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2024/10/31 (コンプライアンスって言葉、固いイメージですよねぇ。元の意味の柔軟性なんてみじんも感じられませんな。)それもやはり、アメリカの訴訟社会のせいなのでございましょうな。  そのため、どうしても対立構造になってしまう。    人種とか性に関することでも、本当はみんなで仲良くしましょうってことなのでございますが、権利とか法律とかが中に入りますと、とたんに剣呑になりますな。   日本人といたしましては、「和をもって尊しとなす」がいいですな。  やはり、尊いのはいいことでございます    外国にも、この日本独自の価値観、尊いが、アニメなどを通じて、ほんの少しずつではございますが伝わりつつあるようでございますが……。  
[1] [2] [3] [4]

ゆうと様
 
ミュータントモグラの全身像。
  

に対するコメントありがとうございます。
 

ミュータントもぐらは頭に毛が三本有ります、これは普通のモグラですね!
 
 
 この件に関して、
まず割とストレートに、わたくしの見解を描いてしまいましょう。
 
 ミュータント・モグラも普通のモグラも、外見上の違いはございません。
 ミュータント・サブが普通の人間と変わらないのと同様、
 どちらもモグラとして見分けがつかないのでございます。
 
 エッと声が上がりましょうが、まずは落ち着いて。
 

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(小説ですがカテゴリー2つ持てないのでマンガカテゴリーで)


『サイボーグ009 トリビュート』
サイボーグ009 トリビュート石ノ森章太郎:原作 
 
(河出文庫/2024/7)
 

『サイボーグ009 太平洋の亡霊』とほぼ同時期に出た
九人の作家による短編集にございます。
 
 原作にないニッチな部分を描いたもの、
変わった視点から採りあげたもの。
 
いづれもみなさん原典を良く読み込んでリスペクトしており、
面白うございました。
 

 以下、順を追って紹介していくと、
  
「平和の戦士は死なず」 辻真先
 
 1968年テレビシリーズ、最終回の作者本人によるノベライズにございます。
 
 原作アニメでは謎の人形が敵となりますが、このノベライズでは
元黒い幽霊(ブラックゴースト)の異端の科学者・バランタインを置くことで、
物語的にもテーマ的にもより深いものになっております。

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『8マンvsサイボーグ009』
平井和正 / 桑田二郎 / 石ノ森章太郎:著 
七月鏡一:脚本 
早瀬マサト/石森プロ:作画
( 2023/7/チャンピオンREDコミックス)
 8マン009
高速戦闘を得意とする2人の対決
(は少し、ほとんど共闘)の作品でございます。
 
 相性はよさそうですよね。
デビルマンとよりはよほど性能が拮抗しておりますから。
 
 ただ、だからこそ他の00ナンバーズと絡むことは少なそうだなぁ。
 と思ったのでございますが、大体そうでございました。
 
 003はパートナーとして出てまいります。
 002がその次ぐらい。
 他は、クライマックスで登場という感じでございますか。
 
 まぁ、集団ヒーローものではそういうことってよくありますよね。
 009でもそうですので、問題ないと申せます。
 
 この作品、悩ましいのが時系列でございます。

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『サイボーグ009 太平洋の亡霊』009太平洋の亡霊
石ノ森章太郎:原作 
辻真先:脚本 
東映アニメーション:協力 
早瀬マサト(石森プロ):作画
(champion RED コミックス/2024/9)
 

☆ 白黒時代のアニメ1968年の
  『サイボーグ009』
から
  辻真先先生脚本の同名タイトルをマンガ化
  
したものにございます。
 巻末には、辻真先先生の当時の脚本を収録してございます。
 
(ちなみに、小さな声で申しますと、アニメはニコニコで見ることができました)
 
 真珠湾攻撃から30年以上経っていることが会話からわかりますから、1970年代。
アニメは1968年放映ですから、それよりも少し近未来という設定でございます。
 
 
 
☆ 「太平洋の亡霊」というタイトルどおり、
   太平洋戦争中に活躍した戦艦・戦闘機がよみがえり、攻撃を始めるという物語。
 
 当時のテレビアニメで、
これだけの兵器を動かした作品って珍しいのではございませんでしょうか。
 
 ( 山を回り込むシーンなんて
  円谷英二監督の『ハワイ・マレー沖海戦』の写しでございますな)

