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2024/05/15 また自転車のチューブが裂けてしまいました。今度はパンク予防剤を入れていないにも関わらず。なので、「自転車のパンク予防剤を使ってみたところ…デメリットいたしました」の記事は消しておきます。自転車屋さんの話では、原因は空気の入れすぎとのこと。でもパンク予防剤をつかってからのここ1~2ヶ月で4回だからなあ。その前だって同じくらい空気入れていたし、にもかかわらずタイヤが裂ける事なんてなかったけれどなぁ。とりあえずわたくしといたしましてはパンク予防剤はもう使わないことにいたします。皆さまは皆さまの判断でお願いいたします。
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「瞬く間アドベンチャー」 フーゴ・ハル:著
(2023/10/「Role&Roll vol.226」p.150-151)
 
「数々の冒険で忙しいアナタのための、必要最小限に切り詰めた、
 瞬く間に出来るお手軽アドベンチャー」
と銘打たれたゲームブックにございます。
 
 囲みとそれを結ぶ線、そのブリッジになる◇マークで構成されたページは、
一見パズルのようにも見えますが、まぎれもなくゲームブック
 
 この図は、迷路化したフローチャートと考えてください。
それをたどっていくことによって物語が動いていくのでございます。
 
 物語の舞台となる場所のマップも、チャートのままではなく、
文に書かれた方角を考えて、自分で構成していくのでござ米すな。
  
 パラグラフ数は、通常のゲームブックとは異なるので目安ではございますが、
囲みが30、「◇」が33。
  
 判定はシンプルに、1~◯までの数字のうち、
1つないし2つを選ぶというものでございます。
 
 その数字が合っていればダメージはなし。
外れていればLPを1失うといった感じで、
いづれにせよ行為そのものは成功となります。
 
 なお、ダメージは戦闘以外でも発生いたします。
 最初に与えられるLPは5なので、これはかなりシビアだと存じます。
  
 まぁ、こまめにダメージを受けない数字をメモしていけば
2回目以降は楽勝でございましょう。
 
 そうするかどうかは、プレイヤーの自由でございます。
 
 そうした判定だけではなく、
パズル性あり、ストーリー性、ランダム性もありのこの一作。
 短いながらゲームブックの楽しさはきっちりと味わえると思います。
 
「瞬く間」なんて銘打たれておりますが、当然そんなことはございません。
ただ長いだけの作品よりも、ゲームブックの魅力は存分に楽しむことができましょう。
 
 最後にストーリーについて。
 
 ジャンルといたしましては、なんでもアリのファンタジー世界でございますが、
 
困り切ってゾンビのように衰えた人たちを救うために、
魔王Xを倒すと青い鳥が放たれ、人々が嬉しそうにツィートする……
 
とまぁ、現代にも通じるストーリーと申してよろしゅうございましょう。
  
  
 さて、

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きのう(2023/10/07)、土曜日、
金曜日にオープンした駿河屋本店(丸井ビル跡店)に行ってみました。
 
行ったら疲れちゃうだろうし、どうしようか迷いはいたしましたけれどね。
 結局気まぐれでついつい。
 
 新築のビルなのできれい。
 9階建てのビルの3階までを使って営業をしておりました。
将来は6階まで使うとか。
 3階までですので、基本的な構成は紺屋町店と変わりはございません。
 
 1階がトレーディングフィギュアや雑貨、
 2階はプラモデル・鉄道模型、フィギュアなど、
 3階がゲーム関連、ぬいぐるみなど。
  ゲーミングPC周辺機器や、
  黒電話・カセットデッキなどのレトロ家電もその片隅にございました。
 
 元デパートのフロアなので広くて
このあたりでは滅多にお目にかかることの出来ないものも多く陳列されており、
見ていて飽きません。
 そこら辺は東京あたりにあるお店と遜色ないのかな?
 まだ開店したばかりなので品揃え豊富でございますし。
 
 ただし、本や雑誌単体のコーナーはなし。
 
 プラモデルのところには模型雑誌やムック、
 鉄道模型のところには時刻表や鉄道関連・鉄道模型関連の本が並ぶ
といった感じで、
 TRPGやゲームブックは、ですからゲーム攻略本やパソコン・ゲーム雑誌ととともに、
ゲームのコーナーにございました。
 
 フロア全体が広いので、そうは申しましても、棚2棹分ぐらいはございました。
 
 ゲームブックは10数冊から20冊ぐらいかなぁ。
特にわたくしの食指が動いたものはございませんでした。
創元やファイティング・ファンタジー中心で
双葉文庫がドラゴンクエストだったかな?の2冊。
創土の『魔神竜誕生』があったのは覚えております。
それほど関心は無かったので値段は見てまいりませんでした。
 
