忍者ブログ
2025/04/15 きのう、「Role&Roll」を買いに静岡ジュンク堂へ。最後の一冊でございました。そして『灼熱の追撃』、ようやく買えました。あと買ったのは『MOTHER2のひみつ』。中が見えなかったのでどんな本か分からず、6000円はちょっと高いなぁ、と思ったのですが、家へ帰って開封してみると、開発時のメモやら何やらで、興味深うございました。でも『MOTHER』は GBAの「1+2」持っていて、1はやったのでございますが、2はやっていないんですよねぇ……。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]
 「正義」
 
 盛りだくさんの内容だ。
 
初恋物語』で初恋が描けず、
周りの人にそれぞれの初恋エピソードを描かせていた話にはじまり、
 
スケバン魔法少女暗黒学園』『野球帰宅部』と
タイトル不明のロボットもの
(ポスターの斜め下に置いてあるフィギュアのヤツだと思われる)の
作画魔法を駆使して仲間に頼らず一人勝ちしていくナツ子。
 
冒頭の「全部自分でやる。その方が結果的に早いから
というナツ子の独善がこれらの実績によって慢心に加速する。
 
 いつもなら敵や問題点に対し、何を描けばいいか考えて対処しているのに、
ここではそういう過程が省かれているのも、
尺の都合も大きいだろうがそうした慢心があるのだと思う。
 
 今まで失敗していないからノリノリの状態で、
何を描いても成功すると信じているのだ。
状況が分からないからなんとも言えないが、
岩鬼風作画の登場は、けっこう強引だったのではないだろうか?
 
 
 場面は変わりスラム街
 
 そこで、
サーバルキャットマスクことデステニー・ハートウォーミングに頼まれて、
孤児を孤児院に招き入れる仕事をしているとき、
ナツ子は身を持ち崩した元ナインソルジャーズのドラゴン・ジャスティスに出会う。
 
彼をスケッチしていて、ナツ子は気づく。
彼は翼が折れ、空を飛ぶことが出来ないでいるのだ。
 
  
 ヴォイド襲撃。
 
現場に駆けつける際、
その途中、ナツ子は「無駄だよ、修正しても無駄だ」という謎の声を聴く。
 
ヴォイドに対して、ナツ子は「サムライ飯」の武士を出して挑む。
だが相手が悪かった。
触手型の敵に対し武士の刀は役に立たず、ナツ子は敗北を喫することに──。
 
敵の手口を考えずに作画した慢心によるものなのだろう。
それ以前のナツ子はそれを考えて対抗手段を出していたのに──。
 
ただ、攻撃が効かなかったときのナツ子の焦りをひと言ふた言欲しかったと思う。
その方が、ナツ子の絶望をより伝えられたと思う。
 

拍手[0回]

PR
今日は節分
 
2月2日が節分なのはめづらしい、と思っておりましたところ、
これからしばらくは4年に一度2月2日が節分になるのだとか。
一年が365日よりもほんのちょっと長いせいで
このようなことになるらしいですな。
 
 節分と言えば恵方巻き。
 
 今年の恵方は、西南西とか。
 
 もっとも以前(2021/02/01}書きましたとおり
恵方って一年を通じて同じでございますし、
種類も4種類
しか無いのでございますけれどね。
 
 余談はさておき、
恵方巻きでございますが、
これ、もともとそれほど知名度の無い風習でございまして、
1970年代ぐらいに大阪あたりで販促キャンペーンが展開され、
全国に向けては1980年代から少しずつ、

広まったのは2000年前後から。
   
 セブンイレブン
「恵方巻き」という名前をつけて全国展開をしたのが普及の原因みたい。
 
 それまでは、恵方巻きという言葉なかったみたいでございます。

  (詳しくは Wikipedia をごらんください)

拍手[0回]

令和七年1月
 
2025/01/01 明けましておめでとうございます。
 
 
 
2025/01/04 パワーコミック版『秘密戦隊ゴレンジャー』5巻には、
『星の子チョビン』と『ボンボン』(2篇)が収録されているのですよねぇ。
かなりテイストの違う3作ですが、どうして一緒にしたのか。
 
コミカルなものでそれまで収められていなかったから、
ページ的に都合がよかった、
など単純な話のような気はいたしますが。
 
 
 
