2024/10/31 (コンプライアンスって言葉、固いイメージですよねぇ。元の意味の柔軟性なんてみじんも感じられませんな。)それもやはり、アメリカの訴訟社会のせいなのでございましょうな。
そのため、どうしても対立構造になってしまう。
人種とか性に関することでも、本当はみんなで仲良くしましょうってことなのでございますが、権利とか法律とかが中に入りますと、とたんに剣呑になりますな。
日本人といたしましては、「和をもって尊しとなす」がいいですな。
やはり、尊いのはいいことでございます
外国にも、この日本独自の価値観、尊いが、アニメなどを通じて、ほんの少しずつではございますが伝わりつつあるようでございますが……。
『8マンvsサイボーグ009』
平井和正 / 桑田二郎 / 石ノ森章太郎:著
七月鏡一:脚本
早瀬マサト/石森プロ:作画
七月鏡一:脚本
早瀬マサト/石森プロ:作画
( 2023/7/チャンピオンREDコミックス)
8マンと009、
高速戦闘を得意とする2人の対決
(は少し、ほとんど共闘)の作品でございます。
高速戦闘を得意とする2人の対決
(は少し、ほとんど共闘)の作品でございます。
相性はよさそうですよね。
デビルマンとよりはよほど性能が拮抗しておりますから。
ただ、だからこそ他の00ナンバーズと絡むことは少なそうだなぁ。
と思ったのでございますが、大体そうでございました。
003はパートナーとして出てまいります。
002がその次ぐらい。
他は、クライマックスで登場という感じでございますか。
まぁ、集団ヒーローものではそういうことってよくありますよね。
009でもそうですので、問題ないと申せます。
009でもそうですので、問題ないと申せます。
この作品、悩ましいのが時系列でございます。
ヨミ篇ラストから直接つながるような話でございますから、
それから数年後としたほうがきれいなのでございますけれど、
背景やメカなどを見ると現代のよう。
それから数年後としたほうがきれいなのでございますけれど、
背景やメカなどを見ると現代のよう。
特に記録装置の問題でございますな。
そこから考えると数十年が経っているのでございますが、
登場人物を見るとそうでもなさそう。
登場人物を見るとそうでもなさそう。
ですからこのマンガの世界は、
おそらくサザエさん時空とかコナン君時空なのだと存じます。
おそらくサザエさん時空とかコナン君時空なのだと存じます。
人物的には時間は経過していないのですが、
文明は数十年の時を経ているという感じでございますな。
文明は数十年の時を経ているという感じでございますな。
物語は黒い幽霊の復活、
そこに『8マン』のデーモン博士が作りあげた超兵器が絡むというもの。
そこに『8マン』のデーモン博士が作りあげた超兵器が絡むというもの。
読む前に『8マン』を通読しておきますとよろしゅうございます。
あるエピソードがトリックにかかわりますので、
読んでいた方が楽しめると思う次第にございます。
読んでいた方が楽しめると思う次第にございます。
前述のように年数的な問題はございますものの、
009側のストーリーは手なれたもので問題なし、
8マン側のエピソートも丁寧に拾っております。
衝撃こそないものの安定した作品と申してよろしゅうございましょう。
個人的には『太平洋の亡霊』同様、
新たにつけ加えられたセリフなどで
微妙にこういうことは言わないんじゃないか、
という部分はございますのですが──。
新たにつけ加えられたセリフなどで
微妙にこういうことは言わないんじゃないか、
という部分はございますのですが──。
それとですねぇ。
001がテレポート能力で00ナンバーズを敵地に送り込むのでございますが、
これは仮死状態を伴うので、
なるべくでしたら使わないようにして欲しいというのはございますな。
これは仮死状態を伴うので、
なるべくでしたら使わないようにして欲しいというのはございますな。
話が安易になりますし、
安易に使うとヨミ篇ラストの感動が薄れてしまうというものでございます。
多分他の手を使うことは出来たと思うのでございますよね。
それをしなかったのは、
脚本的にサイボーグ戦士すべてに
活躍の機会を与えてやりたいというのがございましょう。
何に使うにせよ、001の能力は安易におちいる危険性がございますからな。
戦闘などには直接関係しない
このような使い方をしたということなのでございましょうが──。
戦闘などには直接関係しない
このような使い方をしたということなのでございましょうが──。
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