『マイコンベーシックマガジン」誌があったので、
そっちに「ペーパーアドベンチャー」とかは載っているかもしれません。
でも多分、けっこう値段張ると思われますので、
そのために買うという方はいないのでは? 
ちなみに「ポプコム」誌は見当りませんでした。
 
 TRPGといたしましては「シミュレーター」誌もございました、
が、知識が無いのでスルー。
考えてみると「タクティクス」誌や「RPGマガジン」誌
「ゲームグラフィック」誌なんかは目にしなかったような……。
見のがしかもしれませんが。
 

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知りたいこと図鑑
『知りたいこと図鑑』
みっけ
(KADOKAWA/2023/8)
 
  
 本屋さんで見つけて買った本。
  
 普段知りたいと思いつつ、
何気なく通りすぎているようなことってございますよね。
 そんないろいろを集めている辞典にございます。
  
『図鑑』となっておりますのは、
それをさまざまなモチーフと組合わせて
デザイン化している点でございまして、
実際眺めていて楽しい本なのでございます。
 
 文字とデザイン化されたイラストの組み合わせは、
そうですな、
SCRAPのゲームブックに出てくるナゾトキのイラストレーションを思い出させます。
 ですからもしかすると、考えた謎を視覚化する際のアイデアになるかもしれません。
 
  
 知りたいこと図鑑
 
 
 もちろん買ったときはそんなこと考えておりませんで、
こんな風に楽しく描かれていたら、
今まであいまいにしていたこともちゃんと覚えられるな、
と思ったのでございますが、なかなかそうはうまくいきませんね……。
 って、それはわたくしだけなのかもしれません。
 
 
 知りたいこと図鑑  
 
 何にせよ、見ていて楽しい「図鑑」にございます。
 

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 前回の「Role&Roll vol.214」に
載せていただいた絵に関する記事でございますが、現在vol.226
 ずいぶん月日が経ってしまいました。
 
 実を申しますと、前回の文章は、vol.213の絵に関する記事のあと、
さほど経たないうちに書いたものなのでございます。
 
 ですがね、それを小説にしてみようと思ったのが運のつき
 小説って難しいよね。
 
 ごくシンプルに短く、と思っていたのでございますけれどねぇ。
カードによって構成が決まっているんだったら、
それほど難しくないだろうと踏んだのでございますけどねぇ。
 
 踏んだのは地雷だったのかもしれません。
 
 いろいろ設定したり、いろいろ考えたり……。
 
 最初はもうホント王道に、
家に帰ってきたら正装をした父親が待ち構えていて
「あなた様は実はわたくしの本当の子供ではございません。
 今は狂王となってしまった王さまの息子、王子さまなのです」
  
 ってな感じで進めていこうと思ったのでございますが……。
  
 書いているうちに下手だなぁ、思うこと多々ございまして。
 
 冒頭がこの感じですと平凡だし説明することも増えるので、
アクションから始めようかと書き直したり……。
 
 
 9月にほとんど記事がないのは、そのせい……
としたいのでございますが、
むしろ嫌になって放置していたという方が正しい答でございます。
  
 で、10月になったので流石に時間切れ、
ということで、元のままお披露目とあいなりました。
 
 でもまぁ、書きたい気持ちはございますし、
書きあぐねたことで少しは得たこともございますから、
またこのような停滞をするかもしれません。
 
 あらかじめ、ごめんなさい、と申し上げておきます。

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.vol.214
 
 TRPGをはじめ、展開の幅を許す物語には、2つの道がございます。
ひとつには、目標があってそれを目指す型。
もう一つは、展開の方を重視して、本来の目的はそれほど重視しないタイプ。
 まぁ、
物語や小説など受け手の元に届く段階では1つの筋となっているものでも、
思考の過程といたしましては、その両方法の間で色々な形があるようでございますな。
 
 結末に向けてカッチリとすべてが決まっているような
推理小説のようなものは前者、
話の流れでどんどん変わっていく口承の続きものみたいなものは後者、
 
ですが極端にどちらかというものは滅多にあるものではございますまい。
 
 ゲームブックで申しますれば、
ファイティング・ファンタジーを代表とする、
ルールがあって目的があって、
その目的を達成できることがゴールであるというものが前者ですな。
 
