2025/01/22 以前『ロリ神』のところでちょっと触れたインドネシアのVチューバー、
Alia Adeliaさんが「卒業」なされたみたい。インドネシア語なんかまったく分からないので、ほとんど見ておりませんが、日本のお歌をふだんあまり聴かないわたくしなどは、この方のお歌で知ったものもございますし、たまにある日本語講座が言葉や例のチョイスとかがいろいろと変で面白うございました。昨年末の「卒業」動画で配信が止まっていることに気がつき、それを見ました。日本語でもあいさつしておりますが、理由についてははっきりとは語っておりません。コメント欄などを見るに、どうやら所属事務所の問題みたいなのでございますが、よく分かりません。
(前回からの続き)
とは申せ、『シン・キャプテンウルトラ』をやってくれるとは限りません。
ウルトラシリーズ第3弾は跳ばして、
第4弾をやる可能性だって、あるかも、大いにあるかもです。
その場合、『シン・ウルトラセブン』をやる場合の、
最初の10分はいかなものとなりましょう。
最初の10分はいかなものとなりましょう。
考えてみることにいたします。
『シン・ウルトラマン』と同様、最初は前作のダイジェストから始まると存じます。
ですから。PR
アナウンスされております『シン・仮面ライダー』に続く『シン~』は何だろう、
何がいいと、下馬先でヤジさんたちがいろいろおっしゃっておられます。
何がいいと、下馬先でヤジさんたちがいろいろおっしゃっておられます。
やれ『シン・ガンダム』だの『シン・ウルトラセブン』だの
『~ヤマト』だの『~豪ワールド』だの『~ナウシカ』だの……。
『~ヤマト』だの『~豪ワールド』だの『~ナウシカ』だの……。
これらの根拠は、
もちろんおっしゃっている方が見てみたいというのが大きくございましょうが、
庵野監督が好きだった、もしくは作りたかったと表明している
ことも理由でございますよね。
もちろんおっしゃっている方が見てみたいというのが大きくございましょうが、
庵野監督が好きだった、もしくは作りたかったと表明している
ことも理由でございますよね。
しかし、それでよろしいのでございましょうか?
そのような作品のやりたいことって、
もう『エヴァンゲリオン』など、自分の作品でやっちゃっておりますよね。
絵的なことからテーマ的なものまで含めて。
もう『エヴァンゲリオン』など、自分の作品でやっちゃっておりますよね。
絵的なことからテーマ的なものまで含めて。
ですから、好きな作品を好きなように作っていけば行くほど、
先細りになっていくと思うのでござます。
そのうち、意外に早く、
マンネリだという声が聞こえるようになるのではござ今せんでしょうか。
マンネリだという声が聞こえるようになるのではござ今せんでしょうか。
『シン・ウルトラマン』でさえ、それが見えてしまう。
庵野監督の本当のファンはそれで良いといたしましても、
ネタ元の作品のファンは、庵野先生のテーマは要らない。
絵的な美しさと、物語の楽しさ、濃さを最先端のものにして、
内容については元作品を損なわないように忠実に忠実に作りあげて欲しい、
という思いがあるのではございませんでしょうか。
ネタ元の作品のファンは、庵野先生のテーマは要らない。
絵的な美しさと、物語の楽しさ、濃さを最先端のものにして、
内容については元作品を損なわないように忠実に忠実に作りあげて欲しい、
という思いがあるのではございませんでしょうか。
ただ一方、例は挙げませんが、作家性がない人がリメイクをしても、
結局凡作、元以下どころか見る価値無しにしてしまう可能性だってございますよね。
──まぁ、個性があってダメという場合もございますが、
それは話にならないとしてでございます。
それは話にならないとしてでございます。
ちょっと脇にそれてしまいましたね。
要するに、いつも同じと言われないためには、ガス抜きが必要。
テーマ性などまったくない、ただ面白いだけの作品を
ここでやるべきだと思うのでございます。
ここでやるべきだと思うのでございます。
というわけで。ですね。
何がいいだろうと考えていたところ、ほころびからころり転がり落ちてまいりました。
そう、題にもあげた『キャプテンウルトラ』でございます。
ウルトラシリーズ第3弾。
しかも主人公、キャプテン・ウルトラの本名は本郷武彦ですよ。
まず一切を無視したとしても、
『シン・ウルトラマン』『シン・仮面ライダー』の次にやる作品として
これほどふさわしいものはございません。
これほどふさわしいものはございません。
さらにこの作品、深いテーマ性などというものはございません。
時代劇よろしく、悪い宇宙人をバッタバッタとなぎ倒していく話でございます。
時代劇よろしく、悪い宇宙人をバッタバッタとなぎ倒していく話でございます。
最終回なんて、虚空に∞のマークを描いて、宇宙は無限だ、でございますよ。
明るい未来志向そのものでございます。
庵野監督も深い思想性など入れることなく、
ただ面白さだけを追求できることでございましょう。
ただ面白さだけを追求できることでございましょう。
……まぁ、深いものを入れようと思えばいくらでも入れられるとは存じますが。
とにかくですねぇ。
『キャプテンウルトラ』というのは、
『キャプテンフューチャー』+東映ヒーローもの+トクサツでございますから、
使い勝手がいいのでございますよ。
『キャプテンフューチャー』+東映ヒーローもの+トクサツでございますから、
使い勝手がいいのでございますよ。
『スタートレック』だって『サンダーバード』だって何だってできる。
怪獣や宇宙人を登場させてもいいですし、アクションだって十分出来る。
SFにもファンタジーにもホラーにも振ることができる。
怪獣や宇宙人を登場させてもいいですし、アクションだって十分出来る。
SFにもファンタジーにもホラーにも振ることができる。
『ナウシカ』だってスタートレックの映画みたいな感じてできましょう!!
それに『キャプテンウルトラ』に強いこだわりを持っている人って
そんなにいるとも思えません。
大々的に改変しても文句は言われません。
むしろ喜んでくれるでしょう。
宇宙ステーションや怪獣星人も自由に改変していいでしょうし、
シュピーゲル号の合体や発射シークエンスをもっと凝ったものにしてもいい。
シュピーゲル号の合体や発射シークエンスをもっと凝ったものにしてもいい。
庵野監督にとってもいろいろと楽しめる部分だと思うのでございます。
さらに化ける可能性もございます。
ジョージ・ルーカス監督は『フラッシュ・ゴードン』を撮りたかったのだけど、
権利的に出来なくて『スター・ウォーズ』を作ったというエピソード、
ございましょ?
権利的に出来なくて『スター・ウォーズ』を作ったというエピソード、
ございましょ?
あれでございます。
『キャプテンウルトラ』も『フラッシュ・ゴードン』のようなものでございますから、
それを今の技術、庵野監督の知識と経験で再構築していけば、
『スター・ウォーズ』を越える娯楽作品ができるかもしれないということでございます。
『キャプテンウルトラ』も『フラッシュ・ゴードン』のようなものでございますから、
それを今の技術、庵野監督の知識と経験で再構築していけば、
『スター・ウォーズ』を越える娯楽作品ができるかもしれないということでございます。
というわけで、題にも書いた結論。
庵野監督は『シン・キャプテンウルトラ』を撮るべきだ!!
とあいなるのでございます。
とあいなるのでございます。
『シン・ウルトラマン』では、庵野監督が
スペシウム光線発射のモーションを
担当したそうでございますな。
「ぼくが一番ウルトラマンを上手く演れるんだ」
という誇りでございましょう。
けっして小学生のガキ大将のような発想ではないと存じます。
スペシウム光線発射のモーションを
担当したそうでございますな。
「ぼくが一番ウルトラマンを上手く演れるんだ」
という誇りでございましょう。
けっして小学生のガキ大将のような発想ではないと存じます。
きっと、プレもなくキレも鋭い、修正するのは体型ぐらいの
モーションがとれたのでございましょう。
となると、仮面ライダーの変身ポーズも庵野監督が
演るのでしょうかねぇ。
演るのでしょうかねぇ。
ただ、1号ライダーは13話までと原作からして、変身ポーズはないと予想されます。
となると2号ライダーのモーション?