 劇場アニメではございますが、1969年には『空飛ぶ幽霊船』がございますから、
当時の東映動画には
兵器に対しても実力あるスタッフの方がいらしたのでございましょう。

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『手塚治虫キャラクター名鑑』手塚治虫
手塚治虫:著
濱田高志:編
二階堂黎人
黒沢哲哉
田中創
濱田高志:執筆
幻光社(2024/4)
 手塚先生のキャラクターを集めた本というのは
これまでもいくつもございますが、
簡単なものしか持っていなかったので
買ってみることにいたしました。
 
 人名辞典のような構成かと思いましたら、
そうではございませんでした。
 
 手塚先生と申しますればスターシステム。
 それに倣って、劇団俳優、主人公と次第に幅を広げながら
紹介していく方法を採っております。
 
 手塚先生のキャラクターを紹介する本としては順当なやり方ではございますが、
すべてのキャラクターを網羅しているわけではございません。
 
 それと残念なのは、索引がついていないことでございます。
そのため、
気になったキャラクターを調べるというのがちょっと面倒なのでございます。
 
 一方で、いいカットを拾ってきているのはいいところ。
 
 それに貴重な資料が掲載されているのもうれしいとところでございます。

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鳥山明先生がこの世からいなくなったそうでございますな。
不思議な感じ。
 
 特に最近になっていろいろ目にいたしますし。
少し前のスズキハスラーのCMですとか、
鳥山明先生はぜんぜん関わっていないけれど
ペンギン村っぽい米久のゴテアラポーのCMですとか……。
 
 亀仙人ぐらいは生きると思っていたのになぁ。
  と申しましても、亀仙人何歳か知りませんが。
 
 1980年代、綺羅☆星の如く現れた天才たちの中にあって、
大友克洋先生と鳥山明先生は、立体的な絵を描ける力を持ち、
日本のマンガにアメリカやフランスのコミック・イラストの要素を採り入れ、
マンガの画を一ランク押し上げましたな。
日本のマンガが全世界に受け容れられる足がかりとなったと
申してもよろしゅうございましょう。
 
 加えて『Dr.スランプ』がジャンプにした最大の貢献といたしましては、
女性や子供の読者を呼びよせたということにございましょう。
 
これによって、少年週刊ジャンプがそれまでの泥臭い感じから、
洗練されたものに変わってまいりました。
 
単に発行部数の問題ではないのでございます。

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『真の安らぎはこの世になく『シン・仮面ライダー ショッカーサイド』2
  -シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-』(2)
漫画脚本:山田胡瓜 作画:藤村緋二
石ノ森章太郎 庵野秀明 八手三郎
(ヤングジャンプコミックス/2023/7)
 

イチローさんを主人公とした
シン・仮面ライダー』の
前日譚2巻目でございます。
 
 クモさんの再生
 
 ファウスト襲撃まで
  その道程で、サソリさんのぬいぐるみに対するトラウマが出る。
 
 ファウスト社内。襲撃
   過去がフラッシュバックし、クモさんの正気が壊れる。
   ヘルマンを瀕死に追いやり、
   それに抗議したイチローさんを殺しにかかり、
   その間に入ったサソリさんの腕を切り飛ばす。
   イチローさんは抱きしめてクモさんを止める。
 
 襲撃後。ショッカー基地内。
  イワンは国内組織を掌握。いずれ海外組織と戦うことがほのめかされる。
  その後ろ盾とするために今後国家を操っていく計画がほのめかされる。
 
 ケイがアイについて語る。
 
 サソリさんとイチロー君のデート。
  サソリさんが自らの過去を思い出す。
 
 ここで時間が経つのかな。
 
  イチローさんの仮面が出来る
  これは「仮面ライダー」の前段階の「クロスファイヤー」のデザインと
  巷でおっしゃられております。
  石ノ森先生のお描きになられたクロスファイヤーはゴレンジャーと同じく、
  十字部分が膨らんでいるのですが、
  それをカッコよくした結果がこのようなデザインということなのでしょうな。
  仮面ライダーもまん中と目が膨らんでいるのですから、
  膨らんでいてもいいのに……。
  と、はじめ分からなかったものでございますから、文句を言っておきます。
 
