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2024/11/22 『赤毛のアン』が『アン・シャーリー』というタイトルになって2025年5月。Eテレで放映されるそうでございますな。キャラクターは以前日本アニメーションで製作された『赤毛のアン』をちょっと大人っぽくか、外国人に寄せた感じ。キャラクター原案:近藤喜文となるのかなぁ。基本的な服装などはどうあっても同じ感じになると思うので、あとは高畑勲先生へのリスペクトを表明するかどうかといった話になりましょうな。過去のアニメ作品をリスペクトして作られるってないですよねぇ。しかも小説などが原作としてありつつ。新しくていいと思います。
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シン・仮面ライダー』、シン・仮面ライダー 
石ノ森先生のマンガ版のファンとして一番違和感を覚えたのが、
感情が画面に出てこないという点でございます。
 
 怒り、叫び、訴える……。
 
スカルマン』や『仮面ライダー』のイラストでも、
クラッシャー部分を開いたり透視や画面を半分に割るなどして、
主人公の叫びを見せていたりいたしますとおり、
仮面ライダーと申しますか、
石ノ森先生の作品にとって感情・感性は重要でございます。
 
 でも、それが
シン・仮面ライダー』ではあまり描かれていない。
  
 主人公があまり感情を出さない性格だからでございましょうが、
それにしても、
例えばクモオーグメントのネットにかかったときなどもあまり反応がない。
 
「プラーナを放出するとは愚かだったな」みたいなことを
クモさんがおっしゃって理に落ちておりますが、
それにしてももがいたりあがいたりはあってもいいと思うのでございます。
 
無口なので「ルリ子さんに手を出すな」と言うまでは無理だといたしましても。
 
 
 これは作品全体をとおしてでございまして、
他の登場人物についてもそうなのですよね。



 オーグさんたちは楽しげではございますが、激情を顕わにすることはない。
 
イチローさんにいたしましても、
達観した境地にいるので普段は感情を出さないというのは分かりますが、
プラーナを展開して変身するときは、
哮(たけ)りを吐きだしてもいいと思うのでございます。
  
 コウモリさんやハチさんに操られている人にしてもですね、
確かロングのまま倒れる。
 別に苦しんだり、うめいたりしなくてもいいのでございます。
 ただ、倒れる前でも後でも、何人かの表情を
 映してやればいいと思うのでございますよ。
 
 それが苦悶でも何の表情がなくても、映さないよりはそこに意味が、
人間が倒れているという実感が湧きましょう。
 
  
 とにかく、感情の表出が希薄なのでございますな。
  
 そのあたりが、庵野監督の資質なのでございましょうし、
 新世紀仮面ライダーの流儀なのでございましょうか、
 
それが多分、わたくしがこの作品を
仮面ライダー』(初代の、そしてマンガのでございますな)ではないと
感じた大きな理由かと存じます。
 
 
   
 パンフレット表紙をよく見ますと、
仮面ライダーの目の下に人間の目が
しかしはっきりと写し出されているのでございますよね。
(上の写真ですと、新しいタブで開くしてギリギリ見えるぐらいかな)
  
 本来なら見えないはずなので、
偶然ではなく加工などして意図して描き出しているのでございましょう。
 
 中には人間がいるという表明でございますな。
 
 だったら、もっと
人間的な感情をあらわにしてもよろしいかと思うのでございます。
 

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