と思いましたが、考えてみますれば変身ポーズは
変身前でございますから、役者様が演るものでございますな。
変身前でございますから、役者様が演るものでございますな。
演技指導をすることはあっても、
監督がモーションを担当するようなものではございませんでした。
でも、そろい踏み変身はあるかも?
監督がモーションを担当するようなものではございませんでした。
でも、そろい踏み変身はあるかも?
わたくしは主にマンガ版ファンなので変身ポーズは要りませんが、
庵野監督ならそういうツボは外さないかと。
令和四年6月
2022/06/04 フーゴ・ハル先生が来年前半、
昭和初期の日本(*当時)を舞台としたブックゲームを発表するとか。
楽しみ。
2022/06/06 「ガンダムセンチネル」のディープストライカーなどでおなじみの、
超長砲身主砲ユニットと巨大ディスクレドームの組み合わせ。
2022/06/15 『怪盗クイーンはサーカスがお好き』ゲームブック、
買ってまいりました~!!
今回もなかなか見つからなくって、店内の検索機に頼ることに……。
これって青い鳥文庫だったんですね。
『都市のトム&ソーヤ』と同じかと思って、
児童文庫のところはまったくスルーしておりました。
まぁ、シリーズの読者じゃなくて、一見さんだから仕方がない。
にしても、店内に検索機があるお店に行ってよかった。
でなければ、今日は買えないところでごさいました。
2022/06/22 ヒールのついた靴って、
16世紀末まで、ごく一部をのぞいて無かったそうでございます(*)。
それまでの靴は靴底がそのままか、あっても木の板を打ちつけただけぐらい。
珍しいところでは下駄みたいな段があるものもあったようでございます。
ヒールがついたのはファション的な理由とか。
背を高く見せたかったのですな。
でもそうなりますと、それ以前の靴にヒールつけたら嘘ということ──。
まぁ、ファンタジーは現実ではないから関係ございませんか。
((*)紀元前400年、アテネではハイヒールが遊女たちの間で流行していた
とウィキペディアにはございました。
ただ、それはそこで終わったようでございます)
2022/06/24 『シン・ウルトラマン』。冒頭10分ちょっと映像を見ました。
YouTubeで(現在は終了)。
もっと全然しょぼくていいから、やっぱりテレビシリーズで見たかったなぁ。
ところでムラマツキャップに相当するのは誰なんでしょう。
室長? 班長? これだけでは分からないけど、
その人が『シン・仮面ライダー』で立花藤兵衛を演じるんだろうなぁ。
そういう小ネタをはさんできそう。
2022/06/27 テレビで、二酸化炭素に水素を混ぜてメタンを作り、
それを家庭用ガスとして使う、というのを解説しておりました。
家庭用ガスを使えば二酸化炭素は出ますが、
それはメタンを作る際の二酸化炭素と相殺されるので、
二酸化炭素削減になるとおっしゃるのでございます。
こういうのを耳にいたしますと、永久機関や錬金術を思い出しますな。
設備や途中の工程にかかる費用その他は考えなくていいのか、
そう言いたくなっちゃう。
2022/06/28 「最初に一週間を用いたのはシュメール人。
太陰暦を用いていた彼らは、1ヶ月を4等分し、7日ごとに月を祀っていたのだ」
(『地球の歩き方 ムー』p.116)。
そうか、新月と満月、上弦と下弦の半月のときに祈りを捧げていたのか。
1週間が7日なのもそれならば理にかなっている。
勉強になるなぁ。
2022/06/29 暑いですねぇ。
暑中お見舞い申し上げます、ですねぇ。
電気が逼迫していて、電気代も上がっているとか。
クーラーの温度は28℃とか申しますけれど(*)、それって暖房レベル──。
公共の施設とか以外で守っているんでございましょうかねぇ。
わたくしは残念ながら守れません。
家にクーラーがないので仕方ございません。
(*) 今ヤフーニュースで見ましたら、
湿度なども考慮した暑さ指数(WBGT)というもので28℃
なのだそうでございます。
エアコンの設定温度とか室温ではなくて。
だから、湿度が高ければそれらの28℃よりも低いみたい。
そんなこと言われないと分かりませんし、
理解してくれる方ばかりとは思えませんよねぇ……。
もうこうなったらいっそのこと、
1票が3票分の選挙区には1人3票投票権をあげてしまえば
よろしいのではございませんでしょうか。
3枚とも同じ人の名前を書くとは限りませんから、
その方が1票で3票分になるのよりも票がばらけると思います。
あっ、でも、格差が2.5票などというところもあるのでしたね。
それでしたら、ネット投票を標準として、
0.1単位の投票ができるようにしたらよろしゅうございましょう。
格差倍率切り捨ての人数を上限として。
例えば、2.8人分の票でしたら2人の候補者に1.6票と1.2票投票するとか。
当然批判が起こると思いますが、
それによって票の不平等の問題が浮き彫りになることだけでも
よろしいと思うのでございます。
2022/06/04 フーゴ・ハル先生が来年前半、
昭和初期の日本(*当時)を舞台としたブックゲームを発表するとか。
楽しみ。
2022/06/06 「ガンダムセンチネル」のディープストライカーなどでおなじみの、
超長砲身主砲ユニットと巨大ディスクレドームの組み合わせ。
あのルーツって、小林誠先生1980年の「NIGHTFIGHTER1」でございますよね。
あれって、騎士の槍と盾をイメージしたものなのだそうでございます
(『飛ぶ理由』小林誠(大日本絵画/2013/11)。
なるほど。
あれって、騎士の槍と盾をイメージしたものなのだそうでございます
(『飛ぶ理由』小林誠(大日本絵画/2013/11)。
なるほど。
2022/06/15 『怪盗クイーンはサーカスがお好き』ゲームブック、
買ってまいりました~!!
今回もなかなか見つからなくって、店内の検索機に頼ることに……。
これって青い鳥文庫だったんですね。
『都市のトム&ソーヤ』と同じかと思って、
児童文庫のところはまったくスルーしておりました。
まぁ、シリーズの読者じゃなくて、一見さんだから仕方がない。
にしても、店内に検索機があるお店に行ってよかった。
でなければ、今日は買えないところでごさいました。
2022/06/21 トンチは頓智と書きますよね。
一方トンマは頓馬。
同じ頓という字を使っていながら、一方は頭がよく、もう片方はその逆。
いったい頓という字にはどういう意味があるのだろう。
実はトンチも悪い意味ではないのかな、と思って調べてみました。
するとトンマの方は当て字でこの字とは関係ないみたい。
頓智の頓はすばやいという意味があって、
ですから瞬間的な知恵とでもいう意味でございましょう。
一方トンマの方はトンチキやノロマからの転訛という説もあるそうですが、
確たる語源はないみたい。
もしかすると鈍(どん)がトンになったとか?
ノロマも漢字で書くと鈍間でございますからな。
それを読めない人がドンマと読んだということは、ありそうな話でございます。
わたくしといたしましては、そういう説を出しておくことにいたしましょう!!
一方トンマは頓馬。
同じ頓という字を使っていながら、一方は頭がよく、もう片方はその逆。
いったい頓という字にはどういう意味があるのだろう。
実はトンチも悪い意味ではないのかな、と思って調べてみました。
するとトンマの方は当て字でこの字とは関係ないみたい。
頓智の頓はすばやいという意味があって、
ですから瞬間的な知恵とでもいう意味でございましょう。
一方トンマの方はトンチキやノロマからの転訛という説もあるそうですが、
確たる語源はないみたい。
もしかすると鈍(どん)がトンになったとか?
ノロマも漢字で書くと鈍間でございますからな。
それを読めない人がドンマと読んだということは、ありそうな話でございます。
わたくしといたしましては、そういう説を出しておくことにいたしましょう!!