 緑川ルリ子さん登場。
 
 北米支部のウルフソンさんかな? 登場。
 
 とまぁ、今回の流れはこんなところでございますか。
 
 クモさんやサソリさんの過去が垣間見られ、
ショッカーの内実も少しずつ明らかになっていくという
展開の巻でございましたな。
 
 この先どのように流れていくのでございましょう。
長くもなりそうな短く終わるような気も……。分かりません。
 
 ただ、イチローさんが「シン・仮面ライダー」のイチローさんに
なるまでを描くそうでございますから、
すなわちルリ子さんが大人になるまで。
その間には十年間ぐらいは経ちそうでございますな。
 
 それをどのぐらいの巻数で描くかは存じませんか──どうなるんでしょ。

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なぞのまとめ 5月~6月の中から、
サイボーグ009を関連だけ抜き出しておくことにいたします。
 
2023/05/05 YouTube
サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』(2001年-2002年)を見ました。
 2話まで。
期間限定・順次配信らしゅうございます。
(後にも書きましたが、6月26日月曜日12:00までだったみたい)
 
 これがわたくしには『シン・仮面ライダー』で
もやっとしたものをある程度解消させてくれるものとなりました。
 
絵柄とか構図とか、コミカルな部分も含めて、
最初のころの『サイボーグ009』の感じを膨らませたり変えたりしながらも、
ちゃんと表現してくれているのでございますよね。
 
他の作品からの引用も楽しく、
例えば手術室のライトがグルグルしながら主人公が目覚めたり、
天井のガラスを破って脱出するあたり、
2話で人殺しと間違えられるところとかは『仮面ライダー』でございますよねぇ。
 
それにしても『ボンボン』のゴンタの口癖「ナンタルチャ」が聞けるとは──。
それを拾ってくるとは思いませんでした。
追記:今、約半分、25話ミュートス篇を見終わったところでございます。
 原作再現度、石ノ森先生の作風再現度という意味では、1~2話が一番でございました。
 

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 前回の続きともうしますか、でございます。
 
 最初の仮面ライダーらしいアクションと、
真に迫った戦いの間で、監督は揺れ動いていたようでございますな。
 
 では、どうすればよかったのか。
 後出し岡目、リスクを伴わないと三拍子そろった狡さで考えてみたいと存じます。
 
    ☆    ☆     ☆
    
 物理法則はそれほど気にしなくていいと思うのでございますよね。
そこはリアルでなくても、派手に派手にやっていいと思うのでございます。
 
 重要なのは、やられた側の痛みでございますな。
 
 ……と書き始めたのでございますが、
ワイヤーアクションってダメなのはホントダメみたいな話を耳にいたしました。
 
 そうなのかー。
 
映画あまり見ないからそこら辺よく分かりません。
 
 
    ☆    ☆     ☆
 
 最初の仮面ライダーアクションの特徴は、
改造されているとはいえ、主に己の肉体のみで戦うことでございます。
 
 昨今のシリーズのように、
アイテムや装備で強い状態になって敵を倒していくようなヒーローではございません。
 
 そのような主人公を際立たせるための条件として、弱くなければなりません。
 
 いや、逆でございますな。
 ヒーローは確かに強いのでございますが、
敵がそれを上回る圧倒的な強さを持っていなければなりません。
 
 それが攻められて攻められて攻められて、
最後の最後に逆転するというのが、この手の主人公でございます。
 
 スポ根ものとかプロレスとか健さんとか……。
 
 昭和の感覚かもしれませんが、今でも感動の一条件でございますよね。
 
 ではそれは何か。の圧倒的な優位性とは何か。
 
 それは空中移動だと存じます。
 
 今回の怪人たち、サソリをのぞいて元の生物が、
ある程度自由な空中移動が可能なのでございますよね。
昆虫モチーフが多いので当然とは申せ。
 
 それに対して、バッタ怪人はジャンプのみ。
 空中での移動は、直線的である程度制限されます。
(まぁ、テレビでは空中前転から空中後転といった
 滝沢キックの元ネタみたいなことはやっておりますが、
 それでもジャンプのみが動きが制限されることは言うまでもなきことかと存じます)
 