2025/01/05 元日に知ったことゆえ書きませんでしたが、
『ウルトラセブン』をはじめとするウルトラシリーズや
『太陽の牙ダグラム』などの作曲家として知られる、
冬木透さんが去年12月26日にお亡くなりになっていたそうでございますな。
ご冥福をお祈りいたします。
 
「ワンダバ」と発進シーンの代名詞になったカッコいい曲から重厚な曲まで、
名曲が多いですよね。
 
 
 

2025/01/06 ニュースで正月休みに家族で奈良公園に行ってきた人に
インタビューをしておりました。
 
いわく
鹿に鹿せんべいをあげようと思ったのですが、
 外国人がたくさんいて買えませんでした」。
間違いない。
これは『しかのこのこのここしたんたん』の『しかせんべいのうた』のせい。
 

拍手[0回]

(2025/01/29)分に追記しているうちに長くなったので、
「なぞのまとめ」から分離することにいたします。
  
『全修。』第四話見ました。
 
ん、これは? 今回はどんな作画魔法が飛び出すのだろう。
 
語りぐさになるほどの場面などそんなにあるはずないのだが……。
あと思いつくのは出崎統監督の止め絵とかだけど、
枚数使うのとは違う方向性だからなぁ……
と思っておりましたところ……。
 
 今回はファンタジーアニメからアイドルアニメと、
技術ではなく、時代的・文化的な推移を表現しているようにございます。
 
ファンタジー世界にいて破滅を願う厨二病の少女が、
アニメ美少年と出会い、
推しに生きがいを見出していく──と。
 
いいんだかなんだか……。
  
 まぁ死を希(ねが)うのよりはいいのでございましょう。

拍手[0回]

大友克洋全集って、まったく興味なかったのでございますが、
考えてみますと「全集」ってことは、
発表されたものはとりあえず全部収録されているってことでございますよねぇ。
 
 となりますと、がぜん興味が出てまいりました。
 
 つまりは、バラエティ誌に掲載された
「饅頭こわい」が入るということじゃないですか!! 
 
 以前書きましたが、
 
「鉄腕アトム」から
「アネサとオジ」「地底人対最低人」「不安の立像」など
同時代の作品まで、
分解して見せたパロディエッセイマンガ
でいいのかな──にございます。
 
 真剣にというよりも軽い気持ちで楽しめ、笑え、
しかも大友先生の画力はしっかり堪能できる作品ですな。
 
大友克洋先生が色々なマンガをすごく読んでいて、
パロディセンスもあることがよく分かります。
 
 調べてみますと、にて、大友先生自身が発信しておりました。
 
「饅頭こわい」は入ります。大変なのは許諾を取るのが大変なのです。(大友)
 
 大友克洋先生のマンガにはまったく興味が無かろうと
、昔のマンガを読んでいる方にはお薦め。
 
 わたくしもこの巻だけは買うつもりでございます。
 
 見たことのない人には期待しすぎはダメですが、
期待して待つことにいたしましょう!
 
それにしても気になりますのは、いつになるか? 
 
早くして欲しいですが、
目玉として最後の方になりそうな気もいたしますなぁ。

拍手[0回]

 この前(と申しましても、実はかなり前なのでございますが)
『ZIPANG』のパンフレットが出てまいりました。
 
(また無くなってしまいました~。 探さなくては)
 
 1990年、林海象監督の映画。
 
 高嶋政宏さん演じる快男児、
地獄極楽丸が異世界ZIPANGに挑む伝奇時代劇にございます。
 
 このころ、高嶋政宏さんをアクションスターとして
東宝が売り出そうとしていたのでございましょうか。
 
 ガンヘッド(1989)、ZIPANG(1990)、
ゴジラ(vsメカゴジラ(1993)、vsデストロイア(1995)、ヤマトタケル(1994)といった
作品で主役や重要な役を演じられておりますな。
 
ヒロインのお侠(キャン)な賞金稼ぎ、
鉄砲お百合安田成美さんが演じておられます。
 
 
 というわけでパンフレットを見ていて思ったのでございます。
 
なんかこの作品、『シン・仮面ライダー』と似ているなぁ……と。
 
 もちろん、ストーリーも設定もまったく別ものでございますし、
庵野監督が参考にしたとも思えません。
 
 でも、なんか似ているんですよねぇ。
 
 そう思った理由を、挙げていきましょう。

拍手[0回]

サーバルキャットだ!! 
サーバルキャットだ!! 
サーバルキャットだ!! 
おまえはサーバルキャットになるのだ!!! 
 