 この手のものは敗北はバッドエンドでございますし、
マルチエンドにしても、目的の達成の度合いに応じて、
優劣がつくのが普通でございます。
 
 一方の後者は、拡散型とわたくしが呼んでおります、
マルチエンディングがいくつもあるタイプ。
 
 こちらは、結末が1つにまとまってはおりません。
流れによってそれぞれまったく別の話になることもよくあることでございます。
 
 結末は優劣をつけるものではなく、つけたとしても目的の達成か否かではございません。
 
  
 前回お絵かきした『そういうお前はどうなんだ』ですとか、
この『のびのびTRPG』のシリーズなんかは、
冒険を成し遂げるとか犯人をでっちあげるという一応の目的はあるものの、
そうすべくシナリオが作られているわけではなく、
プレイヤーが展開を作りあげていく後者タイプのゲームですよね。
 
 そういう意味で興味深く、
『のびのびTRPG』のソードとマジックは買ってみました
(でもまだマジックは開封しておりません)。
 
 で、実際に1人でやってみて思ったことは、
絵にも書きましたとおり、王道の話だなということでございます。
 
    
   
 このときたまたまそういう引きになったのかと思っていたのでございますが、
そうではないご様子。
 
 今すべてのカードを見てみますと、王道パターンばかりでございますな、
面白くない。
 
 以前、このゲームの元の1つであろうと思われる、
『ワンス・アポン・ア・タイム』というゲームでもそれを感じました。
 
 ちなみに、『ワンス・アポン・ア・タイム』は、
カードを出していくことで作られていく物語に自分のカードを出して介入し、
自分の目的に合ったストーリーにしていくというゲームでございます。
 
 で、そのカードに書かれているのは、おとぎ話によくある展開なのでございますな。
 
 複数人でやるのなら、それぞれの考え方やアイデアが違っているため、
王道で、いや王道の方がよろしいのかもしれませんが、
1人だとそうはまいりません。
 
 いろいろと混ぜたらそこらへん面白くなるかもしれませんが、
まだやっていないので不明でございます。
 
 というわけで、vol.214に載せていただいた絵は、
こんな感じ。
 
 
のびのびTRPG1  のびのびTRPG2

 
 
出て来たカードは、文字にして絵に入れたとおり。
 こんな感じでございます。
 
「王の帰還」
「ニセモノあらわる」
「狂戦士」
「追っ手が多すぎる」
「竜の一族」
「狂王の指令」
「姫」
「中立民族の襲撃」 
「羊飼いの少年」
「癒しの草を求めて」
「宿屋の主人」
「酒場の伝説」 
 
 複数人プレイでは、1枚めくるごとにお話を考えていくことになっておりますが、
1つの頭でそれをやると、お話にもならないデタラメになってしまいます。
 
 なので、すべてのカードが出そろってからお話を考えることにいたしました。
 まぁそれが、王道の物語に拍車をかけているのでございますが。

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2023/09/04 『ゴジラ-1.0』の予告編来ましたな。
かなりのローアングルと申しますか、人間視点でゴジラに移入できる感情なさそう。
生きて抗え」は英語字幕ですと、"SURVIVE & FIGHT" なのでございますな。
一瞬地図なども出てきて、予想考察する方々は盛り上がりそう。
わたくしははやばやお手上げいたしました。
 
 
 
2023/09/06 夏開店、と宣伝していた駿河屋マルイ跡店
一体どうなったんだろうと思って調べましたところ、
買い取り業務だけ先行して、8/22より始まったみたいでございます。
完全開店10月以降になるとか。そうか、10月まで夏なのか……。
今年の気候からして、嘘ではないという気もするなぁ。
 
追記:今調べてみたところ、10/6オープンだそうでございます。

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防災ゲームブック地震空間からの脱出
『地震空間からの脱出』
勝谷大樹:著
(ポプラ社/2023/3)
パラグラフ数:123
 
災害対策研究所で開発された
VRシミュレーターのテスト中に事故が発生! 
君は、仮想空間に閉じ込められてしまった──。
現実世界にもどるため、
防災知識を駆使して大地震を生きのびろ!
 
 災害サバイバルのゲームブックといたしましては、
西東社さいとうたかを先生の一連のものなどがございますよね。
 
 それに対してこちらはバーチャル空間でのシミュレート。
その方がゲームブックにしやすいかもしれませんが、
何とも安易な気がいたします。
 
 システム的にもむずかしいところはございませんし、
高をくくって。特にメモなども取らずに始めてみました。
 
 導入は、お父さんの働く研究所のシミュレーターを体験する
というオーソドックスな形。
危険生物から逃げろ!』も似たような感じでしたな。
 
 VR空間に入りますと、8つのエリアを選択させられます。
パラグラフ数ないのにどうやってこれだけのエリアでの冒険を表現するんだ!? 
と思うところでございますが、案の定、
エリアはいくつかのパラグラフにコンパクトにまとめられて進行いたします。
 