 空を自由に飛べる敵に対して不利。
 
 なので、空中戦を主体に戦闘を組み立てていけばいいと思うのでございます。
 
 そうすれば画面が立体的になりますし、
一概に飛べるともうしましても、それぞれの怪人の飛び方はまちまちでございますから、
 差別化できて、いろいろと違った戦いを見せられると思うのでございます。
 
    ☆    ☆     ☆
 
 具体的に見てまいりましょう。

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 ドキュメント『シン・仮面ライダー』(NHK-Bs3/2023/03/31)
ご覧になられたでしょうか。
 
(って、もはや今さら感がございますやもしれませんが、
 書いた当初のまま進めてゆく所存でございます)
 
 主にそのアクションに関する密着取材だったので、まず安心しました。
『シン・仮面ライダー』の問題点ともうしますのは、
主にドラマ部分でございますからな。
 
 きっと特に問題もなく、庵野監督のこだわりと、
アクション班の技術が連携していい画(え)が撮れました、という流れなのかと。
 
 ですが、ご覧になった方はご存じでしょうが、全然違いました。
 
 はじめ監督は、『仮面ライダー』のアクションチーム
大野剣友会の動きを現代風にアレンジしたものを想定したようでございます。
 
 そこにアクションチームのアイデアも採り入れていくという方向性でございますな。
 絵コンテは使わない
 現場で実際にやりながら映像を決めていく。
 
 殺陣担当の方々も自分たちのやり方が採り入れられるのならと、
それに納得したようでございます。
 
 ところが。
 
 実際にやってみたところ、最初のクモオーグ戦の段で監督の表情に苦渋が走ります。
 
 ワイヤーアクションは派手だか嘘っぽい。
 使わないことにしよう。
 もっと物理的に正しいものをやろうと。
 
 番組中、アメコミ映画と同じにしたくないとおっしゃっておられましたが、
他にも『仮面ライダー The First』ですとかね。
そういうものと似通ったものになってはならない。
 まったく別の映像を、と庵野監督は思し召されていたに違いございません。
 
 シン・シリーズでは常にそのような映像を出してきたわけでございますから。
 
 そこでお出ししてきたのが、泥臭い格闘。
 本気で殺しにかかっているような、真に迫った映像という演技方針でございますな。
 
 血なまぐさい演出ともうしますれば、エヴァンゲリオンでございます。
 ストーリーに加えアクションもエヴァンゲリオンの方法論と聞きますと、
何だか仮面ライダー愛はないのか、
仮面ライダーをネタにして、エヴァンゲリオンをやりたいのかと、
言いたくなるところでございますが、ここはぐっと抑えて。
 
 むしろここは、それほど同質化しているのだと考えるべきでございましょう。
自分の血肉となるほど愛しているので、
それを進化させるには、自分の方法論でやるしかない。
 
 そのように考えることにいたしましょう。
 
 むしろすごく愛しているのでございます。
 
 シン・仮面ライダー
 
(ドキュメンタリー内でアクションする人が、
 感情を表現すると言っても仮面だとなかなか難しいみたいなことを
 言っておりましたので、クラッシャーを開けてみました、
 なんか叫んでいる感じで、ちょっとエヴァっぽくなりますよね?)
 

 てなわけで、
 
 庵野監督は段取りをなくせば真に迫ったアクションシーンが撮れると思ったのかも
しれませんが、しかしそれは難しいところ。
 本当に殺しあいをしているような迫真の映像作品って、
ちょっと思い浮かべても、映画の賞が獲れるような作品ですよね。
 
 それって、むしろちゃんと計算して計画してでないと撮れないように存じます。
 
 ドキュメンタリーで撮っていた、
仮面ライダー同士の格闘シーンが映画ではまるまるカットされていたとか……。
 あそこら辺、映画を見ていても確かにつながりが変な気がいたしましたが、
尺が足りないなどの現実的な問題の他に、
もしかすると『仮面ライダー The First』あたりの映像と
差別化を図れなかったなどという問題があったのかもしれませんな。
 
 いずれにせよ、監督もかなり悩んでいた部分なのだと思います。
方針が自分でも明文化できなかったのではございませんでしょうか。
現場が困惑しているのも、海図無きがゆえでございますな。
 
 
 