『全修』三話は、なぜタイガーマスク? と思ったのでございますが、
それを考えていて理解したことがございます。
 
主人公のナツ子という名前は、
なつぞら』の主人公、なつから採ったものでございましょう。
 
ですから、なつ作画監督を務めた『キックジャガー』になぞらえて
サーバルキャットマスク』を出したのだと思われます。
 
2025/01/24タイトル下に書いたあと、いろいろと考えてみました。
 
 
ハマグリ弁当を食べたことによって、
異世界に行くというのは、
蜃気──貝の吐く息──によって──まぼろしを見た、
ということなのでございましょう。
 
 ただの幻でございますから、おそらく以前書いたとおり、
最終的にナツ子は現実世界に帰還するのでございましょう。
   
   
さらに、作中作「滅びゆく物語」について。
 
わたくし、最初このタイトルをてっきり
滅びゆく世界の物語」だと思っていたのでございますよね。
 
その方が収まりいいですし。
 
しかしタイトルに世界はございません。
つまり、滅びるのは世界ではなくて(世界も滅びるかもしれませんが)、
物語
なのでございます。
 
これはどういうことなのか?
どういう意味なのか……。
 
元の映画が脚本自体が破綻しているという暗喩なのか?  

それをナツ子が修復していく──。
全てを──。
 
それでタイトルが『全修。』──。
 
とまあ、そういうことなのでございましょう。
 
 しかしこのタイトルにはもう一つ、意味があるのだと思います。
 
 なんかこれに似たタイトル、あると思いません?

拍手[0回]

白蛇伝』を見ました。
YouTubeで。
すみません。1月15日までの期間限定公開だったようでございます。
 
東映動画初作品。初の長編カラー漫画映画。
(白黒の長編はそれ以前にございます)
  
許仙(しゅうせん)と白娘(ぱいにゃん)の恋愛譚
漫画映画としておとぎ話的な動物たちが絡むのが
今見るとちょっと不自然
 
なのですが
白夫人の妖恋』の香港でのヒットを受けての企画だったそうで、
それは仕方ないことなのでしょう。
 
2人が恋に落ちるところ。
その恋は描かれず、つがいの蝶が飛ぶ場面となるのが、
いかにも当時風の奥ゆかしさでございますな。
 
 ミュージカル風に歌が挿入されるところ、
途中ナレーションで話を繋いでいるところなども、
いかにも昔の作品でございます。
 
 
 まぁ、それはさておきまして、
 昔見たときは大して気にも留めず見たのでございますが、
宮崎駿先生が漫画映画をこころざしたきっかけとなった
ということを踏まえて見ますと、
ちょっと興味深くございます。
 
 まず以前書きました、
 
宮崎駿先生の手塚治虫先生批判。
 
についてでございますが、これは、
手塚先生ご本人を直接の対象としておりますが、
むしろこの時代の流れに対する反論であって、
その分かりやすい対象として手塚先生に向けられたのではないかな、
ということでございます。

拍手[0回]

(タイトル下に収まらなかったので、こちらへ)

話題となっていたので、『全修。』を見ました。ニコニコで。
全修というのはアニメ業界用語、オールリテイクでございますな。
仕事アニメだと思いましたら異世界物

拍手[0回]

スーパー大戦隊シリーズ」が
秘密戦隊ゴレンジャー』から数えて
五十周年になるそうでございます。
 
1975年ですか~。
 
意外に前の作品でございますな。
 
 ということで、戦隊シリーズ、
ではなくて、
マンガ版の『秘密戦隊ゴレンジャー』について考えていくことにいたしましょう。
 
 ご存じのとおり、
マンガ版はシリアスに始まったものの、
後に『ゴレンジャーごっこ』とタイトルを改め、
ギャグマンガに変わるのでございますよね。
 
 しかも、指令No.08(タイトル変更はその2話後)。
 パワーコミックス版でまいりますと
5巻中2巻の中盤比較的早くからでございます。
 
  
 テレビ版がコミカルだったためにその路線に移行しやすかった
とまでは申せますが、
だからギャグに変更したとは言えないと思うのでございますよね。
  
 石ノ森先生のテレビタイアップ、特にトクサツ作品の多くは、
テレビとマンガは別物として描かれておりますし、
 
ゴレンジャーごっこ』にいたしましても、
別にテレビのようなテイストの作品になったわけではなく
石ノ森先生独自のスラップスティック路線を突っ走っておりまして、
テレビとはむしろそれまで以上に離れてしまった
申し上げてよろしゅうございましょう。
  
