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2025/04/02 ナインソルジャーズで検索しても、なかなか『全修。』は出てこないなー。なぜか、『サイボーグ009』が出て来ちゃう。 ところでルークは光の国出身。ユニ夫は獣の国出身で、ルークと同じ誕生日に生まれ、その時からルークを守護し続けている──これってどういうことなのでございましょうね。ユニ夫は生まれたその日に光の国に連れられてきた? 何のために? でもそれって、獣の国の戦士といえるの? もしかすると、離れた場所である獣の国から光の国のルークを守護していたってことですがねぇ。それとも、獣の国と光の国は隣同士で、境界線を境に2人は暮らしていたってこと? 境界の行き来が自由としても守護するのに不都合もある気がするのでございますが。 まぁ、鳥監督のことでございますから、矛盾無く完璧な設定がそこにはあるのでございましょう。
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☆ ええ、面白うございました。
 ナツ子さんが途中でゲンジツに帰ってくるものとわたくしは予想しましたが、
結局最後の最後までそれはございませんでしたな。
 圧倒的な絵とスピーディな展開で押し切られた感がございます。
 
 あの怒濤の展開というのは、
ナツ子さんの改変があって少し変わったとはいうものの、
鶴山亀太郎監督本来の意図した『滅びゆく物語』だったのでございましょう。
 なので11-12話を見ると、
鳥監督がこの作品で何を描こうとしていたのかがわかります。


 未来のない運命を前にした、民衆の混乱と反目。
 状況に絶望し、自ら破滅を導いてしまう主人公……。
 そして滅びが確定した世界でも、大切な人を守ろうとする人たち。
 ただ破滅のカタルシスが描きたいのではなく、
そうした状況に置かれた人間こそ鳥監督の描きたかったものだと思います。
 
 ナインソルジャーズのそれぞれのキャラクターもみな、
何らかの愛の象徴として描かれておりますな。
 
 ユニ夫さんのルークに対する幼なじみの心友としての思い。
ディスティニーさんの孤児たちに対する博愛。
メル・ルンさんの推し。
ジャスティスさんの大人の恋。
QJは……この世界に対する愛を抱いているのだと思うのでございます。
そしてルークさんの初恋。。
 
 鳥監督の原作では、ユニ夫さんは仲間を守るため、
ディスティニーさんは子供を救うため、
メル・ルンさんは長命族ゆえの絶望の中で超空洞ヴォイドを喚び、
ルークさんは愛するディスティニーさんを失ったことへの絶望から
超空洞ヴォイドへと変身する──。
 
 絶望の中、風前の灯となって輝き燃える魂。愛を失い絶望に沈む魂。
 それらすべてを虚無が包んでいく。
 
 それこそが美しい。そこに安易なハッピーエンドは不要。
それではせっかくの衝撃が陳腐なものになる。
鳥監督はそう考えたのではございますまいか。
 
 しかし、ここでのナツ子さんにそれは関係ございません。
 何よりも愛するルークを取り戻さなければならないのでございますから。
 
 しかし、すでに物語は終了しております。
 今にも終了の句点が押されようとしております。
 ここからすべてを描き変えることなど出来るのか。
 そのためには強い力が必要。
 借り物ではない、全身全霊をぶつけられる何か。
 強い熱量を持って描ける何か。
 そうして彼女が描きはじめたのが、ルーク。
 
 ナツ子さんが小さい頃から描き続けたもの、
ストレートに愛を注ぎ込めるものとして、彼女は彼を描き始めます。
 
 ここのところちょっとした叙述トリックでございますよね。
 今まで登場人物を描いたことなどなかったので、
それはこの世界の法則に反するもの、描けないものかと思っておりました。
 
 そうだとして説明を入れるとすれば、
本物ルークさんの心に穴があき、魂がなくなってしまったから
ナツ子さんはルークを描けるようになったのだとも考えることは出来ますな。
 
 ナツ子さんは描き続けます。
 しかし、描いても描いても終わりません。
 メル・ルンが消え、ユニ夫さんもついに消滅してしまいます。
 暗闇の中で、「目をつむっても描けるんだから」と言いはるナツ子。
 