 思いますに、やりたかったのは黒澤明監督ではございますまいか。
 
 黒澤明監督は、時代劇を
それまでの歌舞伎をルーツとした様式的な立ち回りから
血のにおいがするリアルな殺陣に変え、
時代劇に革新を起こしたことで知られておりましょう。
 
 そんな感じを『仮面ライダー』に持ち込みたかったのかと思われます。
 
 ただね、だとしたらむしろ絵コンテは必須だったと思われます。
 だって、黒澤明監督ともうしますれば、その絵コンテが有名でございましょう。
画として評価されるぐらいに。 
  
 一般にいう絵コンテとは少し違って、
宮崎駿先生などがおっしゃるところの
ストーリーボード、イメージボードでございますが、
リアルなアクションを創り出すために、
やはりそうしたものが必要だったのではないかと存じます。
 
 詳細な絵コンテはイメージを限定されてしまうとしても、
イメージの起点となるイメージボードは、監督自らの意図を明確にし、
スタッフにそれを伝えるためにも、役に立つと思うのでございます。
 
 最後の『シン・エヴァンゲリオン』でも
絵コンテは使わなかったそうでございますが、
第三村の模型作ったそうでそれが意思合わせや設計になったでございましょうし、
絵を描くのと演ずるのではまた違うのだと存じます。
  
 
 もっとも、石ノ森先生のファンといたしましては、
イメージボードだけではなく、
ちゃんとした絵コンテが欲しいところでございますけれどね。
 
 だって、
わたくしが『シン・仮面ライダー』を見に行った理由の8割ぐらいが、
石ノ森先生のマンガ版のコマ割りを始めとした映像技法を
庵野監督がどう映画で表現するのかを見届けたい、でございましたもの。
 
 そのためには、絵コンテは必須となりましょう。
 
 映像技法を使えば役者の感情表現は要らない。なくてもそれは表現できる
みたいなことをおっしゃっておりましたのって誰でしたっけ?
ヒッチコック?
忘れました。まぁいいや。
 
 仮面なんて無表情の最たるものでございますから……、いやもとい。
 
 そんなこと関係なく、
わたくしは映像表現が見てみたかったのでございます。

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 パスティーシュという言葉を誤解しておりました。
シン・仮面ライダー
 この言葉をはじめて知ったのが、
シャーロック・ホームズ』を扱った本だったため
でございましょう。
 なので、作品に敬意を表して作者の意図を曲げずに書くのが
パスティーシュと、思っていたのでございます。
 
 ですが、そうでもないようでごさいますな。
 視点や意図を変えたものも、パスティーシュのようでございます。
 
 ですから、『シン・仮面ライダー』も
『仮面ライダー』のパスティーシュとなりますな。
 
 元作者の意図とは違うものは、パロディかと思っておりました
 
 まぁ、言葉だけの問題でございます。
 言葉はどうあれ、『シン・仮面ライダー』は庵野先生の意図の元に
『仮面ライダー』を組み替えたものにございます。
 
 しかし、パンフレットではお書きになっておられるのですな。
『僕の考えた仮面ライダーを作りたい』ではなく
 『仮面ライダーという作品に恩返しをしたい』
 
と──。
 
 そういうわりには、庵野節全開じゃないか。
 そう思うわけでございます。
 
『仮面ライダー』をはじめ、
様々な作品に対して好きだと公言しているわけですが、
本当に作品が好きなのだろうか? 
とまぁ、そう思ってしまうわけでございます。
 
 いや、確かに好きなのでございましょうが……。

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シン・仮面ライダー』、シン・仮面ライダー 
石ノ森先生のマンガ版のファンとして一番違和感を覚えたのが、
感情が画面に出てこないという点でございます。
 
 怒り、叫び、訴える……。
 
スカルマン』や『仮面ライダー』のイラストでも、
クラッシャー部分を開いたり透視や画面を半分に割るなどして、
主人公の叫びを見せていたりいたしますとおり、
仮面ライダーと申しますか、
石ノ森先生の作品にとって感情・感性は重要でございます。
 
 でも、それが
シン・仮面ライダー』ではあまり描かれていない。
  
 主人公があまり感情を出さない性格だからでございましょうが、
それにしても、
例えばクモオーグメントのネットにかかったときなどもあまり反応がない。
 
「プラーナを放出するとは愚かだったな」みたいなことを
クモさんがおっしゃって理に落ちておりますが、
それにしてももがいたりあがいたりはあってもいいと思うのでございます。
 