 いくつか必要なアイテムはございますものの、
導入なのでそれほど重点は置かれていないのでござますな。
 
 そこがさいとう先生などのサバイバルものとは違うところ。
 避難所である学校に着いてからが本番で、
そこでの生活やお手伝いが話のメインとあいなります。
 
 阪神淡路、東日本など、
いくつかの震災を経験してきた後の作品という感じがいたしますし、
子供の等身大という点では、この方が正しい気がいたします。
 
 とは申せ、ここまでは平凡。
 このまま終わっていたら、バーチャルにしたのは安易だなぁ、
ぐらいの感想で終わっていたのでございますが──。
 
(と、ここから重要なネタバレを含みます) 

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令和五年8月
 
2023/08/01 現実のカプセルトイ100個のうち1個当たりが入っているのでしたら、
100回ひけば絶対いつか当たりをひくことができるのは当然のこと。
これは分母(全体の数)が減っていくからでございます。
 
けれどもしかし、
スマホなどのガチャで確率1%といった場合には、それが当てはまりません。
分母は減らずどこまでいっても確率は1%のまま。
 
なので100回ガチャを引いてすべてハズレの確率は、99/100の100乗ということで、
約36.6%だそうでございます。
いやぁ、けっこう外れるものでございますなぁ。
 
これでは、昔事件があったようにレアアイテムが出ないって
ゲーム会社に怒鳴り込んで来る人がいらっしゃるのもむべなるかなにございます。
 ついつい同じだと思ってしまいますよね。
 
ここを見ているような方々は、すでにご承知のことかも知れませんが。
 
ニュートン超図解新書『最強に面白い確率』
  今野紀雄:監修/NEWTONPRESS/2023/7
 
 
 
 
2023/08/02 「GMウォーロック」vol.10を買ってきたので
「タイタン・モンスタークイズ」をやってみました。
適度に忘れているのでちょうど楽しい。
 
結果は正解数6~19。
まぁ、ファイティング・ファンタジーシリーズをプレイしていれば
だいたいこのあたりに入りますよね。
20問中の6~19ということは14/20。7割でございますもの。
 
まぁ
全問正解なんてタイタンの住人でも無理なのではございませんでしょうか。
 
 
 

2023/08/03 盗掘というとエジプトのピラミッドか思い浮かびますが、
日本の古墳でもけっこうあったみたい。
成務天皇、天武・持統天皇、垂仁天皇etc.
……。
平安時代の推古天皇の記録から始まって
けっこうな数の古墳が盗掘にあっているようでございます。
 
地方の豪族の墓とかでしたら古墳だということも忘れられたりするので、
そういうところが盗みに入られているのかなと思ったのでございますが、
天皇家の墓でもけっこう被害に遭っているのでございますな。
 
過去の日本を舞台にしたものでは
恐れ多くもいろいろと問題がありそうでございますが、
タイタン世界の八幡国あたりでしたら、
古墳ダンジョンアリだと思います。
 

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『サキの忘れ物』津村記久子真夜中をさまようゲームブック
新潮文庫(2023/9)  所収 
p.191-232 (パラグラフ数:62)
 
 というわけで、
津村紀久子先生のゲームブック
文庫版で出ておりました。
 
 ザッと見たかぎり変更点はございません
 フリガナがついた漢字が多くなった程度でございます。
 
(あと、本全体といたしましては表紙の絵が変わりましたな。
 うっかりしてると、同じに思えてしまう……)
 
 鍵をなくして町をブラふらしていると、
犯罪に出くわしたり幽霊に出会ったりする話。
 
 ランダム要素やフラグ要素も少しございます。
 
 トリビアといたしましては、ゲルググのフィギュアが出てまいります。
なぜゲルググ? 最後まで行ってもそれは分かりません。
 
 にしても文庫解説を書いた方、この作品をスルーしておりますな。
 
 
 ちなみにわたくしの感想は以前書いたとおりにございます。

「真夜中をさまようゲームブック」フローチャート

「真夜中をさまようゲームブック」(1)分岐でちょっと戸惑った。
 
「真夜中をさまようゲームブック」(2) 内容

☆ おまけ
 
『サキの忘れ物』

お買いもの
 
なぞのまとめ 令和五年6月 2023/06/26 
 

文章的に直したいところもございますが、
面倒なのでそのままご容赦くださいませ悪しからずにございます。
 
 というわけで、まだプレイしたことがないという方がいらっしゃったら、
この機会でございますから試してみるのも一興かと存じます。

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謎図鑑
『謎図鑑』
 SCRAP
 (SCRAP出版/2023/7) 
 