 ではなぜ、そのようになったのか。
 それはやはり、シリアスな路線では作品を続けられなくなったからなのだと思います。

拍手[0回]

2025/01/03 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』を見ました。
YouTubeで13日まで
 
仮面ライダーとスーパー戦隊は相容れる存在ではないと、
ゴーカイレッドが大ザンギャックの大帝王を名乗りライダー殲滅を実行、
それに対して、仮面ライダーディケイドは大ショッカーの大首領を名乗り
スーパー戦隊撃滅を目指すという、
戦闘に次ぐ戦闘、それを見せるための作品でございますな。

拍手[0回]

なぞのまとめ 2024/12/15 に書いた
ゴジラのプラモデル、出来上がりました。
 

 ゴジラ  
 
まぁ、素組みでございますが。
 
何もしなくてもキチンとはまって、
文句の付けようのない造形になるのはよろしゅうございますな。

拍手[0回]

 

さて、ここで問題
こんな(↓)感じの絵が出てくるのは、何という作品でございましょうか?
 
  
防止?
 
 
『ウルトラマン』
いえ、ガヴァドンではございません。
ガヴァドンは、こんな感じでございます。
 
 
ガヴァドン
 
 
 
答は、申し上げるまでもないかも知れませんが

拍手[0回]

あけまして
 
おめでとうございます

へび年
 
       令和7年正月


拍手[0回]

令和六年12月

2024/12/01 ゴーファーと申しますれば、
グラディウスⅡ GOFERの野望』に登場する、
敵バグテリアン軍特殊部隊およびラスボスの名でございますな。
 
そのボスと申しますればだけの存在で
アーケード版ではそれ自体は攻撃を仕掛けてこず、
廻りとつながっている神経みたいなものを断ち切ると
あっさり死ぬ敵として有名でございます。
 
ところで、この"gofer"。意味は、パシリだったりいたします。
gofer ball と申しますと、ホームランを打てるような甘い球・絶好球だとか。
ボスがそんな名前でいいんでございましょうかねぇ?
 
 
  
2024/12/02 「コロコロコミック」が『ゾンちゅう』というタイトルで
Vチューバー始めるそうでございますな。
 
ゾンビ「黄泉ハルカ」、妖狐「狐火ヨウコ」、吸血鬼「闇夜メア」
という面子みたい。
 
最初意外に思いましたが、コロコロといえばこれまでにも、
ミニ四駆やポケモン、ベイブレードなど、
さまざまなブームを牽引、ともに伸びてきた経緯がございますので、
それほど不思議でもないですな。
 
実際、コロコロのサイトに跳んでみますと、
ゲーム由来のマンガが多くて、思った以上に自然な流れという感ございます。
 
 
  
2024/12/04 オカルト好きの高倉健って、パワーワードだなぁ。
 
 
 

2024/12/05 (2024/12/03 (Tue) インターネットの守護聖人から)
象の脚に関節がないというのは、
象の鼻に骨や関節がないことが誤って伝えられたのでございましょう。
 
骨がないのに自在に動くとか言われたら、
象を知らない人は脚のことだろうと思ってしまいそうでございますもの。
 
象の足につきましてはかかとの下に分厚い脂肪があってあって、
それがクッションの役割をしているのだそう。
靴でもございますな、そういう感じのもの。
 
の場合、そこに小さな6本目の指が入っておりまして、
関節までついているのだとか。
 
それがどういう効果を果たすのかまでは書いてございませんでしたが、
安定性や衝撃吸収性を高めているのでございましょうな。

拍手[0回]

(長くなったのでこちらへ。
 無理にでもタイトル下に入れようとは思ったのでございますが)
 
ハセガワデーモンカーのプラモデルが出るそうでございますな。
デーモンカー、ご存じです?
 