無口なので「ルリ子さんに手を出すな」と言うまでは無理だといたしましても。
 
 
 これは作品全体をとおしてでございまして、
他の登場人物についてもそうなのですよね。

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 いろいろ考えてみたところ、2つだけ、シン・仮面ライダー
とにかく書きたいことができましたので、
それだけ書いておこうと思います。
 
一緒にしちゃいましたが、
2つは別の話でございます。
 
それと「書きかけの感想」でも書いたとおり、
わたくしの感想は、
 
 いやぁ、面白かった。
 でも全然、『仮面ライダー』じゃねぇ!
 
 でございます。
 
 
 
 

1、『シン・仮面ライダー』は何がダメなのか。

 
「シン」シリーズとは何か、と申しますと、
庵野先生のなりきり劇場だと思うのでございますよね。
 
 原作が大好きだ。
なりたい。なろう。なったらどうする、どうなるんだという、
そういうなろう系ではないなろうで作っているのだと
思うのでございます。
 
 そこが普通のリメイク作品とは違うところでございますな。
 
 そういたしますとね、
 
 ゴジラの対策チームは、別にどんなキャラでもいい。
 ウルトラマンのハヤタ隊員も、大してキャラクター性は強くない。
 エヴァンゲリオンは始めから自分の作品だからまったく問題ない。
 
 でも、本郷猛は違います
 
 時代劇の主人公、水戸黄門ですとか暴れん坊将軍のように
明確なキャラクター性を持っております。
 
 それを変えると成立しない。
 ニセ黄門様やニセ将軍様になってしまう。
 
 とにかく、
仮面ライダーの世界と庵野先生の世界では同じように見えるかもしれませんが、
圧倒的に違うのでございますよ。
 
 何が違うのかというと、
『仮面ライダー』は物語の世界、
庵野作品はフィクションの世界なのでございますな。

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 いやぁ、面白かった。
 でも全然、『仮面ライダー』じゃねぇ!
 
 ネタバレとか考察とか言っている方おりますが、
そこら辺で足をすくわれるかもしれません。
 
 と、その前に前提を2つ、書いておきましょう。
 
 いやぁ、大スクリーンっていいですよね。
 
 上映前には代わりばえしない地方CMとか、
テレビサイズで充分じゃね? っていうアニメの映像までニコニコしながら見てしまえる。
 
 それと、前回書きましたのをごろうじればお分かりと思いますが、
それほど期待しないで見に行ったのでございますね。
 
 その2つは頭に入れて置きめされまし。
 
 それと、パンフレットは買いましたが、見た印象を書きたかったので、
まだ読んではおりません。
 

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『真の安らぎはこの世になく-
 シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-』[1]
漫画脚本:山田胡瓜 作画:藤村緋二
石ノ森章太郎 庵野秀明 八手三郎
(ヤングジャンプコミックス/2023/3)
  

(なんか映画始まっちゃった後、それを見ていない状態、
 しかも8~9話を読んでいなかった(忘れました~)りと、
 いろいろ書くべきではないなぁという状態で書いております。
 大目に見て)
 
 
 
 やっぱり紙の本はいいですよね。
 単にウェブに慣れていないだけとかもございますが、
ページをまたいでの参照性は、紙媒体に分があると存じます。
 
 何カ所にもわたってしおりを挟んで、
または指しおりで同時に見ることができるのは、紙の強みでございましょう。
 
 それにまとまって読めるのもいい。
 
 通して読むこと、それに後からの知識で、
また新しい感覚で読むことができるものでございます。
 
 ですが、単行本の発刊により、ウェブでの公開は1話以外終了したみたい。
当然かもしれませんが、ちょっと残念でございますな。
 
 というわけで内容ですが、加筆などがあるかどうかは分かりません。
多分ないんじゃないかなとは思います。
 
 追加は、藤村緋二先生によるオマケ1ページマンガ3編。
それに山田胡瓜先生と藤村緋二先生の後書きでございます。
 
 オマケマンガは……キャラクターを崩さないとか、
パロディに制限があるとか、
いろいろと難しいところがあるのでございましょうなぁ。
 
 
 まっ、それはそれとして。山田先生の後書きによりますと、

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 この前タイトル下を書いた次の日(3/10)が、
やたらと残業で疲れてしまって、ボーッと生きていたら、
いつの間にか『シン・仮面ライダー』公開されてしまいましたねぇ。
 