2022/06/22 ヒールのついた靴って、
16世紀末まで、ごく一部をのぞいて無かったそうでございます(*)。
それまでの靴は靴底がそのままか、あっても木の板を打ちつけただけぐらい。
珍しいところでは下駄みたいな段があるものもあったようでございます。
ヒールがついたのはファション的な理由とか。
背を高く見せたかったのですな。
でもそうなりますと、それ以前の靴にヒールつけたら嘘ということ──。
まぁ、ファンタジーは現実ではないから関係ございませんか。
((*)紀元前400年、アテネではハイヒールが遊女たちの間で流行していた
とウィキペディアにはございました。
ただ、それはそこで終わったようでございます)
2022/06/24 『シン・ウルトラマン』。冒頭10分ちょっと映像を見ました。
YouTubeで(現在は終了)。
もっと全然しょぼくていいから、やっぱりテレビシリーズで見たかったなぁ。
ところでムラマツキャップに相当するのは誰なんでしょう。
室長? 班長? これだけでは分からないけど、
その人が『シン・仮面ライダー』で立花藤兵衛を演じるんだろうなぁ。
そういう小ネタをはさんできそう。
2022/06/27 テレビで、二酸化炭素に水素を混ぜてメタンを作り、
それを家庭用ガスとして使う、というのを解説しておりました。
家庭用ガスを使えば二酸化炭素は出ますが、
それはメタンを作る際の二酸化炭素と相殺されるので、
二酸化炭素削減になるとおっしゃるのでございます。
こういうのを耳にいたしますと、永久機関や錬金術を思い出しますな。
設備や途中の工程にかかる費用その他は考えなくていいのか、
そう言いたくなっちゃう。
2022/06/28 「最初に一週間を用いたのはシュメール人。
太陰暦を用いていた彼らは、1ヶ月を4等分し、7日ごとに月を祀っていたのだ」
(『地球の歩き方 ムー』p.116)。
そうか、新月と満月、上弦と下弦の半月のときに祈りを捧げていたのか。
1週間が7日なのもそれならば理にかなっている。
勉強になるなぁ。
2022/06/29 暑いですねぇ。
暑中お見舞い申し上げます、ですねぇ。
電気が逼迫していて、電気代も上がっているとか。
クーラーの温度は28℃とか申しますけれど(*)、それって暖房レベル──。
公共の施設とか以外で守っているんでございましょうかねぇ。
わたくしは残念ながら守れません。
家にクーラーがないので仕方ございません。
(*) 今ヤフーニュースで見ましたら、
湿度なども考慮した暑さ指数(WBGT)というもので28℃
なのだそうでございます。
エアコンの設定温度とか室温ではなくて。
だから、湿度が高ければそれらの28℃よりも低いみたい。
そんなこと言われないと分かりませんし、
理解してくれる方ばかりとは思えませんよねぇ……。
2022/06/30 選挙ですなぁ。
こういうときに話題となるのが一票の格差。
2.99倍ならよくて、3倍なら違憲というのが面白いですな。
いや、両方ともダメなのですが。
こういうときに話題となるのが一票の格差。
2.99倍ならよくて、3倍なら違憲というのが面白いですな。
いや、両方ともダメなのですが。
もうこうなったらいっそのこと、
1票が3票分の選挙区には1人3票投票権をあげてしまえば
よろしいのではございませんでしょうか。
3枚とも同じ人の名前を書くとは限りませんから、
その方が1票で3票分になるのよりも票がばらけると思います。
あっ、でも、格差が2.5票などというところもあるのでしたね。
それでしたら、ネット投票を標準として、
0.1単位の投票ができるようにしたらよろしゅうございましょう。
格差倍率切り捨ての人数を上限として。
例えば、2.8人分の票でしたら2人の候補者に1.6票と1.2票投票するとか。
当然批判が起こると思いますが、
それによって票の不平等の問題が浮き彫りになることだけでも
よろしいと思うのでございます。
『地球の歩き方 ムー 異世界(パラレルワールト)の歩き方』
(地球の歩き方・学研プラス/2022/2)
(地球の歩き方・学研プラス/2022/2)
安田均先生が「Role&Roll vol.210」で
紹介していたこともあって買ってみました。
『地球の歩き方』なのに置いてあったのは、
サブカルのコーナー。
サブカルのコーナー。
だからこそ目に留まったわけでございますが。
なぜなのでございましょう。
なぜなのでございましょう。
『地球の歩き方』と「ムー」。
この悪魔合体かすごい!
『地球の歩き方』は、2021年1月にダイヤモンド・ビッグ社から
学研グループに事業譲渡されたそうで、だからこそ成立した企画なのでしょうが、
それにしても、
こういう発想はいったいどこから出てくるんだ──、
と思っておりました。
が、本書をひもとき、巻末の既刊リストを見ましたら、
すでにこれまでにも
パワースポットや世界遺産、カレー図鑑とかいろいろとやっているわけですな。
すでにこれまでにも
パワースポットや世界遺産、カレー図鑑とかいろいろとやっているわけですな。
それを目にしますと、新しいという感じではございませんなぁ。
むしろ、当然の流れなのかも?
「ムー」と申しますれば、
限りなく怪しい雑誌、触ればなにか憑かれそう、
という印象しかございませんでしたので、
これまで触れたことも、なるべくなら近づいたこともございませんでした。
ですがこの『地球の歩き方』は果てしなくポップ。
おどろおどろしいはずのイラストも、何か陽気な感じがいたします。
「ムー」ってこんな感じだったの~?
『地球の歩き方』とのコラボだからこんなにパロディっぽくなっているの?
少なくとも昔は真に迫っておどろおどろしい感じだったけど、
1999年の7の月が終了したことや
「と学会」のせいで変化していったのでございましょうか?
それとも、傍から見るとおどろしげだけれど、中はそうでもないとか?
触れたこともないわたくしにとっては、謎・謎・謎。
謎は謎のままがいいというたぐいの謎でございます。
「地球の歩き方」のほうも、あまり手に取ったことがございません。
旅行には行きませんし、図書館にもございますが、
絵の資料といたしましては、写真の大きい写真集の方を手に取っちゃいますからな。
そんなわたくしが、パラパラとめくってみたのでございます。
『その午後、巨匠たちは、』
藤原夢雨
(河出書房新社/2022/2)
藤原夢雨
(河出書房新社/2022/2)
注釈によってつながっていく小説、
ということで買ってみました。
ということで買ってみました。
フーゴ・ハル先生が『R・P・G』に
連載していた「虚しい口」みたいに
分岐したりループしたりがあるかも?