 太古の時代より謎は存在いたします。
それを解いて楽しむ行為もまたしかり。
 それがいくつかの段階を経て、
今に至っているわけでございますな。
 
 そうした流れの中で生まれた「謎解き」は、
パズルやなぞなぞの要素を採り入れつつ、
さらにひねりを加え、
一つの新しい段階を作りあげてまいりました。
 
  
 売り文句は「ひらめけば誰にでも解ける」。
──ではございますが、
それでは問題の幅があまりにも狭まってしまいますので、たいていの場合、暗に
〈同じ言語を理解する人で、小学生程度の知識と常識を身につけている人〉
という条件が付されているとは思います。
 
謎解き」という言葉でくくられるジャンルは、
そうしたことを意識したときに始まったと考えてよろしゅうございましょう。
 
 ゲームブック的には『人狼村からの脱出』あたりでよろしいかと。
 
 その上梓が2015/5月。早8年以上が経っているわけでございます。
 ウィキペディアのSCRAPの概歴の最初が2004年となっておりますから、
それを考慮に入れますと、もう少しで20年
 
 
 そんな「謎解き」を牽引してきた謎集団、
SCRAP団公式の謎解き公式本が本書にございます。
 
 目次を見ますと、
謎解き問題の「お約束」について書かれた序章=「謎解きの基本」から始まって、
ありとあらゆる謎が、思いつくばかりに詰め込まれております。
 
謎図鑑  
 
それもすべてが例題つき
その謎も流石のSCRAP団。一筋縄では解けません。
 
 テーマ別に分けられているなら、
そのテーマに沿って考えれば良いのだから簡単! と思われますでしょ? 
 
 ところがぎっちょん、そうはまいりません。
 
 テーマそのままでもやすやすと解けるものではございませんし、
さらに他のテーマの要素も加わって複合的な謎となっていたりと、
凝っているのでございます。
 
 単に謎解きを楽しみたいという方も、おなかいっぱいになれましょう。
 

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サブカル昆虫文化論『サブカル昆虫文化論』
保科英人:編著/宮ノ下明大・福富宏和:著
(総合科学出版/2021/12)。
 
昆虫学者3人による論文集。
 
 日本神話や万葉集に始まって、
各時代の作品に描かれた
昆虫について書いたご本にございます。
 
 と申しますとまともな本に思えますが、
内容はといえば、
かなり片寄っております傾(かぶ)いております。
 
 村上春樹や平野啓一郎のような現代小説は死んでも読みたくない、
教科書に載るような現代詩に目を通したら精神が崩壊する──
と前書きで宣言しているような編著者でございますからな。
 
 1章の「日本人は昆虫とどう向き合ってきたか~神話の時代から敗戦まで~」
 こそまともでございますが、
 
それ以降は特撮・マンガ・アニメ・ゲーム・カプセルフィギュアと、
ホントにサブカルチャーしか扱ってはおりません
 
『仮面ライダー』や『ウルトラマン』に
どんな昆虫怪人・怪獣が出てきたかを表にしたり、
兜ムシなど変なカプセルトイを紹介したり、
マンガでの昆虫の扱われ方を語ったり……。
 
 特に圧巻なのが、筆頭編著者である保科英人先生のお書きになった部分。
 
 とにかく
どれだけ美少女の登場するゲームやアニメをプレイしているんだ見ているんだ
というぐらいたくさんの作品がリストアップされております。

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『3秒できめろ! ギリギリチョイス』
粟生こずえ:著
(ポプラ社/2023/8)
 

 ショート動画に代表されるように、
近ごろはすぐに決着がつくものに
人気があるようでございますな。
普通の動画もスピードを速めてごらんなさる方も
一定数いらっしゃるようでございますし。
 
 
 ご本でもそうでして、○○文字で~ですとか、◆分間で~みたいな、
ショートショートストーリーが一定の人気を集めているようでございます。
  
 この作品もその流れといってよろしゅうございましょう。
 前提となるお話しがあって、途中で二択が入り、
そのあと選択にそった結末が書かれる。
  
 近いものを探すとすれば、
北沢慶先生の『異世界冒険ガイド きみならどうする』のシリーズでございますかね。
 
 あれをもっと単純化したもの。
(小学生というくくりはあるものの)、ストーリー同士に関連はなく、
選択肢は二つ、
選択の結果は正解・不正解、優劣など関係ない──。
  
 まぁ、二コママンガのようなゲームブックでございますな。
実際にマンガで描くとすれば数ページを費やすとは思いますが、
たとえといたしまして。

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『知識ゼロからの科学の教養366日』 
田中千尋:監修(廣済堂出版/2023/5)
  