 無理にでも
『シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-』やpart.8の感想書いておくんでした。
 
 映画は、他の方が書いている情報とか感想とかあらすじとか見ていたら、
すぐに行かなくてもいいかな、って思ってきました。
 
 映画の出来がどうこうじゃなくて、みんなちゃんとした感想書いてるなぁ、
自分が書かなくってもいいなぁ、書くモチベ失ったなぁっていう意味で。
 
 ……。
 困ったね。
 ウィキペディアとか、仕事早いなぁ。
 
 イチローについては、
「ギターを持った少年」(イナズマン対キカイダー)のジローみたいに、
最後ライダーに倒された後、改心するんじゃないかなと思っていたのですが、
まぁ、そんな感じのようですね。
 
 なんか消滅してしまうみたいですけれど。
 
 あらすじを読んだだけの感想ですと、
 いろいろと詰め込んだ結果、パロディになってしまった感じがございますなぁ。
 
 ありがち。
 わたくしもすごーくよくやりがち。
 
 この要素も入れたい、これとこれ結びつくって思ったら、
ついついつなげてしまうんですな。
 
 元作品の意図そのままに取り入れるならパスティーシュでございますが、
組合わせるに際して、変化を狙ってしまうと、
どうしてもパロディになってしまうものでございます。
 
 でもまさか、ゲルショッカー要素まで取り込むとはねぇ。
 イチローは仮面ライダー0号でもあり、V3的な要素もあるとか。
 キカイダー00は零で三番目に登場しましたし、ハカイダーはサブロウですし、
イナズマンはマンガの方では風田サブロウですし、
そんなこともあるのでしょうね。
 

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2023/03/02 月刊「pen 2023 Apr.」を買ってくる。
 
表紙を見ると、やはりこれだけ盛大に後ろ髪が出ているのは
仮面ライダーとして違和感があるなぁ。
 
何か他のキャラクターのイメージがあるが、思い出せない。
 
加えてヘルメット
特にクラッシャー部分が、これだと柔らかそうに見えるなぁ。
 
 特集は「シン・仮面ライダー徹底研究」。
だが、映画のストーリーに関する情報はそれほど無し

緑川ルリ子さんが緑川博士の娘でショッカーの一員だったこと、
仮面ライダーは彼女に助け出されてその後彼女と行動を共にするということが、
確認できたぐらいか。
 
映画公開前なので仕方がないことだが、もう少し情報出してくれても……。
  
まぁ、デザインなどのインタビューもあり、それらも貴重だ。
 
 シンではない『仮面ライダー』に関しては、
石ノ森先生の怪人デザインの絵は見たことなかったかも?
特にサソリ男は自分は初見。
まぁ、他に載っているのでしょう。
それに、クモ男はともかくとして、
コウモリ、サソリは他でも出てきたデザインのような……。
 
 
 石ノ森先生の軌跡については、ページの都合で書き足りてないなぁ、
と感じてしまう。仕方のないことだけど。
 
 
 
  
2023/03/02 『シン・仮面ライダーSHOCKER SIDE-』part.7「絶望派」。
 
 失敗と思われた蜘蛛の手術は成功だったらしい。
 精神崩壊と思われたが蜘蛛は自我を主張する。
「クモオーグ」誕生
 

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きのうの追記でございます宇宙船Vol.22
 
きのうの記事で
 
死神博士の本名について、
昔「宇宙船」で生い立ちについて
書かれたときにできた設定だろうと
書きましたが、その号が見つかりました。
「宇宙船」1985年2月号 vol.22 p.54-57
でございます。
 
内容は、ウィキペディアの「死神博士」のページ、
劇中未公表の設定」にあるほうが、
あらすじではありますが、
アップデートされた形みたいなので
そちらを参考にしてください。
 
死神博士
宇宙船」の記事との主な違いは、
死神博士と呼ばれたのはショッカーに入った後のこと。
日本に来てからのことも簡単にしか書かれておらず、
なので地獄大使との関係もないといったあたり。