と期待したのでございますが、
予想どおりそういうものはございません。
節の中にアスタリスクは一つ。
その*部分の註がその文章に続きます。
例えば「北斎」だったら、北斎の説明がひとしきり入り、
「北斎は」というふうに、自然にお話に戻っていくわけですな。
その間に段落を挟むこともございません。
ごく自然に続いていくのでございます。
「北斎は」というふうに、自然にお話に戻っていくわけですな。
その間に段落を挟むこともございません。
ごく自然に続いていくのでございます。
初登場の人物や物事を説明してから物語を続けていくということは、
別段珍しいことではございません。
別段珍しいことではございません。
ですからひどく変わったことをしているというわけでもございませんが、
これが作品にある種のテンポを与えていて面白いのでございます。
これが作品にある種のテンポを与えていて面白いのでございます。
それと、最後の方、画家たちが退場する場面。
そこでの注釈は句点の意味を果たしている気がいたします。
そのために注釈小説という形を採ったようなような気もするのでございます。
そこでの注釈は句点の意味を果たしている気がいたします。
そのために注釈小説という形を採ったようなような気もするのでございます。
ジャンル的にはマジックリアリズムでいいのかな。
本の紹介をそのままもって来ちゃうと、
町にふらりと現れて、空き家に棲み着いた、歳を取らない女・サイトウ。
彼女が山の中に建てた神社が祀るのは、6人の巨匠画家ーー
北斎、レンブラント、モネ、ダリ、ターナー、フリードリヒ。
やがて町は、
神様として現代に蘇った画家たちの描く絵画世界に染まっていくのだったが…。
彼女が山の中に建てた神社が祀るのは、6人の巨匠画家ーー
北斎、レンブラント、モネ、ダリ、ターナー、フリードリヒ。
やがて町は、
神様として現代に蘇った画家たちの描く絵画世界に染まっていくのだったが…。
有名な画家たちを集めてご神体にしたのは、
彼らが巨匠としてあがめたてられている、
つまり信仰されている、
信仰されているのなら神であろうという理屈なのでございますな。
彼らが巨匠としてあがめたてられている、
つまり信仰されている、
信仰されているのなら神であろうという理屈なのでございますな。
その結果はみごとに現われ、
北斎の絵を神社に置くとテレビの中のタレントが役者絵風に、
モネの絵だとあたり一面が
印象派風のふわふわとした光に包まれるといった具合にございます。
そうして山に住むことになった画家の方々と、
幻想にふわっとくるまれた漁村の日常が
サイトウを中心に描かれていくことになります。
幻想にふわっとくるまれた漁村の日常が
サイトウを中心に描かれていくことになります。
(上で書こうと思ったのですが、長くなってしまったのでこちらへ
この頃こういうの多いなぁ)
数日前、NHK-Bs3で「世界サブカルチャー史」1950-60年代、1960-70年代を見ました。
この頃こういうの多いなぁ)
数日前、NHK-Bs3で「世界サブカルチャー史」1950-60年代、1960-70年代を見ました。
・アメリカは第二次大戦後、安定的な経済の高度成長で、
保守的な中流層が大半を占めるようになる。
保守的な中流層が大半を占めるようになる。
頼もしい父親と優しい主婦としての母親という家族像が理想とされ、
それが当時のホームコメディーにも現われている。
それが当時のホームコメディーにも現われている。
・一方、経済の安定はベビーブームを呼び、
そうして生まれた子供たちが10代となる1950-1960年代には
一つの文化層を形成するようになった。
ティーンエイジャーの出現である。
それまでの主人公は大人──社会人であったが、
『理由なき反抗』を皮切りに、この世代を主人公にした作品が創られるようになった。
・保守的な親世代に反抗し、彼らは新しい文化を創っていくことになる。
・1960-70年代は、理想のアメリカ像にほころびが出始める。
黒人差別、男女の不平等、政治的腐敗も明らかになる。
ベトナム戦争が終了しその意味が取りざたされる。
経済も不安定になり失業者が増加する。
50年代に描かれていた理想の家族像は、
収入を担っていた「たのもしい」父親が、職を失い、権威を失うことで崩壊する。
黒人差別、男女の不平等、政治的腐敗も明らかになる。
ベトナム戦争が終了しその意味が取りざたされる。
経済も不安定になり失業者が増加する。
50年代に描かれていた理想の家族像は、
収入を担っていた「たのもしい」父親が、職を失い、権威を失うことで崩壊する。
・1970年代後半は、『スターウォーズ』のような
現実とかけ離れた夢に逃げ込むような作品が創られる。
かなりはしょりましたが、大体こんな感じでございました。
50年代が保守、60年代が反動、70年代が混迷といったところでございましょうか。
番組は、5-60年代はまとまっておりましたが、
70年代は、少々とっ散らかっていたような印象も──。
それは、70年代の方が新しい映画がいろいろと出てきたからかもしれません。
70年代は、少々とっ散らかっていたような印象も──。
それは、70年代の方が新しい映画がいろいろと出てきたからかもしれません。
印象的だったのは、やはり
60年代のカウンターカルチャーがベビーブームを起としているところでございますな。
60年代のカウンターカルチャーがベビーブームを起としているところでございますな。
何か文化の革新と申しますと、
その時代の芸術家とか思想家ばかりに注目が集まり、
彼らが世界を動かしてきたように語られたりもいたしますが、
そこには時代の趨勢、大量の若者が発生し、
その前の世代と対抗できるような発言力を持ったということも
重要だということでございます。
その時代の芸術家とか思想家ばかりに注目が集まり、
彼らが世界を動かしてきたように語られたりもいたしますが、
そこには時代の趨勢、大量の若者が発生し、
その前の世代と対抗できるような発言力を持ったということも
重要だということでございます。
今の時代、そうした大きな新しい世代というのは出て来そうにございません。
その分反動的な動きもなさそうでございますが。
……
もし新しい世代を形成するものがあるとすれば、
やはり、コンピュータネットワークの中なのかなぁ。
もし新しい世代を形成するものがあるとすれば、
やはり、コンピュータネットワークの中なのかなぁ。
ゲームブッククイズ(158)
Q:二〇世紀のアメリカの哲学者、ジョン・サールの『中国人の部屋』を説明した
次の文章が登場する作品のタイトルと作者は?
「(……)極端な話、サールの比喩に従って、
人間の心のプロセスをそっくり一冊のマニュアルにまとめることも、
原理的には可能だ。たぶん何百億ページにもなるだろうけどね。
昔流行したゲームブックみたいに、
パラグラフの指示に従って読み進むようなものになるだろう。
人間の思考速度に比べればかなり遅くなるけど、
規則に従って辛抱強くめくっていけば、一人の人間の思考を完璧(かんぺき)に
シミュレートできるはずだ。
人間の心のプロセスをそっくり一冊のマニュアルにまとめることも、
原理的には可能だ。たぶん何百億ページにもなるだろうけどね。
昔流行したゲームブックみたいに、
パラグラフの指示に従って読み進むようなものになるだろう。
人間の思考速度に比べればかなり遅くなるけど、
規則に従って辛抱強くめくっていけば、一人の人間の思考を完璧(かんぺき)に
シミュレートできるはずだ。
加古沢は笑い出した。そりゃいくら何でも荒唐無稽だ!
本にものを考える力があるって言うんですか?」
本にものを考える力があるって言うんですか?」
「本そのものにはないよ。その本をめくる人間──サールのような人間が必要だからね。
でも、その本と読者をひっくるめたシステム全体は、
読者とは別の人格を形成するはずだ」
でも、その本と読者をひっくるめたシステム全体は、
読者とは別の人格を形成するはずだ」
「……本気で言ってます?」
「僕をマッド・サイエンティストだと思っている?」
「いいえ、そんなことは──」
「言っておくが、これはぼくの個人的意見じゃないよ。
人工知能研究者なら誰にでも訊ねてみるといい。同じことを説明してくれるはずだ」
人工知能研究者なら誰にでも訊ねてみるといい。同じことを説明してくれるはずだ」
『ホテル・アルカディア』
石川宗生:著(集英社/2020/3)
石川宗生:著(集英社/2020/3)
「SFマガジン」2020/6、
以前紹介した、
その号に書評(横道仁志:評)が載っていた本でございます。
「最終的に7つの分岐エンド」ですとか
「各掌編に埋め込まれたリンクをたどるたび、
読者は新しい道、新しい地図を発見する」などという言葉が
気になったので、図書館で借りて読んでみることにいたしました。
読者は新しい道、新しい地図を発見する」などという言葉が
気になったので、図書館で借りて読んでみることにいたしました。
「石川賢マンガ大全」
石川賢:原著作 ダイナミックプロダクション:監修
(FUTABASHA/2021/7)
石川賢:原著作 ダイナミックプロダクション:監修
(FUTABASHA/2021/7)
ちょっと気になったので買ってまいりました。
それにしても、
石川賢先生のマンガってあまり読んでいないなぁ。
わたくしは下ネタ苦手ですし、
ギャグ系はまず読んでいない。
石川賢先生のマンガってあまり読んでいないなぁ。
わたくしは下ネタ苦手ですし、
ギャグ系はまず読んでいない。
全体を見渡しても、ちゃんと読んだのは、
「ゲッターロボ號」と「聖魔伝」だけでございました。
その「聖魔伝」も「マンガ少年」で読んだので、
始めの方は多分読んでおりません。
終わりもどうだったか……。
そのため一番驚いたのは、石川賢先生は石川県出身ではない、
ということでございました。
ということでございました。
出身は栃木県。本名が石川賢一で、
それでなし崩し的にペンネームが石川賢になったようでございます。
それほどご存じあげておりませんでした。
vol.209の読者欄に載せていただいた絵。
vol.207 大正伝奇浪漫「あやびと」のシナリオ
「西洋屋敷の幽霊騒動」(p.122)よりにございます。
「西洋屋敷の幽霊騒動」(p.122)よりにございます。
女の幽霊が現われると噂のある西洋館。
その正体は、この館に以前住んでいた清子お嬢さんの肖像画でございました。
館にいつく座敷童・リクさんが、
彼女の帰還を信じて、部屋を整え、肖像画を窓辺に飾っていたのですな。
それが幽霊と誤認されたのでございます。
このシナリオ、そのリクさんを封印して終わりとなっておりますが、
特に説得とかはないのですな。
そこら辺はプレイヤーの方の発言で、ということなのでございましょうが、
何もなくて封印ではちょっと強引・かわいそう。
ということで、どうしたら座敷童さんが身をひいてくれるかを考えてみました。
特に説得とかはないのですな。
そこら辺はプレイヤーの方の発言で、ということなのでございましょうが、
何もなくて封印ではちょっと強引・かわいそう。
ということで、どうしたら座敷童さんが身をひいてくれるかを考えてみました。
とは申せ、座敷童さんはただ過去の清子さんに忠実なだけ。
過去の清子さんが納得してくれなければリクさんも消えないでしょうし、
清子さんさえ説得できればリクさんの方は自動的に封印を受け容れる
──というかおとなしい座敷童に戻りましょう。
というわけで、説得すべきは肖像画。
それを説得できるのは、結局のところ現在の清子さん、
ということで、過去の自分との対決でございます。
説得なんで、文字数使うんですよね。
ホントは2ページぐらい使いたかったところでございます。
☆ ☆ ☆
リクさんのお召しものは昔の清水の写真集を参考にいたしました。
昭和初期のものが多いですが、
「あやびと」の時代設定は大正16年でございますから問題ございませんでしょう。
「あやびと」の時代設定は大正16年でございますから問題ございませんでしょう。
ところで彼の年齢でございますが、
設定では10歳となっておりますが(p.122)、
シナリオでは5歳に見える(p.125)とございます。
これは、5歳児ぐらいの人形で、作られてから10年が経っている
という解釈でいいのでございましょうか?