 図書館で借りてきた本にございます。
 大人のために小中高校で習う科学知識を
 1ページ1項目、365項目にまとめた書でございますな。
 
 知識ゼロからのタイトルどおり、目新しさはございません。
 
 ですが、
うろ覚えの知識をはっきりと言語化してくれていることはありがたくぞんじますし、
 当然でございますが、知らなかったことも出てまいります。
 読んでいくうちにだんだんと面白くなってくる本でございますな。
 
 さて、ここで問題にございます。
 
 世の中には「異常液体」と呼ばれる液体があります。
その代表的な存在を一つ挙げてください。

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X-1
 
総裁X  ◯ あああ、なにか怒られそうな気がしてきた。
  あとで消そう。と思ったけど、話題にならなそうだし、
  数日経ったらどうでもよくなってしまいました~~。 
   
  ● それにいたしましてもXでございますか。
    日本ではカッコいい、
    ミステリアスというイメージとともに、
    悪のイメージだってある文字でございますけれどね。  
 
  例えば、Xで総裁と申しますと、
  ←まずこのお方が思い浮かぶかと思います  
     (『SFロマン 科学忍者隊ガッチャマン』鳥海尽三:構成
           (昭和53/8・朝日ソノラマ)

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令和五年7月
 
2023/07/02 今年も半年が過ぎてしまいましたな。
十二支って昔話だと速いもん順で決まっているそうでございますが、
これって月日が経つのが速いってことを示しているのかなぁ。
 
 

2023/07/03 きのう『水星の魔女』最終回
テンペスト──嵐のような展開でございましたな、まさに。
ただし、シェイクスピアの作品との関連はあまりなし。
分解して要素要素を使っているという感じでございました。
結局水星の描写はございませんでしたなぁ。
水星というのはこの作品において、劣悪な強制収容所に送られました
──巌窟王の監獄島でございますとか、
現実ならば第二次世界大戦後のシベリア抑留ですとか──
ぐらいの意味合いなのでございましょう。
 
 
 
2023/07/04 (続き)ラストは科学ではなくファンタジーでまとめておりまして、
2023/06/21の"Cyborg 009: Call of Justice"(なぞのまとめサイボーグ009)
でお話ししたのと同じような感じはあるのでございますが、
『ガンダム』シリーズって以前にも超常的解決ってございますから、
まぁアリでございましょう。
 
『シン・仮面ライダー』のハビタットと似ておりますものの、
それより設定詰めている感ございますしね。
 
展開は速く、推理要素はあるものの、
それ以上の設定を新たに持ってきて推理させないようにできておりましたな。
 
とにかくぎゅぎゅっと濃縮したアイデアを
勢いで乗り切ったところは見事というより他ございません。
いろいろ工夫もございましたし、
何よりもハッピーエンドでまとめ上げたところが素晴らしいですな。
 
 まぁ、取りこぼしたところは外伝など、後々の作品の糧となるのでございましょう。
 でも、総集編に使った数話分があったら、もう少し展開変わっていたのかなぁ。

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2023/07/24かな NHK-BS3 ダークサイドミステリー
「お化け屋敷」を見ました。
 
 一部分だけ短くまとめて、
なんとかタイトル下に──と思ったのでございますが、
わたくしの力不足ゆえ、こちらに。
 
 ただね、途中からメモを書いたのでございますが、
その字が雑で全然読めないという……。
 
 なので記憶でございます。
 曖昧なところや記憶違いがあるかもしれません。
 ごめんなさい。
 
 というわけで、さてさて。 

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『真の安らぎはこの世になく『シン・仮面ライダー ショッカーサイド』2
  -シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-』(2)
漫画脚本:山田胡瓜 作画:藤村緋二
石ノ森章太郎 庵野秀明 八手三郎
(ヤングジャンプコミックス/2023/7)
 

イチローさんを主人公とした
シン・仮面ライダー』の
前日譚2巻目でございます。
 
 クモさんの再生
 
 ファウスト襲撃まで
  その道程で、サソリさんのぬいぐるみに対するトラウマが出る。
 
 ファウスト社内。襲撃
   過去がフラッシュバックし、クモさんの正気が壊れる。
   ヘルマンを瀕死に追いやり、
   それに抗議したイチローさんを殺しにかかり、
   その間に入ったサソリさんの腕を切り飛ばす。
   イチローさんは抱きしめてクモさんを止める。
 
 襲撃後。ショッカー基地内。
  イワンは国内組織を掌握。いずれ海外組織と戦うことがほのめかされる。
  その後ろ盾とするために今後国家を操っていく計画がほのめかされる。
 
