『全修。』、「滅びゆく物語」の元ネタと、最終話(もしくはその一話前)のリスペクト作品を予想する。

サーバルキャットだ!!　
サーバルキャットだ!!　
サーバルキャットだ!!　
おまえはサーバルキャットになるのだ!!!　
　
『全修』三話は、なぜタイガーマスク？　と思ったのでございますが、
それを考えていて理解したことがございます。
　
主人公のナツ子という名前は、
『なつぞら』の主人公、なつから採ったものでございましょう。
　
ですから、なつが作画監督を務めた『キックジャガー』になぞらえて
『サーバルキャットマスク』を出したのだと思われます。

　

と 2025/01/24 のタイトル下に書いたあと、いろいろと考えてみました。

　
　

ハマグリ弁当を食べたことによって、
異世界に行くというのは、
蜃気──貝の吐く息──によって楼──まぼろしを見た、
ということなのでございましょう。
　

　ただの幻でございますから、おそらく以前書いたとおり、
最終的にナツ子は現実世界に帰還するのでございましょう。
　　　

　　　

さらに、作中作「滅びゆく物語」について。

　
わたくし、最初このタイトルをてっきり
「滅びゆく世界の物語」だと思っていたのでございますよね。

　
その方が収まりいいですし。
　

しかしタイトルに世界はございません。

つまり、滅びるのは世界ではなくて（世界も滅びるかもしれませんが）、
物語なのでございます。

　
これはどういうことなのか?

どういう意味なのか……。

　
元の映画が脚本自体が破綻しているという暗喩なのか? 　

それをナツ子が修復していく──。

全てを──。
　

それでタイトルが『全修。』──。

　
とまあ、そういうことなのでございましょう。
　

　しかしこのタイトルにはもう一つ、意味があるのだと思います。

　

　なんかこれに似たタイトル、あると思いません?

　アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』第弐拾五話のサブタイトル、
「終わる世界」──。も似ていると思いますが、
ここでは終わるのは世界ではなくて、物語でございますからねぇ……。

　

　というわけで答。
　

　わたくしが思いつきましたのは、
ミヒャエル・エンデ先生の『はてしない物語』でございます。

　
「はてしない」と「滅びゆく」ではまったく意味が逆でございますが、
だからこそ意味がございましょう。

　
そう考えると、話の全体像がなんとなーく見えてまいります。

　やるとすれば、『はてしない物語』前半部分かな。

　もちろんまったく違う話になりはしましょう。

　現実と異世界が交錯する展開にはなるのかなぁ。

　……。
　

（実は『はてしない物語』は未読なのでございますよねぇ。
　『モモ』は読んだのでございますが）。映画は見ましたが、別物らしいですし。

　　

ですが、崩壊した世界を新たに作りあげていく
というところは変わらないと思います。

　

　でですねぇ、
その崩壊した異世界を再生するのに使う作画魔法は何か?　

　
そういう流れで出てきて当然で、
しかも作画として語りぐさになっている作品とは何か?

　

　……。

　

　思いついたものが一つございます。

　

　それは、

　

『DAICONⅣ　オープニングアニメ』

　

「アマチュア作品」ではございますが、
庵野先生をはじめ多くの天才がたがたずさわっておられますしね。
　

海外にも広く知られておりますし現在でも語りぐさでございますし。
崩壊した世界を再生するというテーマにもピッタリ。

　

　これに間違いございませんでしょう!!

　

（DAICONⅣ　オープニングアニメ の動画は色々な方が上げておられるので、
　ここでは引用いたしません。各自探してみてください)
　
(お暇でしたら、
　過去にDAICONⅣについてわたくしが書いた記事も
　ごらんいただくとよろしいかもしれません)
　
ワタクシ訳　PROLOGUE & TWILIGHT　2020/04/01 (Wed)

　
書きかけのメモ　2020/04/05 (Sun)