という解釈でいいのでございましょうか?
ちょっとした疑問でございます。
清子さんの衣装はちょっと難関。
参考にした写真集の性格上、そして写真自体貴重だった時代でもあって、
町の風景や記念写真がほとんどなのでございますよね。
町の風景や記念写真がほとんどなのでございますよね。
例えば、工場の開設とか。
従業員がそろって写っているのですが、その衣装が男性は背広着ていても
女性は着物。割烹着とかなのですな。
女性は着物。割烹着とかなのですな。
西洋館のお嬢様っぽくはございません。
そんなわけで、肖像画の清子さんは和装。
本物さんの方は、
当時日本に定期飛行で来ていた飛行機のエアガールさんの衣装を参照いたしました。
当時日本に定期飛行で来ていた飛行機のエアガールさんの衣装を参照いたしました。
結局、ほとんど見えなくなってしまいましたが。
飛行機の話に少し戻しますと、ちなみに、
初飛行は昭和6年。
操縦していたのは女性飛行士にございます。
その時代、いたのでございますな。
(また、上では文字数が足りなかったので、こちらへ)
『世界をまどわせた地図』
エドワード・ブルック・ヒッチング:著 関谷冬華:訳
(日経ナショナルジオグラフィックス/2017/8)
というご本を図書館で借りてまいりました。
架空の大陸や島、それに怪物などが描かれた地図を解説した本でございます。
『世界をまどわせた地図』
エドワード・ブルック・ヒッチング:著 関谷冬華:訳
(日経ナショナルジオグラフィックス/2017/8)
というご本を図書館で借りてまいりました。
架空の大陸や島、それに怪物などが描かれた地図を解説した本でございます。
パラパラとめくっておりましたらムーン山脈という項目に目が留まりました。
ナイル川の源流として
数千年の昔から憶測が飛び交っていた場所だということでございます。
ヘロドトスさんが紀元前5世紀にエジプトに行って足で情報を集めた結果が
『歴史』に載っているとか。
このお方ってものすごい行動的な人だったのでございますな。
意外。
ナイル川の源流として
数千年の昔から憶測が飛び交っていた場所だということでございます。
ヘロドトスさんが紀元前5世紀にエジプトに行って足で情報を集めた結果が
『歴史』に載っているとか。
このお方ってものすごい行動的な人だったのでございますな。
意外。
結局ジョン・ハニング・スピークさんが
ナイルの源流はヴィクトリア湖であることを突き止め、
1874年にヘンリー・モートン・スタンリーさんがそれを確認したことで、
ムーン山脈が架空のものであったことが決定づけられたそうでございます。
フーゴ・ハル先生の『ブラマタリの供物』は、
その辺りの場所を扱ったその後の話でございますな。
その辺りの場所を扱ったその後の話でございますな。
ところで、このムーン山脈、どこかで目にした言葉だなぁ……、
と思っておりましたが、思い出しました。
『ジャングル大帝』の最後の方、その舞台がムーン山でございました。
と思っておりましたが、思い出しました。
『ジャングル大帝』の最後の方、その舞台がムーン山でございました。
(上に書けなかったので、こちらへ)
清水区にございます東海大学海洋科学博物館が自然史博物館とともに
2023年の3月をもって有料入館終了となるそうでございますな。
海洋科学博物館は1970年(自然史博物館は1981年)の開館なので、
50年以上の歴史に幕を閉じることとあいなります。
コロナの影響も大きかったそうですが、主な理由は施設の老朽化みたいですな。
ニュースでは20年以上使っている濾過装置でしたか、
などが映し出されておりました
清水区にございます東海大学海洋科学博物館が自然史博物館とともに
2023年の3月をもって有料入館終了となるそうでございますな。
海洋科学博物館は1970年(自然史博物館は1981年)の開館なので、
50年以上の歴史に幕を閉じることとあいなります。
コロナの影響も大きかったそうですが、主な理由は施設の老朽化みたいですな。
ニュースでは20年以上使っている濾過装置でしたか、
などが映し出されておりました
老朽化ということは設備を新しくしていけなかったということでございますから、
それだけの予算を組めなかった、うち明けて申さばそれほど儲かっていなかった
ということでございましょう。
近ごろは話題も耳には入ってまいりませんでしたし。
水族館は、全国色々な場所に出来ましたからな。
開館当初は話題になった大きな水槽も今では珍しくございませんし。
アピールできるポイントを作って盛り返したという水族館の話とかも聞きますが、
大学母体の研究施設ということで、
そこら辺のフットワークをかるくできなかったのかな?
