、精緻にしてデザイン的なイラストと、
バラエティ豊かで質の高いパズルで人気を誇っていた見開きのページでございます。

 オリエンテーリングは、わかりますよね?

「地図とコンパスを用いて、山野に設置されたポイント(コントロール)をスタートから指定された順序で通過し、ゴールまでの所要時間を競う野外スポーツの一種。」

 とウィキペディアには出ております。
 ホントは、走る、らしいのでございますが、
まあ、一般的に使う分にはそんな固いことはヌキにするものですな。

「ぴあ」誌のこのゲーム(パズル)も、
指定した場所まで行き、
その場の情景を見て誌上の2もしくは3択クイズに答え、
正解と思われる選択肢に書かれた場所に進む、という形で、
それほどスピードは重視されていないようでございます。

 このようなスタイルのゲームは、テレビのバラエティ番組とかでございますな。

 タレントが数人でチームを作ってある場所に行き、
そこで出された謎をもとに次の場所へ向かい、
場所が間違っていれば、もう一度考え直し、
正解ならば、次の謎を与えられる、というような。
 そんなゲームの類似と考えればよろしいでしょう。

 そう書くと、ゲームブックか微妙なところでございますが、
選択肢を選んで場所を移動する点、
何よりも、パラグラフ選択式というスタイルが、
すでにしてゲームブックなのでございますな。

 1981年の作品ですし、
パラグラフ小説やゲームブックからの影響を直接受けたかと申しますと
微妙……いや、ないと申したほうが正しそうでございますな。

 あるとしたら、心理テストとかでございましょうか?
 いや、オリエンテーリングを紙面に落とし込む際に、
自然とこのような形になったと考えたほうが正しいような気もいたします。
 他には、この形式のパズルは見受けられなかったですし。

 ただ、ゲームブック的なものはないものの、
物語とパズルという観点から見逃せないものが
この書にはいくつか含まれております。

「パノラマ館」のパズルの多くには、物語的な要素がございます。
 その多くは、おおやちき先生のこまごまとした絵と、
そのセリフに委ねられていたりするのですが、
それ以外にもなかなか興味深い作品がございます。

 たとえば、no.75「よいどれちどりパズル」。
 この問題では、
右側に地図が、
左側にカットか~ずちゃん(酔っ払い)の目に映った光景とそのときのセリフ
並んでいます。
 だだし、その順序はバラバラ。

 そこでカットと、地図を見比べて彼の通った道筋を完成させる、
というのがパズルの目的です。
 セリフは虫食いになっているのですが、順路どおりにカットを並べ、
その虫食い部分の文字をつなげて読むと、一つのセリフになると。
 そのセリフが、答えというわけでございます。

さらに、
no.97「メリークリスマス ひととなりおとなりPUZZLE」
 セリフや人物紹介を参考に、条件どおりに席を決めるパズル。

no.116「日本世界どわどわむちゃくちゃパズル」
 文章の中に童話のパロディがいくつあるか数え、さらに……という問題。

no.119「そですりあうもたしょうのなすりあいパズル」
 とにかくセリフだけが書かれた見開き。そのセリフを元に、だれがしたどんなことが事件の発端となったかを当てる。

 あたりが、その部類に入りましょう。
(no.116はちょっと違うかな、ですが)

 なんにせよ、この「パズル幕の内弁当」。
 ○○ロジックや3D視が登場以前の、
アイデアに満ちた質の高いパズル集
と申しあげてよろしいでしょうな。

※ ところで、オリエンテーリングゲームブックと聞いて、
実際にその場所へ行けないと解けないんじゃないか、
いや、いま行っても景色が変わってしまって問題とは違っているのでは、
と思う方もいらっしゃるかも知れませぬ。
 たしかにその通りではございますが、誌
上だけでも答えがわかる部分がけっこうあるという……。
 まあ、ある程度はたのしめましょう。

「SFマガジン」(早川書房)1985年12月臨時増刊号(p.66-75)に掲載された門倉直人先生の作品でございます

 この号を古本屋さんで見つけたときは、「えっ」と思いましたよ。
 表紙には、
 アドベンチャーゲーム「名なき者の谷」と書かれているだけで、作者名が書いてないのでございますもの。
 他のかたの場合は、作者名が書かれていて、作品名が書かれていないのに対してでございます。
 何事もないように書かれているので、思わず見逃すところでございました。

 目次を見ると、タイトルと作者名、それに証明写真のようなご尊顔。
 それがホントにさりげなく載っているのでございます。
 さっそく該当ページをめくってみると、まぎれもなくゲームブック。

 内容は、
 大ざっぱに申しますと、小屋の中に入って魔法を使うだけの短い話でございますが、
『魔法使いディノン』に通ずる、幻想的で得体の知れないイメージが、
そこに展開されるわけでございます。
 これ、当時読んだ人はどう感じたのでございますかねぇ。
 当時まだ、名の知られていない作家の作品ですし、
 背景世界を把握せずに、いきなり夢の中にいるような作品を提示されても、わけがわからないまま通り過ぎてしまうのではないかと思うのでございます。

 いずれにせよ、32パラグラフの短編でございますし、『魔法使いディノン』のシリーズが刊行される際には、ぜひとも収録していただきたいものでございますな。

 ちなみにこの号、「秋のワンダーデラックス号」と銘打たれており、執筆陣が実に充実しております。
 ゲームブックは10ページでございますが、雑誌全体としてみた場合、買って損はない内容だと存じます。
(もちろん値段にもよりますが)

※ ためしにぐぐってみましたら、たまねぎ須永さんと申すかたの、
「たまねぎ須永 一つ上へ」というブログの2008/08/04の記事に、
この作品が収められた同人誌のことが書かれておりました。

「奇種流離譚 三之巻」
著:門倉直人、思緒雄二/刊:グスレクス出版、C-Square/2002年12月

という本だそうでございます。
 
 う~む、こちらも入手は難しいのでございましょうなぁ。

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