 ケイがアイについて語る。
 
 サソリさんとイチロー君のデート。
  サソリさんが自らの過去を思い出す。
 
 ここで時間が経つのかな。
 
  イチローさんの仮面が出来る
  これは「仮面ライダー」の前段階の「クロスファイヤー」のデザインと
  巷でおっしゃられております。
  石ノ森先生のお描きになられたクロスファイヤーはゴレンジャーと同じく、
  十字部分が膨らんでいるのですが、
  それをカッコよくした結果がこのようなデザインということなのでしょうな。
  仮面ライダーもまん中と目が膨らんでいるのですから、
  膨らんでいてもいいのに……。
  と、はじめ分からなかったものでございますから、文句を言っておきます。
 
 緑川ルリ子さん登場。
 
 北米支部のウルフソンさんかな? 登場。
 
 とまぁ、今回の流れはこんなところでございますか。
 
 クモさんやサソリさんの過去が垣間見られ、
ショッカーの内実も少しずつ明らかになっていくという
展開の巻でございましたな。
 
 この先どのように流れていくのでございましょう。
長くもなりそうな短く終わるような気も……。分かりません。
 
 ただ、イチローさんが「シン・仮面ライダー」のイチローさんに
なるまでを描くそうでございますから、
すなわちルリ子さんが大人になるまで。
その間には十年間ぐらいは経ちそうでございますな。
 
 それをどのぐらいの巻数で描くかは存じませんか──どうなるんでしょ。

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『深い穴に落ちてしまった』『深い穴に落ちてしまった』
イバン・レピラ:著 
白川貴子:訳
(創元推理文庫/2023/4)
 
EL NINO QUE ROBO EL CABALLO DE ATILA
by Ivan Repila,
2013
 

 このブログを見に来て下さる方は
多分興味ございませんでしょうし、
わたくし自身も、虫を食べる描写などが気持ち悪いので、
本来なら読む作品ではございません。
 
 ですから、今回は読まないでスルーしてください。
 
 ではなぜこのご本を買ったのかと申しますと、
章番号が素数のみということが1ページ目の紹介に書かれておりまして、
その一点に興味を持ったからでございます。
 
 なんかパラグラフ小説的に新しいことをやっているんじゃないか、
そう思ったのでございますな。
 
 結論を申しますと、そういうことはうかがえませんでした
 作者的に意味はございますでしょうが、
 
 裏には現代版『星の王子さま』と書かれておりますが、
児童書に分類できる代物ではございません
 
 寓話的で暗喩的な部分を『星の王子さま』と比したのでございましょう。
 
 お話しは題名どおり。
 
 おかあさんに食べ物の入った袋を届けに行く途中で、
兄弟が穴に落ちてしまいます。
 
 7メートルぐらいの底が広まった穴でございまして、
入り口が狭いために脱出できません。
 食べることが出来るものは虫とかそんなものでね、
おかあさんに持っていくための白い袋の中身は
お兄さんが断固として開けさせません。
 
 というわけで、二人ともやせ細っていくわけでございますよ。
 
兄の方は自分でルールを決めて命令するので
意識をまともに保っているのでございますが、
弟の方がね、反論しても受け容れてもらえず、
どんどんおかしくなられていくわけでございますよ。
  
ただ、兄の方はまともとは書きましたが、
この状況下でまともというのは異常なわけで、
やはり兄の方もおかしくなられているのだとは思います。
 
(シチュエーションとしては安部公房先生の「砂の女」に似ているのかなぁ、
 とおもったけれど、と思ったけれど、
 Eテレかなんかであらすじ聞いただけなので、黙ってよーっと)
 
 まぁ、マジックリアリズム的な幻想作品な感じでございますな。
物語の大半が穴の中で終始するので、
前衛的な舞台劇にもなりそうでございます。

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 というわけで新作ゴジラの情報まいりましたね。
 



 『ゴジラ-1.0』。ゴジラ生誕70年記念で、令和初のゴジラ。
日本で製作された実写版ゴジラの30作品目だそうでございます。
監督・脚本・VFX:山崎貴さん。
正直あまり知らないけど、
SPACE BATTLESHIP ヤマト」とか「STAND BY ME ドラえもん
なんかの人らしいです。
 
 この映画、文化の日に初日を迎えるそうでございますな。
夏休みでもお正月でもない中途半端な日でございますから、
文化の日という日自体に意味があるのではないかと存ずる次第でございます。
 