いや、下衆の勘ぐりでございます。
事実上の閉館以降は、
研究と学芸員育成、それに教育の施設としての仕様を考えているとか。
大学の施設としての役割に特化するという感じでございましょう。
また2026年にはエスパルスドリームプラザの横あたりに、
静岡市が海洋文化施設を作る予定だそうで、
そちらに役割を移行することも閉館の理由だったみたい。
また2026年にはエスパルスドリームプラザの横あたりに、
静岡市が海洋文化施設を作る予定だそうで、
そちらに役割を移行することも閉館の理由だったみたい。
まぁ、三保半島の先端よりも、
町中、観光施設の隣の方が入館者数は多そうでございますな。
三保の突端にあったことにらしさはあったのでございますが──。
そのあたりは慣れの問題でございましょう。
海洋科学博物館のあるあたりって、本当に先端で、
その先には海岸しかないのでございますよね。
ですから、初日の出の時以外にまちがってというか勢いでこのあたりまで来て、
博物館や隣接の駐車場をスルーすると、ちょっと恥ずかしかったり……。
まぁ、その場合は脇道のような道をとおって浜まで行き、
海岸沿いの道で帰るのでございますが。
海岸沿いの道で帰るのでございますが。
「いますぐ名探偵 犯人をさがせ!」
桂林ブックス:作
チョ・スンヨン:絵
鈴木沙織:訳
(文響社/2021/12)
以前見つけて気になっていたのですが、
次に本屋さんへ行ったときに
売れてしまっていて買えなかった本でございます。
次に本屋さんへ行ったときに
売れてしまっていて買えなかった本でございます。
この前見つけて買ったのでございますが、
第2刷でございました。
第2刷でございました。
著者チームは韓国の方のよう。
韓国の作品なんて珍しいなぁ。
表紙は15の部屋が並ぶ建物が描かれております。
それぞれの部屋からは人の顔がのぞくようになっていて、
そこに赤いプラスティック製の窓がついており、
それを開けたり閉めたりできる仕組みになっております。
そこに赤いプラスティック製の窓がついており、
それを開けたり閉めたりできる仕組みになっております。
ギミックのある本っていいですよねぇ。
見本がございましたが、中を見ると『ウォーリーをさがせ』的な遊びもあるみたい。
というわけで買ってみました。
開けてみると容疑者シートが2枚入っております。
その両面に別々の容疑者たちが描かれていて、
これを表紙スリットに挿入することで準備完了でございます。
これを表紙スリットに挿入することで準備完了でございます。
2枚のシート両面なので、4つの容疑者グループ。
それぞれのグループは4つの事件で使うので、4×4。
合計16の犯人さがしが楽しめるというわけでございます。
それぞれのグループは4つの事件で使うので、4×4。
合計16の犯人さがしが楽しめるというわけでございます。
段取りといたしましては、
読者(プレイヤー)は、目撃者などのセリフを読み、
「怪盗団の紹介ページ」を参照して、条件に合わない人物の窓を閉めていきます。
読者(プレイヤー)は、目撃者などのセリフを読み、
「怪盗団の紹介ページ」を参照して、条件に合わない人物の窓を閉めていきます。
それを繰り返し、最後に残った人物(1人~2人)が犯人というわけでございます。
令和四年5月
2022/05/02 007『スペクター』を見る。
『スカイフォール』ではMとだったが、今度はQと一緒。
MI6内部のそれも非工作員が、現場でボンドと行動することはなかったので、
違和感というか007映画ではなくて普通のアクションものに感じられる。
ちゃんと見ていなかったからだろうけど、
スペクターも過去作へのリスペクトを感じられなかった。
せっかく『スペクター』というタイトルなんだから、
昔の感じバリバリでやってもいいのに……。
007も25作ぐらいやっていると、新しいことをやらなければ、
と思うのだろうなぁ。
『スカイフォール』ではMとだったが、今度はQと一緒。
MI6内部のそれも非工作員が、現場でボンドと行動することはなかったので、
違和感というか007映画ではなくて普通のアクションものに感じられる。
ちゃんと見ていなかったからだろうけど、
スペクターも過去作へのリスペクトを感じられなかった。
せっかく『スペクター』というタイトルなんだから、
昔の感じバリバリでやってもいいのに……。
007も25作ぐらいやっていると、新しいことをやらなければ、
と思うのだろうなぁ。
(5/31に記憶で書いているので、間違ってるかもしれません)
2022/05/04 『アンネの日記』を見る。
昨日、BS-3で。「休憩」のちょっと前から。
原作、というのかな、を読んでいなかったので、どんな話か分からなかったが、
ラブストーリーになるとは意外だった。
ナチスの兵士がやってくるシーンでは、彼らをあまり描かないで、
部屋の外、ドアや階段などの
音や映像で緊張感を表現する描写が印象的だった。
2022/05/05 今さらですが、Role&Roll誌vol.208。
裏表紙にページの間違いがございますねぇ。
「パスファインダー」p.056となってるけどp.088。
「ウタカゼ」はp.040ではなくてp.094。
重箱の隅の隅でございますが。
2022/05/06 Role&Roll誌vol.210p.040
「新クトゥルフ神話TRPGシナリオ『煙』」。
ミスタースパイスさんってすごいですよね。
1905年生まれで1925年ジャズの時代に行方不明。
その後DJ活動を続け、1959年にはイベントを開いております。
その時、あたりまえにターンテーブルを使っているようでございますな。
そして今から50年前と申しますから1970年代初めでございましょうか、
クラブ・ミュージックの魁となるシンセミュージックを展開していたとか。
実験音楽ではなくヒップホップのDJがターンテーブルを使い始めたのが1970年代後半、
クラブミュージックは1980年代中盤からだそうでございますから、
相当早いですよねぇ。
これはグラーキ音楽のセンスということでございましょうか。
2022/05/07 ハセガワのプラモデル、リガードを買ってまいりました。
ホントは加藤直之先生の描く1つ目のパワードスーツ? ロボットみたいのが
欲しいところなのででございますが。
『バーカーサー赤方偏移の仮面』の表紙とか
『トラベラー』の箱絵とかございますでしょう。
もっとも、それらそのものが欲しいのではないのですが……。
なんかもっとかっこいい絵があったような気がするのですが、無かったかなぁ。
2022/05/08 魔界サプリメントの表ソデに2022年発売予定・
「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第二版」ってなっているけれど、
これは何なんだろう?
誤植?
それとも改版?
まさか今発売されていた第二版は無かったことに……?
「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第二版」ってなっているけれど、
これは何なんだろう?
誤植?
それとも改版?
まさか今発売されていた第二版は無かったことに……?
と思ったら、『タイタン植物図鑑』にも2021年発売予定として書かれておりました。
間違いだったら誰かが気づくでしょうから、
きっと何か出るのかなぁ。
決定版とか合本とか……。
間違いだったら誰かが気づくでしょうから、
きっと何か出るのかなぁ。
決定版とか合本とか……。
2022/05/09 北欧神話で世界の中心にそびえる世界樹、
ユグドラシルのことはご存じですよね。
宇宙トネリコなどと訳されますが、
これが実はトネリコの木ではないそうなのでございます。
ユグドラシルのことはご存じですよね。
宇宙トネリコなどと訳されますが、
これが実はトネリコの木ではないそうなのでございます。
エッダによりますと、ユグドラシルは「常緑・針葉樹のaskの樹」
となっているそうでございますが、
北欧古語のaskは、現代英語のash=トネリコの他に
「鋭い・尖った」という意味もございまして、
ここでは単に「常緑で葉が尖った大樹」という意味である可能性が強いのだとか。
ユグドラシルがトネリコだという誤解は19世紀に生まれたのだそうでございますな。
この書ではユグドラシルを古代ゲルマン・ケルトの民が生命の樹として信仰した
イチイの木だったと考えておられます。
((参考:『木々の恵み』
フレッド・ハーゲネーダー著 玉置悟訳(毎日新聞社/2009/1)
2022/05/10 「魔界サプリメント」。
奈落とヴォイドのあたり読みが浅かったので、変更しておきました。
奈落とヴォイドのあたり読みが浅かったので、変更しておきました。
半可通ですみません。
他にも間違っている部分がございますと思われますので、
ルールを支配する方は、ルールブック・サプリメントを熟読し
正しい運用をなさってくださいませ。
2022/05/11 静岡ホビーショー。定員に達したため、入場者締め切りか……。
残念。
インターネット上の速報とかを見て回ることにいたします。
残念。
インターネット上の速報とかを見て回ることにいたします。
2022/05/13 スタディとスタジオは同一語源なんだぁ。
言われればそうかと思うけど、言われなければ気づかないなぁ。
2022/05/14 イレギュラーな発売日がたたったのか、
ジュンク堂静岡店にはまだ「Role&Roll vol.211は出ておりませんでした。
もう売れたという可能性もございますが、
vol.210が表紙を前に展示されておりましたので、
まだという可能性が大きいかと……。
p.178を見ますと、次号vol.212の発売は5月30日ごろでございますかぁ。
以前は月半ば頃の発売だったので、それに戻るんじゃないかと思っておりました。
2022/05/15 セイタカアワダチソウは
花粉症を引き起こす雑草ではないのだそうでございますな。
花粉症の原因となるのはブタクサ。
えっ、この二つって同じ植物じゃなかったんだ……。
2022/05/18 ゲームブック『マッシュル』。B-5。
沸点を下げてお湯を沸かしたっていうけど、それで大丈夫?
お湯の温度は低いままだから、
お茶を淹れる温度には達していないんじゃないの?
2022/05/20 NHK-BS「ヒューマニエンス 呼吸」。
最後のところをちょっとだけ見る。
酸素がない時代、
生物は深海に棲み、マグマから出る硫黄によって呼吸をしていた。
そのため人間の体の成分にも40gぐらいだったか硫黄が含まれ、
最近の研究ではそれが酸素呼吸に不可欠な要素となっているとわかったとか。
だとすると、
硫黄のにおいがするところに棲んでいる悪魔みたいなモンスターは、
硫黄呼吸のまま現在にいたってる生き物なのかも?