 もうおしまいかと思う時、
間の抜けた声とともにQJが光を投げかけるのが、
分かっていたとはいえ、よろしいですな。
 
ポンコツ呼ばわりされていた存在が、文字通り救世の光となるのがいい。
 
その光の中で、超空洞ヴォイドが眼前に迫り自身の体が消えかけるさなか、
それをものともせずに描き続けるナツ子さん。
『マリンエクスプレス』並の時間との闘いでございますな。
 
温泉回のルーク爆誕。
 
背後からかける「だから……生きて」というナツ子さん(消滅中)の最後の言葉、
いいですな。それがだめ押し、最後の力になっている。
 ナツ子さんの描いたルークは、ヴォイドを倒します。
 
派手な爆発。
爆風の先には、異空間。
 
その中でナツ子さんが目を覚ますと天からルークさんが落ちてまいります。
 
ナツ子さんがルークを抱きしめると
それを邪魔するかのように新たなソールフューチャーが誕生。
愛の結晶というわけでございますな。
 それが世界を再生していきます。
 
 ここら辺ね、個人的にはやっぱり
『DAICONⅣオープニングアニメ』のラストあたり使えるよなぁ、って思っちゃう。
 
想い出補正で、実際に見たら創世部分は少しなんですけれど。
みんな仲良くっていうテーマがピッタリなんですよねぇ。
 
 平和になった異世界。
 その中でナツ子は、ルークに抱き取られたまま
ゆっくりと光の粒になって消えてまいります。
 ルークは必ずゲンジツに行くと約束。
 
「これが、私の初恋」
ナツ子が心からそう感じたところで、現実に舞台は移ります。
 
すでに数年後の話のようですな。
 
ナツ子さんは髪をたくし上げ、ユニ夫さんの角でまとめております。
印象は以前に比べてずいぶん明るい。
映画『初恋』は成功し、ナツ子さんも仲間を頼れるようになっております。
 
ラストは、ルークとメル・ルンの後ろ姿を見たよーな気がして終わり。
 エンディングへ──とまぁ、そんな感じでございます。
 
 すべてハッピーエンドに終わって万万歳でございますな。
 
    ☆    ☆    ☆
 
 
 開幕時よりこの作品、
わたくしはお仕事アニメだと思っておりましたから、12話視聴前、
この作品、あと一話でどうまとめるだろうと、かなりいぶかしんでおりました。
 
 前回描きましたとおり、最後、現実と異世界が交錯し、
その中でナツ子さんとスタッフたちとの絆が結ばれていくころが描かれるものと
予想しておりましたし、
ナツ子さんの初恋も現実世界での初恋だと思っていたのでございます。
 
しかし、実際にはそうした要素ございませんでした。
 
  にしても。
二次元のキャラクターを好きになることを
初恋と堂々と宣言してもいい時代になったのでございますなぁ。
  
昔でしたらキモいと言われていたと思うのでございますが。
 
でも、フィクションとの恋を現実の恋と同等に扱っていいものか。
古い人間なので、この考えには抵抗がございます。
 
と申しますか、それでしたらナツ子さん、
あんなにトゥンクって何? って考えることはなかった思います。
別に妖怪じみた奇っ怪な行動を取る必要もございませんでしたし、
『初恋』という映画だって、そこで立ち止まらずに作れたと思いますのに。
 
自分と相手の本当の気持ちに気づいて告白まででしたら、
そんな難しいこと考えることも必要ございませんでしょうに。
  
 まさかナツ子さん、
『滅びゆく物語」だけを見ていたわけではございますまい──。
 超実在イグジストを描けたのですから他の作品も見ているはずでございますし、
その中には恋愛要素もあったはずでございます。
 
 まぁ、でもそういう思い込みで見てしまったためにの感想なのでございまして、
 
 異世界とナツ子さんの恋に終始した物語はスレートで、
しっかり盛上がりいい話になりました。
 
 ものすごく欲を言うならば、
12話は、もっと時間をかけて神作画の連続回にして欲しかったなぁ、と思います。
 
作画に関するアニメの、ここまでの集大成でございますし、
どこまでも丁寧に盛り込むことが出来るところでございますし。
鶴山監督とナツ子さん、2人の作画のクライマックスでもございますし。
 

 
あとは、異世界をしっかりと作り込んでござますから、
スピンオフとか、ゲーム化とかも出来そうでございますな。
 
作画魔法を考慮しないで、
まったく新しい作品として作っていただきたいところでございます。

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