 それにショッカー首領に関して、
ウィキペディアでは簡単にしか触れてませんが 
宇宙船」版だと次のようになっています。

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反乱の疾走」。
うーん、また分からなくなってきた。楽しいね。
 
 イワン死神博士なの? 
 ウィキペディア見たら本名はイワン・タワノビッチという名前なんだそうだ。
 
 昔「宇宙船」で『仮面ライダー』に限らず敵の列伝を連載していたことがあったが、
その時ついた名前なのだろう。
 そんなの忘れた……じゃなくて覚えていない。
  
 しかし、となると死神博士は映画にも出てくるのだろうか?
 
 微妙なところだ。
庵野監督としてはぜひとも出したいところだろう。
が同時に、天本英世さんの他、この役は考えられないとも思うのだ。
もし登場させるとしたらそれでも誰かを選ぶのか、
それとも昔のフィルムを使い回すのか……。
 
 登場させない可能性の方が高い気がするなぁ。
 
 ならば、マンガの方でイワンは倒されるのか?
 
 もっとも、この作品のイワンは原作テレビの死神博士とは別人だ。
本郷や一文字が別人であるように。
 
 それを割り切れれば、別の役者がやっても何の問題ない。
 個性的な役者は探せばいるだろう。
 
 とは思うのだけど……、どうなんだろうね。
 
    ☆    ☆    ☆
 
反乱」が計画される。
 
ショッカーに対するイチローのたったひとりの反乱かと思ったら、
そうではないらしい。

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☆ イチローがスカルマンでイナズマンだという妄想は変更しないでおく。
  
 1話のイチローの反乱のシーンは、イナズマというかプラーナ放出の後なのだろう。
  
 先走るが、イチロースカルマンだとすると1話の反乱のあと、
新しいショッカー組織を作り、
その幹部になるという可能性もあるかもしれない。
  
 ドクロの幹部といえば「サイボーグ009」にスカールがいる。
 そして、イチローが映画のラスボスになるかもしれないということ。
   
 その2つの理由からの妄想だが──。
  
 この作品、時代がよく分からない。
 ショッカー亡きあとと幹部がいうのは、
テレビでショッカー首領が倒されたあとということなのか。
 首領の正体は、あれと同じなのか?
  
 そのあたりは別段考えなくていいのだろう。
 時代も、あいまいに現代、あるいは近未来でいいのだろう。
  
 ショッカーの技術は、その時代の科学を軽々と凌駕しているので、
特に時代を決める必要は無いし。
  
☆ テレビの首領は、正体があいまいなものだった
(宇宙人とされているが、それは宇宙に放り出してしまえば
 訳が分からなくても解決がつくという理論だろう)ので、
「創設者亡きあと」と言われてもピンとこない。
  
 なので自分としては、『サイボーグ009ヨミ篇
 3人の頭脳みたいなものを想像しておく。
 その方が分かりやすいという理由だが。
  
☆ 作中に名前だけだが丸山という人物が出てくる。
  これは、初期の石ノ森先生を支えた「少女クラブ」編集、
  丸山昭氏から採ったものだろうか?
  
   
☆ 今作、part5では、イチローの体と心の異変
  ショッカーとファウストの対立が描かれ、蜘蛛の手術で終わる。
 
さらばだ クモよ」と言っているが、
別にクモがウツボ男になったり豹男になったりするのではないだろうから、
脳改造手術を受けるという意味だろう。
  
 ただ、脳改造といっても、完全なロボット化というわけではないようだ。
  
 映画の怪人たちも個性を持っているようだし、
 1話のイチローの反乱の時の緑川博士を支えていた蜘蛛も、
命令されてのものではない気がする
(気がするだけだろと言われればそのとおりだが)
  
 おそらく日の下電子の電機製品(マンガ版仮面ライダー)や
 ギルの笛(キカイダー)のように
特殊な電波や音波で命令が送られたときにそれを実行する方式なのだろう。
  
   
  
☆「真の安らぎはこの世になく」という副題は、
 音楽のタイトルから持ってきたのか……。
何かの引用だとはぼ~っと思っていたけれど、それほど深く考えはしなかった。
 

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