トリプルファイター』という1972年に放映された
トクサツヒーローものに登場する敵/デーモン軍団の戦闘員・
デビラが搭乗する車でございます。

拍手[0回]

(タイトル下に書いたのですが、なぜかこちらへ)
 
エルデンリング、小壺ガチャガチャがあったのでやってみました。
生きてる小壺(はしゃぎ)」が出ました。

腕をはじいて回して遊んでおります。
 
かわいい。
 
蓋が開くようになっているので
レバーペーストかなにか詰めたらよろしいのではないでしょうか。
……
やりませんけど。
 
エルデンリング 小壺
 
かわちい
 
エルデンリング 小壺
 
かわちい
 
(ゴジラの背びれ、1箇所まだ作っておりませんが、ゆるして)

拍手[0回]

手塚プロダクション公式チャンネル
2025/1/24 14時までの期間限定で映画『ユニコ』が配信されております。
ついで12月25日からは『ユニコ 魔法の島へ』が──。
 
 
『ユニコ』の方は、原作の
黒猫の女の子・チャオの話と悪魔の子供の話を
アレンジして構成した作品。
 
 
『ユニコ 魔法の島へ』は、以前紹介いたしましたな。
 
 
孤独属性がある方で子供むけでも問題ないという方にはおすすめ

刺さるものがあると思います。
 
 そうでない方で、宇宙世紀ガンダムが好きな方でございましたら、
池田秀一さんがトルビーの声を当てておられますので、
その演技を確かめるというのも一驚かと思います。

拍手[0回]

(上に書こうとして書ききれなくなったのでこちらへ。
  アニメ(それも数話抜けてる)を見ただけの感想でございます))
 
『ダンダダン』
次期が決まっているため、海外ドラマにあるような
クリフハンガー方式で終わりましたな。
物語はラストに近づくまで淡々と進められておりました。
 
 その分ラストは、本当にクリフハンガー。
 二期が待ち遠しくございます。
 
 作中の下ネタが話題になったりもしておりましたけれど、
こわいマンガの大家(たいか)
水木しげる先生とか楳図かずお先生も
けっこう下ネタでございますからな。
『ゲゲゲの鬼太郎』ですとか『まことちゃん』ですとか。
 

 それにこの作品ではそれらの描き方も、
ずいぶん洗練されたものになっているような気がいたします。
あまり汚さを感じさせないのですな。
(最終話の温泉に登場した大人の男の方々には精神の汚さを感じましてけれど)
 
 
 ところでこの作品時代はいつなのでございましょう? 
 
1980-1990年代的なお歌が出てくる一方、
スマホを持っていたりスカイツリーも出てくるそうでございます。
コンプラ発言もございましたし。
 
 でも、アクロバティックさらさらのエピソードは
1991年の暴対法以前を思わせますし、
そうすると1990年代のほうがエピソードの流れとして自然。
 
  
 いったいどうなっているのでございましょう
 
  
 正直、物語は1980-1990年代、風物は現代と、
あえてそのまま受け容れるのがよかろうと思います。
 歌舞伎やシェイクスピア劇にもそのようなものはございますな。
 
 読者に共感性を持たせるためとか、
キチンと時代を描くことの面倒くささを避けるためかとも思います。
 
 ですが、この作品のこと。
 もしかすると、そこに大きな意味が隠されていたりするのかもしれません。

拍手[0回]

(長くなったのでこちらへ)

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』
青柳碧人:著(2019/4/双葉社)
 
を読みました。
 
 タイトルどおりの文体で、あっけらかんとした短い話が続くのかと思いましたら
さにあらず
 
 『本当はこわいおとぎ話』と申しますか、
文豪の書いたおとぎ話パロディってございますでしょう。
あんな感じでございます。
 
元作品では心優しい女性が闇をかかえていたり、
主人公が実は心正しくなかったりといった
サタイアをふくむ作品でございます。
 
 全5話。
アリバイ、ダイイングメッセージ、倒叙……と
各話違うミステリ的テーマを扱っておりまして、
 
さらに打ち出の小槌でございますとか、鶴の織った反物など、
昔話にふさわしい特殊アイテムが各話に出てまいります。
それが事件に関わったりそうでもなかったりするわけでございますな。
 
で、最終話ではそれらが集められた絶海の鬼ヶ島にて、
惨劇が起きるわけでございます。
 
 そのような昔話要素を入れることで、トリックに新味も加えておりますし、
ミステリテーマ的にも新たな視点を入れているように思いますが。
 
 わたくしといたしましては……、ざっと読んでしまいしまいました。

拍手[0回]

カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 4
7 8 9 10 11 12
15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
プロフィール
HN:
道化の真実
性別:
男性
趣味:
ゲームブック
最新CM
最新TB
ブログ内検索
バーコード
P R
フリーエリア
<
忍者ブログ [PR]