 ご存じのとおり、文化の日日本国憲法が公布された日。
1946年(昭和21年)のことでございます。
 
 それに絡めてくるのでございましょうかねぇ。
 
 年代について推測できるものは、わたくしには見つけることは出来ませんでした
 
 看板が左書きなのですよねぇ。
 調べてみると、それが一般的になるのは
新聞見出し記事がそうなった1946年~1948年あたりみたい。
 
 その前から左書きのところもあったようでございますが、
一応のヒントにはなると思います。
 
 それと中ほどで電車みたいなものが飛んできますが、
それが電車であれば戦後すぐじゃないんじゃないかと思ったのでございますよ。
 
 戦争によって、電車そのものや、線路上の電線も破壊されてございますから。
 
 ほら、『銀河鉄道999』の蒸気機関車だって、
松本先生が上京の時乗ったSLの記憶じゃないですか。
 
 石ノ森先生も自伝的作品の中で蒸気機関車をよく描いておりますな。
 
 だから、あそこで転がってきたのが電車だったら終戦直後じゃないのかな
とも思ったのでございますが、よく分かりませんでした。
 
 鉄道が必要だった人は多かったので、
急ピッチで復旧したみたいなのでございますよね。
故障や事故も多かったみたいでございますが。
 
 あの乗り物が飛んできたところがレールだったかも、
あれだけの映像ではよく分かりませんし。
 
 上に電線がないのでございますよね。
 後ろのほうには電線がございますが。

 ですから、あれがレールだとしたら蒸気機関用か
引き込み線のようなところなのかもしれません。
 
 服装がモダンなことや、建物がけっこう建っていることをどう見るか……。
 
 わたくしは最初、戦後すぐを時代として予想していたのでございますが、
もっとあと、『ゴジラ-1.0』というとおり、
本当に最初の『ゴジラ』が上映された昭和29(1954)年の1年前、
昭和28(1953)年の話なのかもしれません。
  
 復興が順調に進んでいる日本を絶望のどん底に突き落とすという──。
 1作目『ゴジラ』のアナザーサイド(庶民サイドとか)的な作品でございますな。
 ──そっちかなぁ。
 
 まぁ、映像はごく短く、はっきりしないものでございますし、
わたくしもボンクラですからな。
わからないのは仕方ございません。 
 
     ☆     ☆     ☆
     
 とまぁ、それはそれとしてここからはわたくしの妄想にございます。
 それはそれとするなら当てる気ないな、戯れ言だな、
 そうおっしゃる向きには、正解! と申しておきましょう。
 

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ゲームブック恐竜島から脱出せよサバイバル謎ときブック『恐竜島から脱出せよ!』
(宝島社/2023/7)
編集・構成:荻田美加 
構成:矢冨知子 
企画・編集:九内俊彦 
監修:小林快次 
CGイラスト:服部雅人
(総パラグラフ数126)
 
 
 ある日、いなかの山を歩いていると、見なれない神社の前に立っていた。
石鳥居には不思議なレリーフが施されていて、狛犬も爬虫類っぽい。
 不意に思い出した。
 ずっと昔、死んだおじいちゃんとこの神社に来た覚えがある。
自然の中での生きる術を教えてくれた師匠ともいえるおじいちゃんだ。
 意を決して鳥居をくぐる。
 目の前が真っ暗になり……、
 目をさますとそこには見たこともない生き物が飛んでいた。
 
 
 というわけで、鳥居をくぐるとそこは恐竜の島だった、というお話でございます。
 目的は、生きのびてこの島のどこかにある鳥居のところまで行き、
もとの世界へもどってくること。
 
 03ページにも書かれておりますが、
恐竜が登場するゲームブックはどうしても架空設定になりますな。
 生息域も時代も大きく異なる恐竜を一堂に会させるわけでございますから。
 
 作者ではなく監修の先生の名前を表紙に書いてはございますが、
このお方は恐竜の考証にのみ関わっているのであって、
物語の内容には踏み込んでいないと存じます。
そのあたり危険生物から逃げろ!こざきゆう:著(Gakken/2022/8)
の時に書いたのと同じでございます。
 
 この作品では恐竜にまたがったり、
恐竜が主人公を慕ったりする描写もございますから、
さらにフィクショナルと申してよろしゅうございましょう。
 
 
 全編カラーのこのゲームブック、
 外観やパラパラッとめくった感じでは、
以前紹介いたしましたミイラの地下墓地から大脱出と似ております。
 かの作品は人気となったようなので、ドジョウの2匹目を狙ったのかもしれません。
 
 内容は……、『ミイラの~』に比べ薄い気がいたします。
 全編カラーと申しましたものの、ただ文字だけのページも多ございますし、
構成も単純、ほぼ一本道。
 
 巻末ページの最初に正解ルートが載っているのでございますが、
正解があるということはそれ以外のルートは
間違い、または本道ではないという可能性が想定されます。
 
 プレイしてみると実際そんな感じですな。
 すべてにおいてというわけでもございません。
違う展開も少しはございますが、
それもバッドエンドか本筋へとすぐに合流といった感じだと存じます。
 
 正解ルートが載っているということはしかし、
個人的にはいいことでもございました。

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