2022/05/23 なぞのまとめ「2020/12/03」で
「まんから」のことを書きましたが、この名前には元ネタがございました。
江戸時代の黄表紙『虚言八百万八伝(ウソハッピャクマンパチデン)』に記された
万八といううそつきがそれでございます。
父親は滅法弥八(メッポウヤハチ)、
母親は源氏名を虚言(ソラゴト)という欺城(ダマシロ)屋の遊女。
幼名を千三(千のうち三つしか本当のことを言わない)。で、
成人して万八となったとか。
一万喋ったら、そのうち9992までが嘘ということでございますな。
作者は四方屋本太郎正直という人で四方赤良(太田蜀山人)とされているけど、
それも怪しいとか。
嘘を嘘で固めたと申しますか……、
すばらしい。
(参考;『話のたね』池田弥三郎(文春文庫/1979/4)
2022/05/25 「数独は1892-1895年にフランスではじめて新聞に掲載され」
という記述があったので
(『なんでもはじめて大全』スチュワート・ロス:著
西田美緒子:訳/東洋経済新報社/2020/12)、
えっ、そんなむかしからあったの!? とビックリして調べてみました。
まぁ、原型と言うべきものでございますな。
3×3に分かれていなくて9マスを埋めていくものでございました。
すごく難しそう。
2022/05/26 (続き)で、数独の直接のルーツはと申しますと、
「ペンシルパズルス・アンド・ワードゲームズ」
(デル・マガジン/1979/5)というアメリカの雑誌に掲載された
「ナンバープレイス」だそうでございます。
作者は匿名のため不明なのですが、
おそらくハワード・ガーンズさんという方。
その人が退職後、74歳の時に掲載されたもののようでございます。
フランスの原型については知らなかったみたい。
1979年でございますから、それでも今から40年以上前ですな。
ただし、その時はほとんど注目されなかったとか。
それが今や、世界中に広まっているのでございますから──。
運なのか見せ方なのか、とにかく分からないものでございますなぁ。
まぁ、そうしたことって、しばしばございますよね。
(デル・マガジン/1979/5)というアメリカの雑誌に掲載された
「ナンバープレイス」だそうでございます。
作者は匿名のため不明なのですが、
おそらくハワード・ガーンズさんという方。
その人が退職後、74歳の時に掲載されたもののようでございます。
フランスの原型については知らなかったみたい。
1979年でございますから、それでも今から40年以上前ですな。
ただし、その時はほとんど注目されなかったとか。
それが今や、世界中に広まっているのでございますから──。
運なのか見せ方なのか、とにかく分からないものでございますなぁ。
まぁ、そうしたことって、しばしばございますよね。
2022/05/31 ライオンは夜行性でございますが、
そうなったのは人間の狩りによってだという説があるそうでございます。
古代メソポタミアの時代から現在にいたるまで連綿と続くライオン狩り。
アフリカ全土にいたライオンは、50年前には10万頭に、
ここ20年の間に2万頭あまりまでにその数を減らしてしまったとか。
ライオンが家畜を襲うからということもございますが、
それだけ人間の生息域がライオンのそれを脅かしているということでございますな。
ちなみに、ライオンが群れを作るのは、
以前は効率のよい狩りをするためと言われてまいりましたが、
今はむしろブチハイエナなどに獲物を捕られないように
集団を形成するのだといわれているそうでございます。
メスしか狩りをしないというのも誤解で、
オスも狩りをしますし、その成功率も高いということでございます。
以前は効率のよい狩りをするためと言われてまいりましたが、
今はむしろブチハイエナなどに獲物を捕られないように
集団を形成するのだといわれているそうでございます。
メスしか狩りをしないというのも誤解で、
オスも狩りをしますし、その成功率も高いということでございます。
(『家のネコと野生のネコ』
澤井聖一:本文・写真解説 近藤雄生:野生のネコ本文/
エクスナレッジ/2019/7)
うーむ、
人間も集団を作ったのは、狩りや作物の育成の効率のためよりも、
わが身や収穫物を守るためが第一の理由だったのかもしれませんな。
『古代エジプトサバイバル
ミイラの地下墓地から大脱出
生死をめぐる130の分かれ道』
フィリップ・スティール:著
岡本由香子:訳
(ライツ社/2022/4)
ミイラの地下墓地から大脱出
生死をめぐる130の分かれ道』
フィリップ・スティール:著
岡本由香子:訳
(ライツ社/2022/4)
店頭で見かけ、パラパラとページをめくり、
パラグラフ分岐を確認してすぐに買いました。
パラグラフ分岐を確認してすぐに買いました。
SCRAPのゲームブックやナゾトレ本などと
いっしょに並んでおりましたし、
オビに「むずかしすぎて7回死にました」とございましたので、
難易度が高いものと身構えて始めたのでございますが、
ち~ともそんなことはございませんでした。
むしろ滞ることなくサクサク進み、
この選択肢選んだらダメだろうなというところをチラ見した以外で
ゲームオーバーを見たのは一回。
この選択肢選んだらダメだろうなというところをチラ見した以外で
ゲームオーバーを見たのは一回。
その一回とはゴールのページでございます。
では面白くないのか、価値がないのかというと、そうでもございません。
タイトルから分かるとおり、
ピラミッドの中を右往左往するわけでございますが、
ピンチが次々と用意されていて、飽きさせないのでございます。
ピラミッドの中を右往左往するわけでございますが、
ピンチが次々と用意されていて、飽きさせないのでございます。
君のするべきことは財宝を手に入れることではなくて、
この墳墓から脱出することだということを肝に銘じ、
それを踏みはずさないように跳び先を選んでいけば致命的なことはございません。
この墳墓から脱出することだということを肝に銘じ、
それを踏みはずさないように跳び先を選んでいけば致命的なことはございません。
専門知識が必要なところや運やカンが必要な、君の力では確実ではないところは、
ちゃんとヒント、あるいは答が用意されております。
巻頭にある「ホルスの目のお告げ」の図から指示された絵文字を探し
そこに書かれたパラグラフに跳べば、
そこにヒントが書いてあったり、次につながっていたりするわけでございます。
そのワンクッションにパズルを解く面白さがあり、
飽きずに進めることができる要素になっているのでございますな。
巻末には、正解マップとルートまでついており、いたれりつくせり。
煎じつめれば、知育・教養を目的とした児童書……なのですが、
墳墓の出土品の写真がふんだんに使われていて、
子供向けの安っぽさはございません。
墳墓の出土品の写真がふんだんに使われていて、
子供向けの安っぽさはございません。
難しそう、と感じたのも、
手に取ったときに児童書の感じがなかったためでもございます。
手に取ったときに児童書の感じがなかったためでもございます。
というわけで、なかなか楽しいご本でございました。
☆ しかし、130の分かれ道というのは、偽りありでございますな。
パラグラフ数は130でございますが、
そのすべてに分岐があるというわけでございませんので。
そのすべてに分岐があるというわけでございませんので。
うらぶれた古い洋館。
真夜中さ迷っていると、とつぜん電話のベルが──。
真夜中さ迷っていると、とつぜん電話のベルが──。
ホラーものでよくあるシチュエーションでございますな。
取ってみると、意味不明のうめき声だったり絶叫だったり、
とにかくこの世のものではない声が耳を震わせるわけでございます。
とにかくこの世のものではない声が耳を震わせるわけでございます。
でもなぜ、夜鳴る電話はそのように恐怖の対象になるのでございましょうか。
ありきたりな答はいろいろと思いつきましょう。
が、それはさておいて、でもなぜ?
『チコちゃんに叱られる』風に申しますと答は、
次のようにあいなります。
(答えを見る前に考えたい方は考えて)
☆ ☆ ☆
答:電話局の職員は公務員だったから~~!!
チコちゃんらしい答でございましょ?
