2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
サバイバル謎ときブック『恐竜島から脱出せよ!』
(宝島社/2023/7)
(宝島社/2023/7)
編集・構成:荻田美加
構成:矢冨知子
企画・編集:九内俊彦
監修:小林快次
CGイラスト:服部雅人
構成:矢冨知子
企画・編集:九内俊彦
監修:小林快次
CGイラスト:服部雅人
(総パラグラフ数126)
ある日、いなかの山を歩いていると、見なれない神社の前に立っていた。
石鳥居には不思議なレリーフが施されていて、狛犬も爬虫類っぽい。
石鳥居には不思議なレリーフが施されていて、狛犬も爬虫類っぽい。
不意に思い出した。
ずっと昔、死んだおじいちゃんとこの神社に来た覚えがある。
自然の中での生きる術を教えてくれた師匠ともいえるおじいちゃんだ。
自然の中での生きる術を教えてくれた師匠ともいえるおじいちゃんだ。
意を決して鳥居をくぐる。
目の前が真っ暗になり……、
目をさますとそこには見たこともない生き物が飛んでいた。
というわけで、鳥居をくぐるとそこは恐竜の島だった、というお話でございます。
目的は、生きのびてこの島のどこかにある鳥居のところまで行き、
もとの世界へもどってくること。
もとの世界へもどってくること。
03ページにも書かれておりますが、
恐竜が登場するゲームブックはどうしても架空設定になりますな。
恐竜が登場するゲームブックはどうしても架空設定になりますな。
生息域も時代も大きく異なる恐竜を一堂に会させるわけでございますから。
作者ではなく監修の先生の名前を表紙に書いてはございますが、
このお方は恐竜の考証にのみ関わっているのであって、
物語の内容には踏み込んでいないと存じます。
そのあたり『危険生物から逃げろ!』こざきゆう:著(Gakken/2022/8)
の時に書いたのと同じでございます。
この作品では恐竜にまたがったり、
恐竜が主人公を慕ったりする描写もございますから、
さらにフィクショナルと申してよろしゅうございましょう。
このお方は恐竜の考証にのみ関わっているのであって、
物語の内容には踏み込んでいないと存じます。
そのあたり『危険生物から逃げろ!』こざきゆう:著(Gakken/2022/8)
の時に書いたのと同じでございます。
この作品では恐竜にまたがったり、
恐竜が主人公を慕ったりする描写もございますから、
さらにフィクショナルと申してよろしゅうございましょう。
全編カラーのこのゲームブック、
外観やパラパラッとめくった感じでは、
以前紹介いたしました『ミイラの地下墓地から大脱出』と似ております。
以前紹介いたしました『ミイラの地下墓地から大脱出』と似ております。
かの作品は人気となったようなので、ドジョウの2匹目を狙ったのかもしれません。
内容は……、『ミイラの~』に比べ薄い気がいたします。
全編カラーと申しましたものの、ただ文字だけのページも多ございますし、
構成も単純、ほぼ一本道。
構成も単純、ほぼ一本道。
巻末ページの最初に正解ルートが載っているのでございますが、
正解があるということはそれ以外のルートは
間違い、または本道ではないという可能性が想定されます。
正解があるということはそれ以外のルートは
間違い、または本道ではないという可能性が想定されます。
プレイしてみると実際そんな感じですな。
すべてにおいてというわけでもございません。
違う展開も少しはございますが、
それもバッドエンドか本筋へとすぐに合流といった感じだと存じます。
違う展開も少しはございますが、
それもバッドエンドか本筋へとすぐに合流といった感じだと存じます。
正解ルートが載っているということはしかし、
個人的にはいいことでもございました。
個人的にはいいことでもございました。
いつもはステップメモを取りながら進めていくのでございますが、
正解ルートがございますから今回はそれをやめたのでございますね。
本当に普通の本を読むような感じで、メモを取らずに。
正解ルートがございますから今回はそれをやめたのでございますね。
本当に普通の本を読むような感じで、メモを取らずに。
そうやって読み進めることで、
やはりこれがこの手のゲームブック本来の読み進め方だな、
とあらためて実感したのでございます。
やはりこれがこの手のゲームブック本来の読み進め方だな、
とあらためて実感したのでございます。
やはりね、ステップメモを取っていくと、
他の選択肢がどうだったか気になって、
フローチャートに発展してしまうわけでございますよ。
他の選択肢がどうだったか気になって、
フローチャートに発展してしまうわけでございますよ。
複雑な分岐のパズルを組み込んでいる作品に関しては必要でございますし、
あとですべてのパラグラフにあたる場合には役に立ちますが、
物語を体験するという意味では、メモを差しはさまない方が勝っておりますよね。
あとですべてのパラグラフにあたる場合には役に立ちますが、
物語を体験するという意味では、メモを差しはさまない方が勝っておりますよね。
実際、ゲームとしては簡単でございますので、メモの必要はほとんどございません。
デッドエンドになりましても、1からやり直す必要はございません。
指示ではそうなっているのでございますが、このゲームブック、
「この本の遊び方」の次に、「おじいちゃんの手帳」なるページがあるのですよね。
「この本の遊び方」の次に、「おじいちゃんの手帳」なるページがあるのですよね。
「魔法使いディノン」シリーズの魔法書みたいなものでございます。
それが章のはじめみたいになっていて、
それを一つ読んで次に進むというようになっているのでございます。
それが章のはじめみたいになっていて、
それを一つ読んで次に進むというようになっているのでございます。
そのページは探さなくても開けますし
(目立つところにありすぎて、そこからスタートと思ってしまうくらい)、
おじいちゃんの言葉の何番目まで読んだのかは覚えているはずでございますから、
その最後に読んだところから飛ぶパラグラフに進めばいいのでございます。
この手帳には、
おじいちゃんの格言めいた言葉が書かれているのでございますが、
一般的な教訓という感じで、ゲームとしてはさして重要ではございません。
おじいちゃんの格言めいた言葉が書かれているのでございますが、
一般的な教訓という感じで、ゲームとしてはさして重要ではございません。
すぐ次のパラグラフへの関連はあるものの、他はあまり関係なしですし、
次のヒントと言っても常識的な判断の範疇でございます。
次のヒントと言っても常識的な判断の範疇でございます。
サバイバルと申しますか、現実の日常行動にたいする教訓という、
教育的な意味合いで置かれているのでございましょう。
にいたしましても、
生前のおじいちゃんから主人公が学んだサバイバル技術は絶大でございます。
生前のおじいちゃんから主人公が学んだサバイバル技術は絶大でございます。
何しろ槍でも斧でもロープでも、なんの苦労も描写もなく作ってしまいますし、
恐竜のお肉もちゃんとさばいて焼いておりますから。
これはもうご都合レベル、と申してよろしゅうございましょう。
作る過程とか、四コマぐらいで説明してもいいと思うのでございますが、
1ページ以下~2ページで1パラグラフの原則なので、
それはやらないのでございます。
選択につきましては、最初のほうは簡単な知識や常識で行けますが、
後半になるにしたがってランダムでしたり意外な展開もございます。
後半になるにしたがってランダムでしたり意外な展開もございます。
最初のほうでも書きましたが、
恐竜と友だちになったり背に乗ったりする場面もございます。
そのあたりは子供向けのファンタジーというところでございましょう。
サバイバルや恐竜に対する興味を啓(ひら)く、
単純ながら楽しいゲームブックといったところでございますな。
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