どういうことかと申しますと。
(説明の前に考えたい方は考えて)
(タイトル下に収まらなかったので、ここで)
『深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説』辻真先(東京創元社/2018/8)
読者が謎を解くのは不可能に近いと思う。
パノラマ館ならぬ慈王羅間館が目玉の舞台となっている
ことからわかるとおり、乱歩作品へのオマージュもある。
それも悪ノリ、かなり好き勝手にやっている感がある。
当時の技術でこれは無理、現実と見間違えるほどには出来ないだろうと思うけれど、
そこら辺はフィクションということで割り切っているのだろう。
当時これを作るとしたらを考えるのは楽しい。
でもエログロ・悪趣味は嫌だなぁ。
そもそもこんなものに大金をかけたということは
いくら大金持ちとはいえ信じられない。
トリックも、当時の技術を考えると、
フィクションでなければ成立し得ないもののように思う(現代でも無理かと)。
二十面相オマージュならそれもありということか。
どちらかというと大トリックはルパン三世な感じがしたけれど。
『深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説』辻真先(東京創元社/2018/8)
昭和7年名古屋生まれの作者が送る、東京と当地を主舞台とした作品。
時代的にはシナ事変の直前かな、満州の事情なども関わってくる。
時代的にはシナ事変の直前かな、満州の事情なども関わってくる。
名古屋汎太平洋平和博覧会が開催された期間、
その隣にしつらえられたという設定の「慈王羅間(ジオラマ)館」が目玉の舞台となる。
その隣にしつらえられたという設定の「慈王羅間(ジオラマ)館」が目玉の舞台となる。
前半は当時の状況などをいろいろと結びつけて、情報をあふれさせている。
やり過ぎな感があるが、多分そこを自然な感じにするともの足りなくなるのだろう。
推理小説というよりも探偵小説。やり過ぎな感があるが、多分そこを自然な感じにするともの足りなくなるのだろう。
読者が謎を解くのは不可能に近いと思う。
パノラマ館ならぬ慈王羅間館が目玉の舞台となっている
ことからわかるとおり、乱歩作品へのオマージュもある。
それも悪ノリ、かなり好き勝手にやっている感がある。
当時の技術でこれは無理、現実と見間違えるほどには出来ないだろうと思うけれど、
そこら辺はフィクションということで割り切っているのだろう。
当時これを作るとしたらを考えるのは楽しい。
でもエログロ・悪趣味は嫌だなぁ。
そもそもこんなものに大金をかけたということは
いくら大金持ちとはいえ信じられない。
トリックも、当時の技術を考えると、
フィクションでなければ成立し得ないもののように思う(現代でも無理かと)。
二十面相オマージュならそれもありということか。
どちらかというと大トリックはルパン三世な感じがしたけれど。
『マッシュル―MASHLE―
マッシュ・バーンデッドと冒険の書1』
甲本一・星希代子:著
(集英社/2022/5)
マッシュ・バーンデッドと冒険の書1』
甲本一・星希代子:著
(集英社/2022/5)
3~4日前に
このような書が出ているのを知り、
あわてて買ってまいりました。
このような書が出ているのを知り、
あわてて買ってまいりました。
相変わらずですが
原作マンガは読んでおりません。
原作マンガは読んでおりません。
著者の星希代子先生は
『ハイキュー!!』のノベライズを手がけている方だそうでございますが、
そちらもでございます。
マンガについては(他もという声もございますが)、
まったく無知でございます、あいすいません。
原作の概要はと申しますと、
魔法を使えない主人公マッシュが魔法学園に入学し、
その身体能力だけで試練を突破していくというギャグ系の物語……。
その身体能力だけで試練を突破していくというギャグ系の物語……。
まぁ、わたくしよりもみなさんの方がよくご存じかと存じます。
というわけで、さっそく本書について──。
五章構成で、原作に登場する主要人物たちが
それぞれの章の主人公を務めるようなつくりになっておりますな。
それぞれの章の主人公を務めるようなつくりになっておりますな。
各章のタイトルとパラグラフ数は以下のとおりにございます。
第一章 マッシュ・バーンデットと予告の森 [36]
第二章 ランス・クラウン重力魔法の災難 [22]
第三章 ドット・バレットと魔法薬学の課題 [23]
第四章 フィン・エイムズと夜の彷徨(ほうこう) [49]
第五章 レモン・アーヴィンと秘密の饗宴(きょうえん) [22]
第0章「冒険の前に」は、読者に対する呼びかけ、
各章の14は、ゲームオーバー、やり直しのパラグラフになっております。
ちなみにしおりつき。
パラグラフ数は50以下でございますし、数値的要素もございません。
けっこう単純ではございますが、物語的には面白いので楽しめる。
こういうのでいいんだよ、こういうのは──。
と簡単に終わらせようと思ったのでございますが、
それだけで終わるのは惜しい気もするのですな。
それだけで終わるのは惜しい気もするのですな。
第三章はマルチエンディングでございますし、
第四章は多方向移動型で、
入手したアイテムの組み合わせにより成否が決まる
(成功といっていいのかは微妙でございますが)という、
本格的に一歩足を踏み込んだものになっております。
入手したアイテムの組み合わせにより成否が決まる
(成功といっていいのかは微妙でございますが)という、
本格的に一歩足を踏み込んだものになっております。
タイトルは『冒険の書①』となっておりますから、
②以降も企画されているのでございましょう。
②以降も企画されているのでございましょう。
となると、この作品は、読者にとっても入門的、
作者にとっても足慣らし的な意味合いだと思われます。
作者にとっても足慣らし的な意味合いだと思われます。
②では、五章が三章になり、パラグラフ数が多くなるのではございませんでしょうか。
次作がまるまる一冊一作品ということも、十分にありえはいたしますが、
やり方はあるとはいえ、それではちと重い気がするのですよね。
やり方はあるとはいえ、それではちと重い気がするのですよね。
五章で内容的にこの軽さですと、
三章ぐらいがちょうどいいようにわたくしは存じます。
三章ぐらいがちょうどいいようにわたくしは存じます。
「シンウルトラマン」上映にあわせて、特報やポスターなど
「シン仮面ライダー」情報が少しずつ公開されてまいりましたな。
妄想がはかどると同時に、予測がつきづらくなります。
「シン仮面ライダー」情報が少しずつ公開されてまいりましたな。
妄想がはかどると同時に、予測がつきづらくなります。
何よりも大きな情報は、ショッカーという組織についてでございますな。
「Sustainable Happiness Organization
with Computational Knowledge Embedded Remodeling」
この頭文字をとってSHOCKER=ショッカー。
ぐーぐるさんに訳させると
「計算知識が埋め込まれたリモデリングを備えた持続可能な幸福組織」
となりますが、
仮面ライダーに沿った訳をすれば、
「脳改造による永遠の幸福組織」ぐらいの意味合いでございましょう。
それにしたがって、
テレビシリーズ冒頭で繰り返されていたナレーションの言葉も変わっております。
テレビシリーズ冒頭で繰り返されていたナレーションの言葉も変わっております。
もとはご存じのとおり、こんな感じ。
「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界制覇を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由の為にショッカーと戦うのだ!」
それがポスターに英語で書かれたものですと次のようになっております。
「Kamen Rider Takeshi Hongo is an augmented human being.
He was upgraded by SHOCKER,
an all-loving secret society that pursues happiness for humanity.
Kamen Rider has pledged to fight against SHOCKER
to ensure human beings stay human.」
He was upgraded by SHOCKER,
an all-loving secret society that pursues happiness for humanity.
Kamen Rider has pledged to fight against SHOCKER
to ensure human beings stay human.」
こちらはぐーぐるさんの訳そのままだとこんな感じ。
「仮面ライダー1号は増強された人間です。
彼は人類の幸福を追求するすべてを愛する秘密結社である
SHOCKERによってアップグレードされました。
仮面ライダーは人間が人間であり続けることを確実にするために
SHOCKERと戦うことを約束しました。」
彼は人類の幸福を追求するすべてを愛する秘密結社である
SHOCKERによってアップグレードされました。
仮面ライダーは人間が人間であり続けることを確実にするために
SHOCKERと戦うことを約束しました。」
にしても、ぐーぐるさんは
「Kamen Rider Takeshi Hongo」をなぜに「仮面ライダー1号」と訳すのか?
まぁ、そこら辺の推敲はコンピュータにはむずかしいかもしれません。
「Kamen Rider Takeshi Hongo」をなぜに「仮面ライダー1号」と訳すのか?
まぁ、そこら辺の推敲はコンピュータにはむずかしいかもしれません。
それはさておき、ショッカーの目的でございます。
自ら悪の秘密結社を名乗るような組織は大したことがない
ということは別にいたしましても、
人類幸福追求のための博愛秘密結社でございますからねぇ。
ということは別にいたしましても、
人類幸福追求のための博愛秘密結社でございますからねぇ。
でもこれは、原作にあるものなのでごさいます。
最終章ともいうべき「仮面の世界(マスカーズワールド)」の序盤、
一文字が助けた、ショーカーから逃れてきたというXのセリフでございます。
一文字が助けた、ショーカーから逃れてきたというXのセリフでございます。
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